キャンプでの焚き火の後始末方法を詳しく紹介!
キャンプに欠かせない焚き火、焚き火の後始末を行うことは重要です。ですが、焚き火の後始末の方法がわからない人も少なくないはず。また、焚き火の薪や炭が燃え尽きるまでには、かなり時間がかかってしまい、思いのほか大変です。最近では、焚き火の後始末が悪く、直火が禁止になったキャンプ場が増えています。
焚き火の上手な後始末の方法や時間がかからず焚き火の薪や炭の処理ができる、火消し壺を紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。
キャンプで焚き火の後始末が大切な理由
■理由①次の利用者の迷惑になる
キャンプ場で、焚き火の後始末をせず、焚き火で使った炭や薪をそのまま片付けないで、置きっぱなしにしたり、薪や灰に水をかけ消し、地面がびしょびしょの状態で帰ってしまう人がいます。
あるキャンプ場では、やむを得ず、直火を禁止にしました。キャンプ場のスタッフで放置された直火を後始末をするのは、大変負担になる作業です。
■理由②環境にも影響
焚き火の炎により、植物の成長を妨害してしまったり、土の中の微生物を死滅させてしまう事があります。また、木の根っこのすぐ上で焚き火をし、腐敗して木が倒れる危険性があるので伐採を余儀なくされるといったケースもあります。
■理由③火災の危険性も
キャンプ場で、風が強い日などに焚き火をすると、火の粉がテントに飛び散り、火災が発生する危険性が考えられます。直火での焚き火は、焚き火台を使用した場合と比べると火災の危険性が高いのです。
キャンプ場がある場所は、周りに森林がある自然の中にあります。焚き火の火の消し忘れが原因で山火事が起こってしまったら大変です。
■近年では直火禁止のキャンプ場が増えている
キャンプを楽しむ人が増えてきていますが、その反面で、キャンプ場でのキャンパーのマナーがひどくなってきている現状もあります。
例えば、キャンプ場での焚き火の際に、薪や炭以外にゴミも一緒に燃やしてし待ったり、燃えなかった薪をその場所に置きっぱなしにしたりと、焚き火の後始末をせず帰ってしまう事が挙げられます。
ゴミを燃やすと悪臭が発生、周りでキャンプをしている人達の迷惑になります。また、燃えなかった薪や灰以外に燃えたものを放置する事は、ゴミをその場に置いて帰るのと一緒です。
キャンプでの焚き火の後始末方法
■消火方法①基本は燃やし尽くす
焚き火の上手な処理方法は、就寝前やキャンプの撤収の時間までに、薪や炭を燃やし尽くし、キャンプ場の指定された場所がある場合はそこにきちんと捨てる事です。薪の燃焼時間は、種類や数量、焚き火台の組み立て方によりまちまちです。
上手に片付けをしたい場合は、焚き火を終わらす、2時間前くらいから薪の量を調節してくださいね。
■消火方法②薪を散らして灰にする
焚き火の薪が、あともう少しで灰になるようでしたら、薪が重なり合っているところを1つ1つ離して置いたり、炭トングを使ってたたいて細かくすると、燃やし尽くすまでの時間を短くできます。
■消火方法③密閉して消火
焚き火の後始末は、火消し壺の中に火がまだついている炭を入れ、密封し火を消します。
炭が燃え尽きるまで待つ必要もなく、キャンプの撤収時間を気にせず、焚き火の後始末が短時間でできるので大変便利です。また、炭をまた次回のキャンプでの焚き火に使用できるので、経済的にもありがたいですね。
