ポータブル電源は必要か?実はキャンプに持っておくと最強

キャンプにポータブル電源は不要という意見もありますが実は最強です。ポータブル電源があればキャンプを快適にできるだけでなく楽しみ方が広がります。
スマートフォンの充電をする、夏の暑さ・冬の寒さをサーキュレーターや電気毛布でしのぐ、炭火で作った料理を冷たい飲み物と一緒に味わうというようにキャンプを快適に過ごすために役立てるのが一般的なポータブル電源の使い道です。
せっかくポータブル電源があるなら思い切ってレジャー中心のキャンプを楽しむことができます。釣りやサイクリングなどの様子をバッテリーを気にせずGoPro撮影、モバイルプロジェクターを持ち込めば自然の中の大スクリーンで映画を楽しんだり、仲間とゲームをすることもできます。
ポータブル電源があればキャンプの幅が広がるから最強です。
キャンプで使いたい人向け!ポータブル電源の選び方5つのポイント
ポータブル電源の購入時に知っておきたいポイントがあります。知らずに購入してしまうと実際のキャンプで目的とのズレが生じて役に立たないことも考えられます。ここではキャンプで使用するポータブル電源を選ぶ時のポイントを5つにまとめて解説していきますのでぜひ参考にして下さい。
■ポータブル電源の選び方①:軽量でコンパクトなものにする

ポータブル電源を選ぶ時には重さ・大きさを確認しましょう。なぜならキャンプでは持ち運びが多く想定外な状況が発生しやすいからです。 キャンプでは予想以上に駐車場からサイトまでが遠いことがよくあります。
受電が減ってしまって車から充電しようとしたときコードが届く位置にポータブル電源が置けるサイズに収まっていることも大切です。 容量は多いに越したことはありませんが、比例してサイズは大きくなります。ポータブル電源を選ぶ時には軽量コンパクトなものを選びましょう。
■ポータブル電源の選び方②:キャンプの日数で容量を決める

- 日帰り・デイキャンプ:〜500Whくらい
- 1泊2日のキャンプ・車中泊:500〜1000Wh
- 2泊以上、防災目的:1000Wh~
ポータブル電源を選ぶ時にはキャンプの日数を目安にバッテリーの容量を決めましょう。(日数と容量の目安を上記のようにまとめましたので参考にしてください。)キャンプの日数よりもバッテリーの容量が少ないとせっかく用意した電化製品が使えない事態にもなりかねません。
ポータブル電源のバッテリー容量を示す時に用いられるWh(ワットアワー)は1時間あたりのワット数です。例えば50Wの電化製品を4時間使うと200Wh(50W×4h)になります。キャンプで使いたい電化製品のワット数と日数を加味して選びましょう。
■ポータブル電源の選び方③:出力ポートの種類を確認
- ACポート:一般的な家電製品が接続できる。
- DCポート:シガーソケット、車載を目的に作られ電化製品を接続できる。
- USB-Aポート:スマートフォンやタブレットの接続ができる。
- USB-Cポート:スマートフォンやタブレットの接続ができる。
- アンダーソン:ソーラーパネル、大容量機器と接続できる。
上記のようにポータブル電源の出力ポートの種類をまとめました。電化製品のポートの種類とポート数を確認しておかないとキャンプで使えないことがあるので注意して選びましょう。
キャンプで使う予定の電化製品のプラグのサイズを事前に確認しておくと良いでしょう。 ACポートの配置や間隔によってはせっかくのポートがあっても使えない可能性があります。
■ポータブル電源の選び方④:ソーラ充電ががあると便利
ポータブル電源を持っていてもキャンプなど電源が確保できない状況ではバッテリーの補充ができません。こんな心配を解消するために、ほとんどのポータブル電源には純正で持ち運びしやすいソーラーパネルが用意されています。
ソーラーパネルがあれば電源がない時にも充電ができるので安心です。キャンプはもちろん災害時にもソーラ充電があればポータブル電源を継続的に使えます。キャンプでポータブル電源を使うならソーラ受電の検討も合わせてしておきたいですね。
■ポータブル電源の選び方⑤:防水や耐塵などの有無をチェック

