キャンプツーリングの持ち物選びのコツが知りたい
キャンプツーリングとは、バイクで行くキャンプスタイルです。バイクでの移動も楽しめるキャンプツーリングは、バイク好きの人にとっては最高のアウトドアとなります。そんな楽しいキャンプツーリングですが、多くの方が悩むことがあります。
この記事では、悩みの種となるキャンプツーリングの持ち物選びのコツについて紹介します。車と違って、バイクの場合運べる持ち物は容量が少なくなるため、厳選することが必要です。しかし、初めてのキャンプツーリングでは持ち物をどうやって選べばいいのか悩んでしまいますよね。
持ち物の選び方やおすすめのアイテムなどを参考に、キャンプツーリングの持ち物を効率よくまとめるためにチェックしていきましょう。
キャンプツーリングの魅力とは?
まずは、キャンプツーリングの魅力について紹介します。バイクで行くキャンプには、どんな楽しみがあるのでしょうか。キャンプツーリングが気になる方はみていきましょう。
■魅力①:自分のペースで楽しめる
キャンプツーリングの魅力は自由度の高さにあります。キャンプツーリングは、ソロもしくは少人数のことが多いので自分のペースで動けることがメリットです。特にソロの場合は、人に気を遣うことなく動けるため自由度が高くなります。
大人数で楽しむキャンプもよいのですが、自分のペースで動きたい方はキャンプツーリングは適していると言えるでしょう。
■魅力②:めんどくさいことが魅力
車で行くキャンプと比べてバイクで行くキャンプはめんどくさいことがたくさんあります。そのなかでも、持ち物のセッティングはめんどうなものです。しかし、そんなめんどうなことをしてでもキャンプツーリングは達成感を感じたときの醍醐味があります。
天候の心配などもあり予測できない状況も起こりうるため、車で行けばラクなのにと思いますが、それらのめんどくささを超えてもバイクで行くキャンプには、底知れない魅力があるわけです。
■魅力③:コストを抑えることができる
キャンプツーリングのメリットは、コストが安く済むことです。キャンプ場の駐車場代が車に比べて安いことが多く、燃料費などの交通費も安く済みます。そのため、車で行くキャンプよりもお金がかからないことが、ツーリングの良さでもあります。
また、キャンプギアなどもコンパクトなもので済むためコストを抑えることが可能です。ファミリーキャンプなどは、大きなテントが必要ですがキャンプツーリングの場合はソロのことが多いため、小さなテントで済ませることができます。
トータル的にコストを抑えることができることは、大きなメリットです。
■魅力④:移動の自由さがある
キャンプツーリングの大きな醍醐味は、移動の自由さだと言えるでしょう。バイクで走りながら道中に気に入った場所をみつけたら、立ち止まって自由に散策できることが魅力です。車でももちろんできますが、小回りがきかないため簡単に立ち寄れないこともあります。
また、仲間がいる場合は勝手に立ち寄るのは気が引けますよね。その点、キャンプツーリングの場合は自由に道中を楽しむことができます。この自由さがキャンプツーリングの大きなメリットです。
■キャンプツーリングのデメリットも知っておこう
メリットも多いキャンプツーリングですが、デメリットもあります。バイクの場合、持ち物をたくさん持って行くことができないため、しっかりと厳選しなければいけません。そのため、念のため持って行こうというような余裕がないため持ち物で悩むことがよくあります。
そして、バイク移動は天候の変化に対応しなければいけないリスクがあり、急な雨などに備える必要があります。また、キャンプ場に到着してから予想外の雨となった場合、車中泊しようということもできません。そのため、天候のリスクを考えた準備が車以上に必要となることがデメリットです。
【道具一式】キャンプツーリング最低限の持ち物リスト
- テント
- シュラフ
- チェア
- テーブル
- マット
- バーナー
- クッカーやスキレットなどの調理器具
- まな板やナイフ
- ランタン
キャンプツーリングの基本的な持ち物をピックアップしましたが、どのようなキャンプスタイルをしたいのかによって変わってきます。テントやシュラフは確実に必要ですが、調理器具に関してはそれぞれのスタイルによって異なります。
