オイルランタン(オイルランプ)の自作方法を紹介!

照明の少ない屋外で、日没後のキャンプを楽しむのに欠かせないランタン。明るく扱いやすいLEDランタンが主流ですが、自然な明るさで電源不要の燃料式ランタンも人気です。
中でもオイルランタン(オイルランプ)はシンプルな構造なので、身近な材料で自作できます。この記事ではオイルランタンの自作方法を紹介していますので、ぜひ挑戦してみてください。
自作オイルランタン(オイルランプ)の魅力
■魅力①シンプル構造で自作が簡単
オイルランタン(オイルランプ)は、毛細管現象で灯芯に吸い上がられた液体燃料を燃焼させて明るさを得ます。電気回路や複雑な構造の器具を用いないシンプルな構造がオイルランタンの特徴です。
オイルランタンには、マントルや加圧ポンプで大きな光量が確保できるものもあります。しかし、灯芯に火を灯すシンプルなオイルランタンでも、得られる光量は手元を照らすには十分です。
■魅力②低価格で作れ燃料費も抑えられる
オイルランタン(オイルランプ)は、灯芯と燃料を入れる容器があれば自作できます。それぞれ空き缶やホームセンターで手軽に購入できる材料で代用でき、材料代も低価格で済みます。
また、オイルランタンの燃料である灯油は、他の燃料と比べて値段が安い点もメリット。灯油が燃焼する臭いが気になる場合は、多少高価格ですがパラフィンオイルがおすすめです。
■魅力③自分好みに作れる
自分好みのデザインや使い勝手に合わせられる点が自作オイルランタンのメリットです。アロマキャンドル用ポットを容器にすれば、おしゃれなオイルランタンに仕上がります。
リフレクターをプラスしてオイルランタンの明るさを向上させるなど、自作なら機能改善も自由にできます。
オイルランタン(オイルランプ)の自作方法
オイルランタンの自作では、火器を使用するため、安全面に注意して作業してください。
■自作方法①空き缶で作る
- アルミ缶の上面と底面を切り離した後、縦に切り開いて板状にする
- 1をカットして、幅がビンのふたの高さ+5mm・長さが6~7cmの長方形を切り出す
- 紙紐の端から約5mmの位置に切り出したアルミ板を巻き付けて固定する
- ビンのコルク製ふたの中央に穴を開ける
- 開けた穴に紙紐を通し、アルミ板の部分がふたの位置にくるよう固定する
- ビンにオイルランタンの燃料を入れ、紙紐が浸るようにふたを取り付ける
アルミ缶、コルク製のふた付きビン、紙紐を材料にした自作オイルランタンです。コルク製ふた付きビンは100円ショップなどで購入できます。アルミ缶を紙紐に巻き付ける・固定する作業は、ペンチを使うとスムーズです。
■自作方法②100均アイテムで作る
- ステンレス製のろうとの出口に紐を5mmほど出してピンで固定する
- キャンドルホルダーにオイルランタンの燃料を注ぐ
- 紐が燃料に浸るようろうとをキャンドルホルダーに乗せる
ステンレス製のろうととアロマキャンドル用のキャンドルホルダー、綿製の紐を材料に用意します。紐がろうとから抜け落ちないようピンや針金などで固定しています。
■自作方法③ビンを使って作る
- ホヤ用のビンの底面を切り離す
- 燃料容器用・ホヤ用両方のビンのふたに灯芯を通す穴を開ける
- ホヤ用のビンのふたに空気穴を開ける
- 綿紐を通した配管継手用金具でホヤ用ふた、隙間用のワッシャー、容器用ふたの順に接続する
- 配管継手用金具をソケットで固定する
- それぞれのふたに対応するビンを取り付けオイルランタンの燃料を注ぐ
燃料容器用とホヤ用の2つのビンを組み合わせて自作するオイルランタンです。綿紐の固定には配管継手ニップル・ソケットを使用しています。
ガラス瓶の底をカットするには、切断部分にオイルを浸した紐を巻き付けて火を付け膨張させて急冷する方法があります。
オイルランタン(オイルランプ)を作ってみよう!

オイルランタンの作り方と自作方法を紹介しました。灯油などを燃料としたオイルランタン(オイルランプ)は、シンプルな構造で簡単に自作できます。
100均アイテムや、空き缶・空きビンなど身近な素材で作れるので、ぜひ自作オイルランタンに挑戦してみてはいかがでしょうか。自作オイルランタンの自然な明るさで、キャンプの夜を楽しみましょう。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。