焚き火の炭を入れた壺は、非常に熱いです。特に小さなお子さんが触らないようくれぐれも注意してくださいね。
■消火方法④水に浸けて消火
まだよく燃えている薪や灰を後始末する際、そのまま燃え尽くすまで待っていると時間がかかります。焚き火の片付けを早くしたい時は、バケツにたっぷりの水を入れ、薪や灰を1本ずつ浸して消火するようにしましょう。
さっと水に潜らしただけでは、薪や灰の真ん中がまだ熱をおびた状態の可能性があり、上手に消火できていません。水の中に浸し、湯気が完全に出なくなり木の中心部分まで水が染み込むまで、時間をかけて上手に消火しましょう。
■焚き火を消火する際の注意点
一番注意したい後始末の方法が、焚き火にじかに水をかけたり、バケツに1度にたくさんの薪や灰を入れ消火しようとすることです。例えば、焚き火台の上で焚き火をし、片付けの際に、1度に大量の水をかけると、焚き火台がゆがむもとになりかねません。
■残った灰や炭の処理方法
キャンプ場により異なりますが、残った灰を入れられるように入れ物が備えられている場所があります。その場所で炭の処分が可能です。
また、自宅に持ち帰り処理する方法もあります。自治体や地域により、炭の処理方法が異なるので、必ずしも燃えるゴミとして捨てられるかわかりません。処分する前に役場や市役所に確認してくださいね。灰は、畑の肥料としてリサイクルが可能です。
■直火で焚き火をした場合の注意点
直火が可能なキャンプ場での焚き火の消火には細心の注意が必要です。薪は最後まで燃やし尽くし、灰などがの燃え残りが地べたに無いよう元に戻しましょう。
キャンプ場によっては、「灰は埋めてもいいです」と言われるケースもありますが、中途半端なまま燃えた木は分解されにくいですよ。
キャンプで焚き火の後処理に便利な火消し壷の選び方
■選び方①素材で選ぶ
アルミやスチール素材の火消し壺は、軽量でキャンプの際に持ち運びに便利です。熱伝導が良いので、火消し壺が熱くなります。そのため、持ち選ぶ際は、安全面を考え取っ手や脚付きがあるもの選びましょう。ステンレスは、耐久性に優れ、キャンプなどで長い間使用ができる魅力があります。
また、陶器は、重さがありますが、味わい深いです。たくさん炭が入る容量の大きいタイプの陶器が多いです。キャンプなどに持ち運んで使用するというよりも自宅での炭の後始末におすすめです。ヒビ割れの可能性もあるので、扱いには注意が必要です。
■選び方②密閉性があるか
火消し壷にロック機能が付いていると、キャンプ場からの移動の際に倒れ、火消し壷の中に入っている灰や炭なのどがこぼれてしまう事を避けられます。火消し壷のロック方法は、ネジみたいに閉めるタイプやツメ付きのタイプなど様々です。
ツメ式は開閉しやすいので、特に初心者におすすめですよ。中には、ロックが付いていないものもあるので、購入前にしっかりとチェックしてくださいね。
■選び方③サイズを確認
大きめのサイズは、その分、キャンプでの焚き火の片付けの際に、炭や灰がたくさん入るものの、スペースを取りかさばってしまいます。大勢でキャンプをする時におすすめのサイズです。
また、小さいサイズは、あまりたくさんの炭や灰が入れられないものの、コンパクトで持ち運びが便利です。少ない人数でキャンプをする人におすすめです。
キャンプで焚き火の後始末におすすめな火消し壺
■ロゴス(LOGOS) LOGOSポータブル火消しつぼ
素材 | アルミニウム |
サイズ | 約21.8×17×17㎝ |
重量 | 約1.5㎏ |

