カブトムシ・クワガタ捕獲にはトラップが重要!バナナトラップの作り方は?
カブトムシにバナナトラップを仕掛けて捕まえる方法を、解説します。カブトムシやクワガタに有効な罠である、バナナトラップの焼酎やペットボトルなど、必要な材料と作り方をまとめました。失敗する理由や、アレンジトラップの作り方も紹介します。
カブトムシをバナナトラップで捕獲する方法を紹介!
カブトムシ採集に効果的な捕まえ方の、バナナトラップの作り方をまとめました。子どもに人気のカブトムシやクワガタも、バナナトラップなら高確率で捕まえられます。
失敗しないバナナトラップで罠を仕掛けて、キャンプでカブトムシやクワガタを大量ゲットましょう!本記事ではバナナトラップでの作り方から、失敗しないためのコツを紹介します。またバナナトラップ以外にも、効果的な捕まえ方を解説します。
カブトムシのバナナトラップの作り方
カブトムシのバナナトラップの材料
カブトムシを捕まえるバナナトラップに必要な材料は、バナナ2~3本、砂糖1カップ、焼酎2カップ、ドライイースト小さじ1程度です。ドライイーストを入れることで発酵を促しますが、入れすぎには注意しましょう。
カブトムシは、餌である樹液の多い木に集まります。このバナナトラップは焼酎などを用いて、その樹液に似せた蜜で罠を仕掛けます。
カブトムシのバナナトラップの作り方(中身)
バナナトラップの作り方は、非常に簡単です。焼酎と砂糖、ドライイーストを袋に入れて混ぜます。そこにちぎったバナナを加えて、ぐちゃぐちゃになるまで揉んだら完成です。
ドライイーストがない場合は、ジップ付きの袋に焼酎と砂糖を混ぜ合わせてから、バナナを入れて軽くもみます。口を閉じて1~2日程度太陽に当て、発酵させたら完成です。
焼酎は子供では用意できないので、大人の方に用意してもらいましょう。バナナは皮つきのまま切って使うのがおすすめです。
バナナトラップでは、この蜜をストッキングなどに入れる方法もあります。しかしより確実に捕まえるために、ペットボトルを用いた罠を紹介します。
カブトムシのバナナトラップの作り方(容器)
- ペットボトルを下が大きくなるように半分にカットする。
- 上の注ぎ口部分をカブトムシやクワガタが入る大きさにカットする。
- 上半分を逆さにして下半分と組み合わせる。
- 2つをあわせて上の方にひもを通す用の穴をキリで開け、ひもを通す。
- そこにタオルの足場を取り付ける。
- 中に焼酎で作った蜜を入れたら完成。
バナナトラップの中でもペットボトルを罠の仕掛けに使うと、おびき寄せて逃がさない本格的な罠ができます。本格的なうえ、簡単に作れるのがこのペットボトル式バナナトラップの特徴です。
材料はペットボトル(2Lが理想)とキリ、ひも、タオルです。そして、先ほど紹介した焼酎の蜜を用います。ペットボトルに蜜を入れた際、水分が多いようなら底に水分抜き用の穴を開けてください。カブトムシやクワガタがおぼれないよう、注意して罠を作りましょう。
カブトムシのバナナトラップの仕掛け方
仕掛ける場所と時間帯
カブトムシやクワガタをバナナトラップに仕掛けるには、場所と時間帯も重要です。理想の場所はカブトムシがいた木、つまりカブトムシが好む樹液が多い木です。この場所ならば、カブトムシやクワガタが集まりやすいため、バナナトラップが失敗する可能性が低いと言えます。
時間帯は、カブトムシは夜行性なので夕方あたりに仕掛けるのがおすすめです。またヒラタクワガタをはじめとするクワガタは、寒さに弱い傾向があります。そのためクワガタの場合は、朝や午前の早いうちに仕掛けるといいでしょう。
設置方法
ペットボトルのバナナトラップは、木にひもを括り付けるか、つるせば設置完了です。また蜜をストッキングやネットに入れる場合も、そのまま木にくくるだけでOKです。ペットボトルやストッキングを利用したバナナトラップを仕掛けた場合は、仕掛け後必ず罠を回収してください。
回収する時間帯
バナナトラップを回収する時間帯の理想は、22~2時ごろの夜間です。カブトムシは夜行性なので、この時間帯に最も活発に動きます。そのためこの時間帯ならは、失敗することが少ないのです。
キャンプなどに行った際は、大人の方と一緒に罠を回収しに行きましょう。またヒラタクワガタなどのクワガタは、10~14時または18~22時ごろが捕獲の理想時間です。
クワガタはカブトムシと違って、種類ごとに活動する時間帯が異なります。捕獲したい種類の活動時間を調べ、バナナトラップの設置、回収してみてください。
