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アミガサタケは食用きのこ!種類や時期・毒があるのかもチェック!

アミガサタケは食用きのこ!種類や時期・毒があるのかもチェック!

アミガサタケという高級きのこについて徹底解説!種類や採れる時期、毒があるのかについても掘り下げていきましょう。販売している値段や栽培方法、アミガサタケに類似したきのこや乾燥させる方法についても触れているので、食べてみたいという人はぜひ参考にしてみてください。


アミガサタケについて徹底解説!

アミガサタケと呼ばれるきのこを知っていますか?フランスでは高級食材として知られているきのこですが、日本でも収穫することができます。自宅でも美味しく食べることが可能です。販売されている値段や栽培、おすすめレシピや食べ方を徹底解説していきましょう。

アミガサタケの特徴

まずは、アミガサタケの特徴について掘り下げていきましょう。アミガサタケは類似しているきのこがあるため、販売しているものを購入する際は注意してください。
また、類似したきのことの見分け方や食べた時の味についても触れています。アミガサタケは収穫できる時期が限定されているため、採取する場合はそちらも要チェックです。

アミガサタケの種類

  • アミガサタケ
  • オオフカアミガサタケ
  • フカアミガサタケ
  • トガリフカアミガサタケ
  • ヒロメノトガリアミガサタケ
  • アシブトアミガサタケ
  • オオアミガサタケ
  • コトガリアミガサタケ
  • アシボソアミガサタケ
  • オトガリアミガサタケ
アミガサタケにはいくつか種類があります。日本国内には約10種類が存在しており、種類によっては素人では見分けられないものも。日本の種類はモリーユとして販売されていて高級な種類としても有名です。
また、種類は笠の色によって分けられることもあり、ブラックモレル、イエローモレル、ホワイトモレル の種類になります。どの種類にも毒があるので、販売しているもの以外を食べる場合は注意してください。

アミガサタケ

 高さ7~15cmほどでカサに網目状の模様があることが特徴。淡い褐色、もしくは黄色い褐色で内部は突起のついた空洞状になっていて白色です。サクラ・モミ・トウヒの木の傍でよく見られます。

オオフカアミガサタケ

 アミガサタケの中でもカサのサイズが小さく、カサの縁部分が柄から離れていることが特徴的。オトガリアミガサタケと形がよく似ています。

フカアミガサタケ

 アミガサタケの中では珍しい種類で、他のアミガサタケよりも目にする機会は少ないでしょう。アミガサタケよりもカサの形が丸く、網目模様ではなく縦方向へのシワが目立つことが特徴です。

トガリフカアミガサタケ

 食用のアミガサタケではあるものの、アミガサタケの中では最も味が良くないと言われる種類です。フカアミガサタケとよく似ており、アミガサタケよりもカサの網目が少し大きく、縦へのシワが大きい傾向があります。

ヒロメノトガリアミガサタケ

高さ6~23cmですが、カサを含めて30cmほどの大きさになることもあります。アミガサタケの中で唯一、ブナ林に生息する種類。春から初夏に標高1,000m前後のブナ林に生え、アミガサタケよりもカサの網目が大きいことが特徴的です。

アシブトアミガサタケ

高さ8~20cmとアミガサタケよりも少々大きく、サクラの木の下によく生えています。白色から淡い黄色であり、カサは弾力があるものの薄く、味や臭いはありません。

オオアミガサタケ

森林に生えるアミガサタケで5~7月に成熟します。名前のとおり、アミガサタケの中では大型で、高さは24cm以上と言われています。

コトガリアミガサタケ

「トガリアミガサタケ」と名前のつくアミガサタケは、他の種類より色が濃く、カサの網目が縦方向に発達していることが特徴。名前のとおり、カサの先が尖っていて丸みがありません。

アシボソアミガサタケ

高さ3.5~10cmくらいのことが多く、他のアミガサタケに比べて柄が細く短いことが特徴。柄の色は薄く乳白色から淡い黄色です。カサの形は紡錘形で縦長の網目模様を持ちます。

