サーカスTCがカンガルースタイルに最適!
だれでも簡単に設営ができて、機能性に優れたワンポールテント、テンマクデザインの「サーカスTC」。今、このサーカスTCを使ったカンガルースタイルに注目が集まっています。
大きなテントをシェルター代わりにして、中に就寝用の小さなテントを設置するカンガルースタイルは、夏は涼しく、冬は熱を逃がさず暖かく過ごせると人気のスタイルです。
このカンガルースタイルに、レイアウト自在のサーカスTCを組み合わせると、オールシーズン快適に過ごせると、このスタイルのキャンパーが急増中なのです。
この記事では、大人気のサーカスTCの魅力と、カンガルースタイルのメリット・デメリット、設置方法や、DODテントを使った実用例も説明します。
テンマクデザインのサーカスTCの特徴
日本のアウトドアメーカー・テンマクデザインの「サーカスTC」は、ワンポール型のテントで、ポリコットン素材で作られているのが特徴です。ポリコットン素材は通気性や断熱性に優れた素材で、オールシーズン快適に過ごせるテントです。
インナーテントは付属していないため、コットと組み合わせて使ったり、ラグを敷いてお座敷スタイルにしたり、カンガルースタイルのシェルターとして多く利用されています。
テンマクデザイン「サーカスTC」のサイズは2種類あります。スタンダードなサーカスTCは組立サイズが約420×442×280(高)cmで、ソロ使用でも2人で使ってもちょうどいいサイズです。
サーカスTC BIGは、設営のしやすさはそのままに、組立サイズが 520×520×350(高)cmとなっていて、広々としたファミリーサイズとなっています。
オプションのハーフインナーを使えば、リビング部分は確保しつつも大人4人が寝ることもできるので、ファミリーキャンプやグループキャンプにおすすめです。もちろん、2人でゆったり使用するのもオススメです。
■サーカスTCの魅力①機能性の高いコットン混紡生地使用
サーカスTCで使用されているのは、機能性の高いコットン混紡生地。耐火性・遮光性・通気性に優れており、撥水加工も施されています。また、結露しにくい仕様になっているので、テント内の湿度が高くなってしまうこともありません。ポリエステルとの混紡コットン生地は風合いがよく、さらにテントとしての機能性を高めてくれます。
■サーカスTCの魅力②夏でも冬でも使いやすい
生地による機能性の高さから、夏でも冬でも使いやすいこともサーカスTCの大きな魅力です。遮光性と通気性の高さから夏はテント内の涼しさを維持。冬はストーブも設置でき、テント内の暖かさを逃さないように工夫されています。撥水加工により、雪や雨の日でも問題なく使えるので、季節・天候を問わず活躍してくれるテントです。
■サーカスTCの魅力③設営のレイアウトが自由自在
サーカスTCレイアウトのバリエーションが豊富であることも魅力のひとつ。前後の入り口を巻き上げたり、跳ね上げて直射日光を遮ったり、大きめに跳ね上げてシェルターのように使ったりすることもできます。また、タープと連携させればさらにバリエーション豊富に。サーカスTCレイアウトは非常に豊富で、目的や用途にあわせてさまざまな使い方ができることも魅力だと言えるでしょう。
■サーカスTCの魅力④利用範囲の広い適度な広さ
テント内が適度な広さであり、さまざまな用途に使えるサーカスTC。1人で使えば広々とした空間が生まれますが、最大4人で使うこともできるので、家族キャンパーからも使いやすいと好評を得ています。さらに高さも十分で、大人が立っても圧迫感のない高さなので、テント内で着替えをする場合でも不自由はないでしょう。キャンプにはもちろん、音楽フェスにも使える程度な広さなのでさまざまな用途で使えます。
■サーカスTCのメリット
サーカスTCの大きなメリットは、設営が簡単なこと。設営用のガイドに沿って5か所をペグダウンし、中心部にポールを立ててガイロープを張れば完成です。慣れれば一人でも15分程度で立てることができます。
サーカスTCは、1人で使うと十分な広さのサイズ感となっているので、1人で設営をするという方が少なくないと思います。テントを1人で設営するのに毎回苦労していたという方は、サーカスTCを使えば設営時間の大幅な短縮が期待できるはず。設営が時短できれば、食事の調理や周辺の探索など、キャンプにおける他の楽しみに時間を割けるようになるでしょう。