調理はしないということであれば減らすことができますし、キャンプ飯が醍醐味という方はそれなりの道具が必要となりますよね。キャンプツーリングの持ち物は、いかにコンパクトにできるかということがポイントになるため、チェアやテーブルなどもコンパクトで軽量なものを選ぶことが重要です。
まずは、最低限必要なアイテムから準備をして優先順位をつけて揃えるとよいでしょう。ほとんどの人が経験によってベストな持ち物選びができるようになります。焚き火台も使いたいなと思うなど、経験をしていくうちにいろんなことを思いつくようになり、持ち物の優先順位も変わっていきます。
少しずつ経験をしながら、持ち物の工夫をしていけるようになるでしょう。
キャンプツーリングでいらない持ち物とは
キャンプツーリングでいらないと感じるか感じないかは、キャンプスタイルによっても違います。多くのソロキャンパーが思ういらないと感じやすいのは、タープです。もちろんキャンプ場によって必要性を感じることもありますが、1人の場合タープがなくても前室があればさほど必要性を感じません、
そして、もうひとつ悩む人が多いのは焚き火台です。これも、人によって必要性が異なるのでいらないと思う方もいますよね。また、道具をおしゃれに飾るスタンドなどもいらないものになるでしょう。キャンプツーリングで持ち物を賢く積みたいなら、ミニマムリストを目指すことが大事ですね。
最終的に寝られればいいというワイルドなスタイルに戻って持ち物を考えてみるとよいでしょう。
軽量化できるおすすめのテント
キャンプツーリングおすすめのテントを紹介します。コンパクトで軽量化できるテントをピックアップしました。ソロキャンパーに人気があるタイプを厳選しています。
■①テント:バンドック/ツーリングテント
サイズ | 1970×1100×1050mm |
重量 | 約2.3kg |
耐水圧 | フライ・フロア1000mm、インナー450mm |
設営が簡単で安い
評価:設営が簡単で値段も安いので、初心者の自分にはよかったと思っています。多少の雨くらいなら、問題なく過ごせました。サイズ的には1人がいいかなとは思います。
■②テント:DOD/ライダーズワンポールテント
サイズ | (約)W2900×D2900×H1830mm |
重量 | (約)2.6kg |
最低耐水圧 | アウター:2000mm、フロア:3000mm |
居住空間が広くて快適
評価:キャンプツーリング用のテントを今まで5つ使用しましたが、これが一番良かったです。軽くてコンパクトなので、キャンプ場でも区画サイトに納まります。コンパクトですが居住空間は予想より広めで快適です。日本メーカーでこの値段というのも驚きですが、機能も含めて非常にコスパがいいのではないかと思いました。
■③テント:MSR/HUBBA NX TENT
サイズ | 216 x 76cm(床面積) |
重量 | 1.29 kg |
材質 | ナイロン |
軽くてしっかりしている
評価:最初は生地が薄いと感じましたが、さすがのMSR、まったく問題ありませんでした。ダブルウォールなのに、この軽さというのは本当に驚きです。機能性も軽さも最高なので、値段はしますが買いではないかと思います。
コンパクトなおすすめの寝袋
キャンプツーリングにおすすめの寝袋を紹介します。寝袋はシーズンによってはどうしても重さが出てしまうこともありますが、比較的軽量でコンパクトな寝袋をピックアップしました。
■①寝袋:キャプテンスタッグ/アクティブマミーシュラフ600
サイズ | (約)幅80×長さ210cm |
重量 | (約)1.1kg |
使用目安温度 | (約)5度まで |
温かい時期にちょうどいい
評価:冬や寒い時期は向きませんが、暖かい時期であれば問題なく使えます。軽いことと値段の手頃さが魅力です。春から夏のキャンプならおすすめできます。
■②寝袋:イスカ/ウルトラライト
サイズ(最大) | 80(肩幅)×202(全長)cm |
平均重量 | 600g |
最低使用温度 | 10℃ |
コンパクトで軽い
