日焼け対策をキャンプ場で検証レポート!日焼け止めクリームが使えないデリケート肌の方必見
日焼け止めクリームを使わない日焼け対策を実体験レポートで紹介します。キャンプや登山などのアウトドアでは日差しが強いため、日焼けの対策は必須です。そこで今回は、物理的な紫外線カットのグッズを実際のキャンプ場で使用してきました。

目次
日焼け止めクリームが使えない方でも対策方法がある!

日焼け止めクリームが使えないデリケート肌だから、アウトドアは行けないと思っている方、実は日焼け止めクリームを使わなくても万全の日焼け対策をすることができるんです。
日焼け対策といえば、日焼け止めクリームが王道ですが、デリケート肌で日焼け止めクリームを使えない方もいますよね。うっかりアウトドアに出かけたら、皮膚が真っ赤に日焼けしてしまった!なんて経験ありませんか?そんなキャンプやアウトドア遊びはできない…と諦めていた方必見です。
日焼け止めクリームなしでも、焼けない紫外線対策の方法について紹介します。ぜひ今回はその方法を知っていただき、より多くの方にアウトドアを心から楽しんでいただきたいと思います。
元アウトドアショップ店員「otaep」とは?

はじめまして!私は、美白命なのにアウトドアが大好きな元アウトドアショップ店員otaepです。元々のキャンプ好きが高じて、アウトドアショップの店員として働いていました。
働いていく中で、「取り扱っているギアは実際に使ってみないと本当の使用感はお客様にお伝え出来ない」と思い、キャンプだけでなく登山やその他のアウトドアにもどんどんチャレンジしていきました。
そして今では、シーズンに合わせて渓流や雪山登山など様々なアウトドアに生きる生粋のアウトドア女子です。今回は、そんな私otaeだからこそ紹介できるアウトドアの紫外線対策について紹介していきたいと思います。
敏感肌やデリケート肌の人が注意すべき点

なぜここまで日焼け対策にこだわるのかと言いますと、紫外線をたっぷり浴びるアウトドアで日焼け対策を怠ると、ただの日焼けではなく「火傷」になってしまうからです。ましてや、通常より肌がデリケートな人や敏感肌の人が無防備な日焼けをしてしまえば、ただれて跡が残りかねません。そのため、アウトドア時にはより一層しっかりとした紫外線対策が必要となるわけです。
- 日焼け対策は絶対必要⇒「火傷」になるから
- 日焼け止めが使用できない場合は帽子やマスクでカバー
- 長袖長ズボンを着用し、肌の露出を減らすことで、虫刺されや植物などによる「かぶれ」も同時に防ぐことができ、日焼け以外にも肌のデリケートな人には副次的効果がある
日焼け対策を思いついたエピソード
私が敏感肌でアウトドアをするにあたって困ったエピソードをお話します。かくいう私ですが、以前アウトドアでは日焼け止めクリームを使っていたんです!
しかしある日、急に日焼け止めが肌に合わなくなり、皮がボロボロ剥けてしまうようになりました。 美白命の私は、自分に合う日焼け止めを探すためにあれこれと試してみました。結果、水膨れを起こしたり赤く腫れたりと散々な目に…
これは、日焼け止めが悪いわけではなく、私の肌には適さないことが判明したということです。そんな経験から、思い浮かんだのは、日焼け止めクリームを使用していない手足のこと。手足はUVカットパーカーやグローブなどで日焼け対策をしており、その体は日焼けしていないことに気が付きました。
そこで「顔も日焼け止めを使わなくても物理的にカバーをしたら、日焼け防げるのではないか?」と思い、そこから日焼け止めを使用しない紫外線対策の工夫を始めました。
今回のキャンプ場!

