メダカの卵が白くなる原因と対策方法を紹介!
大切に育てたメダカがようやく産卵、しっかりと管理して育てたにも関わらず、白い膜のようなものを発見!せっかくの卵に白カビが繁殖していた、そんな人も少なくないはずです。
メダカの卵に白い膜のようなものがつく、その理由や白カビが生えない対策を詳しく説明。また、孵化させる方法や生まれたばかりのメダカの稚魚に注意する点も紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。
メダカの卵が白くなる原因
■原因①無精卵
メダカの無精卵は、受精していないので中に稚魚はいません。そのため、抵抗力がなく、白カビが繁殖してしまうのです。無精卵を水槽の中にそのまま放置ていると、腐敗し、白カビが発生する原因です。
他の卵に移るケースもあるので、腐敗し始めたら、取り除くようにしましょう。
■原因②卵が弱っている
メダカの有精卵でも、成長のスピードやスムーズに成長していない場合は、白カビが発生する原因です。水槽の温度が低かったり、日光に十分当たってないのが要因です。また、抵抗力が弱っている場合にも白カビは繁殖します。
カビ菌は、水槽の水に少なからず存在しますが、抵抗力のあるメダカの卵にはカビは発生することができません。
■原因③水槽の環境
水槽の水が汚れていることも考えられます。メダカの卵の周りには、水草などに絡みやすいようするため、糸のようなものが付いているのです。水質悪化していると、この糸が、カビに侵食されるケースがあります。
中のメダカの稚魚は生きているのに、その周りからどんどんカビてしまっているのです。糸のようなものは、自然の中では、卵を隠す役割がありますが、親メダカの水槽から隔離し育てるのであれば、そのままつけておく必要はないのです。
反対に糸を付けたままにすることで、通気性が悪くなる原因ですよ。
メダカの卵がカビないための対策方法
■対策①無精卵と有精卵の選別
選別方法は、色や触感で確認が可能です。メダカの無精卵は、濁った白い色をしていて、孵化しません。そのため、触るとすぐに潰れてしまうのが特徴です。管理をきちんと行っていても、カビにやられてします。
メダカの有精卵は、透明な色をしていて、中のメダカの稚魚の育つ様子を見ることが可能です。触った感じも、弾力があり潰れにくいですよ。
■対策②水道水で水換え
カルキの入った水道水を使用することでカビ防ぐことが可能です。水道水には、消毒や殺菌を防ぐために、塩素を含んだ石灰のカルキが入っています。
メダカだけでなく、金魚や熱帯魚を飼育する際は、カルキが生態に悪影響を与えるため、カルキ抜きの水道水を使用するのが一般的です。
また、カルキは生まれたばかりのメダカの稚魚にも毒です。孵化が近づいてきたら、親魚の水槽のカルキが抜けている水と交換するようにしてくださいね。
■対策③白くなった卵は取り除く
白カビのついたまま水槽の中に放置すると繁殖し、近くの有精卵に悪影響を及ぼします。メダカの有精卵は、稚魚が成長する上でも酸素が必要です。白い膜のような水カビに覆われると、水が滞ってしまい、新鮮な水が送られず死んでしまいます。
■対策④メチレンブルーを使用する
「メチレンブルー」を使用することで、カビの発生を防ぐことが可能です。メチレンブルーは、細菌性の感染症に使う薬剤で、白カビ対策に頻繁に使用されています。
また、メチレンブルーは、メダカの無精卵に対し染色効果があるので、見分ける時にも便利です。ただし、メチレンブルーを入れすぎ、濃くなりすぎるとメダカの有精卵まで、染色してしまうので注意してくださいね。
メチレンブルー
対象 | 淡水魚 |
成分(100ml中) | メチレンブルー:0.82mg、精製水:適量 |
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メダカの卵を孵化させる方法
■毎日水換えをする
メダカの卵と生まれてくる稚魚を守るためにも、親メダカの産卵後に隔離することが必要です。白カビの発生を防ぐためにも、十分な酸素を含んだきれいな水と、多少の水流が必須です。
1つめは、エアレーションを水槽に取り付けることで、必要な環境は整います。2つめは、水槽の水を維持するためにも、水の取り換えを行うことが重要です。理想は、毎日ですが、無理な場合は、2日に1回でも大丈夫です。
その際は、いつもより水を少し多めに入れることで、水質の悪化を遅らせることが可能です。
■日光に当てる
孵化させるために、日光に当てることが重要です。もちろん熱帯用のLEDライトを使っても問題ありませんが、太陽に当てるのが1番です。日照時間の理想は、13~14時間です。が、なかなかその時間を毎日確保するのは大変です。
不足の日照時間分は、熱帯用のLEDライトを当てカバーしましょう。
■水温をチェック
水槽の温度は、およそ25度がベストです。水の取り換え時は、水温が急激に低くなるので、注意が必要です。また、小さな水槽を使ったり、水槽の水が少ない中で、太陽に当てるとすぐ温度が高くなってしまいます。
水槽の温度の管理には、水温計の使用がおすすめです。
孵化した後に注意する事
■稚魚の保護
小さめの容器で孵化したメダカの稚魚を取り、大きめの容器に水槽の水ごとそのまま移動しましょう。孵化した後の残骸などが残っており、水質の悪化につながりるからです。
生まれたばかりのメダカの稚魚は、遊泳力がほぼありません。フィルターなどの取り付けは、稚魚が吸い込まれて死んでしまう原因です。フィルターは取り付けず、十分な水量を確保しつつ、水質悪化をしないように気をつけてくださいね。
■餓死させないためにエサを工夫する
メダカの稚魚の死因の多くは、餓死です。生まれたばかりの稚魚は、とても小さいため、親魚が食べているようなエサは大きすぎて食べることができません。稚魚が食べられるよう、微細なエサを用意しましょう。
おすすめは、「インフゾリアの素」や「微生物の素」です。また、植物系のプランクトンが多い「グリーンウォーター」もおすすめですよ。
メダカの卵が白くなったらすぐに対策を!
メダカの卵に白い膜のようなものが付いているのを発見したら、すぐに取り除く必要があります。カビが生えやすい環境に注意することも重要です。また、日光に当てたり水槽の温度に注意することも孵化させるため大切です。
ま孵化した後は、親メダカから隔離をしましょう。生まれたばかりのメダカの稚魚の死因は、餓死によるものが多いです。エサを工夫しながら、大切に育ててくださいね。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。