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ペグの打ち方の基本をマスターしよう!安全に正しくペグダウンする方法

ペグの打ち方の基本をマスターしよう!安全に正しくペグダウンする方法

今さら聞けないペグについて、正しく安全なペグダウンについて説明します。登山やキャンプでのテント設営時に使用するペグ。その種類や用途については知らない人も多いはず。本記事では、そんな「ペグ」についての説明と、基本から応用までのペグダウンを紹介します。


テントやタープのペグの打ち方を正しく知りたい

テントやタープを立てる際は、緩みなく、それらが持つ本来の強度を保つことができるように打つことが大切です。なぜなら、正しく打ち込めていないと、キャンプ中、強風にあおられてテントが飛ばされてしまうリスクもあるからです。

ペグは少し地味なアイテムですが、その役割と特徴をしっかりと覚えることで、安心して過ごすことができるでしょう。 では、ペグの種類と正しいペグダウンについて詳しく見ていきましょう。

ペグの種類それぞれの特徴

では早速、グの種類と特徴別の用途について説明していきます。そもそもペグとは、テントやタープが風などに飛ばされないように、固定するためのアイテムですが、素材や形状によって様々なものがあります。使用環境によって適性が変わってくるので、特徴別に確認していきましょう。

①ピンペグ

最もポピュラーで、初心者にも扱いやすいタイプです。初心者が初めてテントを買った時に、同梱されているケースが多いため、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

素材はアルミの場合が多く、軽くて持ち運びに便利ですが、強度は若干低めです。設営場所が砂利だったり、硬めだったりすると上手く刺さらないばかりか、無理すると本体が歪む場合もあります。

②鍛造ペグ

最強クラスの強度を誇るペグ。金属製の素材を「叩いて作る」鍛造タイプは、本体が壊れにくくできており、硬い場所でも問題なく刺さります。

さらに少々の石なら砕いて打ち込むことも可能です。 ネックは、重たく持ち運びに不便なこと、購入価格が他のものに比べると高くなることです。車でキャンプ場に向かう人や、使用場所が硬いと事前に分かっている場合であれば、鍛造ペグを選べば問題ありません。

③プラペグ

プラペグは、プラスチック製の軽くて持ち運びに便利なタイプです。このタイプも、テントに最初から同梱されているケースがあります。プラスチック製のため、扱いやすく、購入価格も安価のため簡単に手に入るでしょう。

しかし、強度が低いので硬い場所には刺さりにくく、無理に打ち込んだり、硬いハンマーで叩いたりすると、本体が割れる恐れもあるため、気をつける必要があります。適しているのは砂地や雪で、他のタイプよりも抜けにくいというメリットがあります。

④V・U・X・Yペグ

V・U・X・Yペグは、真上から見た時に、それぞれのアルファベットに見える形状をしたタイプのことです。素材はジュラルミンやアルミが多く、比較的安価に手に入ります。

V・Uタイプは綺麗に重なるためコンパクトに持ち運びたい人には便利ですが、ハードなグラウンドにはやや不向きで、柔らかい砂地などで実力を発揮するペグです。 X・Yタイプは形状の関係で重なりませんが、軽くて折れ曲がりにくく強度があり、V・Uタイプよりもハードな場所に適しています。

覚えておきたい!基本のペグの打ち方

  • 使用環境を確認する
  • 使用環境に適したタイプを選ぶ
  • 固定物と反対方向に60度の角度に傾けて打ち込む
  • 先端を地面から2~3cm残す

ペグを打つ際には、まず使用環境を確認して、最適なタイプを選ぶことが大切です。最適なタイプを選ぶことができれば、ペグ本来の実力を引き出すことができるので、無駄な労力をカットでき、本体が破損するというアクシデントも避けることができます。

おさえておきたい基本は「角度は固定物と反対側に60度傾ける」「ハンマーはペグに対してまっすぐに使用する」ことです。ペグは固定物が風などで飛ばされないように使うものなので、負荷がかかる方向とペグを打ち込む方向が同じだと、風が強い時などに抜けてしまう恐れがあります。

