ガレージブランド「MountBros」は焚火関連グッズに特化
ガレージブランド「MountBros」。使いやすさを追求した、焚き火関連グッズを開発・販売しているアウトドアメーカーです。今回のキャンプでは、「MountBros」のファイヤースターターと火吹き棒の検証をしてきました。
ガレージブランド「MountBros」の焚火関連グッズをレビュー
ガレージブランド「MountBros」から発売されている、ファイヤースターターと火吹き棒がどんなアイテムなのか紹介していきます。
■ガレージブランド「Mount Bros」とは
誰でも使いやすいキャンプギアをコンセプトにオリジナルファイヤースターターの製作からスタートしたガレージブランド「MountBros」。
さまざまなタイプのファイヤースターターを実際に使用し、ロッドや持ち手の形状・コードの種類やストライカーなど、どのような物が使いやすいか検証を重ねるところからスタートしたアウトドアメーカーです。
■取り扱い商品
ガレージブランドの「MountBros」は、ファイヤースターターと火吹き棒に特化したメーカーです。六角形ロッドのファイヤースターター、おしゃれなデザインの火吹き棒を取り扱っています。
ファイヤースターターは3サイズの展開で、全長140mmの小サイズ、全長167mm中サイズ、全長192mm大サイズがあります。
火吹き棒は、シルバーカラーの60㎝と80㎝(いずれも伸ばした状態)の2サイズ展開。また、ブラックカラーの60㎝と80㎝の2種類が近日発売予定となっています。(2024/02/06現在)
ファイヤースターター
「MountBros」のファイヤースターターのロッドは、極太で長さがあるため多くの火花が出ることが特徴。また、ストライカーは左右どちらの手でも使えるようになっており、ウッドグリップは、手に馴染む握りやすい形状。
そのため、力も入りやすく滑りにくくなっているため、初心者にも使いやすいわけです。
火吹き棒
「MountBros」の火吹き棒は、一般的な6段伸縮ではなく8段伸縮となっていることが特徴です。そのため、コンパクト収納になることもメリット。
名栗加工された天然木のグリップは、無骨さもありながらデザイン性も感じさせる魅力が。そして、ステンレス部分には、腐食に強いSUS304を使用していることも安心感があります。
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「Mount Bros」をキャンプで実際に使ってみた
「MountBros」のファイヤースターターと火吹き棒を実際にキャンプで使用した検証結果をお伝えします。
■着火抜群!ファイヤースターター
今回筆者が使用したファイヤースターターは、全長192mmの大サイズ。ロッドの長さは、142mmと長く多くの火花が飛びます。
とはいえ、レビューなどによれば、ロッドの長さが90mmの小サイズは火花が飛ばないという訳ではなく、どのサイズでもしっかり火花が飛び着火性は良さそうです。
どうやって使うか
「MountBros」に限らずファイヤースターターは、最初にロッド部分の黒い皮膜を削り落とすことがポイントです。なぜなら、黒い皮膜は保護皮膜だからです。まずは実際に火起こしで使う前に、ストライカーで保護皮膜を削り落としましょう。
何に着火するのか
火口となる物は、麻紐をふわふわに解した物が燃えやすいので一番だと筆者は感じています。麻紐がない場合は、ティッシュや落ち葉、フェザースティックなどでも大丈夫です。落ち葉などに着火する場合はなるべく乾いた物を使いましょう。
フェザースティックに着火する場合は、写真の物より薄く細かいフェザースティックを作るとより着火しやすいと思いました。
使いやすさは
「MountBros」のファイヤースターターは、結果として使いやすい!という感想を持ちました。その理由は、グリップが握りやすく安定していることにあります。そのため、ストライカーを擦り下ろすときに、持ち手側がブレたりせず安定感がありました。
■手に馴染む!火吹き棒
画像の通り、他社製品と比較しても天然木を名栗加工したグリップは見た目もお洒落で握りやすさが伺えます。
「MountBros」の火吹き棒のグリップ部分の長さは、60㎝タイプの物が8㎝、80㎝タイプの物が10㎝となっており、幅広い方にとって握りやすいサイズとなっています。
グリップの形状
「MountBros」の火吹き棒は握りやすさを考慮しグリップに名栗加工が施されています。また、この形状のおかげでテーブルの上に置いた場合でも転がる事が無く目を離した隙にどこかにいってしまうという事がありません。
使いやすい長さは
長さを選ぶポイントは、焚き火スタイルにあります。地べたスタイルで焚き火する場合は60㎝タイプの物が、チェアに座って焚き火する場合は80㎝タイプの物が使いやすいでしょう。
ただ、大は小を兼ますので、どちらの長さにするか悩んでいる場合には、兼ねることができる80㎝タイプの物がおすすめです。
付属のネックストラップ
「MountBros」のファイヤースターターには、ネックストラップが付属しています。ユーザーの意見を参考に火吹き棒を無くさないよう付属されたと言われています。首からぶら下げる他にも、ハンギングラックなどに吊り下げておいてもいいので便利です。
「Mount Bros」を実際に使ってみた感想
「MountBros」のファイヤースターターと火吹き棒を使って、筆者が感じたことをデメリットも含めてお伝えします。
■一発着火したファイヤースターター
その後ロッドの長さを生かすようにストライカーで削るのですが、他社のファイヤースターターは、この作業を何度か繰り返さなければなりません。
それが、「MountBros」のファイヤースターターは一発着火!初めて使用する方は「あっ」と驚くかもしれません。
■吹きやすかった火吹き棒
今回、筆者は地べたスタイルという事もあり火吹き棒は60㎝のタイプを使用しました。最大に伸ばして焚火台まで丁度よい長さ。名栗加工されたグリップのフィット感も申し分ありません。吹き口が天然木なのでステンレスと比べて口に当たった時に優しさを感じます。
空気を送り込みたい所にピンポイントで送り込める所もストレスがありません。
■デメリットもある
ファイヤースターター
とにかく大きい。特に大サイズは以前使用していたファイヤースターターや単三電池と比較すると、かなり大きく感じました。しかし、おかげで無くさないで済むメリットがあるので、筆者はポジティブに捉えております。
火吹き棒
使用することへの影響はありませんが、できれば改善されたらという思いのデメリットです。火吹き棒のグリップ部分にあるロゴマークが消えてしまいました。少し使用しただけでしたので、せっかく素敵なロゴが…と、残念に思いました。
ぜひぜひ、改善されることを願っています。
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まとめ
ガレージブランド「MountBros」の焚き火関連グッズのレビューを紹介しました。ファミリーキャンパーが立ち上げたアウトドアブランドということで、ユーザーの視点に立って開発されているということが一番の印象でした。
現在は取り扱い商品がファイヤースターターと火吹き棒の二点ですが、今後焚き火関連グッズからさまざまなキャンプ用品が開発・発売されることを筆者は願っています。
キャンプシーズンはもう間近!ガレージブランド「MountBros」の焚き火グッズを手に取り、キャンプフィールドに飛び出してみてはいかがでしょうか。
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