また、上部のベンチレーションや、2か所ある入り口を開放的に設営することで、夏は涼しく、冬も暖房器具を使って快適に過ごせるのが特徴です。さらに生地にもポリコットン素材を使用しているため、結露しにくく熱にも強いテントです。 夏の暑さや冬の寒さがネックとなってキャンプをしにくいと思っている方は、通気性・透湿性・吸湿性の高いサーカスTCで季節によるキャンプのしにくさが解消されるかもしれません。
耐火性も高く、万が一焚き火やストーブの火が燃え移ってしまっても、火が広がりにくい仕様になっているので、快適性だけでなく安全性も確立されている点がうれしいポリコットン。火に強い特性を活かして、加工を施した上で煙突を設置できるようにしているキャンパーの方もいるようです。
この高機能なポリコットン素材を使ったテントが¥31,800+税という手に入れやすい価格なのも大きな魅力の一つです。 他のテントでは10万円ほどの製品も少なくないので、サーカスTCのように機能性が高く、広々とした使いやすいテントが3万円台で手に入るなら、大変手頃な価格と言えるでしょう。
■サーカスTCのデメリット
サーカスTCはインナーテントのないフロアレステントなので、冬場以外はどうしても虫が入ってきてしまいます。この虫対策には、サーカスTCの中に就寝用のインナーテントを設置する「カンガルースタイル」が有効です。
また、サーカスTCはポリコットン素材を使用しているため、ポリエステル素材のテントにくらべて乾きにくく、使用後に濡れたままにしておくとカビ生えてしまいます。雨や朝露などで濡れてしまったときはよく乾かしてからしまいましょう。
サーカスTCが乾いたかどうかは、色で判断することができます。色が少し濃く見える場合はまだ湿っているので、色の濃い部分がなくなるまで乾かしてください。
また、自然素材であるコットンを使用しているので、織りムラや織りキズが見られることもあります。生地が節だって見えるのが気になる方もいるかもしれませんが、自然素材の風合いとして織りムラやキズも「味」だと思うと、サーカスTCの個性と受けとめられるようになります。
大人気のテントゆえに、キャンプ場でほかのキャンパーと被ってしまうことがあります。しかしそこは設営の自由度が高いテントなので、人とは違う、オリジナルのレイアウトを工夫してみてはいかがでしょうか。
■サーカスTCとTC DXの製品情報
型番 | サーカスTC |
---|---|
サーカスTCDX | 収納サイズ |
(約)67×25(直径)cm | (約)63×27×27(高)cm |
組立サイズ | (約)420×442×280(高)cm |
(約)420×442×280(高)cm | 総重量 |
(約)10.88kg (本体・張り綱6.45g、ポール2.3g) | (約)12.3kg (本体約7.0kg、メインポール約2.3kg) |
付属品 | ポール、張り網、設営用ガイドセット、 ペグ、収納袋 |
ポール、張り綱、設営用ガイドセット、 ペグ、収納袋 |
テンマクデザイン「サーカスTC」には、サイドフラップ付きのモデル「サーカスTC DX」もあります。
違いはサイドフラップがあるかないかと、サーカスTC DXにはサイドフラップを立ち上げるためのポールが1本多く付属することです。この、サイドフラップの布とポール1本分、サーカスTC DXの方が重量が重くなっています。
サーカスTCのおすすめレイアウト
サーカスTCレイアウトは、バリエーション豊富なことが魅力のひとつ。そこで、カンガルースタイル以外におすすめするサーカスTCレイアウトをいくつかご紹介していきます。
■テント内にすべてを収めるレイアウト
サーカスTCレイアウトでは、テント内にすべてを収めるレイアウトが可能です。ソロキャンプであればサーカスTC内のスペースがかなり広くなるので、ストーブ・荷物・長期用器具・コットなど、すべてのものを自室のようにレイアウトすることができます。
■焚き火と薪ストーブを組み合わせたレイアウト
テント外では焚き火、テント内では薪ストーブを使うレイアウトです。耐火性の高い生地を使用しているサーカスTCレイアウトなら、焚き火や薪ストーブもさらに気軽に使えるようになるでしょう。焚き火と薪ストーブがあれば、冬場のキャンプをさらに充実させられるはずです。
