サーカスTCを二股化する方法を紹介!
テンマクデザインの「サーカスTC」。夏は涼しく、冬は薪ストーブを入れて温まることもでき、一年を通して快適な使い心地が魅力的です。
一方でサーカスTCのようなワンポールテントはテントの中央にポールが立つため、レイアウトの不自由さが気になることもありますよね。二股化する方法を身につけることができると、テント内部に自由が生まれます。
テンマクのアイテムを揃えるのも良し。イレクターを使えば自作も可能なので、オリジナルアイテムを作るのも良し。サーカスTCの二股化の方法を身につけてキャンプを楽しみましょう。
サーカスTCを二股化するメリット・デメリット
■サーカスTCを二股化するメリット
- 自由なレイアウトが可能(薪ストーブを使う方には特におすすめ)
- スペースの有効活用が可能
- インナー類はそのまま使用可能
- オリジナル道具で周りと差をつけることが可能
サーカスTCはセンターポールがあることでレイアウトが制限されたり、デッドスペースができてしまいます。センターポールが邪魔だと感じる方には二股化がおすすめです。
また、センターポールがあると薪ストーブを置く時に置く場所に困ることがあります。冬は薪ストーブを置く為にも二股化が必須です。
二股化するということはワンポールテントのセンターポールをなくすということですが、インナーマットやインナーテント等、インナー類に影響はありません。サーカスTCのインナーをすでに持っている方も買い替えなどの心配はいりません。
イレクターで自作する場合はオリジナリティを出せるので、周りと差をつけたい方にもおすすめです。
■サーカスTCを二股化するデメリット
- 慣れるまで設営が大変
- 荷物が増える
- 自作したものだと折れる心配がある
「サーカスTC」を二股化するには、設営がとても大変になります。設営に慣れるまでは、複数人でなければ設営が困難なので、はじめはソロキャンプには向きません。
使用するポールが増えるので、同時に荷物も増えます。荷物を極力減らしたいという方はワンポールの方が良いかもしれません。
基本的にポールが折れることはあまりありませんが、二股化をする際に強度に問題がないか、折れる心配がないか気にする方もいます。その場合は二股化をせずに「サーカスTC」に付属されるポールでワンポールテントを立てることをおすすめします。
サーカスTCの二股化に使えるアイテム
サーカスTCを二股化するための、テンマクデザインアイテムを2つ紹介します。サーカスTCと同じテンマクでアイテムを揃えれば、合わないという失敗もなく安心ですね。イレクターを使って自作をする方もいますが、はじめのうちは既製品を使って組み立てに慣れることが大切です。
■フタマタノサソイ

サーカスTCに使用
評価:広く使えるようになりました。薪ストーブもど真ん中に設置できそうです。
■フタマタノキワミ

期待通り
評価:真ん中のポールがなくなることで幕内のアレンジの自由度が上がるので、いいなと思います。
サーカスTCを二股化する方法
■ポールの位置を確認する
二股のポールの位置は対角線上になるように配置します。上記のTwitterの画像は六角形ですが、サーカスTCは五角形の形をしています。サーカスTCで二股ジョイントを使用する際のポールの位置は、一方は五角形の角、もう一方は対角線上に位置する面の中央になります。
■フタマタノサソイの長さを調整する
フタマタノサソイの一方を最短の長さ、もう一方を最長の長さにします。最短の長さとは上から3つ目の穴に突起がある状態です。最長の長さとは上から1つ目の穴に突起がある状態です。二股の先端部分はテントを立てる際は使わないので取り外してください。
■ポールの接続と分断
フタマタノサソイにポールを接続します。フタマタノサソイの最短の長さにした方にはポールを6本、最長の長さにした方にはポールを5本接続します。
ポールが長いと設営がしづらいので、それぞれのポールは一度2分割します。フタマタノサソイに接続したポールがテントの中央の縫い目の位置になるくらいが2分割の目安です。下から3本分のポールを分断するという覚え方も良いと思います。
■短いポールの設置
まず、短いポールから設置します。フタマタノサソイを最長の長さにした側が短いポールになっています。短いポールは五角形の面の中央に設置をします。
フタマタノサソイをポール受けに入れ、ポールを広げていきます。分割していたポールを接続する分の距離が取れたら、ポールを接続します。
ポールを目標の位置に設置したら、ポールの外側にペグを打ちます。ペグを打つことで、外側に広がらないように固定されます。
■長いポールを接続する
短いポールが設置できたら、長いポールの設置をします。長いポールは五角形の角に設置をします。
ポールの設置の仕方は短いポールの時と同じです。一方が固定されているので、最初より設置しやすくなります。
■ポールを目標位置に設置
目標位置よりもポールの位置が広がると天井高が確保できなくなり、テントもきれいに張れなくなってしまいます。ポールを内側に入れ込み、天井高を調整してください。
フタマタノバシという商品も販売されているので、調整がうまくいかないときは利用してみると良いかもしれません。設置は少し大変ですが、その分テントを快適に使えるようになるので頑張りましょう。
■サーカスTCを二股化してみよう!

サーカスTCは二股化すると、センターポールがある時に比べて自由にレイアウトができるようになり、とても快適になりますよ。サーカスTCは人気が高く、キャンプ場でも多くの方が使用しているので、二股化することで周りと差をつけるのも良いですね。
また、慣れてきたらポールの長さや角度をチェックして自作の二股ジョイントを作るのも良いですよね。イレクターとジョイントを組み合わせて作ることができます。イレクターでオリジナル道具でこだわりを追求していくことも楽しみのひとつですね。
サーカスTCの二股化をマスターして、より快適なキャンプを楽しんでみてはいかがですか?
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。