また、ハンマーをまっすぐ使うことも大切です。斜めに打ち込むと本体が曲がる原因にもなりますので気をつけながら打ち込みましょう。

ペグを打つときの注意点

ペグダウンするときに気をつけたいポイントを3つ紹介します。ちょっと意識するだけで、ペグのパフォーマンスを高めたり、アクシデントを防止したりできますので、参考にしてみてください。

注意点①:砂浜の場合は抜けにくいペグを選ぶ

砂浜など、使用環境が柔らかい場所にテントを張る場合は抜けにくいタイプを選びましょう。地面が柔らかいと、ペグを打ち込んだ後にズレが生じて、抜けやすくなる傾向がありますが、そんな時はプラペグやUペグなど「抵抗力」の高いタイプを選ぶと抜けにくくなります。

抵抗力とは地面から抜けないように働く力で、接地面積が大きいほど強くなります。硬い土地では活躍する機会が少ないプラペグも、砂地では本領を発揮することができますので、適材適所でペグを使い分けるといいでしょう。

注意点②:地面が柔らかい場合は対処法を活用

地面が柔らかく、どうしても打ち込めないときは、木や岩など動かないものを使うのも一つの方法です。使用環境に合わせたタイプを選んでも、どうしてもうまく打ち込めない場合もあります。そんな時はテントロープを直接木の幹や大きな岩に結ぶことでテントを固定しましょう。

また、砂浜のように簡単に穴を掘れるような場所であれば、流木や大きな石などにロープを結び、掘った穴の中に埋めてしまうのも良い方法です。ペグを使うことだけにとらわれずに「安全にテントを固定する」という本来の目的を忘れないように気をつけましょう。

注意点③:強風対策はクロス打ち

風が強く、基本的な方法だと、テントを支えきれない場合は、クロス打ちがおすすめです。クロス打ちとは2本のペグをクロスする形で打ち込む方法で、こうすることでペグにかかる負荷を分散し、風で本体が抜けるリスクを減らすことができます。

クロス打ちには絶対的なやり方はなく、その時の状況に合わせて対応することが望ましいですが、通常は、基本的なペグダウンの方法にもう一本追加する形で打ち込みます。 しかし、強風が吹き荒れている場合は安全のためにテント設営自体をやめる判断も大切です。天候や状況を確認して気をつけて設営しましょう。

ペグ打ちに必要な道具

  • ペグ
  • ペグハンマー
  • ペグケース

ペグ打ちに必要な道具は大きく3つです。ペグは言うまでもないですが、ここまでに述べてきたように、使用状況を踏まえて準備しましょう。 次に必要なのはペグハンマーです。

これはご家庭にある普通の金槌でも代用することができますが、専用のものにはストラップが付いていたり、抜くための機能が備わっていたりするので、長く使用するつもりであれば、専用のものを準備しておくと便利です。

またハンマーにも鉄製のものやプラスチック製のものがあり、打ち込むタイプで使い分ける必要があるので注意しましょう。 最後にペグケース。ペグを使用する際に発生するアクシデントのひとつに本体の紛失があります。

小さいため、自然に溶け込むと見つけるのが大変なので、ケースを準備して失くさないための対策が必要です。様々な色がが売られているので、目立つ色のペグを準備するのもいいでしょう。

ペグの抜き方のコツ

ペグの基本的な抜き方は「抜きたい方向に向かってまっすぐ抜く」です。ななめに抜くと曲がってしまうこともあるので気をつけましょう。ハンマーにペグを通すための穴や、フックがついていればそれらを活用することも有効です。専用の道具がなくても木の棒などを、てこの原理で利用すれば楽に抜ける場合もあります。

どうしても抜けない場合は本体を掴んで左右に振ると、ペグと地面の間に隙間が生まれ抜きやすくなるので試してみてください。それでも抜けない場合は最終手段で、抜けないペグの横にもう一本ペグを打ち込むと緩む場合があるので、覚えておくと便利です。

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この記事のライター

キャンプ歴は幼少期から数えると25年以上。教育キャンプから、ファミリーキャンプ、本格的なアウトドアまで、様々なアウトドアを楽しむキャンパーです。「専門的なことをわかりやすく」をモットーに執筆していきますので、興味があればご覧ください!

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