雨キャンプはタープがあれば安心
タープは、キャンプにおいて心強い味方です。タープがなくても、キャンプをすることはできます。しかし、雨が降ると荷物が濡れたり、火を起こしたりすることができなくなります。また、日差しを防ぐこともできません。
そうなると、真夏のキャンプで、快適にキャンプライフを送るのが難しくなるでしょう。この記事では、安全なタープの張り方や張る際の注意点をわかりやすく解説します。
さらに、雨が降った際のタープ撤収のコツもわかりやすく説明しました。おすすめのタープも、ピックアップしているので、ぜひともチェックしてみてください。
雨キャンプで注意したいタープの設営ポイント
雨キャンプではタープは必須です。雨が降っているからこそ、タープを張る際は気をつけなければならない点もあります。こちらでは、雨キャンプで注意したいタープの張り方や設営ポイントを5選紹介します。
■注意点①:場所選びは重要
雨キャンプでタープを張る際は、場所を意識したほうがよいでしょう。雨の中でのキャンプでは、雨によって濡れた地面も厄介だからです。地面から浸水する恐れもあるので、場所の見極めは必要です。
雨による浸水はもちろん防ぎたいですが、排水されやすい地面かどうかの確認も怠らないようにしてください。高低差がある場所であれば、なるべく高い場所に設営するとよいでしょう。
また、地面が土の場所はおすすめしません。ぬかるみで汚れたり、シートから浸水したりする恐れがあるからです。そのため、地面は芝生の場所がおすすめです。
■注意点②:水の流れをチェックする
タープを張る際は、ただ張るだけではなく斜めに張るようにしてください。なぜならば、張る際に角度をつければ水が流れるからです。水平に張ってしまうと水が流れにくくなり、タープが水の重さで潰れる恐れがあります。
水が流れやすくなるように、工夫してタープは張りましょう。また、タープの内側にロープで固定するのもひとつの手段です。ロープで張り固定することで強度が増し潰れにくくなるからです。張ったロープを利用して、衣類なども干せるので一石二鳥でしょう。
■注意点③:1,500mm以上のタープを選ぶ
タープは、耐水圧が高いものがおすすめです。耐水圧が心許ないと長い時間、雨にうたれ続けている場合、雨が染み込んできます。目安は、1500mm以上がよいでしょう。もちろん、耐水圧は高ければ高いほど雨対策に効果的です。
最低でも1500mmあれば、一般的な雨は防げるといわれているので耐水圧もしっかりと確認して、雨キャンプでも快適に過ごせるようにしましょう。
■注意点④:ペグは長いものを使う
雨が降ると地面が柔らかくなります。ペグを打っても、踏ん張りが効きにくくなり抜けてしまうこともあるでしょう。雨キャンプでは、長いペグを用意してください。40cmほどの長さがおすすめです。
耐水圧が高くて丈夫なタープでも、ペグが外れて崩れたら本末転倒です。しっかりと地面に食い込む長さのペグで、確実に打ち込みましょう。
また、打ち込んだペグの上に重しを乗せるのも良いです。ロープをくくりつけて、抜けにくくする方法もあるので試してみてください。
■注意点⑤:雨風が強くなったら潔く撤収する
雨に強く性能の良いタープはありますが、雨風が強くなるとリスクも増します。天候が荒れてきたら、撤収することも視野に入れてください。コテージやバンガローに移動できるなら、潔く移動しましょう。
キャンプにおいて安全を確保するのは、第一優先だからです。なにかあったら遅いので雨キャンプは最悪、途中で帰宅することも考えて行うようにしてください。
雨よけタープの張り方
- 地面が芝生か砂利の場所を確保する
- 風の影響がなるべくない場所に、ポールを立てる算段をする
- 短いポールを使用して立てて、タープを張る
雨よけのためにタープを張る場合は、少々工夫が必要です。風があると、脇から雨が入ってくるからです。まず、ポールは短いポールを使用してください。短いのであれば、タープを低く張ることができ雨の侵入を防ぐことができるからです。
