コウタケを使ったおすすめレシピを紹介!採れる場所や注意点も!
「コウタケ」を使ったおすすめレシピを紹介します。きのこ愛好家からNo.1キノコとの呼び声高い、コウタケの魅力を詳しく解説!採れる場所や注意点も説明しますので、幻のキノコでもあるコウタケを採取、調理してその香りと旨味を堪能してください。
コウタケのおすすめレシピや採れる場所・注意点を紹介!
コウタケ(香茸)は、香りの良さが人気の マツバハリタケ科のキノコです。秋に採取できるキノコですが、9月半ばの1週間くらいしか発生しません。
また、日本全国に分布していますが、生息する山は少ないので、松茸よりも希少価値があるとして、幻のきのこと言われています。
香りをいかした食べ方のレシピや、採取できる場所や注意点を紹介しますので、ぜひ一度食してみてください。
コウタケの特徴
コウタケは香りがよく個性的で、食べ方も多種多様なキノコです。好きなきのこNo.1に掲げる人も多く、きのこ愛好家に人気です。その特徴を詳しく解説します。
特徴①個性的な見た目
コウタケの色は黒っぽく、毛のようなヒダがあり、形もいびつで、あまり見た目はよいとはいえません。全国に分布していますが、昔はその不気味は見た目から、あまり好んで食す人が少なかった、ともいわれています。
しかし近年では、香りの良さや、乾燥して調理した際の味の良さとのギャップが、逆に人気に火をつけたようです。
特徴②松茸よりも香りが良い
コウタケは「香茸」と表記されることがあるように、とても香りがよいキノコです。その香りのよさは、松茸に勝るとも劣らないといわれています。
香りの特徴は、醤油のような香ばしさです。生でも香りを感じますが、乾燥させるとさらに増し、食欲をそそられます。干し方は、日差しが強く、乾燥している日に3日くらい天日干しにすると、完成です。
茹でてあく抜きをしても、香りがなくなることはありません。しかし、より香りを味わいたい人は、あく抜きしないで調理することをおすすめします。
特徴③色々な料理に使える
コウタケは、その香りをいかした炊き込みご飯や天ぷらなどの和食はもちろんのこと、パスタやソテーなど洋食にもぴったりです。また、プリンなどのデザートもおいしいと評判で、食べ方のアレンジは多種多様です。
そのままでも調理できますが、少し灰汁が強いです。あく抜きをしてから調理すると、クセもなく美味しく食べることができます。
特徴④コウタケの旬の時期
コウタケは、秋に収穫できるキノコです。通常は9月中旬くらいの時期に生えますが、気候や生息場所の日当たりなど、条件によってまちまち。
しかも、1年の内で1週間くらいしか生えないので、採取のタイミングがとても難しいキノコです。そのため、貴重なキノコとして珍重されており、値段も少し高額です。
木の根にシロを作るので、人工栽培はできません。採った後、乾燥させたり、塩漬けにするなどの方法で長期間保存も可能です。
特徴⑤コウタケの採れる場所
香茸は、日本全国に分布しているキノコです。アカマツなどの針葉樹と、広葉樹の混生している林に、株になって生えます。
乾燥している場所や湿地ではなく、少し木漏れ日が差し込むような、風通しの良い環境に群生します。大きな山の中腹かつ棚地があるような場所で、香りを頼りに探すと見つかることがあります。
シロを作るので、毎年同じ場所に生息します。群生地を見つけたら、少し離れた場所からその場所を確認しておきます。次の年もタイミングを見計らって、度々その周辺をチェックしに行くと、また採取することができるでしょう。
コウタケを使ったおすすめレシピ
香茸は、香りのよさをいかしたご飯ものから、パスタまで、様々な食べ方ができる万能なキノコです。様々なジャンルのレシピを紹介しますので、参考にしてみてください。
コウタケの炊き込みご飯
コウタケの香ばしい香りをもっとも活かせる料理が、炊き込みご飯です。炊き込みご飯には、乾燥させたコウタケを使うのがおすすめ。乾燥コウタケは洗わず、濡れ布巾などで汚れを落とすようにするのが、ポイントです。
灰汁が強いので、気になる人はあく抜きをしてから、炊飯器にいれるとよいでしょう。子供用には、鶏肉などをいれても美味しいのですが、香りを楽しみたい人には、香茸のみのシンプルな食べ方がおすすめです。
コウタケのクリームパスタ
イタリア料理で人気のポルチーニ茸の代わりに、コウタケを使ったクリームパスタです。油でいためておくと、香りをより引き出せます。きのこの旨味が、チーズのような濃厚さを加えてくれます。食感もコリコリしていて最高です。ワインと相性の良い食べ方です。
コウタケのバターソテー
ソテーは、コウタケの旨味と香りを、引き出すことのできる料理です。香ばしいコウタケの香りと、バターの濃厚な香りが合わさると、食欲をそそる最高の香りを醸し出します。
炒めるだけの簡単料理なので、キャンプ料理としてもぴったり。採れたてのコウタケを楽しむのに、おすすめの食べ方です。
コウタケの天ぷら
香茸の美味しい食べ方の1つが天婦羅。火が通りやすいので、高温でサッと揚げるのがポイントです。
噛んだ瞬間に、凝縮した旨味と香りが、口のなかいっぱいに広がります。蕎麦やうどんに入れる食べ方も、おすすめです。
コウタケのうま煮
うま煮は、その名のとおり、素材の旨味をいかして煮込む食べ方です。うま煮に使うきのこは、歯ごたえを残すために、乾燥していないものがおすすめです。ご飯のお供としても、おすすめの一品です。
コウタケの注意点
コウタケは、日本全国に分布していますが、見つけるのが難しいキノコです。採取には、注意しなければならない点がいくつかありますので、説明します。
注意点①間違えやすいキノコがある
コウタケと似ているキノコには、シシタケやケロウジ、マツバハリタケなどがあります。
シシタケは、香りも香茸に似ていて、ほぼ同じです。マツバハリタケは、食することは可能ですが、独特の香りはありません。ケロウジは、苦みが強いので食べることができません。
注意点②マムシや中毒症状に気を付ける
コウタケの香りには、人間だけでなくマムシも引き寄せられます。マムシは日本全国に分布しているので、どこの山に入る場合も注意が必要です。
マムシに噛まれると毒性があるので危険。しかし、急激に毒が回ることはないので、まずが傷口から毒を絞り出しましょう。そして、あまり体を動かさないようにして、医療機関で受診します。
また、生で食べると稀に中毒を起こすことがあります。加熱して食する食べ方が、おすすめです。
コウタケを使って美味しい料理を作ってみよう
コウタケは、その発生時期の短さと生息場所の見つけにくさで「幻のキノコ」と言われる、希少なキノコです。
その香りの素晴らしさと独特の旨味は、一度食べるとやみつきになると評判です。近年では、その個性をいかした多種多様な料理のレシピが、紹介されています。
コウタケに遭遇することができれば、群生しているので、多めに採取できます。乾燥すれば長期保存も可能なので、色々な食べ方で楽しんでください。
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