石油ストーブの人気おすすめ10選を紹介!
オフシーズンのキャンプ場を広々使える冬キャンプが注目される中、冬季キャンプに必須なのが石油ストーブです。薪やガスストーブなどもありますが、着火が簡単で火力が高い石油ストーブは、キャンプ初心者でも扱いやすく重宝します。
石油ストーブにも様々な種類があり、テントの広さや置く場所によって適切なものを選ばないと十分な暖房効果が得られません。そこでこの記事では石油ストーブのおすすめ製品や、キャンプ使用時の注意点についてまとめましたので、参考にしてみてください。
石油ストーブの魅力
燃料のコストパフォーマンスがよい、料理ができるなど石油ストーブはキャンプの用途にも適した魅力がたくさん。石油ストーブの特徴を知ってキャンプで上手に使いこなしましょう。
■魅力①広範囲を暖められる
石油ストーブはガスストーブなどに比べて火力が高く、広範囲を暖房して冬キャンプに便利です。一般的なモデルで6~8畳、高火力のモデルには12畳以上暖房できる製品も。
電気やガスストーブはコンパクトですが、ストーブ周辺1~2畳しか熱が届かないものが多く、キャンプでは使用人数が限られます。石油ストーブなら広い空間に熱が届き、ファミリーキャンプやグループキャンプに便利です。
■魅力②料理ができる
石油ストーブには上面が平坦になっており、やかんや鍋を置いて料理が可能な製品が多くあります。暖房に使う熱を料理にも使用でき、キャンプの調理スペースを節約できて効率的です。
石油ストーブはガスコンロほど火力が高くありませんが、煮込み料理などじっくり熱を通す料理におすすめです。
■魅力③燃費がいい
石油ストーブの燃料である灯油は、1リットル100円前後です。1泊のキャンプで10リットル使用しても、燃料費は約1,000円前後ですみます。薪ストーブ用の薪を購入する場合、1泊のキャンプで消費する薪20kgの価格が3,000円前後と言われています。
灯油はガソリンスタンドやホームセンターなどで購入でき、手に入りやすい点もメリットです。キャンプで余った灯油は、家庭の石油ストーブにも使用できるので無駄がありません。
キャンプに持っていく石油ストーブの選び方
石油ストーブの種類やサイズは、キャンプ参加人数など状況に合ったものを選びましょう。石油ストーブをキャンプで安全に使用するため、自動消火装置の有無なども要チェックです。
■選び方①対流式と反射式で決める
円筒形のフォルムが特徴の対流式石油ストーブは、中心に燃焼部分があり360°全方位に熱を届けます。キャンプでは人が集まる場所の中心に置いて使用するのがおすすめです。
熱せられた空気が上昇・対流して空間全体を暖めますが、暖気を撹拌させるストーブファンがあるとより効率的です。
燃焼部分の背後に反射板が付けられた反射式石油ストーブは、輻射熱により石油ストーブ正面がすばやく暖かくなるのが特徴です。対流式石油ストーブと異なり、背面は暖気が届かないので、壁側に設置して使用します。
■選び方②サイズで決める
使用する石油ストーブのサイズは、テントの広さに応じて決めるのがおすすめです。一般的に石油ストーブには、木造とコンクリート造の場合の適応畳数が記載されているので、木造適応畳数を参考に選びます。
また、テント内に十分なスペースがないと石油ストーブ自体設置できませんから、キャンプで小型のテントを使用する場合は要注意です。運搬する車の荷物スペースは、石油ストーブ本体と共に灯油も積載できるか確認しましょう。
■選び方③デザインに注目
エアコンやガスストーブなどと異なり、石油ストーブは昔から変わらないレトロな形状が特徴です。トヨトミのレインボーストーブやアラジンのブルーフレームヒーターは、クラシックなフォルムで特に人気ですね。
石油ストーブは存在感がありますから、おしゃれなキャンプサイトを目指したい人はデザインにも注目してみましょう。
■選び方④安全機能がついていると安心
石油ストーブは転倒による事故を防ぐため、必ず平坦な場所で使用します。屋内に比べて凹凸の多いキャンプ場などで使用する際は、揺れや衝撃で自動消火する安全機能がある製品がおすすめです。
キャンプ向け石油ストーブのおすすめ10選
■トヨトミ/レインボーストーブ RB-251
サイズ | 388×388×高さ474.5mm |
重量 | 6.2kg |
タンク容量 | 4.9L |
適応畳数(木造) | 7畳まで |
操作が簡単
評価:1つのつまみで点火・消火・火力調節できるので操作が簡単です。シンプルな形なので、運搬するときかさばらず、キャンプ道具の積載に困りません。