カブトムシのバナナトラップで失敗する原因
仕掛ける場所が悪い
バナナトラップで失敗する原因の1つは、仕掛ける場所にあります。仕掛ける場所によってバナナトラップの成功率は大きく異なるので、木を厳選することが必要です。樹液のある木でないと、バナナトラップの成功率が下がってしまいます。
キャンプ場などでは様々な木があるため、きちんと選別して罠を仕掛けるようにしましょう。よく見てカブトムシがいそうな木を選んでください。
仕掛ける時間帯が悪い
バナナトラップが失敗した理由と考えられるもう1つの原因が、仕掛ける時間帯が悪かった、ということです。「カブトムシは夜行性だから夜に仕掛けよう」「クワガタが活動する時間に仕掛けよう」とカブトムシやクワガタが活動する時間帯に仕掛けてはいけません。
カブトムシやクワガタは、夜間帯に仕掛けたバナナトラップに集まります。そのため、活動する時間帯の前に、罠を仕掛けておかなければ意味がありません。また回収を朝に行ってしまうと、カブトムシやクワガタが隠れた後になってしまうため失敗してしまいます。
カブトムシのバナナトラップのアレンジとその他の方法
バナナ×カルピス
バナナトラップは焼酎と砂糖の代わりに、カルピスを用いても作れます。熟したバナナをちぎってカルピスをかけたら、手でつぶしながら混ぜます。それをストッキングやネットに入れたら、完成です。
バナナトラップと同じように木に括り付けて、カブトムシやクワガタがかかるのを待ちましょう。カルピスならば焼酎より扱いやすいので、キャンプにもピッタリです。
バナナ×焼酎(砂糖なし)
焼酎のバナナトラップは、砂糖なしでも作ることができます。作り方は砂糖ありのバナナトラップと同じです。イーストはバナナの発酵を促すもので、砂糖はそれを助ける働きをします。
そのためあれば入れた方がいいですが、必須ではありません。キャンプ場など出先で行う場合は、持ち物が少ない方が助かる場合もあります。
焼酎×コーラ
バナナトラップと同じ効果でバナナを用いらなくても作れる罠が、コーラ×焼酎です。コーラは蜜のような甘みがありますが、それだけでは匂いが足りません。そこで焼酎を用いて匂いをプラスします。
罠の仕掛け方は、コーラと焼酎をタオルにしみこませて混ぜるだけです。焼酎が少量で済み、発酵させる必要がないので、キャンプで作りやすいでしょう。
メープルシロップトラップ
そしてバナナトラップよりも断然簡単で材料が少ないのが、このメープルシロップトラップです。市販のメープルシロップを木に塗るだけです。メープルシロップは樹液をもとに作られているので、カブトムシからも好まれます。
買って塗るだけなので、バナナトラップを作るのが面倒な人におすすめです。またキャンプでは料理にも使えるので、よりおすすめです。
白い布&ライト
テレビなどのキャンプ企画でよく用いられているのがこの方法です。カブトムシやクワガタは光に集まる性質があります。その性質を利用し、白い布にライトを当ててカブトムシやクワガタを捕獲します。
キャンプ場などで仕掛けやすい罠で効果的でもありますが、カブトムシやクワガタがいそうな場所を探して行う必要があります。また夜限定でしかできないため、キャンプ場や森でないとかけづらい罠だと言えます。
カブトムシのバナナトラップQ&A
- 焼酎はほかのお酒でもできますか?
焼酎が効果的ではありますが、他のお酒でも問題ありません。またお酒が用意できない場合は、最悪バナナのみでもトラップの効果があります。
- バナナじゃなきゃダメですか?
バナナでなくパイナップルなどでも効果はあります。キャンプなどで昆虫採集を楽しむのであれば、いろいろな果物で試してみるのも一つです。
- 何故発酵させる必要があるんですか?
甘い香りにカブトムシやクワガタは集まりまります。バナナはもともと甘い香りがしますが、それを発酵させるとより強い甘いにおいになり、カブトムシやクワガタが集まりやすくなるのです。
カブトムシやクワガタにバナナトラップを仕掛けよう!
バナナトラップは、カブトムシやヒラクワガタなどを採集するのにとても効果的な罠です。キャンプでカブトムシを捕獲できれば、子供に喜ばれること間違いなしです。
バナナトラップでカブトムシを捕獲して、キャンプをより楽しみましょう。掛けた後は、罠を回収することを忘れないようにしてください。
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