バーべーキューでの牡蠣の美味しい焼き方を伝授!

バーベキューといえば、キャンプの醍醐味のひとつですよね。大勢でわいわい楽しんだり、ソロや少人数で気ままに楽しんだり、「今度はどんな食材を持っていこうかな」と考えて準備するのも楽しいですよね。
バーベキューの定番と言えば、肉や野菜、麺類や海鮮類などでしょうか。そんな中でも、ワイルドに殻つきのまま焼く牡蠣は、豪華で美味しくて、バーベキューが盛り上がること請け合いです!
この記事では、バーベキューでの牡蠣の美味しい焼き方や注意点などをまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
バーベキューでの牡蠣の美味しい焼き方
■準備するもの

- 殻付き牡蠣(冷凍でも可)
- 炭
- バーベキューグリル
- 焼き網
- 軍手
- ナイフ(洋食ナイフでも可)
- アルミホイル
牡蠣は殻付きのものを用意しましょう。冷凍の場合は、半解凍の状態で調理するのが美味しく焼くポイントです。
殻や汁がとても熱くなるので、軍手や厚手の手袋を用意しましょう。殻を開けるナイフは、洋食ナイフでも代用できます。
焼く時にアルミホイルを被せておくと、殻が弾けたり汁が吹きこぼれたりしたときに、飛び散るのを抑えてくれます。
■美味しい焼き方の手順
- 炭はしっかりと火おこししておく
- 牡蠣を焼き網にのせてアルミホイルを被せる
- 平らな面を2~3分、深い面を4~5分焼く
- まわりからぷくぷくと汁が出てきたら焼き上がり
- ナイフで牡蠣の殻を開ける
安定した火力で牡蠣を焼くために、炭はしっかり火おこししておきましょう。火おこしのコツは、着火剤などで火を着けた炭の上に、空気の通り道ができるように炭を組んでいきます。
うちわや火吹き棒などで風を送って、炭の内部まで火をゆきわたらせて、火力を安定させるのがポイントです。
牡蠣の平らな面を下にして焼き網にのせ、アルミホイルを被せます。2~3分したらひっくり返して深い面を4~5分焼きます。殻のまわりから湯気や汁が出てきたら焼き上がりです。
焼き網からおろし、平らな面を上にして、ナイフを入れます。平らな面に沿ってナイフを動かし、貝柱を切って殻を開けます。牡蠣が熱くなるので、軍手をするなどしてやけどに注意してください。
炭の火力によって焼き時間も変わってくるので、殻を開けてみて生の部分が残っていたら、殻でフタをしてもう少し焼いて、焼き加減を調節してください。
焼き上がった牡蠣はそのままでも美味しく食べられますが、お好みでポン酢やレモンをかけるのも美味です。
牡蠣をバーベキューで焼く時の注意点
■牡蠣は平らな方を上にして焼く

「牡蠣は平らな面を上にして焼くとよい」と言われていましたが、先に平らな面を下にして2~3分焼いておくと殻から外しやすくなります。この時に少し汁がこぼれてしまっても、どんどん出てくるので大丈夫です。
平らな面を2~3分焼いたら、ひっくり返して平らな面を上にして4~5分焼いていきます。シューシュと湯気が出たり、ぷくぷくと汁が出てきたら焼き上がりのサインです。殻が両面とも焦げてしまっているのは焼きすぎなので、焼きすぎる前に殻を開けて焼け具合を確認するとよいでしょう。
■殻がはじけることがある

牡蠣を焼いていると、殻がはじけたり、熱くなった汁が噴き出すことがあります。やけどをしないために、アルミホイルを被せておくと、殻や汁が飛ぶのを抑えてくれます。
また、アルミホイルを被せておくと程よく蒸し焼きになり、生焼けになるのも防いでくれるのでおすすめです。
牡蠣のバーベキューに関するQ&A
- 牡蠣は冷凍のものでも大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
解凍しすぎると、ドリップがで出て旨味が逃げてしまうため、半解凍で調理するのがおすすめです。
凍っている場合でも、流水で表面のうすい氷だけを解凍した状態が、調理するのにベストな状態です。
加熱用の牡蠣は、生焼けの部分が残らないように、よく火を通してから食べてください。
- 殻無しの牡蠣でも大丈夫ですか?
殻無しの場合は、フライパンや鉄板を使って焼くのがおすすめです。お好みで、バターを落としたり、レモンを絞ってもおいしくいただけます。
殻無しでも網で焼けなくはないのですが、旨味のある汁が焼け落ちて硬くなってしまいがちなので、フライパンや鉄板を使った方がよいでしょう。
- おすすめの牡蠣はありますか?
牡蠣は大きく分けて、岩牡蠣と真牡蠣があり、天然物の多い岩牡蠣の旬は6月~9月、養殖物の多い真牡蠣の旬は10月~4月です。
岩牡蠣は、石川県の能登や秋田県の象潟(きさかた)が名産地として知られています。真牡蠣の名産地と言えば、瀬戸内海や宮城、北海道が有名ですよね。
中でも岡山県日生(ひなせ)では、毎年「ひなせかきまつり」が行われ、さまざまな牡蠣料理を楽しむことができます。
日生漁港の魚市場「五味の市」では、手のひらほどもある牡蠣が、市価よりもかなり安く買うことができます。向かいの「海の駅しおじ」では、五味の市で買った牡蠣を持ち込んでバーベキューを楽しむことができます。(オンライン予約が必要です。)
また、兵庫県相生(あいおい)の牡蠣は、栄養豊富な瀬戸内海で一年で育つことから、「一年牡蠣」と呼ばれて親しまれています。相生(あいおい)の牡蠣は、火を通しても縮まない、ぷっくりとした大きな身が特徴です。
牡蠣で美味しいバーベキューを楽しもう!

バーべキューで牡蠣を美味しく焼く方法をまとめました。ぜひ参考にして、キャンプ飯のレパートリーに加えてみて下さい。
牡蠣は、Q&Aで紹介した岡山県の「日生」や兵庫県の「相生」の他にもさまざまな名産地のものがあります。産地ごとに味わいに特徴があるので、ぜひ好みの牡蠣を見つけて、牡蠣のバーベキューを楽しんでくださいね。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。