万能なスキレットはキャンプにおすすめ!
スキレットは、キャンプなどのアウトドアシーンに便利な調理器具です。スキレットがアウトドアで好まれる理由は、万能性にあります。フライパンでもこと足りると言えばそうですが、スキレットがあればさらにレシピの幅が広がるなどいいこともたくさんあるんです。
この記事では、スキレットを使った絶品レシピやスキレットの使い方などを紹介しています。スキレットを迷っている方や、キャンプ飯の幅を広げたいと考えている方はぜひ選考にしてください。
スキレットの特徴!どんなレシピに挑戦できる?
スキレットの特徴について紹介します。スキレットがどんなもので、どんな使い方ができるのかを知っておけば効果的な使い方ができます。スキレットの特徴をチェックしてみましょう。
■スキレットの特徴①:熱伝導力が高い
スキレットは、フライパンのようなデザインですが鋳鉄製の厚みがあることが特徴です。スキレットの大きな特徴は、この素材による熱伝導率の高さにあります。熱伝導率が高いと、熱が均等に行き渡るため料理がおいしく仕上がることがメリットです。ステンレスやアルミなどの素材では、ここまで均等に熱が行き渡ることは難しいことになります。
■スキレットの特徴②:簡単に焼き料理ができる
熱伝導率が高いスキレットは、焼き料理を簡単に作ることができます。幅広い層に人気の焼き料理はキャンプ飯に取り入れやすいですよね。均等に熱が行き渡るため、簡単においしく仕上げることができます。また、熱伝導率が高いという点で厚みのあるステーキやハンバーグにもおすすめです。
ステンレスなどのフライパンと比較してみると、その違いがよくわかります。
■スキレットの特徴③:煮込み料理や揚げ物にもおすすめ
スキレットの特性を最大に活かせるのは煮込み料理です。熱伝導性が高く、適度な深さがあるため煮込み料理に適しています。煮込み料理のコツは、蓋を使用することで鍋のような使い方ができるというわけです。ダッチオーブンや鍋が無い場合でも、スキレットを使えばさまざまな煮込み料理にチャレンジできます。
また大人も子ども好きな揚げ物もスキレットを使って作ることができます。ジューシーでカリっとした揚げ物をキャンプで簡単に楽しめるのでおすすめです。
■スキレットの特徴④:オーブン料理も可能
スキレットはそのままオーブンで使うこともできます。キャンプではなかなかチャンスがないかもしれませんが、自宅にオーブンがあればそのまま調理ができて便利です。スキレットで調理したまま食卓に出すこともできます。アツアツのオーブン料理も手間なく作れるので、料理の幅も広がります。
グラタンやドリアなどのオーブン料理や、パンやスイーツなどにチャレンジすることも可能です。
【キャンプ飯】初心者におすすめ!定番スキレットレシピ3選
キャンプ初心者におすすめの定番スキレットレシピを紹介します。はじめてキャンプ飯にチャレンジする方や、スキレットをはじめて使う方におすすめです。
■定番レシピ①:野菜たっぷりエビのアヒージョ

キャンプ飯でも人気がある「アヒージョ」は、スキレットを使うと簡単においしく仕上がります。具材はお好みで構いませんが、ポピュラーなのはエビです。このレシピでは、エビだけでなく野菜をたっぷり使っているので栄養的にもおすすめと言えます。アヒージョのコツは、にんにくを入れるときオリーブオイルが熱していない状態で入れることです。
熱が通り過ぎてしまうと焦げてしまうので注意しましょう。
■定番レシピ②:スキレットdeハンバーグ♪

