【実体験】ビールが止まらない！ダッチオーブンで「スペアリブのビール煮」を作ってみた

今回はビールとの相性が最高な「スペアリブのビール煮」のレシピにチャレンジしました。 スペアリブとは肋骨の周りの骨がついた部位になります。 この骨周りの肉は旨味が凝縮されているので 、煮込むと更に旨味を発揮します。

また、骨付きのお肉なので見た目も豪華！キャンプらしい食材ですよね。しかし、なぜビールで煮込むのか疑問に思った方もいると思いますので簡単に説明します。スペアリブが固いという印象をお持ちの方いませんか。

お肉が固くなる原因は、加熱したときにタンパク質が固まる性質があります。そこで柔らかく仕上げるために、ビールを使います。ビールの炭酸にはタンパク質を分解する働きがあるため、お肉がとても柔らかく仕上がるんです。

さらに、ビールには旨味成分でもあるアミノ酸が豊富に含まれているため、お肉と煮込むことでより深い味わいを出すことができます。

「スペアリブのビール煮」のレシピを紹介します。レシピをチェックする中で、2つのポイントを押さえて読み進めてください。

・ダッチオーブンで煮込む

・隠し味ではちみつを入れる

煮込む時間が長いほどお肉が柔らかくなります。仕込みさえ済ませれば後は放置するだけで完成して手間もかからないので安心してください。

ダッチオーブンは煮る・焼く・炒める・揚げる・燻す・蒸すなど多様な調理が可能な万能アイテムで、筆者は 特に煮込み料理 で重宝しています。

ダッチオーブン蓋の重量によって、 煮込んでいるときに発生する水蒸気を逃さず、圧力をかけることができます。 そのため、煮込み時間の短縮や、旨味を凝縮することが可能です。

さらに、ダッチオーブンは保温性と蓄熱性に優れているので料理が冷めにくいメリットもあります。

今回筆者は、ソロキャンプでしたので、 1人前の材料で調理しています。そして、ダッチオーブンのサイズは10インチを使用しました。

道具

ダッチオーブン

1.ジップロックにスペアリブを入れタレに漬け込む

2.玉ねぎと肉を炒める

3.ビールで煮込む

4.蓋を外して水分を飛ばす

特に注意する点は煮る前に肉に焼き目をつける工程です。肉の表面に焼き目をつけることで肉の旨味が逃げずに閉じ込めることができます。

・ジップロックにスペアリブを入れる

・ニンニク、しょうが、醤油、塩コショウ、はちみつ、みりんを入れる

・たれがしっかり混ざるように揉みこんで 30分漬け置きする

※漬け置きするときにお肉全体にたれが漬かるようにしてください

・ダッチオーブンにオリーブオイルをひき玉ねぎを炒める

・玉ねぎに色が付いたらスペアリブを入れて 表面に焼き目 をつける

※表面を焼くときはタレはジップロックに残しておく

※焼き目はしっかりとつけるようにしてください。

・ジップロックに残っているタレを入れる。追加ではちみつを入れるのもおすすめ

・350mlの缶ビールを全てダッジオーブンに入れる

・1時間 弱火で煮込む

※弱火でじわじわ煮込むことで肉の繊維が溶けてホロホロになるので必ず弱火で煮込んでください。

・蓋を開けて水分を飛ばして味を凝縮させる

※この時は放置厳禁！しっかり見ていないと焦げてしまうので気をつけましょう

「スペアリブのビール煮」が完成。今回は約一時間半という長い時間をかけて調理しました。その結果お肉がホロホロ になり、時間はかかりましたが味も柔らかさも抜群でビールが止まらなくなりました。

この溶けそうなくらいホロホロになったのもビールとはちみつが勝因。肉のたんぱく質が固まることを二重で防ぎ、ダッチオーブンでじわじわ煮込んだおかげです。更にはちみつの甘さとビールの苦みがマッチして子供でも食べられる味付けになりました。

筆者がおすすめするダッチオーブンのレシピは「ビビンバ」です。お米をダッジオーブンで炊いてその上に調理した具材を乗せるだけなので、 とても簡単で写真映えもします。

特に、ダッチオーブンで炊くお米は艶があり、ふっくらした出来上がりになるので絶品です。 普通に炊くより手間はありますが、その面倒さを楽しむのもキャンプの醍醐味であると思います。

ダッチオーブンで作る「スペアリブのビール煮」のレシピを紹介しました。今回はビール煮でしたが、赤ワイン、コーラなどで煮込んだり、炭火で焼いたりと調理方法は幅広くあります。

また、 ダッチオーブンさえあればいろいろな調理ができてしまう のでキャンプの調理器具として揃えておくと便利なのでおすすめです。ぜひ、ホロホロのスペアリブに挑戦してみてください。