便利です
評価:キャンプでの焚き火の火消し用だけでなく、湿気を通しにくいので、そのまま炭を入れて、持ち運ぶ時にも使えます。放熱設計のため、火消しの時にはとても熱くやげどの危険性があります。 蓋をしっかりと閉めてしまうと、冷めた時に開けにくくなり、焦りました。
■BUNDOK(バンドック) チャコール缶(火消しつぼ)
素材 | 本体:表面処理銅板 |
サイズ | 約225×185×270㎜ |
重量 | 940g |

BBQに必須です
評価:取っ手以外は、金属製です。火消し壺のキャパは500ml、ペットボトルが4~5本も入ります。炭を入れた直後でも、容器が熱膨張し、閉まらなかったりする心配もありません。 ただ、金属缶はとても薄いため、焚き火の後始末直後は熱いので、やけどには気を付けてください。
■ユニフレーム(UNIFLAME) 火消し壺SUS
素材 | ステンレス銅 |
サイズ | 直径180×180(深さ)㎜ |
重量 | 約1.7㎏ |

満足です
評価:作りがいいです。キャンプ時の焚き火で残った炭を消火したり、灰を廃棄する際に使用しいています。しっかりと密閉し、使いやすいです。
■キャプテンスタッグ 大型 火消しつぼ 火起こし器 セット
素材 | 鉄(メッキ) |
サイズ | 185×190×205㎜ |
重量 | 約1.7㎏ |

こんなに簡単だったなんて
評価:いつも焚き火の火起こしが大変で、すっごく苦労していました。この火起こしを使用するようになってから、すっごく火起こしが簡単で、今まであんなに苦労していたのは何だったのか?って感じです。 火消しつぼも安全に消えるので満足しています。
■キャプテンスタッグ 和膳亭 火消しつぼ
素材 | 陶器 |
サイズ | 約外径160×高さ130㎜ |
重量 | 約1㎏ |

丁度いいサイズ
評価:火鉢の残った炭を入れるのには、大きすぎず小さすぎずいいサイズです。あまり大きすぎると、炭が消えるよりも早く燃え尽きてしまい、再利用ができないので、このサイズが気に入っています。
■グリーンライフ(GREEN LIFE) 火おこし兼用火消しつぼ
素材 | スチール |
サイズ | 幅約直径15×高さ25㎝ |
重量 | 約1㎏ |

愛用しています
評価:焚き火の火起こしに4年使用しています。変形した時は、叩いたりして閉めます。火消しの際も、炭が燃え尽きるまで待つ必要がなく、お気に入りです。次にまた炭を利用でき、大変便利です。
■Alpine DESIGN(アルパインデザイン) 火おこし&火消し壺
素材 | 鉄、亜鉛メッキ |
サイズ | 約26×17×30㎝ |
重量 | 約1.2㎏ |

満足です
評価:火おこしと火消しが両方使え、キャンプの焚き火の後始末にとっても便利です。
キャンプ用火消し壺のおすすめ比較表
ブランド名 | ロゴス(LOGOS) |
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BUNDOK(バンドック) | ユニフレーム(UNIFLAME) |
キャプテンスタッグ | キャプテンスタッグ |
グリーンライフ(GREEN LIFE) | Alpine DESIGN(アルパインデザイン) |
画像 | 商品名 |
LOGOSポータブル火消しつぼ | チャコール缶(火消しつぼ) |
火消し壺SUS | 大型 火消しつぼ 火起こし器 セット |
和膳亭 火消しつぼ | 火おこし兼用火消しつぼ |
火おこし&火消し壺 | 特徴 |
・ネジタイプでしっかり密閉 ・ハンドル付き ・小さめでコンパクト | ・容器の素材は、表面処理銅板 ・取っ手付き ・低価格 |
・火消し壺に水を入れて消すタイプ ・蓋の裏にパッキン付き、空気をしっかりと密封 | ・火起こし器がセットになった火消し壺 ・火消し壺は大きめのサイズ ・煙突効果で火起こしが簡単 |
・燃えている炭を入れても容器が熱くならない ・16㎝と扱いやすいサイズ ・室内用におすすめ | ・この1台で火起こしと火消しができる ・煙突効果で火起こしが簡単 |
・火おこし&火消し壺は、直径17㎝もある大きめのサイズ ・煙突効果で火起こしが簡単 | 商品リンク |
キャンプでの焚き火の後始末の方法まとめ
焚き火はキャンプの楽しみの1つでもあります。焚き火の火を眺めながら、ゆったりと流れる時間に心癒される人も少なくないはずです。
焚き火の後始末をきちんと行わないと、火事の危険性があったり、周りでキャンプをしている人に迷惑をかけてしまいかねません。焚き火の片付け方法を知っておくことはとても大事なことです。焚き火の後始末の方法を知り、キャンプでの焚き火を楽しんではいかかでしょうか。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。