定番料理のハンバーグもスキレットがあれば簡単に作ることができます。スキレットは火が通りやすいので、焼きやすいことがメリット。ハンバーグの焼き加減はお好みで調整して、好みのソースを加えれば完了です。ハンバーググリルのレシピですが、煮込みハンバーグにアレンジすることも可能です。
パンを添えたり、じゃがいもやニンジンのソテーなどを添えたりすればビストロのような仕上がりになります。
■定番レシピ③:本当に旨い!ステーキ
- ステーキ肉(牛肩ロース300g)
- 塩・胡椒
- 玉ねぎ:1/4
- にんにく:1片
- 醤油:大さじ1と1/2
- みりん:大さじ1と1/2
- 酒:大さじ1
- バター:10g
- 味の素:4振り
- ステーキソースを作るために、にんにくと玉ねぎをすりおろし、醤油・みりん・酒を入れて混ぜる
- ステーキ肉の下処理を行う
- ステーキ肉に両面に塩胡椒を振る
- ソースを中火で火にかけ、バターを加える
- ステーキ肉を焼き、ある程度火が通ったらアルミホイルに包み③分ほど保温する
- アルミホイルから肉を出してスキレットの余熱を通し、ソースをかけたら完成
スキレットを使ったステーキのレシピです。ステーキなんて焼くだけと思う方もいるかもしれませんが、簡単な料理こそ手間暇で味が変わります。ステーキ肉の下処理を行うことや、ステーキに火を通してからアルミホイルに包んで保温するだけで味が変わるのでぜひ試してみてください。
【キャンプ飯】女子におすすめ!おしゃれスキレットレシピ3選
スキレット料理は、おしゃれな仕上がりにできることも特徴です。SNSに挙げたくなるような映えるレシピを紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
■おしゃれレシピ①:スキレットでムール貝とトマトのパエリア

コンパクトなスキレットを使っておしゃれなパエリアを作ったレシピです。パエリアは色合いがキレイなので、トッピングを工夫するだけでおしゃれな雰囲気に変わります。少し手間がかかりますが、スキレットを使えばさほど道具を使うわけではないので、慣れてしまえば簡単です。
サフランを使うのがベーシックですが、こちらのレシピではターメリックパウダーを代用しています。
■おしゃれレシピ②:スキレットでフレンチトースト♡

スキレットを使ってフレンチトーストを作るレシピです。出来上がったフレンチトーストをそのまま食卓に出すこともできるので、キャンプでも手間がかからず便利です。シロップやアイスクリームなどを上手に盛り付けることができれば、さらに映えるレシピに仕上がります。朝食にもおやつにもおすすめのスキレットレシピです。
■おしゃれレシピ③:スキレットde 逆さまオムライス♡

オムライスを逆さにして可愛く仕上げたおすすめレシピです。チキンライスを作って、卵の上に可愛く乗せるだけでおしゃれな印象になります。レシピではハートをケチャップで描いていますが、好みのデザインにすればオリジナル感も出るのでおすすめです。食べるのがもったいなくなってしまうようなかわいいオムライスですね。
【キャンプ飯】ママにおすすめ!子どもが喜ぶスキレットレシピ3選
子どもが喜ぶスキレットを使用したレシピを紹介します。ファミリーキャンプなどで子どもと一緒にスキレットを使って料理を楽しむこともおすすめです。ママキャンパーにおすすめの子どもが喜ぶスキレットレシピをチェックしてみましょう。
■子ども向けレシピ①:ミニトマトとひき肉のチーズ焼き

ハンバーグよりも簡単に作れる、ミニトマトをふんだんに使ったひき肉料理です。子どもが大好きなひき肉を敷き詰めて、トマトやチーズを乗せて焼くだけなのでキャンプでお子さんと一緒に作るレシピにおすすめ。栄養バランスもよく、見栄えもいいのでお子さんに喜ばれるでしょう。
■子ども向けレシピ②:カマンベールチーズを容器にしたチーズフォンデュ
- カマンベールチーズ 1つ(カットされていないもの)
- ソーセージ
- ブロッコリーなどの野菜
- パン
- スキレットに油を入れて弱火にかける
- カマンベールチーズをスキレットに乗せて、裏表それぞれ3分ずつ焼く
- 空いているスペースでソーセージや野菜を焼く
- ナイフでカマンベールチーズに穴を開ける
- ソーセージなどにチーズをつけて食べる
子どもに大人気のチーズフォンデュですが、本格的に作るとコストも時間もかかってしまいますよね。カマンベールチーズを容器にしたチーズフォンデュなら、コストも少なく簡単にできるのでおすすめです。ソーセージや野菜はお好みのものでよいので、好きな食材でできることもポイント。
料理の手順も簡単なので、お子さんと一緒に楽しみながらキャンプ飯を満喫できます。
■子ども向けレシピ③:スキレットパン オニオン