評価:温かいシーズンの登山用に購入しました。軽くてコンパクトになるため、非常に重宝しています。まだ使用したばかりなので、耐久性はわかりませんが満足しています。
■③寝袋:ロゴス/ウルトラコンパクトシュラフ
サイズ | (約)幅80×長さ190cm |
重量 | (約)950g |
使用温度目安 | 6℃ |
とにかくコンパクト
評価:今まで使用していた寝袋と比べてコンパクトさは半分くらいでした。コンパクトなのに暖かさがあり、満足しています。これだけコンパクトになるのはありがたいですね。
コットよりもマットが便利!おすすめのマット
キャンプツーリングの場合、コットはかさばるためマットがおすすめです。快適なキャンプツーリングのためにおすすめのマットを紹介します。底冷えやデコボコした地面の対策となるマットをチェックしてみましょう。
■①マット:サーマレスト/プロライト
サイズ | 51×119cm |
重量 | 350g |
材質 | 合成繊維 |
改良後膨張も早くなった
評価:以前のタイプはなかなか膨らまないなどの口コミがあり躊躇していましたが、改良されたとのことで購入を決めました。膨張も早く、寝心地も快適です。幅のサイズなど個人差があるのかもしれませんが、私は小柄なのであまり気になりません。バイクツーリングが中心なので、コンパクトなことは非常にありがたいです。
焚き火は外せない!小さくておすすめの焚き火台
持ち物はコンパクトにしたいけど、やっぱり焚き火は外せないという方におすすめの焚き火台を紹介します。なるべくコンパクトになる焚き火台をピックアップしました。
■①焚き火台:ユニフレーム/ネイチャーストーブ
サイズ | 130×130×160mm |
重量 | 320g |
材質 | ステンレス鋼 |
小型ながらよく燃える
評価:自転車ツーリングなので、とにかく小型の焚き火台を探していました。簡単な調理にも使えますし、焚き火気分も味わえます。小さいながらよく燃えるので十分使えます。事前に小枝など多めに用意しておくと安心です。
■②焚き火台:DOD/ 秘密のグリルちゃん
サイズ | (約)W240×D240mm |
重量 | (約)590g |
材質 | ステンレス |
満足な逸品
評価:見た目に反して、いい意味で期待を裏切ってくれました。なんとなく安っぽい感じがして不安でしたが、組み立ても簡単にできますし、薪も思った以上に置くことができます。値段も手頃で、とにかくコンパクト!持ち物の負担にもならないのでおすすめですね。
バイクにうまく持ち物を乗せる方法とは
キャンプツーリングデビューを考えているけど、持ち物がどうしてもうまく乗せられないという方結構いますよね。こればかりは、経験を積んでレベルアップしていくことなので、失敗を繰り返しながらベストな状態をみつけることになるでしょう。
持ち物を賢くバイクの積むためには、事前の準備が大事。荷物を固定するためのネットやシートバッグなどを用意しましょう。フックなどで留める箇所が足りなければ、増やすなど工夫することで荷物が安全に積みやすくなります。
また、シートバッグにマットなどを固定するためのベルトなども便利です。持ち物が納まらないときは、サイドバッグを利用することで、すぐ取り出したいアイテムをそちらに移動して整理するとよいでしょう。ただし、バイクの積載に関するルールに違反しないこと。
荷物を乗せていい場所、高さや重さなどの許容範囲についてはしっかり守るようにしてください。
コンパクトさを極めてキャンプツーリングを楽しもう!
キャンプツーリングの持ち物について紹介しました。バイクで自由に走ることができるキャンプツーリングは、車では体験できないアウトドアの醍醐味があります。また、ソロキャンプであれば、自分好みのキャンプを満喫することができますよね。
これからキャンプツーリングをはじめたいと考えている方は、持ち物の準備やバイクへの積載方法を知っておくと便利です。爽快で開放的なキャンプツーリングをするために、ミニマムリストを目指して持ち物を選びましょう。
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旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。