■タープ連結レイアウト
サーカスTCをタープと連結させて使うスタイルです。タープは別売りとはなりますが、タープと連結させて使えば直射日光を遮れるようになり、通気性も開放感も抜群。テンマクデザインから販売されている「ムササビウイング」を使えば、さらなる開放感が生まれます。夏場のアウトドアをもっと快適に楽しみたいと考えている方は、タープ連結レイアウトを実践すれば夏の暑さを軽減させられるでしょう。
■センターポールに穴あきテーブルを設置するレイアウト
テントのデッドスペースとなるセンターポール周辺に、穴あきテーブルやヘキサテーブルを設置するレイアウトです。テント内のスペースを有効活用したい方におすすめのスタイル。センターポール周辺にテーブルを組み合わせて無駄なスペースを無くしてから、さらにタープを連結させれば、テントとは思えないほど広々とした空間が作れるようになります。
サーカスTCのおすすめ商品
収納サイズ | (約)67×25(直径)cm |
組立サイズ | (約)420×442×280(高)cm |
総重量 | (約)10.88kg (本体・張り綱6.45kg、ポール2.36kg) |
付属品 | ポール 、張り網、設営用ガイドセット、 ペグ、収納袋 |
素材 | 本体:コットン混紡生地(TC)撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%) |
素材 | 裾部(スカート):ポリエステル |
素材 | ポール:スチール製 5本継ぎ(φ32mm/280cm)×1本 |
サンド系カラーは被ってしまうので
評価:昨今、サンド系カラーは大人気でキャンプ場で被ってしまい、自分のテントを見失ってしまうこともあるため、ダッググリーンのこちらを選びました。 日の差す時間帯で色合いが違って見えるのも気に入っています。 サイドフラップで居住スペースが広くなりタープいらず。オプションのフロントフラップを取り付けると、さらに前室のように使えるのでこちらも購入を検討しています。
サーカスTCをより楽しむためにおすすめのアイテム
サーカスTCをより楽しむために、他のアイテムと組み合わせてみてはいかがでしょうか?サーカスTCレイアウトをさらにバリエーション豊かにするためにも、次のようなアイテムと組み合わせてオリジナルの快適な空間を作り出してみましょう。
■ポール
サーカスTCレイアウトを作るために欠かせないのがポール。ポールを追加すれば入り口だけ跳ね上げて出入りしやすくしたり、左右を跳ね上げて開放的な空間を作り出したりと、さまざまなレイアウトが楽しめます。人気の高いサーカスTCであれば、キャンプ場で同じテントを使っている人に遭遇してしまうこともあるはずです。しかし、ポールを使ったレイアウトでオリジナリティを出せれば、他の人よりワンランク上のテントになります。
■二又ポール
二又ポールは、サーカスTC内部の空間を自由に使えるようにしてくれるアイテムです。二又ポールとは、センターポールを使わずテントを設営するためのもの。ポールがテントに沿うような形になるので、センターポールが不要になり、デッドスペースがなくなります。サーカスTCレイアウトの項目で穴あきテーブルを使う技をご紹介しましたが、二又ポールを使えばデッドスペース自体がなくなるのでおすすめです。
■コット
広い空間を誇るサーカスTCにはコットがおすすめ。アウトドアでのワイルドさを演出するためにもおすすめのアイテムですが、ソロキャンプならコットを設置しても余裕を持って使える空間の広さが残ります。コットとサーカスTCは、いずれも設営や撤収が簡単なキャンプグッズ。上手に活用してキャンプの時間をさらに満喫しましょう。
■カンガルーテント
サーカスTCの中にカンガルーテントを設置するアイデアもあります。天井高のあるサーカスTCなら、中でカンガルーテントを広げることも可能。コットの代わりにカンガルーテントを設置すれば、サーカスTCの中でリビングと寝室が用意されたような、贅沢な空間が作り出せます。特に冬場のキャンプで活用すれば、テントが二重になることでより暖気が逃げにくくなり快適に過ごせるようになるはずです。
サーカスTCがおすすめのカンガルースタイルとは?
