キャンプでグランドシートは必要?
実は快適さを追求するなら、グランドシートは持っていたいアイテムです。しかし、かさばることや乾かす手間などが面倒ということも事実ですね。とはいえ、それでもシートがあることによるメリットは大きく、快適なキャンプを過ごしたいならグランドシートは必要なアイテムだと言えます。
この記事では、グランドシートのメリットや選び方などを紹介しています。これからキャンプデビューしたい方や、購入を悩んでいる方はこの機会にぜひチェックしてください。
グランドシートのメリット
利用するメリットを3点紹介します。購入するか考えている方は、メリットを一度確認して、シートの必要性を考えてみましょう。
■メリット①:地面からの底冷えを防ぐ
メリットは、地面からの底冷え対策になることです。特に冷える冬キャンプはグランドシートが必須と言えるでしょう。また、春や秋であっても朝晩冷え込むキャンプ場もあるため、シートがあればテント内の保温に役立ちます。
テントの内部が冷え込んできたとき、保温になるものを使っても地面からの冷気を防ぎきることができません。そのため、テント内の保温対策にはグランドシートが必要となるわけです。冷え込んで寝付けなかったという経験があるキャンパーさんもいるのではないでしょうか。
冷え込みというのは、体調を崩す原因ともなるので、グランドシートを使って対策を取ることは安全のためにも推奨できる方法です。
■メリット②:テントへの水の侵入を防ぐ
シートは、水に強い素材であることがほとんどです。グランドシートがあることで、雨が降ったときに水の侵入を防ぐことができます。これは、とても大事なポイントで、突然の雨に見舞われた際に浸水対策を取っていないと悲惨な状態になることもありえます。
また、当日雨でなくても雨の後にテントを設営した場合、地面に溜まった水が染みこんでくることもあります。そのため、グランドシートがあれば浸水を防ぐことができて快適なテントステイができるわけです。
■メリット③:汚れなどを防ぐことができる
グランドシートがあることで、テントの下をプロテクトすることができます。シートがないと地面にダイレクトになってしまうため、テントの下にダメージを受けてしまうことがあります。キャンプ場によっても土壌が異なりますが、小石などがあるだけでテントの底は傷がつきますし、汚れてしまうものです。
グランドシートがあるだけでテントの底を守り、汚れからもカバーすることができます。底が傷ついてしまうと、お気に入りのテントにダメージが与えられるので消耗を早めてしまうことになりかねません。グランドシートがあれば、大事なテントを守ることができます。
グランドシートを選ぶポイント
必要性を踏まえて、適したシートのチョイスポイントを紹介します。どんなことをチェックして選べばいいのかわからない方は選ぶポイントを押さえて、満足するグランドシート選びをしましょう。
■選ぶポイント①:グランドシートのサイズはテントよりやや小さめ
サイズを選ぶポイントは、テントのサイズよりもやや小さめを選ぶことです。テントと同じメーカーで揃える場合は、ショップで相談してみるとちょうどいいサイズがあることがほとんどなので問題ありません。しかし、別で購入する場合はサイズはとても重要なので必ず確認するようにしましょう。
もし、テントよりもビッグなグランドシートの場合、雨水がグランドシートに溜まってしまいテント内に侵入してしまう可能性があります。また、小さすぎるサイズとなれば当然カバーしきれなくなりますよね。ベストなサイズは、テントよりも少しコンパクトなサイズです。
そして、サイズだけでなくテントと合う形であることも確認しましょう。サイズや形に悩んでしまう場合は、テントと一緒のブランドで探すのがおすすめです。
■選ぶポイント②:素材もチェックしよう
どんな素材を使用しているのかも選ぶときのチェックポイントです。グランドシートの素材は主に、合成樹脂・化学繊維があります。どちらにもメリット・デメリットがあるので、どのポイントで選ぶかはどのポイントを重視するかです。
防水性が高いのは合成樹脂ですが、デザイン性などはあまり幅が広くないため機能性を重視したい方におすすめ。一方、化学繊維は軽量さやコンパクトさが魅力で、デザイン性の幅もあります。しかし、耐久性については加工が剥がれてしまうことで落ちてしまうリスクがあります。
どちらがよりよいという判断はできませんので、自身のスタイルに合う素材を選びましょう。
■選ぶポイント③:耐水圧は最低でも1500㎜以上がおすすめ
グランドシートの耐水圧は、最低でも1500㎜以上がおすすめです。耐水圧1500㎜の目安は、小雨に対応できる耐水圧を示しています。耐水圧が低いものを選んでしまうと、雨に耐えられず浸水してしまうこともあるので、耐水圧は重要なポイントです。
通常のキャンプなら1500㎜あればほぼ問題ありませんが、ある程度の雨も対応できることを考えるなら、耐水圧2000㎜以上を選ぶと安心です。最近は予想以上の雨量に見舞われることもあるため、耐水圧の高いグランドシートを選ぶキャンパーさんも増えていますが、時期なども考慮して選ぶとよいでしょう。
キャンプおすすめのグランドシート8選
キャンプにおすすめを紹介します。グランドシートを選ぶポイントを基準におすすめをピックアップしました。キャンプスタイルに合うタイプを探してみましょう。
■おすすめ①:コールマン/マルチグランドシート
サイズ | 約190×160cm |
重量 | 約320g |
素材 | 75Dポリエステルタフタ |
耐水圧 | 約2000mm |