オトガリアミガサタケ

高さは5~17cmと小型で、茶褐色・黒褐色と他のアミガサタケより色が濃くなります。生の状態でも干した魚介類のような強い香りを放ちますが、生食で中毒を起こすことは他の種類と同じです。

アミガサタケが捕れる時期と生息地

次は時期についてです。主に春を迎える時期に採れるきのことなります。日本なら2月から4月頃に採れることが多く、ウラベニガサやカワラタケ、ナラタケやハタケシメジなどと一緒に収穫可能です。
また、生息地は竹林です。複数の県で絶滅危惧種に指定されているため、収穫のしすぎには注意してください。

アミガサタケが生えている場所

生えている場所は森林や林道などが多いです。また、日本国内では公園に生えている場合も多く、東京都内で見かけられることも。状況下によっては家庭の庭に発生することもあります。
ただ、発生条件が傾向が読めません。発生時期に探す場合は、 サクラやイチョウ、モミやトウヒなどの周辺を散策してみてください。発生時期なら見つけやすいです。

アミガサタケに類似しているきのこ

収穫する際に気を付けていただきたいのは、類似しているきのこがあるということです。例えばシャグマアミガサタケ、これは発がん性や猛毒を持っているため注意が必要です。春から初夏にかけて見られます。
こちらの類似したきのこは、脳のような形になっているのが特徴的です。毒抜きを行える類似きのこではありますが、その過程で中毒を起こす可能性もそのため、万が一類似しているきのこを見つけた際は食べないだけでなく触らないようにしましょう。

アミガサタケの購入方法と値段

モリーユという名前で販売されているアミガサタケは、乾燥させています。フレンチにも使用されるため高い値段で取引されることも。きのこの中でも見つけにくいため販売数も少なくなり、それも値段が高くなる理由の1つとなります。
乾燥しているものは通販で販売していて、お得な値段の少量から購入可能です。栽培することも可能ですが、少し値段が高くても毒抜きされているものを購入するのがおすすめです。そうすることで、安全に美味しいきのこ料理を頂くことができます。

アミガサタケの味

春の時期に見かけられるきのこですが、見た目はあまり美味しくなさそうに見えてしまいます。しかし、その反面味が美味しいきのことして有名です。うまく調理することができれば、強い旨みを感じることができます。
ただ、見た目のイメージとは異なり、香りはそれほど強くありません。下処理を行えばしっかりとした食感に旨みが閉じ込められます。気になるという人は、ぜひ一度ご賞味ください。

アミガサタケを採取するコツ

高級食材とされていて入手が難しいアミガサタケ。しかし、日本国内の森林で採取することもできます。それでは、アミガサタケを採取するためにはどのようにするべきか、コツを見ていきましょう。

採取するなら3~5月

 アミガサタケが採取できる時期は3~5月頃です。桜が咲き始める直前からゴールデンウィーク頃までが狙い目です。ただ、種類によって採取できる時期が違い、春先の最初のほうに見られるのはトガリアミガサタケです。そして、桜が散り終えた後から発生するのがアミガサタケ。3月中旬から5月のはじめであれば何らかのアミガサタケが見つかるでしょうが、採取したい種類が決まっている場合はシーズンにあわせて採取にでかけましょう。

森林ではなく町中で探す

アミガサタケはきのこが多く生えている森林ではなく、町中で探したほうが見つかる確率が高いと言われています。近所の公園や緑地、道端など、思わぬところで発見できるかもしれません。発見した方からの情報によると、家の庭から自然に生えてきたという例も…。採取だけを目的にするのであれば、遠方の森林に出かけるよりも近所の公園を探したほうが見つかりやすいでしょう。

サクラ・イチョウ・モミの木の下を探す

アミガサタケはサクラ・イチョウ・モミの木の下によく生えるので、まずは木を見つけることから始めてください。ただし、最初に解説したようにヒロメノトガリアミガサタケだけはブナ林に自生します。サクラ・イチョウ・モミの中でも最も発生率が高いのがサクラの木の下なので、探すときはまずサクラの木を目印にするのが効率的です。