■トヨトミ/レインボーストーブ RL-251
サイズ | 388×388×高さ485.7mm |
重量 | 6.2kg |
タンク容量 | 4.9L |
適応畳数(木造) | 7畳まで |
クラシックなデザインでおしゃれキャンプに
評価:ダークグリーンのクラシックな見た目が気に入っています。ガスストーブに比べて暖かくなるまで時間がかかりますが、照明代わりにもなり、冬キャンプの強い味方です。
■コロナ/ポータブル石油ストーブ SL-5121
サイズ | 460×460×高さ553mm |
重量 | 9.9kg |
タンク容量 | 6.0L |
適応畳数(木造) | 13畳まで |
ハイパワーで真冬のキャンプも快適
評価:思ったより灯油を多く消費しますが、ハイパワーな石油ストーブで真冬のキャンプでも暖かく過ごせます。
■アルパカ/アルパカストーブ TS-77A H12H
サイズ | 390×390×高さ480mm |
重量 | 6.5kg |
タンク容量 | 6.0L |
適応畳数 | 12畳まで |
小型でも十分な暖かさでソロキャンプにぴったり
評価:ソロキャンプが多いのでガスストーブも検討しましたが、小型の石油ストーブを見つけて購入しました。ゴトクを置いて料理もでき、雪が降る時期のキャンプが暖かく過ごせました。
■アラジン/ブルーフレームヒーターBF3911
サイズ | 388×405×高さ551mm |
重量 | 8.5kg |
タンク容量 | 4.1L |
適応畳数(木造) | 7畳まで |
自宅とキャンプ用に10年以上使用
評価:減った芯を買い換えながら自宅とキャンプ用に10年以上使用しており、毎年冬には欠かせません。エアコンやガスストーブなどに比べると暖まるのに時間がかかりますが、じんわりしたぬくもりでリラックスできる冬キャンプが過ごせます。
■フジカ/フジカ・ハイペット KSP-229-21C
コンパクトで楽に運搬でき、高機能で耐久性にも優れる小型の石油ストーブです。天板で料理も可能なのでキャンプ用として人気が高く、注文から納品まで数か月かかることも。
オプションの反射板を取り付ければ、石油ストーブ正面の空間を効率的に暖房できます。置き場所を選ばず、キャンプサイトのレイアウトにこだわりたい人におすすめです。
サイズ | 310×310×高さ432mm |
---|---|
重量 | 5.5kg |
タンク容量 | 3.6L |
適応畳数(木造) | 8畳まで |
小型で運搬や設置に便利
評価:今までの冬キャンプではカセットガスストーブを使用していましたが、本格的な暖房器具を探してフジカ・ハイペットに決めました。石油ストーブとしては小型で扱いやすく、おでんを暖めるなどキャンプ料理も楽しめました。
■トヨトミ/石油ストーブ RS-H2900
サイズ | 312×356×高さ460mm |
重量 | 7.5kg |
タンク容量 | 3.6L |
適応畳数(木造) | 8畳まで |
自宅用と兼用できる石油ストーブ
評価:自宅のリビングでも使っていますが、キャンプで使用しても十分な暖かさを発揮します。取っ手が大きくて移動させやすい点も便利です。
■コロナ/ポータブル石油ストーブ RX-2220Y
サイズ | 452×324×高さ475mm |
重量 | 7.4kg |
タンク容量 | 3.7L |
適応畳数(木造) | 6畳まで |
ソロや少人数キャンプで活躍
評価:ソロキャンプが多いので、対流型石油ストーブだとオーバースペックが気になっていました。この製品はガスストーブより暖かく、ソロキャンプでも大げさにならないので使いやすいです。
■コロナ/ポータブル石油ストーブ SX-E3520WY
サイズ | 618×324×高さ467mm |
重量 | 9.8kg |
タンク容量 | 5L |
適応畳数(木造) | 9畳まで |
広範囲まで暖まる
評価:重量があるので車への積載やキャンプ場での運搬が大変ですが、火力が高く広範囲まで暖房効果が届きます。
■アラジン/石油ストーブCAP-U288
サイズ | 345×327×高さ496mm |
重量 | 7.6kg |
タンク容量 | 4.4L |
適応畳数(木造) | 8畳まで |
おしゃれなデザインで使いやすい
評価:アラジンのブルーフレームヒーターも気になっていましたが、キャンプで使いこなせるか心配だったので反射型石油ストーブであるこちらの製品を選びました。おしゃれなカラーと使いやすい点が気に入っています。
