ドクツルタケを食べてみたらどうなる?殺人きのこの味や生息地も
ドクツルタケを食べてみたらどうなるか解説!この記事では、実際にドクツルタケを食べてみた人の実例を踏まえながら、危険性について紹介しています。殺人きのこと呼ばれるドクツルタケの味や生息地・場所を解説しているので、きのこ狩りの参考や注意点にしてください。

目次
- ドクツルタケの危険性を徹底解説!
- ドクツルタケの特徴
- 主な生息地・場所
- 小さいうちは円錐形
- ササクレで覆われている
- カサの下にツバ
- 根元にはツボがある
- ドクツルタケの味
- ドクツルタケ販売等禁止の法律
- ドクツルタケの中毒症状
- ドクツルタケの中毒症状①コレラ様症状
- ドクツルタケの中毒症状②消化管出血
- ドクツルタケの中毒症状③肝臓機能障害・黄疸
- ドクツルタケの中毒症状④腎機能障害・尿毒症
- 実際にあったドクツルタケを食べた一家全滅事件
- ドクツルタケ中毒の治療法
- ドクツルタケ中毒の治療①胃洗浄
- ドクツルタケ中毒の治療②血液透析
- ドクツルタケに似たきのこ
- シロタマゴテングダケ
- シロオオハラタケ
- シロフクロタケ
- ドクツルタケQ&A
- ドクツルタケは絶対に食べてはいけない猛毒きのこ
ドクツルタケの危険性を徹底解説!

ドクツルタケの特徴
主な生息地・場所

小さいうちは円錐形

ササクレで覆われている

カサの下にツバ

ドクツルタケはカサの下に刀のツバのようなものが付いています。襟巻きのようなものをイメージすると良いかもしれません。小さいときは確認しにくいですが、大きくなるとはっきりとツバがあるのがわかります。
根元にはツボがある

根元にはツボと呼ばれる受け皿のようなものが確認できます。ツボは落ち葉などに埋もれていて確認できないことも多く、種類を確認する際は根元までしっかりと見るようにしましょう。
ドクツルタケの味

ドクツルタケ販売等禁止の法律

ドクツルタケの中毒症状
ドクツルタケの中毒症状①コレラ様症状

ドクツルタケの中毒症状②消化管出血

食べてから治療せずに1週間ほど経つと、肝臓や腎臓の組織が破壊されます。その際、消化管出血という現象が発生。胃や腸などから出血が起き、便に血が混じります。
ドクツルタケの中毒症状③肝臓機能障害・黄疸

症状が進行すると肝臓機能障害や黄疸が発生します。黄疸というのは眼球や皮膚が黄色くなる状態で、一般の人でも見て分かるほど顔色に変化が確認できるのです。
ドクツルタケの中毒症状④腎機能障害・尿毒症

その他にも腎機能傷害や尿毒症が発生。ドクツルタケを食べてから死亡するまでには数日かかることが多いとのこと。この間に適切な治療を受ければ助かることもありますが、非常に苦痛を伴う上に、後遺症が残るそうです。
実際にあったドクツルタケを食べた一家全滅事件

ドクツルタケ中毒の治療法
ドクツルタケ中毒の治療①胃洗浄

ドクツルタケ中毒の治療②血液透析

ドクツルタケに似たきのこ
シロタマゴテングダケ

シロオオハラタケ

シロフクロタケ

ドクツルタケQ&A
- ドクツルタケを避けるにはどうすればいいですか?
基本的に「白いきのこは食べない」を守りましょう。ある事例では白いきのこを見つけた際に、たまたまいた人に「それは食べれるよ」と言われて食べたところ、ドクツルタケで中毒症状に陥った、という出来事もあったそうです。
- ドクツルタケの見分け方はありますか?
- ドクツルタケによく似ていると言われている、シロマツタケモドキというものがあります。味はエリンギに近く、マツタケの近縁種。しかし、基本的に販売はされていません。その理由はやはり見分けがつけにくいためのようです。ドクツルタケの特徴であるササクレに似たようなものがあり、一緒に並べられると分からなくなるほど。専門家でも判断に困るほどなので、素人に見分ける方法はない、と考えましょう。
- そもそも味は美味しいの?
- いろんなきのこを食べてみた人たちによると、真っ白いきのこはあまり美味しいものはないのだとか。その中で美味しいのは オオイチョウタケやシロゲカヤタケ といわれています。では、ドクツルタケの味は美味しいのでしょうか?間違って食べてしまった人によれば、味はそこそこなようです。とはいえ、何も白いきのこの中から美味しいものを探す必要はないといえるでしょう。もし、白いきのこを食べたいと思った場合、ネットなどでオオイチョウタケなどは販売されています。しっかりと信用できる販売所で購入しましょう。
- 一家全滅って本当?
- ドクツルタケを食べて一家全滅した、というのは噂止まりのようです。しかし、夫婦での死亡例は確認されており、毎年のように死者がでています。また、ドクツルタケは1本(8g程度)で、体重60kgの人を死亡させるほどの毒を持ちます。ドクツルタケに限ったことではありませんが、毒きのこによる死亡事故は多く食べた人のほうがリスクがあがります。一家全滅にならずに助かる場合、たまた食べた量が少なかった、ということも。漢字で書くと「毒鶴茸」と書くそうですが、一家全滅にならないまでも食べたら死ぬ、と考えて避けましょう。
ドクツルタケは絶対に食べてはいけない猛毒きのこ


この記事のライター
浅倉恭介
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