スキレットがあれば、キャンプでパンを作ることもできます。玉ねぎをバターで炒めた風味が特徴のパンは、お子さんも喜ぶほんのりした甘さが人気です。スキレットは熱伝導率が高いので、生地全体に熱が伝わるためふっくらとしたパンを焼くことができます。パン作り自体も子どもが喜ぶポイントなので、楽しいキャンプのイベントにもなるでしょう。
キャンプでスキレットを使う注意点
キャンプでスキレットを使う注意点について紹介します。スキレットを使っておいしいレシピを楽しむためには、スキレットの取り扱いを正しく行うことが大事です。正しいスキレットの取り扱いやケアについてみていきましょう。
■スキレット注意点①:シーズニングは必ず行う
スキレットを購入したら使用前にシーズニングを行うようにしましょう。スキレットの中には、シーズニングを施してあるものもあり、シーズニング不要のタイプもあるので説明書を確認してください。シーズニングを行うことによって、スキレットに油の膜を作ることになります。
シーズニングのメリットは、焦げ付き防止になることやサビの防止にもなることです。シーズニングの手順は、スキレットの説明書に明記されている場合もあるので必ず確認しましょう。また、購入時だけでなく調理したあともシーズニングを行えばさらに使いやすく長持ちすることにつながります。
■スキレット注意点②:料理をそのまま保管しない
スキレットで調理をしたまま食卓に出せることも、スキレットのメリットです。調理後すぐに食べる場合は大丈夫ですが、長時間スキレットに料理を入れたままにしてしまうと、酸化の原因となってしまうので注意が必要となります。酸化してしまうとサビができたり、食材がくっついてしまったりするためせっかくのスキレットがダメになってしまうこともあるんです。
スキレットで調理をしたら、早めに食べるようにして残ったものは他のお皿に移すようにしましょう。
■スキレット注意点③:片付けるときは洗剤と水に気を付ける
スキレットの後片付けにも注意点があります。スキレットは熱の蓄積時間が長いため、冷めないうちに冷水をかけてしまうと割れてしまうひびの原因になります。キャンプなどで早く片付けたい気持ちはわかりますが、スキレットはしばらく放置させて熱を冷ましてから後片付けをしましょう。
また、スキレットを洗う際に洗剤の使用はしないようにしてください。洗剤を使ってしまうと、油膜がはがれてしまうことになります。スキレットを洗う際は、たわしなどを使ってお湯で洗うようにしましょう。焦げなどがこびりついている場合は、スキレットに水をいれて沸かすと取りやすくなります。
最後は、シーズニングを行い、湿気の少ない場所に保管してください。
キャンプレシピにおすすめのスキレット3選
キャンプにおすすめのスキレットを紹介します。さまざまなブランドやメーカーからスキレットを取り扱っているので、どれを選んだらいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。数あるスキレットからキャンプにおすすめのスキレットをピックアップしたので参考にしてください。
■おすすめスキレット①:ロッジ/ロジック スキレット 6-1/2インチ
サイズ | 全長約26×直径約16.5×深さ3cm |
重量 | 約0.88kg |
素材 | キャストアイアン(鋳鉄) |

料理の満足度が違う
評価:キャンプでも自宅でも愛用しています。ロッジのスキレットを使い始めてから料理が楽しくなりました。まるで料理本にでてきそうな形に仕上がるんです!フライパンだと焦げ付いてばかりだった料理でも、スキレットだと焦げ付くことがないため満足度が高いです。
■おすすめスキレット②:キャプテンスタッグ/スキレット 25cm
サイズ | (約)260×390×高さ55mm |
重量 | (約)2.5kg |
素材 | 鋳鉄 |

重いがしっかりしている
評価:レビューにある通り重みはありますが、それがしっかりした厚みの特徴なので逆に気に入っています。ハンバーグやすき焼きなど、しっかり熱が通るのでおいしい仕上がりに満足しています。
■おすすめスキレット③:パール金属/スキレット20㎝ホーロー加工
サイズ | (約)全長35.5×幅21.5×高さ5.5cm |
重量 | 1.36㎏ |
素材 | 鉄鋳物製(ほうろう加工) |

使いやすいスキレット
評価:アヒージョなどおつまみづくりに活用しています。焦げ付くというレビューを見かけますが、余熱をしっかりすることで防ぐことができます。
まとめ:スキレットを使っていろんなレシピに挑戦しよう
キャンプにおすすめのスキレットレシピを紹介しました。スキレットがあればいろいろな料理をおいしく仕上げることができます。また、キャンプなどのアウトドアだけでなく、自宅でも使えるため便利です。通常アルミなどのフライパンと比較すると、熱伝導率が高いためおいしい料理に仕上がり、料理が一段と楽しくなります。
お気に入りのレシピを参考に、スキレットを使ってキャンプ飯を満喫しましょう。

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旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。