薪の乾燥方法や期間を紹介!
キャンプで焚き火をする際に薪は必需品ですが、
◆焚き火に欠かせ
薪の乾燥法保や期間など気になりませんか。
消費が激しい薪は、毎回購入するとコストがかかってしまいます。公園などで拾ってきた生木や自分が所有している敷地にある木を伐採した時に、自分で薪を乾燥させて使うとコスト削減に繋がります。
この記事では、薪の乾燥方法から期間までリサーチしたので、気になる方はぜひ参考にしてください。
薪を乾燥させる理由と乾燥期間
■理由①燃焼効率を上げるため
焚き火をするにしても、薪ストーブをするにしても、しっかりと乾燥させた薪を使うことが重要です。立木の含水率は50%以上と言われていますが、焚き火に使用する薪は、15%~20%程度まで乾燥させる必要があります。
薪を乾燥させる理由の1つが、燃焼効率を上げるためです。 未乾燥のものは、薪の炭素成分を十分に熱することができません。また、薪を乾燥させずに焚き火をすると不完全燃焼を起こし、環境にも悪影響があると言われています。
薪の燃焼効率が悪くなると、煤が溜まりやすく掃除が大変になるので、なるべく未乾燥のものは使わないほうがいいでしょう。
■理由②火が付きにくく白い煙が出てくる
焚き火をする時に、なかなか火が付かない経験はありませんか。未乾燥の薪は、中に水分がある状態なので、火が付きにくく、火を育てにくいです。
また、未乾燥の薪を焚き火で使用した場合、白い煙を発生させる原因となります。本来燃えているはずの煙が白い煙となっているので、燃焼効率がかなり悪い状態と言えます。
■燥期間はどれくらい?
では、薪の乾燥期間はどれくらい必要なのでしょうか。乾燥させる木材によっても異なると言われていますが、半年から2年ほどの期間が必要になります。
公園などで拾ってきた細い生木であれば、半年ほどで乾燥が完了します。11月~3月までの期間に伐採した木は水分があまり含まれていないため、1年程で乾燥するでしょう。
4月~10月の間で伐採した木材は、木の中に水分がたっぷり含まれているため、乾燥に2年ほどの時間が必要になります。
生木(細い木) | 6ヶ月ほどで乾燥 |
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11月~3月で伐採した木 | 1年ほどで乾燥 |
4月~10月で伐採した木 | 2年ほどで乾燥 |
薪の乾燥方法
■ステップ①伐採した木を放置
まずは、薪を割った状態で放置しておきましょう。これが1個目のステップです。期間は2ヶ月~2ヶ月半ほどでいいでしょう。放置していたままにすると雨が降った時意味ないのでは?と考えるかもしてませんが、この期間わざと雨に濡らすことで、薪の中の樹液を流れ落とします。
この作業をするのと、しないのとでは乾燥の早さが変わってきます。放置するだけで期間が短くなるならこのステップを行った方がいいでしょう。
■ステップ②積み上げる
2個目のステップで行わなければいけない工程は「積み上げる」ことです。おすすめの積み上げ方は、「井桁状」で風通りが良くなるため、早く乾燥させるのに有効な積み方です。
薪を使う2~3ヶ月前までは、この積み方で放置で大丈夫です。薪ストーブで使用する場合は、9月頃までこの状態で積み上げておきましょう。
■ステップ③使うまで薪小屋で保管
最後のステップは、薪小屋での保管です!井桁状で薪を十分に乾燥させた後は、薪小屋に移動させましょう。この時の積み方は、とくにこだわらなくて大丈夫です。
薪小屋が無い場合は、積み上げた上にブルーシートなどを被せておけば問題ありません。また、庭がなく少量の薪を乾燥させる場合は、ベランダでも有効ですよ。
■薪の乾燥具合を確認したいときはコレ!
測定範囲 | 0-99.9% |
測定精度 | ±0.5% |
便利です!
評価:冬は薪ストーブを使うので、薪の乾燥チェックするのにとても役立っています。おすすめです。
焚き火に欠かせない薪は早めに準備しよう!
薪の乾燥方法や期間について詳しく説明しました。公園で生木を拾った時や、立木を伐採する機会がありましたら、今説明した方法を試してみてください。
森林組合で安く原木を譲ってくれる場合があります。また、河川事務所や土木事務所などで薪用の伐採木を無料で提供してくれる場合もあるので、チェックしてみてください。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。