冬の寒い日でも外に出ずに、シェルターの中で暖かく過ごせるのがカンガルースタイルのメリットです。夏場はシェルターをオープンにして、インナーテントを蚊帳代わりにすると、快適に過ごすことができます。
また、形が決まっている2ルームテントと違って、インナーテントを好きな位置に設置できるため、ソロキャンプやグループキャンプなど、その日のシチュエーションに合わせてレイアウトすることが可能です。
インナーテントには直接風雨が当たらないので、設置が簡単なポップアップテントやドームテントにすると、設営もらくらくです。
■カンガルースタイルのデメリット
シェルターとテントの組み合わせによってはデッドスペースができて、リビング部分がせまくなってしまうことがあります。相性のよい組み合わせを見つけるのがポイントです。
また、テントを2つ使用するため、荷物が増えてしまうことがあります。バイクなどでは、インナーテントをコンパクトなものにするとよいでしょう。
■カンガルースタイルの設営方法
カンガルースタイルの設営方法は簡単です。まず、シェルターとなるテントを張り、その中にインナーテントを張るだけです。
インナーテントは直接雨風に当たらないため、フライシートは必要ありません。ポップアップテントやドームテントなら設営もあっという間にできてしまいます。
シェルターの結露でインナーテントが濡れてしまわないように、シェルターとインナーテントは少し離して設置するとよいでしょう。
■サーカスTCにDODテントのカンガルースタイル実例
サーカスTCとカンガルースタイルの良さはわかったけれど、インナーテントには何を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、DODの「カンガルーテント」を組み合わせた実例をご紹介します。
「カンガルーテント」は、アウトドアメーカー・DODから販売されている、カンガルースタイル専用のインナーテントです。快適性の高いコットン100%生地を使用し、結露を大幅に抑えるなど、さまざまな工夫がされています。
ワンタッチ式になっていて、折り畳み傘を開く要領であっという間に設営できるのもうれしいポイントです。4面メッシュでフルクローズにもでき、オールシーズン快適に過ごすことができます。
サイズは(S)と(M)の2種類ですが、サーカスTCには(S)サイズがぴったりです。(S)サイズのフロアサイズは220×150㎝で、大人2人が並んで寝られる広さがあり、サーカスTCの半分ほどに収まり、絶妙なサイズ感です。
サーカスTCのオプション商品
■メッシュインナーセット 4/5
サイズ(約) | インナーテント/384×360×280(高) ㎝ |
重量(約) | インナーテント/2.04kg、グランドシート/0.9kg |
素材 | インナーテントパネル/ポリエステルメッシュ、インナーテントフロア/150Dポリエステル(撥水加工済み/PU加工)、グランドシート/150Dポリエステル(撥水加工済み/PU加工) |
耐水圧 | 2000㎜※インナーテントフロア部分・グランドシート |
付属品 | 収納袋 |
正規品が一番
評価:代用品はいろいろありますが、やはり正規品が一番だと感じました。 サイド部分の立ち上がりも15㎝あるので安心できます。収納性も良く、長く使うなら正規品がオススメです。
■サーカスTC DX専用フロントフラップ
広くはなるけど
評価:フラップをたたまず使用できるようになるので、広く使えるようになるのはいいです。ただ、説明書にもありますが、テントとフラップの隙間から風が入ります。 窓付きの別モデルはフロント部分にファスナーが付いて出入りもしやすいので、そちらほうがオススメかも。
サーカスTC以外のカンガルースタイルおすすめテント
■ogawa ツインピルツフォークT/C
映えるテント
評価:この型のテントはあまりないので、キャンプ場でも、自分のテントをすぐに見つけられます。美しい形が景色に映えるテントです。 スノーピークのランドステーションとの違いは、テントの横にも出入り口が付いている点で、寒い時の出入りでも熱が逃げにくくなっています。
■小川キャンパル/キャンパルジャパン ラナ
ソロでも快適冬キャンプ
評価:薪ストーブにラナは最適です。入口がドア型で、暖気を逃がさず出入りできます。煙突が四隅から出せて、入口が2か所あるのも、サイトに合わせた設営ができ、便利です。ワンポールテントにくらべ、ラナは隅々まで活用でき、カンガルースタイルでもゆったり使えます。ただ、風のある時、一人で設営するのは少し大変です。
■小川キャンパル/キャンパルジャパン ロッジシェルター2 【3378】
汎用性が高いシェルター
評価:テントにポールを通すこともなく、簡単に設営可能。 ロッジ型は壁が垂直に近く、居住性も優れている。 オールシーズン、どんなシチュエーションにも対応できる汎用性の高いシェルター。
- おすすめのインナーテントはありますか?
実例でも紹介した「DODカンガルーテント」はサイズ感もちょうどよく、オススメのインナーテントです。他には「MSR エリクサー2」も良く使われるテントです。
他のテントのインナーを流用することもできますが、サイズが小さいほうが暖気がこもって暖かく過ごせます。夏はメッシュタイプのものも使えますが、冬フルクローズできるテントを選びましょう。
サーカスTCを使ってカンガルースタイルでテント泊!
アレンジが自在で、さまざまなレイアウトが楽しめるサーカスTCを使ったカンガルースタイルの魅力を紹介しました。
キャンプには行きたいけれど、冬は寒くて楽しめないという方は、夏も冬も過ごしやすくなるカンガルースタイルで、快適な冬キャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。