おしゃれで機能的!フューチャーフォックス「ヒーターアタッチメント」で暖を取ってみた
今回筆者は、寒い1月下旬、ソロキャンプに行ってきました。寒さは苦手ですが、冬キャンプの魅力はたくさんあるため、覚悟を決めてチャレンジしてきました。
筆者の車はトヨタのアクアで、沢山の荷物を積むには少し小さく、大型のストーブを置くスペースがないので 冬キャンプ時の防寒対策が懸念点でした。
そこで、筆者お気に入りのアイテムであるフューチャーフォックスの「ヒーターアタッチメント」でどこまで暖を取れるかを検証してみようと思い、実行してきました。
フューチャーフォックスのヒーターアタッチメントは暖房効果もしっかりあり、機能的なところがお気に入りです。検証のきっかけは筆者が大型ストーブの購入を迷っていたことが検証のきっかけになりました。
元々、春秋用として使用をしていましたが、
冬でも暖房効果があれば、わざわざ大型ストーブを購入する必要もなく、車の荷物量の心配をしなくても良いと思ったからです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
フューチャーフォックス「ヒーターアタッチメント」とは
フューチャーフォックスの「ヒーターアタッチメント」とは、キャンプやアウトドアで手軽に使える暖房器具です。ヒーターアタッチメントは、シングルバーナーを使用してヒーターアタッチメントを熱するだけの手軽さが特徴です。
シングルバーナーの上で燃やした熱エネルギーを利用して暖房器具になる便利アイテム。内部の金属を熱し、遠赤外線を放出することで高い暖房効果を発揮します。
また、 ナバホ柄のおしゃれなデザインや二重構造、お湯も沸かせるマルチさも魅力。付属品の取り外し用フックで熱くなったアタッチメントも引っ掛けて外せるため安全なことも嬉しいポイントです。
ヒーターアタッチメントでお湯を沸かしてみた
フューチャーフォックスの「ヒーターアタッチメント」を使って、どのくらいでお湯が湧くのか検証してみました。実際、ヒーターアタッチメントでお湯を沸かすことは現実的なのか、みていきましょう。
■ヒーターアタッチメントの設置方法
フューチャーフォックスの「ヒーターアタッチメント」を設置する方法はとても簡単です。五徳にある切り込みの溝に合わせてはめ込むだけ。設置したら、バーナーで点火すれば作業は終了です。
設置は簡単ですが、注意点もあります。ヒーターアタッチメントをはめ込んだとき、傾斜があると転倒するなどの危険があるので、まっすぐになるように設置してください。また、 輻射熱で周囲がかなり熱くなるため、燃えやすい物などは近くに置かないようにしましょう。
■シェラカップでお湯を沸かしてみた結果...
フューチャーフォックスの「ヒーターアタッチメント」を使って、200mlの水をシェラカップで沸かした結果5分でお湯が沸きました。
レビューなどでは、20分ほど掛かったという声もありますが、筆者の使用しているSOTOのシングルバーナーは、 レギュレータ付きで寒くても火力が落ちないため、早くお湯が沸いたのではないかと思います。
シングルバーナーの最大火力や性能で多少の誤差はあるのかもしれません。結果として、しっかりとお湯を沸かすことは可能だということが判明しました。
ヒーターアタッチメントだけで冬キャンプを乗り越えられるか
ヒーターアタッチメントだけで、冬キャンプを乗り越えられるのか、 温度計を使用して検証しました。実際にどれくらい気温が上がったか、チェックしてみましょう。
■ヒーターアタッチメントだけで暖を取る
ヒーターアタッチメントだけで暖は取れるか。結果的に、冬の寒さの中だと少し物足りないと感じました。
ヒーターアタッチメントに点火して間もなく、すぐに暖かさを感じることができましたし、冷え切った手が温まると感じました。とはいえ、冬の寒さを乗り越えるまでの暖かさとは言い難いというのが正直な感想です。
■ストーブファンを追加してみた!