ツーリングドームLXにちょうどいい
評価:コールマンのツーリングドームLXにぴったりでした。軽くてコンパクトになるので持ち運びにも便利です。
■おすすめ②:コンコス/グランドシート 無骨
サイズ | 131cm×205cm |
重量 | 1.9 kg |
素材 | キャンバス |

グランドシートに使える
評価:重さはありますが、雨のときでも大丈夫でした。生地がしっかりしているので、グランドシートとして安心して使えています。
■おすすめ③:DOD/グランドシート
サイズ | (約)W190×D120cm |
重量 | (約)350g |
素材 | 210Dポリエステル(PUコーティング) |
耐水圧 | 5000mm |

水のしみ込みはなかった
評価:前日雨が降ったようで地面が湿っていました。DODのグランドシートを利用しましたが、水が染みこんでくることはありませんでした。問題なく使えています。
■おすすめ④:ジーメンス/グランドシート
サイズ | 120cm×200cm |
重量 | 1kg |
素材 | 1000D ポリエステル オックスフォード |

耐水性も耐久性も満足
評価:ソロキャンプで使用しています。耐水性や耐久性はバッチリです。耐熱性はないので焚き火のときなどは注意しましょう。カラーもサイズも気に入っています。
■おすすめ⑤:HUNDRUP/グランドシート
サイズ | 210×140㎝ |
重量 | 310g |
素材 | 210Dオックスフォード |
耐水圧 | 2000mm |

コンパクトで軽い
評価:スノーピークのアメドSに合わせて購入しました。最初はビニールシートでいいかと思いましたが、こっちの方が断然いいです。コンパクトで軽いので、持ち運びも収納もラクです。
■おすすめ⑥:ロゴス/プレミアム グランドシート
サイズ | (約)幅315×奥行190cm |
重量 | (約)2.12kg |
素材 | ポリエステルオックスフォード(PVCコーティング) |

ちょうどいいサイズ感
評価:テントと一緒に購入したのでサイズはぴったりで、水の侵入もありません。片づけたあとの乾燥が面倒ですが、スペックは問題ないです。
■おすすめ⑦:オレゴニアン/グランドシート
サイズ | 200×140cm |
重量 | 1㎏ |
素材 | 生地 : ポリエステル 、裏面 : ポリ塩化ビニル |

夜露も大丈夫
評価:防水加工されているので水のしみ込みもなく、夜露も大丈夫でした。しっかりした生地の印象です。
■おすすめ⑧:ヴァストランド/グランドシート
サイズ | 約200cm×110cm |
重量 | 約280g |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 5000㎜ |

軽くて扱いやすい
評価:湿った地面でしたが水の染みこみがなく、軽いので携帯しやすく便利です。値段が安いですが、スペックは満足しています。
グランドシートは他にも使い道がある
グランドシートはテントの下に敷く以外にも活用方法があります。ひとつは、グランドシートをタープ代わりに使う方法です。ハトメ穴がついているグランドシートなら、簡易タープとして利用することができます。タープを忘れてしまったときなど、タープとして利用すれば日除けや雨除け対策に使えます。
また、撤収時の荷物置きにしたり、荷物のパッキングとして使ったりすることも可能です。そのため、グランドシートはキャンプなどのアウトドアレジャーで幅広く活躍するアイテムと言えるでしょう。
グランドシートを選んで快適なキャンプを楽しもう!
グランドシートの必要性やメリットなどについて紹介しました。グランドシートがなくてもキャンプはできますが、グランドシートがあることで快適さが断然アップします。また、タープとして使えるなど他の活用方法もあるので、持っていると便利です。
グランドシートの選び方を参考に、自身のスタイルに合うグランドシートを選んで快適なキャンプを目指しましょう。

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旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。