キャンプ向け石油ストーブのおすすめ10選の比較表
メーカー | トヨトミ |
---|---|
トヨトミ | コロナ |
アルパカ | アラジン |
フジカ | トヨトミ |
コロナ | コロナ |
アラジン | 画像 |
- | 商品名 |
レインボーストーブ RB-251 | レインボーストーブ RL-251 |
ポータブル石油ストーブ SL-5121 | アルパカストーブ TS-77A |
ブルーフレームヒーターBF3911 | フジカ・ハイペット KSP-229-21C |
石油ストーブ RS-H2900 | ポータブル石油ストーブ RX-2220Y |
ポータブル石油ストーブ SX-E3520WY | 石油ストーブCAP-U288 |
特徴 | ・炎が七色に見える ・燃焼中40Wの明るさがある ・着火トラブルの少ない電子点火 |
・ランタン型のデザイン ・足元を照らす照明になる ・着火トラブルの少ない電子点火 | ・木造13畳まで対応 ・操作が簡単 ・家庭用と兼用しやすい |
・コンパクトで運搬に便利 ・国内使用に適した安全設計 ・料理しやすい天板 | ・丸い窓と青い炎が印象的 ・約90年のロングセラー ・パーツを取り替え長年使用可能 |
・コンパクトで運搬しやすい ・耐久性が高い ・反射板のオプションがある | ・運搬しやすいハンドル付き ・家庭用と兼用しやすい ・コンパクトで高火力 |
・価格が安い ・操作しやすい ・小型テントにぴったり | ・高性能モデル ・遠赤ブレード搭載で木造9畳対応 ・15時間継続運転可能 |
・切タイマー搭載 ・おしゃれなデザイン ・着火トラブルの少ない電子点火 | 商品リンク |
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石油ストーブをキャンプで使うときの注意点
住宅で利用する場合と同様、石油ストーブをキャンプで使う場合も、火災や一酸化炭素中毒への注意が必要です。テントやタープは燃えやすい素材を避け、安全に配慮して使用しましょう。
■注意点①一酸化炭素中毒
石油ストーブや薪・ガスストーブなどをキャンプで使用する際は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
これらの暖房器具を換気が不十分な状態で使用すると、酸素不足により一酸化炭素が発生します。一酸化炭素は毒性が強く、めまいや吐き気などの中毒症状を起こし、濃度が上がると死に至ることも。
一酸化炭素は無色無臭なので気づきにくいのが特徴です。キャンプで石油ストーブを使用する際は、必ず一酸化炭素濃度を検知する機器を準備し、換気を十分に行いましょう。
■注意点②火事の危険性
焚き火と比較すると、石油ストーブは火災の危険性が少ないですが、使い方を誤ると事故につながります。
石油ストーブをつけたまま給油して、漏れた灯油に引火し火災につながった事例もあります。必ず取扱説明書記載の使用方法を守り、灯油などの燃料は適切に管理しましょう。
■注意点③テントやタープとの距離
キャンプで石油ストーブを使用する際は、テントやタープ、布製品など引火しやすいものから離して使用しましょう。風や結露で幕がたわみ、石油ストーブに触れてしまう不慮の事故も起こり得ますから十分な距離が必要です。
テント内やタープ下は火気厳禁である製品がほとんどです。キャンプで石油ストーブを使用する際は自己責任で安全を確保し、難燃素材を選びましょう。
■注意点④ガソリンに気を付ける
石油ストーブには必ず灯油を使用しますが、誤ってガソリンを入れて使用してしまい、火災になった事故があります。ガソリンは灯油に比べて気化しやすく、温度が上昇すると気化してタンクからあふれ、引火して燃え広がってしまいます。
キャンプのバーナー用に、ホワイトガソリンなど他の燃料も持ち込んでいる場合は、混入しないよう注意しましょう。
石油ストーブで冬キャンプを快適に
キャンプで快適に石油ストーブを使用するなら、参加人数や設置場所に合った製品を選びましょう。運搬に負担がかかる比較的大きな機器ですから、サイズや重量も要チェックです。
キャンプで石油ストーブを使用する際は、一酸化炭素中毒や火災などの事故に十分な注意が必要です。安全に配慮して、暖かな冬キャンプを楽しみましょう。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。