ポーランド軍のポンチョテント(ポーランド軍幕)で無骨キャンプ
無骨キャンプ好きの筆者が、ポーランド軍のポンチョテントの魅力をキャンプシーンとあわせて紹介していきます。
ポーランド軍のポンチョテントとは
■軍幕とポーランド軍のポンチョテントとは
軍幕とは、もともと軍隊が野営をする際に使用するシェルターで、敵から見つかりにくいような自然に溶け込むデザインが特徴となっています。
各国軍隊それぞれ特徴的な軍幕を使用しているので、ドイツやアメリカなど軍幕好きのキャンパーさんなら、こだわりの軍幕 を持っている方もいるでしょう。
ポーランド軍のポンチョテントは、オリーブドラム(茶色がかった緑)と洋上迷彩となるネイビー(濃紺)といった、二色の単色迷彩も自然や森の中に馴染むカッコよさを感じさせています。
■ポーランド軍のポンチョテントの使い方
ポーランド軍のポンチョテントは、二枚のポンチョをボタンで組み合わせて使用します。したがって、購入時にはポーランド軍のポンチョを二枚購入しなければいけません。一枚のテントにはポール3節(または2節)とペグが4本付属しています。
【設置方法】
・二枚のポンチョをボタンで組み合わせる
・ポンチョテントを広げ4か所を正方形にペグダウン
・ポンチョテント二枚分のポール6節(または4節)を繋ぎセンターに立ち上げ
・残り4か所をペグダウン
■ポーランド軍のポンチョテントのサイズ
※1 1枚平置き(縦×横) | ※2 重量 | ※3 ハトメの数 | |
サイズ1(160-170) | 約180×300cm | 約3240g | 1 |
サイズ2(170-180) | 約190×310cm | 約3290g | 2 |
サイズ3(180-190) | 約200×320cm | 約3340g | 3 |
※1 一枚を平置きにした時のサイズでテント内居住サイズではありません
※2 ポンチョ二枚、ポール6本(または4本)、ペグ8本、ポールとペグの収納袋を合わせた平均的な重量
※3 ボタン下部にあるハトメの数
■ポーランド軍のポンチョテントを手に入れるには
以前は、軍の払い下げ品を取り扱う店舗を探さなければなりませんでしたが、今日ではネット上で気軽に購入出来るようになりました。また、ごく稀にですが、一般的なリサイクルショップで販売されているのを見かけたりもします。
あわせて読みたい関連記事
【静岡】魅惑の崖キャン!プレオープンのキャンプ場「gakeno.camp.ground」をレビュー!
https://news-magazine-campers.com/articles/1863静岡県伊東市に魅惑のキャンプ場「gakeno camp ground」がプレオープン!「gakeno camp ground」でブッシュクラフトキャンプを楽しんできました。設備や予約の方法、近くに買い出しできるお店はあるのかなど、サイト情報も含め徹底解説します。
実際にポーランド軍のポンチョテントで軍幕キャンプを楽しんでみた
筆者は以前、メーカーから発売されているTC素材のパップテントやティピーテントを使用していました。 確かにそれらも、無骨感はありますが、筆者個人的にはあくまで「軍幕風」であり「軍幕」ではないと感じ、どこか物足りなさがあったのです。
やはり、軍の払い下げ品の「本物の軍幕」に憧れがありました。現在では、その中でも比較的安価で入手しやすいポーランド軍のポンチョテント を使用しソロキャンプを楽しんでいます。
ルーマニア軍幕をタープとして連結
ポーランド軍のポンチョテントと組み合わせるタープは、ルーマニア軍幕が一番の人気!筆者もルーマニア軍幕をタープとして連結しています。
あわせて読みたい関連記事
【愛知】新規オープン!ソロ専用のキャンプ場「ソロキャンフィールド鳳来」をレビュー!
