ホンビノス貝の砂抜き方法は?塩抜き・モヤ抜きのやり方やレシピも
ホンビノス貝の気になる砂抜き方法を徹底解説します。砂抜きをする前にやることやスーパーのホンビノス貝は砂抜きが必要なのか?という点にも触れています。塩抜きとモヤ抜きの方法、おすすめのレシピまでまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ホンビノス貝の砂抜きなどの下処理方法を紹介!
ホンビノス貝は味わいも濃厚で、スーパーで簡単に手に入る食材であり、どんなレシピにも合うと注目を浴びています。
そんなホンビノス貝を調理する際、忘れてはいけないのが下処理。一般的には砂抜きや塩抜きなどがありますが、50度のお湯を使うやり方などもあります。今回紹介するのは基本的な下処理方法なので、しっかり覚えましょう。
ホンビノス貝の砂抜き方法
砂抜きをする前にやること
ホンビノス貝の砂抜き前に下処理として行うことは、米を研ぐような感覚で、貝と貝をこすり合わせながら流水でよく洗うことです。この時お湯などは使用せず、必ず流水で洗ってください。
こすり洗いを怠ってしまうと、貝表面についた汚れなどを洗い落とせないため、細菌感染の原因になったり、死んだホンビノス貝を見極めることができず、そのまま調理に紛れてしまう可能性があるからです。
砂抜きは簡単でOK
ホンビノス貝を洗い終わったら、海水と同じ濃度の塩水で1時間ほど浸けて砂抜きを行います。おすすめなのは、空の500mlペットボトルに水を入れ、その後キャップ2杯分=大さじ1の塩を入れると海水と同じ塩水が簡単に作ることができます。
ただしホンビノス貝は基本的に砂地ではなく沼地に生息しているため、砂抜きも簡単で良いというメリットがありますが、完全に砂抜き不要というわけではないので注意が必要です。また貝は暗い場所を好むので、アルミホイルを被せると砂抜きの時短にもなります。
スーパーのホンビノス貝は砂抜き不要
スーパーで購入したホンビノス貝は、元々漁船で海水から直接引き揚げて獲った貝=砂抜きをしたことになるため、砂抜きが不要となります。さらにホンビノス貝の基本的な生息地は沼地なので、砂を吸うこと自体少ないのです。
ただし少しでも心配な方や、スーパーで売られているパッケージなどに「砂抜きをしてください」という一文があった場合には、お湯ではなく塩水を使用して、しっかりと砂抜きを行いましょう。
ホンビノス貝の塩抜きとモヤ抜きのやり方
美味しいレシピでホンビノス貝を調理するためにも、塩抜きとモヤ抜きのやり方をしっかりと覚えていきましょう。とても簡単なやり方であり、難しいことや準備なども不要なためおすすめです。
ホンビノス貝の塩抜き方法
先ほど砂抜きのやり方を説明しましたが、砂抜き後には塩抜きも行う必要があります。ホンビノス貝の塩抜きは、主に準備なども不要なおすすめのやり方が2通り存在します。どちらもホンビノス貝の性質を活かしたやり方なので、時短にも繋がっています。
1つ目は、砂抜きしたホンビノス貝をザルなどにあけて、そのまま1時間〜3時間ほど放置するやり方です。2つ目は、砂抜きしたホンビノス貝を今度は水に浸し、1時間ほど放置するやり方です。このやり方でしっかりと塩抜きが完了します。
塩抜きの効果
ホンビノス貝の砂抜き後にしっかりと塩抜きをすることで、実際にホンビノス貝を使った料理を食べた際に塩辛い思いをせず、美味しく食べることができます。
もし万が一塩抜きをしなかった場合は、とんでもなくしょっぱい料理が完成しているので、せっかくのホンビノス貝が全て無駄になってしまうため、必ず砂抜きの後は塩抜きも忘れずに行ってください。
ホンビノス貝のモヤ抜き方法
モヤ抜きという言葉を聞いたことがない方もいるかもしれませんが、モヤ抜きというのは「泥抜き」ということです。ホンビノス貝は沼地に生息しているため、砂ではなく泥を吸い込んでいる可能性が高いので、しっかりとモヤ抜きすることをおすすめします。