防水・防塵に対応したポータブル電源にはIP(International Protection:侵入な対する保護)規格が表示されています。国際基準規格なので世界のどの国の機種でも共通しています。。キャンプで水や塵が想定される時にはIP(侵入に対する保護)表示のあるポータブル電源を選びましょう。
IPはIP44のように2桁で表示されていて数字が大きいほど防水性・防塵性が高いことを示しています。2桁の数字には前後でそれぞれ意味があります。前の数字(0〜6:数字が大きいほど防塵性が高い)が防塵性、後ろの数字(0〜8:数字が大きいほど防水性能が高い)が防水性を表しています。
ポータブル電源は基本的に水や塵に対して弱い構造です。露や結露に注意して使いましょう。
キャンプで使うポータブル電源の注意点
キャンプでポータブル電源を使用する際の注意点を5つにまとめて解説します。キャンプでは天候や火気・燃料などポータブル電源を家庭で使用する時よりも注意すべき点が多くなります。
知らないと、せっかく買ったポータブル電源のバッテリー寿命を縮めてしまったり事故につながることも考えられます。注意事項に気をつけて楽しくキャンプをしましょう。
■注意点①:高温多湿の環境は避ける
ポータブル電源は高温多湿に注意しましょう。高温多湿の環境ではバッテリーの寿命が短くばかりでなく発火の恐れがあるからです。 キャンプではポータブル電源を車に乗せて持ち運びしますが、たとえ冬場であっても車中の気温は予想以上に上がるので油断は禁物です。
キャンプの時は火のそばや炎天下、露などの悪条件が重なりやすいので高温多湿には留意してポータブル電源を使いましょう。
■注意点②:こまめに充電するようにする
ポータブル電源をこまめに充電するとバッテリーの寿命が延ばせます。バッテリーは放電の割合(放電深度DOD)が多いほど寿命が短くなるからです。 ポータブル電源をキャンプの時だけ使用して普段は受電していない状態が続くとバッテリーには良くありません。
防災の観点からも常に使えるようになっていれば安心ですね。ポータブル電源はこまめな充電を心掛けましょう。
■注意点③:AC出力波形は必ず正弦波を選ぶ
聞き慣れない言葉かも知れませんがポータブル電源を選ぶときには出力波形をチェックして下さい。ほとんどの電化製品は正弦波で使うことを前提として作られています。
矩形波や修正正弦波、表示のないポータブル電源を選んでしまうと電化製品が故障してしまうことがあります。ポータブル電源を選ぶときには正弦波の表示がある機種を選びましょう。
■注意点④:分解や改造は絶対にしない
ポータブル電源の分解や改造はやめましょう。故障や事故の原因となるからです。ポータブル電源の故障原因となることはもちろん繋いだ電化製品の故障、火災などの事故の原因にもなります。 保証期間の長い製品が増えています、故障かなと思ったら自分で直そうとはせずにメーカーに問い合わせて見いましょう。
■注意点⑤:火気やガソリン、アルコール類などの近くに置かない

キャンプでポータブル電源を使う際は引火への注意が必要です。キャンプではBBQグリルやランタンなどにホワイトガソリンやアルコールを使うことが多いからです。また火気のそばで使うとポータブル電源が高温になり故障・ 発火の原因となります。キャンプでポータブル電源を使用する時は火気やガソリン、アルコールに注意が必要です。
【2022年版】キャンプにおすすめのポータブル電源10選
キャンプにおすすめのポータブル電源を10機種を紹介します。ポータブル電源は容量が大きいほど便利ですがキャンプやアウトドアなど持ち運びが想定される時には重さやサイズの確認が必要です。
参考のために大容量の機種も数台ピックアップしていますが、キャンプで実際に使いやすい軽量コンパクトな機種を中心に選んでいます。
耐久性に優れた機種やリサイクル寿命の長い機種、防水防塵の機種も紹介していますのでポータブル電源選びの参考にして下さい。
■ポータブル電源①:EcoFlow RIVER 2 Max
サイズ | 343×334×246mm |
重さ | 7.27kg |
容量 | 512Wh |

キャンプの準備がスピーディー
評価:1時間ほどで充電できるのでキャンプに行く前の準備がスピーディーです。
■ポータブル電源②:BLUETTI EB70S
サイズ | 217×320×222mm |
重さ | 9.7kg |
容量 | 716Wh |

大容量
評価:キャンプに持って行けそうな大容量の機種を探していたので決めました。
■ポータブル電源③:Anker 535 Portable Power Station
サイズ | 約292×251×188mm |
重さ | 約7.6kg |
バッテリー容量 | 512Wh |

操作しやすい
評価:見た目がシンプルでごちゃごちゃしていないので操作しやすいところが気に入っています。
■ポータブル電源④:Jackeryポータブル電源 400
サイズ | 230×153.2×167.3mm |
重さ | 4.1kg |
容量 | 400Wh |

想像してたよりも小さい
評価:想像していたよりも小さくて持ち運びしやすそうです。
■ポータブル電源⑤:BLUETTI EB3A
サイズ | 250×180×130mm |
重さ | 6.12kg |
容量 | 268Wh |

出力が大きい電化製品が使えるのがいい
評価:長時間は使えませんが出力が大きい電化製品も使えるところがいいです。ポットが使えました。
■ポータブル電源⑥:Anker 521 Portable Power Station
サイズ | 約216x211x144mm |
重さ | 約3.7kg |
バッテリー容量 | 256Wh |

