パンダメダカの飼育方法は?基本情報や特徴も紹介!
パンダメダカの飼育方法について解説します。パンダメダカの基本情報や名前の由来、寿命、種類など特徴を詳しく説明!パンダメダカの飼育に必要なアイテムや飼育方法、繁殖方法も紹介しますので、ぜひパンダメダカを飼育・繁殖してみてください。

目次
パンダメダカの特徴や飼育方法を紹介
近年、メダカはさまざまな色や形状に品種改良されています。パンダメダカは、改良メダカの1種で、その名の通り白い体と黒い腹部分や黒く縁どられた目からパンダのように見えてかわいいと人気のメダカです。
この記事では、パンダメダカの値段や種類、弱いかどうか寿命などについて詳しく解説します。飼育に必要なアイテムや正しい飼育方法、繁殖方法も紹介します。ぜひ参考にして愛らしいパンダメダカを上手に飼育してください。
パンダメダカの特徴
パンダメダカの基本情報




パンダメダカは、黒く大きい目と透明な体が特徴のメダカです。全国の小川や水田に生息している二ホンメダカやミナミメダカ、キタノメダカを改良した品種になります。
改良前のメダカは銀色ですが、パンダメダカは鱗の虹色素胞や黒色素胞が欠損しているため、体が透明になります。 親の体長は長くても3cm程度です。
温和な性格なため、肉食でない同じくらいのサイズの魚と一緒に飼育することもできます。体の弱いメダカではないので、初心者でも飼いやすく、値段も手頃です。
分類 | ダツ目メダカ科メダカ属 |
原産地 | 日本 |
体長 | 約10~15mm |
適合する水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
適合する水温 | 16~30度 |

可愛くて飼いやすいです
評価:パンダのような目が可愛く、一目ぼれしてしまいました。調べると飼育もしやすく、肉食でない他の魚と一緒に飼うこともできるとのことで購入しました。実際に丈夫で2年以上長生きしています。
パンダのような見た目が名前の由来
パンダメダカは、全身の虹色素胞が欠如しているため、体が透けて見えるメダカです。そのため、内臓の黒色やエラの部分の赤色が目立ちます。
エラの赤色が目立つことにより、目の周りの縁どられたような黒色がくっきりと浮かび上がります。その目の状態がパンダの目に似ていることから、パンダメダカという名称がつけられました。
目の黒さが黒いほど、値段が高くなります。横から見たとき、目の全体が黒いパンダメダカは特に価値が高いでしょう。
パンダメダカの寿命
パンダメダカの寿命は2年~3年程度と言われています。自然界のメダカは外敵などの影響で1年ほどですが、飼育しているメダカは2年~4年くらい生きることが可能です。そのため、パンダメダカもメダカの標準的な寿命と言えるでしょう。
パンダメダカの種類
パンダメダカをさらに品種改良することで、さまざまな種類が作出されています。品種改良されたものは人気があるので、値段も少し高くなります。
楊貴妃メダカと交配することによって作出されたパンダメダカは楊貴妃パンダメダカと呼ばれ、さらに鱗の透明度が増しています。透明度が高いため朱赤色が鮮やかで、パンダの目が似合っていて愛らしいと人気です。
他にも、体が光るパンダ幹之メダカ、琥珀色の琥珀パンダメダカ、出目金のような目をもつパンダ出目メダカなどの種類があります。
パンダメダカの飼育方法と繁殖方法
必要なアイテム
パンダメダカは温度や環境に弱いメダカではないので、屋外でも屋内でも飼育することが出来ます。
屋内飼育では、水槽が必要です。大きさはメダカの数によって判断します。メダカの体長1cmにつき水1Lで計算した大きさのガラスの水槽がおすすめです。また、水をろ過する必要があるため、ろ過フィルターも用意しましょう。
太陽光を浴びることが出来ない場所での屋内飼育の場合は、ライトや照明器具も必要です。 屋外飼育では、水槽ではなくプラスチックや発泡スチロールの容器でも飼育できますよ。
小さな鉢や池で人工的に生態系をつくるビオトーブでも飼育も可能です。
飼育方法
自然界のメダカは、過酷な環境で生息しています。品種改良されたパンダメダカもそれほど弱い魚ではないので、初心者でも比較的飼育しやすい魚です。エサは市販のメダカのエサを与えます。
パンダメダカは、弱アルカリ性~弱酸性の水質、水温は10度~30度くらいの幅広い環境で飼育することができます。水道水には塩素が含まれているので、汲み置きをするかカルキ抜きを使って塩素を抜くようにしましょう。
急激な変化には弱いため、水を一度に取り替えることはせず、少しずつ替えるようにします。水質を維持するために水草かろ過フィルターを入れるようにしましょう。また、底には底砂を敷くようにすると良いです。
パンダメダカの繁殖方法
パンダメダカは、繁殖力が強く、比較的容易に繁殖できます。日照時間12時間以上、水温18度以上でメス2匹に対してオス1匹の割合が、最も多く繁殖できる環境です。
掛け合わせるメダカの種類によって、色の違うパンダメダカを繁殖させることが可能です。パンダ目を固定させたい場合は、パンダメダカ同士で交配すると良いでしょう。
親メダカが卵や稚魚を食べてしまうことがあるので、なるべく早めに別の容器に移します。稚魚のときは餓死しやすいので、こまめにエサを与えるようにしましょう。
パンダメダカを飼育してみよう!
パンダメダカは、鱗が透明で美しく、黒く縁どられたパンダのような目が愛らしいと人気のメダカです。他の品種のメダカと交配することで、さまざまな色や種類に作出することもできます。
可愛らしい見た目ですが、弱い品種ではなく、改良前のメダカ同様比較的飼育や繁殖がしやすいメダカです。ぜひパンダメダカを飼育、繁殖してみてください。

この記事のライター
御友 亜希子
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