キャンプでじゃがバターにチャレンジ
キャンプ飯は、おいしいに越したことはありませんが、簡単に作れるものが良いですよね。なるべく時間をかけずに、楽しくキャンプライフを過ごせることが理想だからです。
じゃがバターは、手軽に作れて小さい子供から大人まで、好まれるためキャンプ飯に適しています。また、食べごたえもあるので、空腹を満たしてくれることに十分です。
本記事では、焚き火やスキレットを利用したじゃがバターの作り方を徹底解説します。おすすめのアレンジレシピもいくつか紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
じゃがバターにおすすめのジャガイモは?
じゃがバターは、じゃがいもとバターだけで作れてしまう簡単キャンプ飯です。おやつ感覚で食べることも、おつまみとして楽しむこともできます。そこで、じゃがバターに適したじゃがいもの種類について説明します。
■①男爵いも
「男爵いも」は日本のじゃがいもの中でも有名な品種で、オーソドックスなじゃがいもです。男爵いもは、さまざまな調理に適しており食材としては非常にバランスが取れています。
もちろん、じゃがバターもおすすめ。風味豊かで、ほど良い粘りが特徴です。そのため、加熱するとホクホクした食感を楽しめるでしょう。柔らかいので、小さい子供も食べやすいこともおすすめできるポイントです。
■②メークイン
「メークイン」はしっとりとしたうえに、サクサクした歯ごたえを楽しめます。また、つるんとした見た目も、メークインの特徴です。さらに、甘味があるのでコクを感じられおいしさが増します。
メークインは比較的、どの調理にも合いますが、じゃがバターには不向きといわれています。食感がねっとりとしているので、じゃがバター特有のホクホク感を得られないからです。
どちらかというと、メークインは一般的にカレーやシチューなど、煮込み料理に適しているといわれていますが、実際にメークインでじゃがバターを作って食べたら、おいしいといった意見も多くあります。
しっとりとした食感が、好みの方にはおすすめです。好みは分かれますが、試してみる価値はあるでしょう。
■③きたあかり
「きたあかり」は、見た目は男爵いもにそっくりなじゃがいもです。ただし、男爵いもより甘味を多く含んでおり、あっさりとした男爵いもに比べて旨味を感じられます。また、でんぷん質が少ないので、粉っぽくないのも特徴です。
その反面、水分が多いのでしっとりとした食感を味わえます。蒸すだけでも、おいしく食べられるためシンプルな料理法が合うでしょう。きたあかりは、じゃがバターにしても、おいしく食べられます。
さらに、栗じゃがと呼ばれるくらい果肉が黄色いので、じゃがバターにすることで見た目も良く食欲が湧くことでしょう。
■④インカのめざめ
「インカのめざめ」は、ほかの種類と比べると小粒なじゃがいもです。味は絶品で風味も強く、高級じゃがいもといわれています。
さつまいものような、ねっとりとした食感でなめらかな口当たりが魅力的です。また、甘味を多量に含んでいるのも特徴で、スイーツの材料などにも利用されることが多いです。
加熱すると果肉がとろとろになり、溶けたバターとの相性も良いのでじゃがバターにも向いています。越冬すると甘味が、さらに増える性質で時期によって味が変わるのもポイントです。
キャンプで作るじゃがバターレシピ
じゃがバターは手軽に作れる料理ですが、作り方を覚えれば一段とおいしく作ることができます。下ごしらえをしっかりとしておけば、現地に着いても慌てることもありませんね。こちらでは、キャンプで作るじゃがバターのレシピを説明します。
■①焚き火かスキレットか?準備するもの
- じゃがいも 適量
- バター 適量
- 塩 適量
- コショウ 適量
- 包丁
- 新聞紙
- アルミホイル
焚き火で焼く場合、新聞紙で包んだ後アルミホイルで包みます。アルミホイルで包むときは、縦方向と横方向と二重に包んでください。万が一アルミホイルが破けても、じゃがいもが露出しづらくするためです。
そして、新聞紙は湿らしておくと、ホクホクとした食感を生み出せます。また、スキレットを使用する場合は、じゃがいもを食べやすいサイズにカットし、スキレットに並べて加熱しましょう。フタをして蒸し焼きにすることで、全体的に火が回ります。
■②事前の下ごしらえ
時短で作るのが希望であれば、前日に下ごしらえをしましょう。下ごしらえをしておけば、現地に着いたらすぐに食べることができます。
事前の下ごしらえでは、じゃがいもを少し柔らかくするために、電子レンジで皮ごと加熱しておきましょう。じゃがいもに水をかけ、ラップをしてレンジで5分ほど温めておきます。アルミホイルで包み、冷蔵しておけば当日そのまま使うことができます。
出発直前の下ごしらえなら、食べやすいサイズにカットし、塩で下味をつけてバターを乗せたらアルミホイルで包んでおけばさらに当日ラクですね。
■③じゃがバターの作り方
- じゃがいもを洗ったら水分を拭き取る
- 新聞紙とアルミホイルで包む
- しばらく加熱する
- 食べごろになったら取り出す
- 4の包みをはがしたら、十字に切り込みを入れてバターと塩で味付けをする
じゃがいもは、しっかりと洗います。洗ったら水気を拭き取ってください。じゃがいもを新聞紙で包んだら、次にアルミホイルで包みましょう。焚き火で調理する場合は、焚き火の下のほうに入れて焼きます。
30~60分ほど加熱したら、一度竹串で刺して確認してみてください。好みの堅さでなければ、様子を見ながら加熱を続けます。
食べごろになったら、じゃがいものアルミホイルと新聞紙をはがして、包丁で十字に切れ目を入れます。塩コショウで味を整えたら、バターを乗せて完了です。
じゃがバターアレンジレシピ
じゃがバターはシンプルなレシピで、誰でも簡単に作ることができます。シンプルが故に、アレンジがしやすいのもポイントです。こちらでは、じゃがバターのアレンジレシピを3選ピックアップしましたので、みていきましょう。
■アレンジレシピ①:明太じゃがバターしょうゆ炒め

