ホコリタケの特徴とレシピを紹介!
ホコリタケは、公園や芝生などでも見かけることもある身近なキノコです。名前は知らなくても、ホコリタケの形は見たことがある人もいるのではないでしょうか。食用としても使われることがあるので、料理に取り入れていることもあります。芝生のキノコは駆除した方がよいので、早めに採集しましょう。
キノコによっては、毒性があるものもあるのでしっかりと理解しておくことが重要となります。
ホコリタケの特徴
■特徴①日本でも身近なキノコ
ホコリタケは日本全国の芝生などに生えているキノコです。夏から秋にかけて生えてくるキノコで、主に腐葉土壌や芝生に生えています。白い色が特徴で、サイズ的には親指ほどで丸みがあります。トゲトゲしているような突起物があり、ゴマのように見えることも特徴です。老菌になると、白い胞子が舞うのでホコリのようだということが語源となっています。
このホコリのような胞子が耳に入ると耳が聞こえなくなるという迷信もあり、雨の後に生えるため雨の妖精とも言われています。
■特徴②オニフスベに似ている
ホコリタケと似ているキノコで、オニフスベというキノコがあります。オニフスベは見た目がホコリタケに似ていますが、大きさが全然違います。オニフスベはホコリタケと比べて大きいことが特徴です。オニフスベは、頭部が20~40cmあるのに対して、ホコリタケは4~5cmと小さくなります。
オニフスベはかなり大きいので、見た目が似ていてもホコリタケと間違ってしまうことはありません。オニフスベは、褐色してくると臭気の強い水分を出して乾燥していく特徴があります。
■特徴③薬効がある
ホコリタケは、漢方では「馬勃(ばぼつ)」という名前で使われていて、江戸時代には薬として使われていたこともあります。西洋では止血として使われていましたが、咽頭炎・扁桃腺炎・鼻血・消化管の出血・咳への効き目 があると言われています。
ホコリタケの内部組織が粉末状になったものを乾燥させて薬に使うことが一般的です。
ホコリタケの食べ方とレシピ
■ホコリタケの食べ方
ホコリタケを採取するときは頭部の内側をチェックして、内側が白い物を選ぶと若いキノコなので食べることができます。弾力がない、褐色している場合は食べられないので採取しないようにしましょう。ホコリタケの下準備は、柄をすべて取り頭部の皮が硬いので湯剥きします。白い部分だけを残すようにしてください。
ホコリタケの内側が褐色している部分があったら、味が落ちてしまう原因となるので外すようにしましょう。
■レシピ①ホコリタケの炒めもの
ホコリタケは、炒めものにもおすすめです。特にバターとの相性がよいので、アヒージョなども合います。たっぷりのにんにくとバターやオリーブオイル使って火を通せば、キノコのアヒージョのようになります。キャンプやバーベキューなどで、ホイル焼きにしたりソテーにするのもよいでしょう。醤油ダレや味噌ダレを使って、串焼きにしてもおいしいです。
ホコリタケは自体に味はないので、バターや醤油など味つけできるものと炒めると食感と合わせて楽しめます。
■レシピ②ホコリタケの汁物
ホコリタケは、汁物にも合います。はんぺんのような食感が特徴なので、吸い物や味噌汁によく合うのです。煮物や汁物にする場合は、そのままだとホコリ臭さが残るので、必ず下茹でをすることがポイントです。お好みのサイズにカットして、汁物に加えてアクをしっかり取るようにしましょう。
アクをしっかり取らないと、味が落ちてしまうため必ず取るようにしてください。お吸い物のようなあっさりしたものがおすすめですが、味噌汁にも中華スープにも合うのでお好みで選びましょう。
■レシピ③ホコリタケのトッピング
ホコリタケを焼いてトッピングに使うこともできます。焼いたお肉にトッピングをしてもよし、ビネガーとの相性もよいのでバルサミコ酢のドレッシングを使ったサラダもおすすめです。酢が合うので、酢の物にトッピングしてもよいです。ピザなどの上にトッピングなどさまざまなアレンジができます。
ホコリタケの特徴と食べ方を知っておこう!
ホコリタケの特徴や食べ方について紹介しました。身近にあるホコリタケは、料理に使えばいろいろな種類の味を楽しめます。ただし、選び方を理解して採集しないと体に害を与えてしまうこともあるので、十分に注意してください。家の庭などでみつけたら、駆除する前に、栽培してみましょう。毎年、ホコリタケを楽しめますよ。
身近なキノコのホコリタケを理解して、たくさんのレシピを楽しみましょう。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。