ディスプレイ分かりやすい
評価:ディスプレイでバッテリーの残量が分かりやすい。
■ポータブル電源⑦:Jackery ポータブル電源 240
サイズ | 230×133×167mm |
重さ | 3.1kg |
容量 | 240Wh |

軽くて使いやすい
評価:携帯や子供のゲームの充電用に使ってますが軽くて気に入ってます。
■ポータブル電源⑧:Anker 757 Portable Power Station
サイズ | 約463×288×237mm |
重さ | 約19.9kg |
容量 | 1229Wh |

少々重いが出力・耐久性を考えると納得
評価:少し重いですがAnkerの信頼性とデザイン、出力、耐久性の面を考慮すると納得です。
■ポータブル電源⑨:EcoFlowDELTA 2
サイズ | 532×386×277mm |
重さ | 13.3kg |
容量 | 1024Wh |

想像していたよりコンパクト
評価:バッテリー容量が大きいのでもっと大きいものかと想像していましたが割とコンパクトでした。
■ポータブル電源⑩:LACITA ENERBOX-SP
サイズ | 303×134×184mm |
重さ | 6.48kg |
容量 | 444Wh |

災害時に安心
評価:災害に備えてポータブル電源をさがしていましたが、防水性が高いことが決め手で購入しました。
ポータブル電源10個の比較表
商品名 | EcoFlow RIVER 2 Max |
---|---|
BLUETTI EB70S | Anker 535 Portable Power Station |
Jackeryポータブル電源 400 | BLUETTI EB3A |
Anker 521 Portable Power Station | Jackery ポータブル電源 240 |
Anker 757 Portable Power Station | EcoFlowDELTA 2 |
LACITA ENERBOX01-SP | サイズ |
343×334×246mm | 217×320×222mm |
約292 × 251 × 188mm | 230×153.2×167.3mm |
250×180×130mm | 約216 x 211 x 144mm |
230×133×167mm | 約463 × 288 × 237mm |
532×386×277mm | 303×134×184mm |
重さ | 7.27kg |
9.7kg | 約7.6kg |
4.1kg | 6.12kg |
約3.7kg | 3.1kg |
約19.9kg | 13.3kg |
6.48kg | 容量 |
512Wh | 716Wh |
512Wh | 400Wh |
268Wh | 256Wh |
240Wh | 1229Wh |
1024Wh | 444Wh |
特徴 | ・満充電わずか60分 ・X-Boost搭載 ・1日1回充電しても10年以上の使用が可能 |
・安全性が高い ・バッテリーマネジメントシステム搭載 ・エコシステム搭載 | ・長寿命設計 ・耐久性が高い |
・軽い ・コンパクト ・安い | ・ワイヤレス充電 ・電力リフト搭 ・ブラック/アイボリーが選べる |
・リン酸鉄リチウムイオン電池を使用 ・LEDライト搭載 | ・軽い ・持ち運びがしやすい |
・大容量 ・高耐久 ・耐衝撃 | ・大容量 ・50分で80%まで充電可能 ・一般的な電化製品の90%以上を動かせる 可能 ・ |
・水に強い ・湿度に強い ・軽量 | 価格 |
64,900円 | 79,980円 |
64,900円 | 49,300円 |
39,800円 | 29,900円 |
21,800円 | 169,900円 |
110,000円 | 82,800円 |
公式サイト | 楽天市場 |
ポータブル電源にはたくさんの種類があります。中でもキャンプの回数が多い人にはEcoFlow 社のRIVER 2 Maxがおすすめです。片手でも持てる重さの中容量サイズですがX-Boost機能で750Wの電化製品が使えます。バッテリー寿命が長く60分で満充電できるのでキャンプの準備が素早くできますね。
ポータブル電源に関する素朴な疑問

- 5.東日本・西日本のいずれでも使えますか?
ほとんどの製品位は50Hzと60Hzの切り替えが可能です。購入の際には根のため切り替えできるか確認しましょう。
まとめ:ポータブル電源はキャンプで大活躍!快適なので超おすすめ
ポータブル電源の選び方から使用する上での注意点、おすすめの機種まで紹介してきました。普段聞きなれない用語が多いですが自分のスタイルに合ったポータブル電源選びは大切なのでぜひ参考にして下さい。
スマートフォンを一度持ってしまうと手放せないように、キャンプにポータブル電源を使ってしまったら必要かどうかの議論をする余地がないほどの大活躍です。 スマートフォン・タブレット・カメラの充電ができるのは当然のこと、電気毛布やサーキュレーターが使えるので寒さ・暑さに耐える必要がなくキャンプが快適になります。
固定観念にとらわれず視野を広げればレジャーに使える時間がもっと増えるのでキャンプの楽しさが倍増します。 ポータブル電源の使用上の注意を守って快適なキャンプを楽しんでください。

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旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。