https://news-magazine-campers.com/articles/1882新規オープンのソロ専用のキャンプ場「ソロキャンフィールド鳳来」をレビューします!2024年2月16日、愛知県新城市にソロ専用のキャンプ場「ソロキャンフィールド鳳来」がオープンしました。ソロキャンプの様子や、サイト情報まで徹底解説します。
ポーランド軍のポンチョテントの魅力
■使い勝手が良い
これは、ティピー型テントに仕上げればよいことから、生地を繋げてポールを立てればOKというラクさがあるためです。そして、使い勝手の良いレイアウトが作れることもメリット。
また、コンパクトなポンチョテントとなるため、必然的にテント周りのレイアウトもコックピット的となり、座ったままでギアに手が届く快適さがあります。一見、狭さがネックと思うかもしれませんが、狭いながらの快適さが心地よく感じられます。
■難燃性が高い
ポーランド軍のポンチョテントは厚手のコットン素材で作られています。コットン素材の特徴のひとつは、難燃性が高いこと。それに比べて、ポリエステルのテントは火に弱く火の粉が当たればすぐに穴が開いてしまう難点があります。
コットン素材で出来ているポーランド軍のポンチョテントは、多少の火の粉であれば穴が開く心配はありません。 その為、テント出入口のすぐそばでも焚き火を楽しむができます。ただし、絶対に穴が開かない訳ではないので注意は必要です。
ポーランド軍のポンチョテントの弱点
筆者お気に入りのポーランド軍のポンチョテント
ですが気になる点がない訳ではありません。その気になる点をいくつか挙げてみます。
■広く使いたいなら二股化は必須
狭さにも快適さとお伝えしましたが、場合によっては狭さが気になるケースもあります。狭めのテント内部を少しでも広く快適に使いたい場合は、ポールの二股化は必須だと思いました。
通常は、テント中央部にポールが1本ある状態です。これを2本にすることで、少しスペースを広げることが可能となります。
二股化に使用するポールは、伸縮性のタイプがおすすめ 。なぜなら、テントをピン張りしたい時や、無骨感ある少し弛んだ張り方をする時にも対応することがができるからです。
■コットン素材は重い
ポーランド軍のポンチョテントのネックは、重量の重さです。難燃性の高いコットン素材は、ポリエステル素材と比べると重く、テントと付属の備品を含めると3㎏を越えるようになります。
さらに、タープとして使うルーマニア軍幕(これもコットン素材)、タープ用ポール、タープ用のガイロープとペグを加えると総重量は5㎏を越えます。厚手のコットンを使用する軍幕は、やはり重量の重さが気になるところですね。
■雨対策
軍幕テントは、ある程度の雨であれば使用上問題ないと言われています。多少の雨であれば、厚手のコットンであるため、表面に雨水が染みてきますがテント内側まで染みてくることはありません。
ポーランド軍のポンチョテントをメインテントとして使用する筆者ですが、特に雨対策はしていません。
とはいえ、軍幕は軍の払い下げ品で中古品の為、個体差はあるのも事実。キャンパーさんの中には、念の為防水スプレーやワックスを塗布するなどメンテをされている方も多くいます。雨対策を考えなければいけないことが、少々手間と言えるでしょう。
まとめ
ポーランド軍のポンチョテントの魅力 を、これまでのキャンプ画像と共にご紹介させて頂きました。無骨でカッコいい軍幕キャンプには、やはりポーランド軍のポンチョテントが似合います。
レアでプレミアがつくような軍幕テントも憧れますが、筆者のおすすめはやはりポーランド軍のポンチョテント です。ぜひシブくてカッコいいポーランド軍のポンチョテントを手に入れて、軍幕キャンプの世界に足を踏み入れてみて下さい!
ただひたすらに、ただただボケーっと楽しむ無骨系ソロキャンパー⛺
コテコテではない緩く楽しむ無骨系
頑張りすぎないブッシュクラフト。
コスパ重視の軍幕キャンパー。
人の集まるハイシーズンより静かなオフシーズンの方を好み、春夏秋冬オールシーズン、就寝直前までテントに篭らない人。
静岡の穴場的なキャンプ場を中心に紹介していきます!