今回私がデイキャンプ地に選んだ場所は、大阪の高石市沿岸部に広がる大阪府営の都市公園「浜寺公園」です。私は、8月最後の日曜日にこの「浜寺公園」にお邪魔してきました!
夏休み最後の日曜日とあって駐車場も満車で来園客も多かったと思いますが、それ以上に敷地が広く、人の多さは一切気になりませんでした。そして公園は横に長く、駐車場も第1〜第3まで豊富にあります。それぞれ、コンビニに近い駐車場や遊具に近い駐車場など目的に応じて選べることがポイント。
また、車の乗り入れはできないので、荷物が多い場合は、キャリーカートなどを使用して荷物を運ぶことをおすすめします。公園内でもキャリーカートを引くお父さんの姿を多く見かけましたよ。
浜寺公園は、明治6年に造られた日本最古の公園の1つで、5,500本もの松が生えており「名松100選」にも選ばれている有名な公園です。園内には、500種600株のバラが春から初冬まで咲き誇るバラ園があり、テニスコート、児童用遊具、夏はプールも解放され、特にお子さん連れに大人気です。
キャンプや登山でおすすめの日焼け対策を検証!
キャンプや登山では日焼け対策はマスト!店員時代にお客様に「あなたは、肌が白いからアウトドアはしないないんでしょう?」と聞かれる度に、こっそりとお伝えしてきた私の紫外線対策の精鋭たちを紹介します。
日焼け止めが使用できない方はもちろん、日焼け止めが使用できる方も、物理的な紫外線対策はお肌のためになりますので、ぜひ取り入れてみてください。
※今回紹介する紫外線対策グッズは、素材の性質上、炎に弱いです。そのため、火を扱う際にはお気を付けください。
日焼け防止効果率85%(体感):ハット


- 背面のつばが日除け布になっている
- UFP50+、吸水速乾性素材
- 取り外し可能なハットストラップ付き
私が使用しているハットは、マーモットの「タフタネックカバーハット」です。様々なハットを使用してきましたが、このハットが1番アウトドアで使いやすく、よく使用しています。その理由は、ハット後方のつばの部分が、かっちりしたつばではなく、柔らかい日除け布になっているからです。
日焼け対策のハットといえば、どれもつばが長く作られています。その場合、後方のつばもしっかりした素材だと、登山時にはリュックに当たり帽子が前にずれてしまったり、キャンプでは、背面が高い椅子に座った時にも、つばの後ろが当たり邪魔になりリラックスできません。
その点、このハットのつばは後方が柔らかい日除け布なので、リュックや椅子に当たることなく快適に過ごすことができます。 そして垂れ下がった日除け布であれば、日が傾いた時の横からの日差しもしっかりと遮ってくれます。
そして、このハットは前方のつばの角度も絶妙で、視界を妨げないけれど日差しはしっかりと遮る、やはりアウトドアブランドが作った納得の日除けハットです。その他にも、UVカット機能、吸水速乾性のある涼しい生地でできていることや、風が吹いても飛ばないようハットストラップがついていることもポイントです。
日焼け防止効果率95%(体感):日焼け防止マスク

- 上下2層の構造で息がしやすい
- 外さずに水分補給やエネルギー補給が可能
- サイズ調整ができるためずり落ちない
日焼け防止マスクは、丸福繊維の「フェイスカバー ヤケーヌスタンダード」を使用しています。日焼け対策のマスクも、ネックゲーター式のものや口元のみ覆うマスクタイプと様々試してきました。その中で最もおすすめなのが、「フェイスカバー ヤケーヌスタンダード」です。
こちらの1番の特徴は、上下2層の構造になっており、吐いた息が自然と抜けて中にこもらない点です。そのため、登山やアウトドア時にも息がしやすく活動の妨げになりません。この独自の構造は特許も取得しています。
そして、この構造のお陰で、つけたまま水分補給ができる点も大きな魅力です。通常のマスクタイプや、ネックゲーター式のタイプでは、毎回外さないと水分やエネルギー摂取はできません。夏場は特にこまめな水分補給が必要になるため、外さずに行えることはとても助かります。
また、首元まで覆っているので顔から下の日焼け対策も同時にでき、おすすめです。
※カラーによりUVカット率が変わりますので、HPよりご確認ください。
日焼け防止効果率90%(体感):UVカットパーカー

