クーラーボックスの自作方法を紹介！
クーラーボックスは夏のキャンプや釣りを快適に楽しむための必需品です。市販のクーラーボックスは便利ですが、大きさや機能、デザインに不満を感じることも少なくないでしょう。
自分で作れば、理想のクーラーボックスで夏でも快適に楽しむことができます。世界で１つのクーラーボックスはキャンプ場でも目立つこと間違いなし。ぜひDIYで作ってみて下さい。
クーラーボックスの自作方法と注意点
■必要な材料と道具
クーラーボックスを自作で作るためには、材料として発泡スチロールのボックスとキリの集成材が3枚必要です。集成材の代わりにリンゴの木箱や茶箱があると簡単に作成できます。また、箱を組み立てるための釘や竹くぎを作るための竹串も必要です。
発泡スチロールのボックスは小さい物なら100均にもありますが、建物の断熱材に使用されている押出ポリスチレンを使用して箱にすると保冷効果抜群です。押出ポリスチレンはホームセンターで「スタイルフォーム」という名称で販売されています。
道具はのこぎりやカッター、サンドペーパー、電動ドリルなど一般的なDIYの道具にプラスして水や衝撃に強い速乾性接着剤や断熱材を貼るための強力両面テープがあると便利です。
■作り方手順
- クーラーボックス外箱の木材を切り出す
- 木材を接着剤で組み立て、釘を打つ
- 重ね塗りで塗装をする
- 三方金具で補強する
- 発泡スチロールのボックスをはめ込むか押出ポリスチレンを両面テープで貼り付ける
- 仕切りを付けたり、保冷剤の入れ場所を作る
- 好みによってキャスターや持ち手をつける
クーラーボックスを自作するにはまず集成材を切り出します。この時、図面を作成すると組み立てるときに便利です。切り出した板を組み立てる際には、防水性があるゴム系の速乾性接着剤を使いましょう。
接着剤が固まるまでは仮止め用の釘をできるだけ狭い感覚で打ちます。固まった後は、仮止め用釘は抜いて、竹串で作成した竹くぎを打ち込みましょう。
飛び出した竹くぎはのこぎりで切り落として、サンドペーパーで箱全体を磨きます。凸凹がなくなったら防腐・防水効果のある塗料で塗装をしますが、塗って乾かすの作業を３回くらい繰り返して重ね塗りするとよいでしょう。
クーラーボックスの中に仕切りを作るとき、蓋部分に保冷剤入れを作っておくと効率よく冷やすことができます。内側はT字の仕切り板を作り、上側には取り外しのできる自作トレーを作成すると便利でしょう。
■注意点①断熱材は耐熱・耐水にすぐれているものを
クーラーボックスを自作する際、保冷力のカギを握るのは内側の発泡スチロールのボックスや断熱材です。素材には発砲ウレタンや発泡スチロール、ポリエチレン、 押出ポリスチレンなどがありますが、耐熱性の優れたものほど保冷力がアップします。
クーラーボックスには保冷剤や水分の多いものを入れることが多いので、耐水性も大事です。
また、耐熱材の厚みも重要です、容量重視か保冷力重視かで厚みを選ぶ基準が変わってきます。自分の需要にあわせた耐熱材を選ぶようにしましょう。
■注意点②材料のカットは慎重に
木製のクーラーボックスは見た目もお洒落でお勧めですが、制作時のケガには注意が必要です。また、内側に発泡スチロールのボックスをはめ込む場合は、厚みを考慮してカットしないと、ボックスが収まらなくなってしまうので注意します。
発泡スチロールのボックスは角の部分や余分な出っ張りを削ってできるだけ平らな状態ではめ込むようにしましょう。
クーラーボックスをより快適につかうためのDIY
■クーラーボックススタンドをDIY
暑い夏にはクーラーボックスを地面に置くと、その保冷力が弱くなってしまいます。自作のクーラーボックスをより快適につかうためには、自作でクーラーボックススタンドも作成するとよいでしょう。
自作なら自分のキャンプのスタイルによってロータイプ、ハイタイプなど使いやすいサイズのスタンドができ、とっても便利です。色をクーラーボックスに合わせるととってもおしゃれで、キャンプ場でも一目置かれるでしょう。
クーラーボックススタンドを自作する時にピッタリなのが、ホームセンターで販売されているX字型のテーブルスタンドのキットです。自分のクーラーボックスの幅に合わせて脚を広げ、ちょうどよいところにロープを結びます。
好みで塗装をし、滑り止めを付ければ出来上がりです。より安定したスタンドにするには、上部にすのこを取り付け、台にするとよいでしょう。
■クーラーボックスにキャスターを付ける
クーラーボックスを移動することが多い場合は、キャスターがついていると便利です。新たにキャスター付きのクーラーボックスを購入しなくても、持っているクーラーボックスをにキャスターのみを取り付けることが可能です。
ただし、クーラーボックスに穴を開けて取り付けると保冷効果が低下してしまうことがあります。クーラーボックスによっては専用のパーツとしてキャスターがホームセンターなどで販売されているので、その場合は後付けでも安心です。
専用のパーツがない場合は、直接キャスターを取り付けず、キャリーカートを改造して専用のキャスターにする方法がよいでしょう。
クーラーボックスの自作に関するQ＆A
- クーラーボックスを安価で自作する方法はありますか？
100均のダイソーには150円で発泡スチロールのボックスを販売しています。これ以外にも板材、ロック金具もダイソーに販売しているのでこれらを使って自作のクーラーボックスを作成すると、かなり安価で作ることができます。
- 自作のクーラーボックスにお勧めの付属品は何ですか？
釣り用にクーラーボックスを自作するする場合は、竿立てやロッドホルダーを付属すると大変便利です。自分仕様に作成できるところが自作の最強なところです。
クーラーボックスを自作して夏キャンプに持っていこう！
夏のキャンプや釣りには欠かせないクーラーボックス。仕切りを付けたり、トレイで小物入れを作ったり、ロッドホルダーをつけたり、工夫次第で自分にあった最強のクーラーボックスを自作できます。
木製のカバーで覆ったクーラーボックスは夏の青空の下で目をひくこと間違いなしです。自作のクーラーボックスをキャンプ場に持っていって、注目の的になってください。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。