ちなみにモヤ抜きのやり方は、砂抜きと全く同じです。またこの他に、50度洗いというやり方も存在します。流水でこすり洗い後、45度〜50度のお湯の中に投入しましょう。お湯の温度に気をつけながら、30分以上かき混ぜれば50度洗い完了なので、かなり時短に繋がります。
モヤ抜きをする時の注意点
ホンビノス貝のモヤ抜きと砂抜き、どちらも注意点は同じです。まず1つ目は、砂抜き前までに死んだホンビノス貝を見極めて、必ず処分しておくこと。死んだのが混ざっていると悪臭酷く、その臭いで全て食べられなくなってしまいます。
2つ目は、浸す水の量が多すぎないように注意すること。ホンビノス貝は呼吸をしながら砂や泥を排出するので、水の量が多すぎると呼吸できずに死んでしまいます。水の量はホンビノス貝がちょうど浸る程度にしておきましょう。
ホンビノス貝のおすすめレシピ
ホンビノス貝の酒蒸し
- ホンビノス貝 20〜25個
- にんにく 一欠片
- サラダ油 大さじ1
- 酒 貝が半分隠れる量
- 醤油 小さじ1/2
- ネギ 適量
- 砂抜きしたら流水で洗う
- ニンニク、ホンビノス貝、酒を投入
- 蓋をして中火にかけ、貝の口が開くまで待つ
- 蓋を開けて、残りの材料を入れたら完成
ホンビノス貝が手に入ったら、一番のおすすめがこちらのレシピです。シンプルなのに美味しいって、何よりも幸せだと感じます。
動画でも紹介されていましたが、50度のお湯を使った50度洗い。時短にもなり、砂抜き・モヤ抜き・塩抜きの全てがこの一手間で完了するため、かなりおすすめです。
ホンビノス貝の網焼き
- ホンビノス貝 2個
- アルミホイル
- 醤油 適量
- 酒 適量
- タワシなどで貝の表面を洗う
- アルミホイルで輪っかを作り、網の上に置く
- 輪っかの上に貝をのせ、火を付ける
- 火が通ったら、酒と醤油を入れて完成
景色の良い場所で、ゆったりとした時間を過ごすのに最適なレシピです。網焼きは食べたい分だけ、材料も調味料も目分量というのがキャンプ料理らしくて素敵です。
ホンビノス貝の白ワイン蒸し
- ホンビノス貝 5個
- ニンニク ひとかけら
- パセリ 適量
- 白ワイン 適量
- マーガリン 適量
- 貝をよく洗ったら鍋に入れる
- ニンニク・白ワインを入れて火をかける
- 貝に火が通ったらマーガリンを入れる
- お皿に盛り付けてパセリを散らせば完成
ホンビノス貝を使ったシンプル料理なのに、白ワインを使うだけでこんなにおしゃれなレシピに早変わりします。少しの工夫で、贅沢料理に大変身するでしょう。友達の前で作って、楽しい時間を過ごしながら美味しい料理を味わいましょう。
ホンビノス貝のクラムチャウダー
寒い時期に一度は食べたくなるのがクラムチャウダー。実はこのクラムチャウダーも、本場ではホンビノス貝が材料として使われています。
こちらのレシピは、塩胡椒・牛乳・コンソメなどしか使っていないのに、味わい深く、さらに体もポカポカになることでしょう。ぜひ一度作ってみてください。
ホンビノス貝のお吸い物
白はまぐりとも呼ばれる味が濃厚なホンビノス貝だからこそ、シンプルな味付けで作るお吸い物も特別な美味しさになります。
こちらのレシピでは材料が、ホンビノス貝・水・塩・白だしだけという手軽さでありながら、ホンビノス貝本来の味がしっかりと、出汁の旨味で感じることができるので、本当におすすめなレシピです。
ホンビノス貝の砂抜き方法をマスターしよう!
ホンビノス貝はたくさんの調味料はあえて使わず、ホンビノス貝本来の味を活かしたシンプルな味付けが1番です。その調理にはしっかりとした砂抜きが肝心なので、しっかりマスターしておきましょう。
さらに時短で下処理したい方は、50度洗いがおすすめです。50度洗い時に注意する点は、お湯の温度を45度〜50度で保つことです。このポイントを押さえて、ホンビノス貝の下処理を完璧に覚えて、ぜひ役立ててください。
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