アミガサタケの注意点

意外と身近に生えているアミガサタケですが、取り扱う際には注意するべきポイントがあります。

カサの中に虫が紛れていないか確認すること

アミガサタケを採取できたら、カサの中に虫が紛れていないか確認しましょう。特徴的なカサの網目模様は深く、中は空洞になっているので虫が入り込んでしまっている可能性があります。気づかず一緒に調理してしまわないよう、採取した際には必ずカサの網目をよくチェックしてから調理してください。

アミガサタケを食べるときはお酒を飲まないこと

アミガサタケを食べながらお酒を飲むのはおすすめできません。アミガサタケとアルコールは相性が悪いと言われており、場合によってはめまいや吐き気などの症状が現れることがあるそうです。体調不良は毒素の影響ではなく、人によっては症状が現れないケースも多々ありますが、相性が良くないと言われている以上はアルコールと一緒に摂取することはおすすめしません。

アミガサタケを美味しく食べる調理法とレシピ

毒を持つきのこと言われていますが、アミガサタケは食用きのことして知られています。旬の時期に収穫できたのなら、ぜひ美味しく食べてみたいはずです。
ここからはそんな美味しく食べる調理法とレシピについて掘り下げていきましょう。下処理や毒抜き方法、美味しい味を活かせるレシピに触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

下処理方法・毒抜き方法

まずは、下処理と毒抜きの方法についてです。毒は10分間煮沸させることでほとんど取り除くことができます。たっぷりのお湯を入れて、時間を測りながら茹でてください。
また、下処理の段階で換気扇を付けることが大切です。これはきのこに含まれる毒が水蒸気となり、部屋に充満する可能性があるからです。生食は絶対にしないようにしてください。

アミガサタケの乾燥方法

一気に毒抜きしてから乾燥させることで保存がききます。そのため、大量に収穫する場合は乾燥させておきましょう。乾燥方法は干物などを作る時と同じで、外に出して乾燥させます。風通しの良いザルなどにきのこを並べ、3日間ほど乾燥させてください。
乾燥させる際は間隔を広くすることで、効率よく乾燥させることができます。乾燥させると小さくなってしまいますが、食べる時は水でしっかりと戻すので安心してください。

アミガサタケのおすすめレシピ①クリームパスタ

きのこをしっかりと水戻しすることで、プルプルとした食感になります。そしてバターやニンニク、生クリームと組み合わせることできのこの香りを活かすことができるでしょう。
ソースに白ワインやきのこの戻し汁を使用しているため、香り高いクリームパスタになります。お好みに合わせて黒コショウをたっぷりかけてみてください。
クックパッド 「アミガサタケのクリームパスタ」

アミガサタケのおすすめレシピ②シチュー

きのこの旨みを最大限に味わいたいのなら、ぜひシチューに投入しましょう。紹介しているレシピではシチュー鍋の素を利用しています。しかし、通常のシチューの素も利用可能です。
たっぷり野菜を入れてスープを多めにすることで、より美味しく頂くことができます。レシピに記載されている材料以外にも、玉ねぎやアスパラなどが合っておすすめです。
クックパッド「トガリアミガサタケ入りスープシチュー」

アミガサタケのおすすめレシピ③たらとアミガサタケのクリーム煮

やはりクリーム系と相性の良いアミガサタケ。パスタやシチューだけではなく、魚介類のクリーム煮との相性も抜群です。アミガサタケは北海道に多く自生しているので、たらと組み合わせれば北海道の海の幸・森の幸が揃うレシピに。淡白な味のたらはアミガサタケの味わいを邪魔しないので、きのこの風味を存分に楽しめる主菜になります。

