焚き火の定番「焼きマシュマロ」で「スモア」を楽しもう
みなさんは焚き火で何を焼いて食べますか?やはり定番は「マシュマロ」ですよね。そのまま食べるのとは違い、トロッとした食感がたまらない「焼きマシュマロ」が大好きな人も多いと思います。
筆者の住んでいたアメリカでもキャンプファイアーの定番は焼きマシュマロでしたが、そのまま食べるのではなく「スモア」にして食べることがほとんどでした。
甘~い(甘すぎる?)「スモア」を日本でも食べたい!と思い、作ってみました。皆さんもぜひキャンプの夜を焚き火とスモアで楽しんでみてください。
「焼きマシュマロ」の「スモア」とは?
■「スモア」とは?
スモアとは、焼いたマシュマロとチョコレートを2枚のクラッカーで挟んだお菓子です。英語では「S’more」と表記しますが、語源は「Some more!(もっとちょうだい!)」から来ているそうです。
もっと食べたくなるほど美味しいお菓子ということで、アメリカのキャンプでは友人たちが2個も3個も食べていました。
正直、日本人の私には甘すぎて1個で十分…Some more!と言うことは出来ませんでしたが、それでも焚き火を見たらスモアの甘さが恋しくなる。そんなキャンプファイアー定番のお菓子なのです。
■「スモア」の発祥
スモアの発祥はやはりアメリカだと考えられており、古いレシピがガールスカウトの文献にも見つかっているそうです。
夏のキャンプシーズンになると、地元のスーパーには材料となる「マシュマロ」「板チョコ」「グラハムクラッカー」がセットになって大量に陳列されるほど、アメリカ人が大好きなキャンプの味なのです。
ちなみに毎年8月10日は「国際スモアの日」だそうです!
■マシュマロをどうやって焼く?
アメリカでもみんなで「誰が一番いい具合でローストできるか?」を競うのが定番。ちょっと焦げたのが好きな人や、白いままで中がとろけるのが好きな人…好みは様々ですが、筆者は「周りがきつね色、中がトロッとした状態」がお勧めです。
マシュマロに炎がついて真っ黒こげで大笑い!そんな小事件もキャンプならではの楽しみです。
■おススメの道具
アメリカではキャンプファイアーをする午後、みんなで藪の中に行き「マイ・マシュマロスティック」となる枝を探しに行くのが定番でした。
自分好みの長さと強度の枝を探し、先端にマシュマロを刺して炙ります。刺しにくい時にはナイフで先端を少し尖らせて刺します。
(藪に入る時には虫やヘビなどに注意。キャンプ場によっては良い枝が見つからない場合もあるので、あくまでも見つかる場所でのお楽しみです!)
マシュマロといろいろな組み合わせを試してみた
アメリカでは焼きマシュマロと板チョコを「グラハムクラッカー」で挟みますが、日本ではこの「グラハムクラッカー」が簡単には入手できません。
では、何で挟むのが美味しいのか?いろいろな組み合わせを試してみました。
■本場のレシピ
本場アメリカの「グラハムクラッカー」に筆者が一番近いと思っているのが「全粒粉仕立てのビスケット(森永)」です。このビスケットの程良い甘さと全粒粉の風味がスモアにバッチリです。
チョコレートはアメリカの定番「ハーシーズ」です。アメリカのチョコレートの甘味って独特ですよね?こちらはドンキホーテで購入!
焼きマシュマロとハーシーズの板チョコを「全粒粉仕立てのビスケット」で挟みます。この甘さ!懐かしのアメリカの味です。本場の味を楽しみたい方にお勧めです。
■アレンジレシピ①
■アレンジレシピ②
ゴマの風味を味わいたいので、チョコレートは挟まずに焼きマシュマロだけを挟みました。
うん!美味しい!私の中でのナンバーワンはこちらでした。ビスケットも薄くて軽いため、何個か食べられそうな美味しさです。日本人好みな味かもしれません!
■アレンジレシピ③
ココナッツの風味を味わうために、チョコレートは無しで焼きマシュマロだけを挟みました。こちらは子どもから好評でしたよ!砂糖コーティングのサクサク感とマシュマロのとろける感じがマッチしてとても美味しいです。
■美味しくなるポイント
美味しくなるポイントはやはりマシュマロの焼き加減です。炎の少し外側、もしくは炭火の少し上でじっくりローストしましょう。
きつね色になったら、やけどに気を付けて触ってみて、ふわっとして中がとろけているようならバッチリ!素早くチョコレートと一緒にお好みのビスケットやクラッカーで挟みましょう。
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余ったマシュマロでキャンプデザート
スモアや焼きマシュマロを楽しむといっても、甘いのでなかなか1袋を食べきるのは難しい…。そんな時にお勧めの簡単キャンプデザートレシピを紹介します。
■いちごババロア
材料
材料 | 分量2~3人分 |
牛乳 | 200ml |
いちごジャム | お好みで |
マシュマロ | シェラカップ1杯分 |
マシュマロに含まれる砂糖とゼラチンのおかげで材料はたったこれだけです!
作り方
①牛乳をメスティンに入れて加熱し、温まったところにお好みの量のいちごジャムを加えて溶かす。
②マシュマロを加えて溶かし、全体をよくかき混ぜる。←ポイント!
③火からおろして蓋をして氷や保冷バッグの中で冷やす。
トロリとした感じのババロアの完成です。イチゴの季節だったので、少し飾って出来上がり!息子も待ちきれない様子です。
もう少ししっかり固めたい人は牛乳の分量を減らしてもいいかもしれません。
■クリスピーライストリーツ
材料
アメリカで子どもに大人気のクリスピーライストリーツ(Crispy Rice Treats)。日本の「雷おこし」みたいな感じのお菓子です!
材料 | 2~3人分 |
ポン菓子 | ※駄菓子屋さんで「にんじん」という名前で売られているお菓子(適量) |
マシュマロ | シェラカップ1杯 |
バター | 約8g |
チョコレート | お好みでm&m'sのようなカラフルなチョコレート(適量) |
作り方
①メスティンでバターを加熱し、溶かす。
②マシュマロを加えて加熱し、溶かす。
③溶けたバターとマシュマロの中にポン菓子を加え、すべての粒に絡まるようにかき混ぜる。
※メスティン折りのクッキングシートを入れて調理すると後片付けが楽になります!(今回は忘れて後悔しました…)
食べやすい大きさに切り分けたら完成です!子どもが大好きな可愛いお菓子になりました。
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まとめ
アメリカ生活の思い出の味、スモアを日本風に楽しんでみました。家族や仲間と焚き火を囲みながらマシュマロを焼いて、甘~いスモアを食べる夜は最高のひと時になるはずです。
皆さんも好みのマシュマロの焼き加減や、好みのビスケットやチョコレートの組み合わせを探して楽しいスモアタイムをお過ごしくださいね!
沖縄在住。夫と3歳の息子と月に1度のファミリーキャンプ&仲間とのグループキャンプを楽しんでいます。フルタイムで働く中での束の間のリフレッシュ!ラクして楽しめるようにプランニングしています。沖縄の自然を楽しみながらのんびり焚き火を囲んだり美味しいものを食べる贅沢なひと時は最高です♪