- 肌に張り付かず涼しい素材
- 何色でも紫外線カット率90%以上
- 保水しにくい生地で、水陸両用として使用可能
UVカットパーカーは、モンベルの「クールパーカ」を使用しています。このパーカーは本当に気に入っていて、夏は常に着用していると言っても過言ではないです。そのため、現在使用しているのは2代目のクールパーカ。
このパーカの素晴らしい点は商品名に入っている通り「涼しい」点です。着用していて汗をかいても肌に張り付かず、すぐに乾いてしまいます。その秘密は、生地に撥水加工が施されており、保水しにくい仕様になっているからです。
そのため、ラッシュガードのように使用することができ、実際に私も「クールパーカ」を着用して琵琶湖で遊んだり海でサップを楽しんだりしました。水から上がって涼んでいる少しの間に、サラサラに乾いており、速乾性の高さにも感動しました。
まさに水陸両用で、川が近くにあるキャンプ場などでは、UVカットをしながら、お子さんと一緒に水遊びもできちゃいます!アウトドア以外でも焼けたくない時は常に着用しています!
日焼け防止効果率85%(体感):UVカットアームカバー

- 白色でも紫外線カット率90%以上
- 気化熱で涼しい
- ストレッチ性が高い
UVカットアームカバーは、モンベルの「トレール クール アームカバー」を使用しています。このアームカバーに辿り着くまで、こちらも本当に様々なタイプを試してきました。その中でもなぜ、この「トレール クール アームカバー」がおすすめかと言うと、ズバリ「肌に優しい付け心地」だからです!
ストレッチ性が高く、またサラサラとした生地が着脱の際の摩擦を軽減してくれます。この驚異のストレッチ性と付け心地の良さを実現しているのが、「ポリウレタン」という素材です。
「ポリウレタン」は、伸ばした時に元の長さの約5~7倍にもなる高い伸縮性を持った素材で、伸縮性のない素材にほんの数%「ポリウレタン」を混ぜるだけでストレッチ性の高い生地になります。
通常のアームカバーはポリエステル100%、もしくはストレッチが効くと書かれた商品でもポリウレタンの配合率は6%前後です。
しかし、今回紹介した「トレール クール アームカバー」はポリウレタンを20%も配合しており、とても良く伸び着脱のストレスがありません。お肌が敏感な人にぜび試していただきたいアームカバーです。
日焼け防止効果率99%(体感):日傘


- 優れた遮熱効果がある
- 裏側を黒色にすることによって光を吸収し、視界が見やすい
- 晴雨兼用で130gと超軽量
日傘の紹介です。日傘は日陰のない場所での使用や、移動の際に使用することが多いと思います。私の使用している紫外線対策グッズの中でも1番活躍しているアイテムかもしれません。アウトドアで使用している日傘は、モンベルの「トラベル サンブロック アンブレラ50」です。
モンベルの日傘は昨年から各メディアで取り上げられ、夏になる前に完売してしまうほどの人気商品です。よく見かけるのは、モンベルの銀色の日傘だと思いますが、私が今回紹介するのは軽量性に特化した「トラベル サンブロック アンブレラ50」。
こちらは、晴雨兼用で重さが130gと大変軽く、キャンプ以外でも登山やアウトドアに持っていくのに負担になりません。そして、紫外線カット率もしっかり90%以上あり、生地の裏側がコーティングされているので遮熱効果も高く体感温度がぐっと下がり涼しく感じます。
このように、しっかりとした機能を兼ね備えていながら軽量なので、雨でも晴れでも、いつでも持っていくアウトドアのお供です。 そして、写真では、ゴッサマーギアの「ハンズフリーアンブレラクランプ」を使用してザックに固定しています。両手が空くので、登山時はストックも使えて大変重宝します!
まとめ
日焼け止めクリームなしで行う日焼け対策について紹介してきましたが、「本当に効果があるの?」、「日焼け止めクリームなしで本当に大丈夫なの?」とまだ心配な方もいらっしゃると思います。そこで、いつもアウトドアは夫婦で行く私たちの日焼けの度合いの違いを見て安心していただきたいと思います。

私(左)は今回紹介した日焼け対策をしてアウトドアに臨みます。旦那(右)は、私と一緒にアウトドアに行きますが、一切日焼け対策をしていません。毎年丸焦げになっています。
いかがでしょうか。見た目にもかなり違いが出ていて今回ご紹介した日焼け対策はかなり信憑性の高いものになったと思います。お肌が弱くても、日焼け止めが塗れなくても、ぜひ諦めずにしっかり対策をして心からアウトドアを楽しんでいただけましたら幸いです。

この記事のライター
otaep
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