短いポールがなければ、斜めに立てることで賄うことができます。雨風がそこまで強くなければ、4本のポールを使って余裕を持ちながらタープを張りましょう。
雨風が強いときは、使用するポールを2本にしタープを可能な限り下げて雨風を防いでください。
雨キャンプ撤収時の心得
雨の中でキャンプをした場合、タープは汚れやすくなります。そのため、いかに汚れが増えないように撤収するかが肝です。まず、ポールを倒す前にタープを外しましょう。タープが、地面に触れるのを避けるためです。
外したら畳んで袋に入れます。複数人いて、協力し合えば作業効率も上がります。また、テントシートで包むのもおすすめです。そして帰宅したら、濡れているタープをすぐに乾燥させましょう。
湿った状態で放置していると、カビの原因になるからです。タープの四角に重しを乗せて、風を通すことで早く乾きます。臭いの元にもなるので、タープは早くきれいな状態に戻すようにしましょう。
雨の日も安心!おすすめのタープ5選
雨の日も楽しくキャンプをするためには、タープは必要不可欠です。雨風の影響を和らげる、高性能のタープが多くみられます。そこで、雨キャンプにおすすめのタープを5点紹介します。
■おすすめ①:クイックキャンプ/ポリコットン レクタタープ
サイズ | 約4.3×4.0m |
重量 | 約4.6kg |
素材 | コットン・ポリエステル |
使用人数 | 4~6人 |
豊富な形状
評価:形状を変えて、いろいろなスタイルでキャンプを楽しめます。環境や場所によって、適した張り方ができるのが嬉しいです。
■おすすめ②:フィールドドア/ワンタッチタープテント G03
サイズ | 約3.0×3.0×1.76m |
重量 | 約14kg |
素材 | スチール・ポリエステル |
使用人数 | 5~7人 |
カラー | グリーン・ブルー・ライトベージュ・オレンジ |
汎用性がある
評価:キャンプでは大活躍ですが、海水浴などにも使えます。ポールを短くすることもできるので、用途によって使用可能なので便利です。
■おすすめ③: DOD/ビートルタープ
サイズ | 約4.5×3.8m |
重量 | 約1.7kg |
素材 | 150Dポリエステル |
カラー | カーキ・タン |
雨が漏れない
評価:テントとの連結部分に、フラップが付いています。フラップが雨の侵入を防ぐので、寝室スペースとリビングスペースの行き来が楽です。
■おすすめ④:Unigear/防水タープ ヘキサ
サイズ | 約4.5×4.2m |
重量 | 約1.5kg |
素材 | ポリエステル |
使用人数 | 4~6人 |
カラー | ブラウン・アーミーグリーン |
遮光性も良い
評価:雨だけではなく、日の光も遮断してくれます。テント内で快適に過ごせるので、アウトドアには外せないキャンプギアです。
■おすすめ⑤:キャプテンスタッグ/トレッカー レクタタープセット
サイズ | 約3.2×2.9×1.8m |
重量 | 約2kg |
素材 | ポリエステルリップストップ・スチール |
使用人数 | 2~3人 |
カラー | ホワイト・グリーン・カーキ |
目立つロープ
評価:赤いロープが目立つので、広いキャンプサイト内でも見失うことが少ないです。目印になるので、重宝できます。
雨に強いタープを選んで快適に過ごそう
タープがあれば、雨キャンプも満喫できます。設営するための注意点を把握しておけば、一層と楽しく雨の中でのテント泊を楽しめるでしょう。また、タープの設営や撤収のコツをつかんで臨めば、スムーズに作業が行なえます。
優れた耐水性・耐風性のあるタープは多くあるので、自身に合ったタープを見つけ、快適なキャンプライフを送ってみてください。
雨キャンプの楽しみ方&対策法18選!設営のポイント・持ち物は?
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映画好きでお酒好きの、物書きです。