登山での水分補給が大切な理由
登山は、こまめに水分補給をしながら行わなければなりません。登山は運動量も多く、それだけ水分が失われるからです。日差しが強ければ、熱中症の恐れなどもあり危険な状況に陥る可能性も高くなります。
本記事では、登山をする際の水分補給のタイミングやコツを詳しく説明しました。また、飲み物を持ち運ぶのにおすすめの道具などもピックアップしています。ぜひ、チェックしてみてください。
登山時の水分補給の量とタイミング
■量の目安
■タイミングの目安
水分補給は、タイミングも重要です。一気に水分補給を行うと、身体に吸収しきれずに尿として排出してしまいます。せっかく、多めに飲み物を持って行っても、無駄になってしまい本末転倒です。
理想は、5分に一口飲むくらいのペースが良いでしょう。また、喉の乾きを感じる前に水分補給をするようにしてください。
喉の乾きを感じるということは、身体は脱水状態に陥っている恐れがあります。脱水状態になると、それだけ身体に負担もかかるので喉が乾く前に水分は摂取しましょう。
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【登山に最適】おすすめ水分補給用の道具5選!
登山は、なるべく無駄な荷物を持たずにするのが良いでしょう。必要最低限の道具に絞ることで、身体の負担も軽減できます。そこで、登山におすすめの手軽に持ち運べる水分補給用の道具を5選まとめました。
■Nalgene/ 広口1.0L Tritan Renew
容量 | 約1.1L(満水容量) |
重量 | 約180g |
耐熱温度 | 本体100度 キャップ120度 ループ部110度 |
■エバニュー/ウォーターキャリー 900ml
サイズ | 幅150mm×高さ280mm |
容量 | 900ml |
重量 | 29g |
耐熱温度 | -20~90℃ |
耐圧強度 | 80kgf(784N)生産初期値 |
■キャプテンスタッグ/ダブルステンレスボトル 真空断熱 HDボトル
サイズ | 外径73mm×高さ245mm |
容量(約) | 0.6Ⅼ |
保温効力(約) | 66度以上(6時間) |
保冷効力(約) | 14度以下(8時間) |
■TRIWONDER/ハイドレーション 給水袋
サイズ | 38.5cm×20.5cm×0.5cm |
容量 | 2Ⅼ |
重量 | 230g |
■KAISWK/ポータブルストロースポーツウォーターボトル
容量 | 1,500ml |
サイズ | 11cm×30cm |
カラー | ブラック・ホワイト・パープル・グリーン・ピンク |
【重要】登山での水分補給4つのポイント!
■登山前にもしっかりと摂ろう
登山は多くの汗をかくので、水分も大量に失われます。長時間運動をすることになるので、それだけ水分も必要になります。水分は、登山中ももちろんですが、登山をする前にもしっかりと摂るようにしてください。
少しでも脱水状態を避けるためにも、早めに水分補給を行うことを心がけましょう。喉が乾く前に飲み物を摂取することで、脱水状態を避けられ身体の負担を軽減できます。
登山をする前に、300~500mlの水分補給をすることをおすすめします。登山中も、こまめに飲み物を飲むようにしてください。
■スポーツドリンクは水で薄めて摂ろう
水分補給は真水だけを飲んでいては、かえって身体に支障をきたす恐れがあり危険です。汗には水分以外にもナトリウムなどが含まれています。汗を流すということは、水分以外にも塩分などを含んだ体液を失うことになります。
真水だけを摂取していると、身体に必要不可欠な電解質が不足し身体に悪影響を与えることになるでしょう。必ず水だけではなく、スポーツドリンクなどを飲むようにしてください。
スポーツドリンクは、もともと塩分より糖分を多く含んだものが多いので3倍ほど薄めて塩分を足すとより良いでしょう。
■自分に必要な水分補給量を把握しておこう
登山をする際に、自身に必要な水分量は把握しておきましょう。多めに持って行けるのであれば、それに越したことはないですが、あまり多く持って行っても荷物になり負担になります。
そのため、登山をするときのペースや、距離などを逆算して水分を持ち歩けると良いです。登山中に水分を購入できることもありますが、期待せずに持てる分だけ持って行くようにしましょう。
登山は、ちょっとしたトラブルで命を脅かす可能性もあります。登山に挑戦する際は念には念を入れて臨んでください。
■お茶やコーヒーは集中力を高めたいときに
基本的に登山ではお茶やコーヒーよりも、スポーツドリンクのほうが良いです。お茶やコーヒーは利尿作用があるからです。登山は大量に汗をかくので、お茶やコーヒーは水分補給には向いているとはいえないでしょう。
基本はスポーツドリンクがおすすめです。しかし、メリットもありお茶やコーヒーに含まれているカフェインは、筋肉を活性化させる作用があります。運動能力を高める効果が期待できるので、登山の30~60分前に飲んでおくのはおすすめです。
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正しい水分補給で安全な登山をしよう!
登山では水やスポーツドリンクと行動食などを組み合わせて、汗で失った水分と電解質を補給するようにしてください。登山は油断をすると危険な目に合うこともあるので、リスクヘッジをしっかりと行うようにしましょう。
また、水分補給用の道具も豊富にあるので、自分の登山のスタイルに合わせた道具などを持ち合わせれば、登山を満喫できます。水分補給のタイミングやポイントなどを押さえて、安全に登山を楽しんでみてください。
映画好きでお酒好きの、物書きです。