ナイフで薪割り!初心者にもわかりやすくバトニング方法を伝授

キャンプの醍醐味の1つとして、焚き火があります。焚き火の必須アイテムともいえるのが薪なのですが、例えば火を育てる段階で焚き火台に入れるものとしては大きすぎるため、必要に応じて割ることがあります。
この薪割りのことをバトニングといいます。 薪割り(バトニング)は、斧やナイフを使って行うものですが、今回はナイフでの薪割り(バトニング)方法をご紹介。初心者の方でもすぐに実践できる方法なので、薪割り(バトニング)をしてみたいと思う方は、チェックしてみてください。
バトニングとは?薪割りは斧だけじゃない

薪割り(バトニング)というと、斧で思いきり割るというイメージがありませんか?実は、ナイフを用いて割る方法もあるんですよ。
バトニングとは、ナイフや斧を使って薪を割る作業・技術のこと。この薪割り(バトニング)は、焚き火の際に焚き付けとして用いる、細かい薪を作るために行います。
焚き火大好き「ジーハー」とは?

筆者はキャンプ歴約2年の30代男性です。たまに友人とも行きますが、基本的にはソロキャンプメインで、薪割り(バトニング)も楽しんでいます。 焚き火が好きで、キャンプではよく行うのですが、最初は薪を割るのは斧でだと思っていたんですよ。
もちろんその方法もあるのですが、ナイフでもできることを知り驚きました。 薪割り(バトニング)を始めようと思ったのも、ナイフで割れるなら、持ち物としてもコンパクトだしカッコいいと思ったことがきっかけです。
今では、この薪割り(バトニング)もキャンプの楽しみの1つとなりました。
今回のキャンプ場!

今回、筆者が選んだキャンプ場は、富士五湖の1つでもある「山中湖」を一望できる抜群のロケーションが魅力的な「レイクロッジヤマナカ」です。大自然の恩恵を満喫できるキャンプ場で、薪割り(バトニング)などのブッシュクラフトも捗ります。
当日は薪割り(バトニング)もするので、専用のナイフも持って、意気揚々と出発しました。キャンプ場に向かう途中では、薪や食材を購入。焚き火や薪割り(バトニング)、調理が楽しめるとワクワクしながら向かいました。
キャンプ場に着いてからは、テント設営やテーブル・チェアなどの準備をし、焚き火で使う薪を作るため、薪割り(バトニング)に取りかかりました。
薪割り(バトニング)の方法と楽しみ方をレポート
薪割り(バトニング)の方法や手順を紹介します。ナイフを使った方法になるので、その楽しみ方と併せてチェックしてみてください。また、注意点にも触れますので、実際に行う際には、そのポイントに気を付けましょう。
■【重要】バトニングの注意点!

薪割り(バトニング)は、斧やナイフなどの刃物を使うため、当然手を切るといった危険性もあります。ですので、特に次のポイントを意識するようにしましょう。
①頑丈な手袋をつける②ナイフを持つときは、しっかりハンドル部分を握り、刃は下に向ける、という2点が重要。この点を守ったうえで薪割り(バトニング)をすることを心がけましょう。
■初心者でもできる、薪割り(バトニング)の具体的方法

薪割り(バトニング)の具体的な方法を解説していきます。まずは、割りたい薪を用意するのですが、割りやすい針葉樹がおすすめです。針葉樹の薪を用意したら、チェアに腰掛けます。
次に、割りたい薪を1本選び、その下に土台となる木などを足元に置き、ナイフで押さえるように立てかけます。この土台ですが、なるべく平べったい大きな木が望ましいです。薪のセットを買うと、いくつか土台になりそうな薪もあるので、それを使うのがおすすめ。
この時のポイントとして、ナイフは利き手と逆の手で持ち、ブレードの付け根部分から、割る箇所に置きます。そして、利き手でナイフの上部(刃とは逆の部分)を叩くための薪を持ちます。この薪は、できれば広葉樹など、太めで頑丈なものを使うといいでしょう。
最後に、利き手に持った薪で、ナイフの上部(刃とは逆の部分)を思いきり叩きます。打つ回数が多い場合、ブレードの根本が薪にめり込み、そのまま勢いよく数回叩くとナイフの刃が下へ向かいつつ、割れていきます。
筆者も、最初は垂直にナイフが降りず、途中で曲がってしまい、中途半端に割ってしまうこともありましたが、慣れれば綺麗に割ることができるはずです。
■薪割り(バトニング)の楽しみ方

薪割り(バトニング)を楽しむポイントとして、やはりナイフなどのアイテムを使うことによる非日常感が挙げられるでしょう。普段はナイフなどの刃物を扱う機会はそうそうないはずで、このブッシュクラフトを楽しめるのが、キャンプなど、アウトドアの醍醐味といえます。
薪を割る時には思いきり力を込めるのですが、ナイフが食い込んでいく過程だったり、割れる瞬間の「パコン」という音が快感だったりで、まさにアウトドアを満喫していることを体感するでしょう。扱うものも木であるため、よりそのような感覚があるのかもしれません。
とにもかくにも、薪割り(バトニング)は、外でだからできることでもあり、きれいに割れると達成感も味わえます。やりだすと結構夢中になれる要素もあるため、キャンプでやることがないと感じる場面でもおすすめできます。
バトニング初心者におすすめのナイフはこれ!

バトニング初心者におすすめのナイフですが、結論としてはフィクスドタイプかつフルタング構造のナイフになります。このナイフがどういうタイプのナイフかを説明します。
フィクスドタイプとは、固定されたタイプのナイフです。折り畳み式のフォールディングタイプのナイフとは対となるナイフで、ブレードが厚くハンドルもしっかりしており、力を加えやすい作りになっています。
フルタングとは、ブレード部分とハンドル内の鋼材が一体になっている構造で、力が加わりやすい薪割り(バトニング)などの作業に向いています。
更にこだわるなら、ナイフの材質として、カーボン製のものがおすすめです。硬くて切れ味がいいが、欠けやすく錆びやすいという特徴があります。逆の特徴を持つステンレス製もありますが、切れ味がいいカーボン製のほうが、より薪割り(バトニング)には向いているでしょう。
筆者は、カッコいいデザインのナイフで薪割り(バトニング)をしてみたいという思いから、「モーラナイフ」というブランドから販売されているフルタングナイフを使っています。初心者の方でも扱いやすいので、おすすめです。
まとめ

薪割り(バトニング)は、薪を細かくするための作業・技術で、斧やナイフを使って割るのが一般的です。ナイフを使う場合、ブレードの付け根部分を、広葉樹の薪などで力強く叩き、思いきり割ることが重要です。
ナイフは、フィクスドタイプかつフルタング構造が適しています。力を加えやすいことがポイントで、薪を割るためにはもってこいのアイテムといえます。
ここで紹介した方法を参考に、ブッシュクラフトの1つとしても楽しめる薪割り(バトニング)を楽しんでいただければ幸いです。

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ライター歴約2年になります。分かりやすく、伝わる文章を書くことを心がけており、ライティングに関する勉強もしています。
趣味はキャンプなので、キャンプ関連の記事執筆がメインです。