明太子との相性が抜群の「明太じゃがバターしょうゆ炒め」のレシピです。じゃがいもは半月切りにし、玉ねぎはくし切り、明太子は一口大に切っておいてください。じゃがいもを柔らかくなるまで、下茹でをしたらザルに上げます。
明太子を入れてから加熱しすぎると、明太子の水分が飛んでしまいます。そのため、火加減を調節しながら炒めましょう。
■アレンジレシピ②:じゃがバターツナ和え

おつまみにもぴったりの、「じゃがバターツナ和え」のレシピです。ツナとバターを組み合わせることで、食べごたえのある仕上がりになっています。じゃがいもを茹でている間に、タレは合わせておくと楽です。
簡単に作れて時短レシピなので、もう一品欲しいときにおすすめの料理です。ぜひ一度試してみてください。
■アレンジレシピ③:塩辛じゃがバター

「塩辛じゃがバター」は、オーソドックスなじゃがバターのアレンジレシピです。じゃがいもの甘みと塩辛のパンチの効いた塩味が、バランス良く味わい深さを生み出しています。
じゃがいもは、素揚げして食べるのがおすすめです。じゃがいもの皮は、むかなくても問題はないので、お好みで調理をしてください。お酒のアテにも最適なので、ビールのお供としても相性が良いです。
おいしいじゃがバターをキャンプ飯で味わおう!
じゃがバターの誰でも簡単に作れて、満腹感が得られるレシピです。必要とする食材や調味料も少なく、キャンプ飯にうってつけでしょう。
また、じゃがいもの種類によっては、口当たりや味が変わります。食べ比べをしたり、自分好みのじゃがいもを見つけて食べたりするのもおすすめです。
基本のじゃがバターのレシピを覚えたら、アレンジを加えたじゃがバターも味変を楽しめて良いでしょう。ぜひ、おいしいじゃがバターを作って、キャンプ飯で味わってみてください。

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