アミガサタケのおすすめレシピ④きのこ丼

アミガサタケの栽培・販売

アミガサタケはクリーム系のレシピだけではなく、丼にしてもおいしくいただけます。干したアミガサタケを水で戻して、戻し汁を白だしと鶏ももひき肉と混ぜ合わた後に、みじん切りにしたにんにくとアミガサタケを加えて加熱します。水気がなくなるまで加熱すると、何にでもあうおいしいおかずに早変わり。きのこは干すと風味が増す上に長期保存ができるようになるので、アミガサタケを採取したらぜひ干してみてください。ごはんと炒り卵、アミガサタケだけのシンプルなレシピですが、白だしときのこの風味、そしてにんにくの味でごはんが何杯でも食べられるおいしさです。

ここからは、栽培や販売は可能なのかについて掘り下げていきます。美味しいきのこを自分で栽培してみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

アミガサタケの栽培方法

栽培する場合は11月頃の菌床を利用します。おがくずを主原料にし、菌を植え付けた後は3ヵ月ほど待ちます。2月頃になると黒いビニールを使って覆い、圃場に菌床を埋めましょう。約40日間15度や多湿の条件を満たせるようにし、苔が生える状態が最適です。
そうしているうちに、4月頃になると収穫することかできます。ただし、人工栽培は難しいと言われているものなので、個人で行う際はうまく栽培できない可能性も。
上でツイートをご紹介している株式会社ハルカインターナショナルでは、林地栽培・ハウス栽培でアミガサタケを育てているそうです。
アミガサタケは発生・成長する条件がよくわかっていないので、栽培方法はまだ研究途中の段階です。アメリカでは安定した栽培ができるようになっているそうですが、発生条件がわからずきのこ栽培のプロでも手探りの状況なので、個人の方が自宅で栽培しようとしても成功する確率は低いでしょう。
もし自宅で栽培を試みるなら、自生地に近い「落ち葉や枯れ枝が堆積した手入れされていない桜の木の下」を再現してみると成功しやすいかもしれません。また、日本は雨の影響で土壌が酸性に傾きやすいですが、アミガサタケはアルカリ性の土壌を好むと言われているので、消石灰や苦土石灰を庭に撒いてアルカリ性に整えてみるのもひとつの方法です。

アミガサタケは販売しても良い?

通販でも販売されているきのこで、個人的に販売することも可能です。ただし、販売する場合は毒があることを記載したり、事前にしっかりと毒抜きを行うようにしてください。危険性などを記載することで、購入側の不安を解消することができます。
ちなみに、一般的な販売価格は干した外国産アミガサタケ100gで15,000円前後です。もし栽培や採取に成功したら、網に乗せて天日干しをするだけで干しアミガサタケができ長期保存ができるようになるので、販売する際には天日干しに挑戦してみてください。

アミガサタケQ&A

毒抜きの方法は?

毒抜きはたっぷりの水を使って茹でます。約10分ほど茹でると触った時の感触が変わるだけでなく、99%の毒を排除することが可能です。不安な場合は販売されているものを購入するのもおすすめです。

毒抜きの際の注意点は?

毒抜きの際は、必ず換気を行うようにしてください。水蒸気に含まれた土器が人体に影響を与える可能性があります。コンロやIHの上にある換気扇をオンにするだけでなく、近くにある窓を開けるなどの換気も行ってください。

販売市場の値段は?

販売されているものを購入する場合、値段は主に2000円前後となります。ただ、2000円前後だと20gしか入っていません。大容量の100gの場合は1万円を超えたり、種類によっては値段が前後することもあるので注意してください。

おすすめレシピは?

香リ高いきのこなので、おすすめなのはクリーム系のレシピです。特に、シチューやクリームパスタはきのこの香りや味を楽しむことができるでしょう。ぜひ普段のレシピに取り入れてみてください。

アミガサタケは下処理をして安全に食べよう!

毒を持っているアミガサタケは、しっかりと下処理をすることで美味しく頂くことができます。毒抜きに自信がないという人は少し値段が高くなってしまいますが、販売しているものがおすすめです。また、栽培することも可能なので乾燥させて保存しましょう。
他にも採れる時期が決まっていたり、種類がいくつかあるという特徴もあります。主に販売しているものはモリーユと呼ばれているので、ぜひこの機会にご賞味ください。

この記事のライター

旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。

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