軽トラでキャンピングカーを自作する方法を紹介!
自作キャンピングカーの魅力
■魅力①キャビンをカスタムできる
ベットの下の部分に収納スペースをつくり、普段はベンチシートとして利用できる自作のベットを設置する方法もありますが、市販品のベットキッドを活用もできます。 食事や作業用テーブルや、照明も必要です。例えば、消費電力を抑えるためにLEDを使ったり、大型のポータブル電源を取り付けテレビが見れるようにする方法もあります。
■魅力②価格が抑えられる
材料費のみであれば、数十万円の低価格で作れるメリットがあります。市販品を購入すると費用もかかってしまいます。グレードにもよりますが、割合的に安い価格です。その上、軽トラは維持費が手ごろな値段です。
■魅力③維持費が安い

車検の他にも、自動車税、自賠責保険料、検査登録印紙、審査証紙代の費用かかります。車両登録をしてから13年以内、1.5トン超~2トン以下の場合を例に比較すると、商用車の1ナンバーでトータル62,840円です。
キャンピングカーの自作方法と注意点
■キャンピングカーの作り方
- 防腐剤入り2×4材
- OSB合板(9㎜)
- 内装や外装仕上げ材
- 建具(窓や扉)
- 断熱材(厚み3㎝のスタイロフォーム)
- 防水シート(外壁や屋根用に透湿防水シート)
- 屋根材(ガルバリウム銅板)
- 塗料
- 金物(ビスやボルト)
- 工具(インパクトドライバーや丸ノコ)
- 大工用接着剤
- 防水テープ
- 枠組みを作る
- 枠組みの大きさに断熱材をカットする
- 窓とドア部分以外の枠組みに断熱材を一つ一つはめていく
- 屋根に合板をつける
- 外壁をつける前に透湿防水シートを貼る
- 屋根に透湿防水シートを貼った後、ガルバリウム鋼板を取りつける
- 外壁には野地板を取りつける
- 窓には開閉可能な木枠とアクリル板で作る
- ドアを作成
- 合板を使用し、内装を完成させる
枠組みは、強度を高めるために、ほぞで組んでいきます。ほぞ組とは、木と木に凹凸を作って組んでいく方法です。溝を作る時は、丸ノコで切れ目を入れるとノミで取れやすく、きれいに仕上がります。
■注意点①サイズの上限が決まっている
自作キャンピングカーを作る場合は、法律上、軽トラの制約を満たす必要があります。ベースは、軽トラなので横幅のはみだしが禁止されています。また、高さは、2,500mmまで、車の全長の10%以下であれば、はみだしが可能です。
■注意点②積載上限が決まっている

軽トラの荷台は、荷物を載せて移動する事を目的にしています。ベースが軽トラックのため、荷台部分は、法律上、荷物扱いになります。重さの制限は、350kgまでと決められています。
■注意点③車検は改造度合によって変わる
■注意点④防水加工が必須
キャンピングカーを自作する場合は、雨や浸水などに備えるために防水加工が必須です。木材に防水加工する方法もありますが、防水ゴムシートや透湿防水シートをあわせて使用することでより防水性が高められます。
世界に一つだけのキャンピングカーを作ろう!

キャンピングカーの魅力と自作方法、注意点を詳しく紹介しました。キャンピングカーを自作すると、自分好みにカスタムできる、価格や維持費を抑えられるなどのメリットがたくさんあります。逆に、注意点などのデメリットも存在するので、キャンピングカーを自作する際は、十分に気を付けて取り掛かるようにしましょう。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。