実は、ヒーターアタッチメントだけでは暖房効果が物足りないだろうと、筆者は予想してもう一つのアイテムを予め用意していました。そのアイテムは「ストーブファン」です。
ストーブファンの使い方は簡単で ヒーターアタッチメントの上に乗せるだけ 。上に乗せてから1分程度経つと自動的にファンが回転し、暖かい空気を送ってくれるのでありがたい救世主でした。
■ストーブファンを使った結果
ヒーターアタッチメントをつける前の外気温は5°前後で風も強くかなり体は冷えていました。
ストーブファンのスイッチを入れてみます。次第に、暖かい風が流れてきました。これは、暖かい空気は上に溜まる性質による効果ですね。
ストーブファンを使用して、空気を循環させることで暖房効果が格段に上がりました。10分も経つと気温も12~13°まで上がり、先程とは確実に暖かさが違いました。
20分を経過したところで、なんと気温が20°を超えました!かなり快適な気温となり体の冷えもなくなりました。
結論を言うとヒーターアタッチメントで暖を取ることは可能です。しかし、ストーブファンの使用は必須なので、ヒーターアタッチメントとストーブファンがあれば冬キャンプでもOK!という検証結果となりました。
今回検証した時のテントは、ogawaのタッソt/cを使用しました。ソロキャンプでの検証結果なので、 1~2人用のテントでの使用を目安にしてください。
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フューチャーフォックス「ヒーターアタッチメント」の注意点!
フューチャーフォックスの「ヒーターアタッチメント」を使用するにあたって二つの注意点をまとめました。命に関わる重大なケースも考えられるので、しっかりと対策をして安全に使うようにしましょう。
■一酸化炭素中毒の危険性
テント内を締め切った状態で炭、薪、ガス、灯油などの燃料を燃やすことで、空気中の酸素が不足し不完全燃焼を起こすことが一酸化炭素中毒です。そうなると空気中の一酸化炭素濃度が高くなり、めまいや吐き気、最悪命に係わることもあります。
一酸化炭素中毒を防いで安全にヒーターアタッチメントを使用するためには、換気を常にする、一酸化炭素チェッカーを利用することが重要です。
寒いからと、テント内を締め切っての使用は絶対にしてはいけません。窓をメッシュにするなど、空気の通り道を作ることが重要です。一酸化炭素は空気よりも軽いので、一酸化炭素チェッカーをテント上部に設置することをおすすめします。
一酸化炭素チェッカーを使用。テントを締め切ると数値が200近くありましたが、しっかり換気することで62まで数値が落ち着きました。この数値が200だと2~3時間以内に微かな頭痛がおき、1600を超えるとかなり危険となります。
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■ガス爆発の危険
ヒーターアタッチメントを使用すると輻射熱でガス缶も一緒に熱くなるため、 爆発する危険性 があります。輻射熱を防ぐ方法として遮熱板やガス缶カバーを使用すると、熱から守ってくれるのでおすすめです。
テント内で火気を扱うときの鉄則として、テント内にいない時や寝る前などの 長く放置する時は必ず消火することを癖づけてください。
まとめ
フューチャーフォックスの「ヒーターアタッチメント」の検証結果を紹介しました。ヒーターアタッチメントだけでも暖は取れるが、ストーブファンを追加するとさらに快適なことがわかりました。
筆者は、ヒーターアタッチメントの冬キャンプ使用は、はじめてでしたので少し不安もありましたが、検証後の今なら冬キャンプで十分に暖が取れると自信を持ってお伝えすることができます。
また、冬だけでなく春、秋のストーブを持っていくまでのない時期の簡易的な暖房として利用できるので、是非、お洒落で機能的な 「フューチャーフォックス ヒーターアタッチメント」 を使ってキャンプを快適に楽しんでください。
皆様こんにちは!
簡単に自己紹介をさせて頂きます。
キャンプ歴は4年で、頻度は月に2〜3回です。8週連続行ったこともあります。
ソロ、デュオ、グループと全てのキャンプスタイルを経験していますので色々な方のお役に立てるかなと思っています。
楽しく有益な記事を書いて行きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。