キャンプで川遊びが危険な理由!安全に楽しむための注意ポイント
キャンプでの川遊びは、暑い季節の楽しみですよね。しかし、安全そうな川であっても危険が潜んでいるため注意が必要です。キャンプで安全に川遊びをするためのポイントや危険な理由についてまとめてみました。楽しい川遊びをするために確認してください。

目次
川遊びが危険な理由やリスクとは
川沿いのキャンプ場では、川遊びが楽しみですよね。子どもだけでなく大人も童心に返って川遊びを楽しむこともあるでしょう。しかし、毎年川での水難事故が増えている事実を知っていますか。穏やかで浅い川だから大丈夫だろうと思うかもしれませんが、危険が潜んでいることもあります。
この記事では、キャンプでの川遊びで注意したい危険リスクや安全に楽しむための方法について解説していきます。川遊びを楽しくできるために、ぜひチェックしてください。
川遊びの注意点!危険なポイントを理解しておこう
キャンプでの川遊びで注意したい危険なポイントを紹介します。危険なポイントを事前に知っておくことで、危険リスクを回避することができるので、しっかりと理解しておきましょう。特に、お子さんがいる方はチェックしてください。
危険なポイント①:転倒の危険
川遊びでよくある事故は、川での転んでしまうことです。特に、安全だと思ってしまう浅瀬でよく起きるので注意が必要です。川の中には石に苔があることもあり、滑って転倒してしまうケースは後を絶ちません。平坦だと思われる場所でも、いきなりごつごつした石があることもあるのでスリップしてしまうこともあります。
転倒して頭を打ってしまうこともあるので、かなり注意して歩く必要があります。川の中を歩くときは、必ず滑りにくいシューズを履くようにしましょう。裸足で歩くなんていうことはもっての外で、滑るだけでなく危険なゴミなどがあるんです。
おすすめは、足を覆ってくれるウォーターシューズです。サンダルを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、サンダルは脱げやすいため水の勢いで流れてしまうこともあります。お子さんは特に危険なので、安全なウォーターシューズを選んでください。
危険なポイント②:水位の変化に注意
川遊びで一番危険なことは、水位が急激に上がることです。川が増水していることに気が付かず、水難事故にあってしまう水難事故は残念ながら毎年起きています。そのため、天気の変化には注意が必要です。その場は天気がよくても、上流で雨が降っていたら川が増水することになります。
上流から水が増えている場合は、川にも変化が起こってきます。川の流れが速くなりはじめたり、上流からゴミなどが流れてきたりしたらすぐに退避しましょう。そして、一番怖いのは鉄砲水です。鉄砲水が発生すると、あっという間に水位が上がるため危険な状態となります。
川の色が茶色く濁っている、水温が冷たくなったと感じたら速攻逃げるようにしてください。これらのケースを避けるためには、天気の変化を上流地域も含めてチェックしておくことが大事です。
危険なポイント③:突然深くなる場所がある
川遊びの危険は、突然深くなる場所があることです。浅いと思い、どんどん進んで行ったら急に深くなったという経験ありませんか。川は海と違って浮力があまりないため、簡単に浮かぶことが難しくなります。突然深くなる場所は、渦が発生していたり流れが複雑になっていることがあるので大変危険です。
そのような深みにはまってしまうと、抜け出せずになり事故につながる危険性が高くなるので絶対に近づかないようにしましょう。また、川底が砂の場合で深くなっていると、足を取られるのでかなり危険です。川遊びをする前に、大人が慎重にチェックして危険なところがないか確認しておきましょう。
そして、大人だから大丈夫ということはありませんので、深い場所を魅力と感じたとしても危険性がある場所には行ってはいけません。
危険なポイント④:人工物があるところには近づかない
川遊びで注意したいのは、人為的に作られたものがある場所を避けることです。人工物の中でも、堰堤(えんてい)は要注意。見ているだけならとても綺麗な堰堤ですが、流れの仕組みを知っておかないと事故に巻き込まれる可能性があります。
堰堤は、そのまま下流に向かって流れていきそうに見えますが、流されてしまうと滝つぼに埋まってしまうのと同じことが発生します。延々と深みの中から出られないことも考えられるので、堰堤には近づかないでください。
安全な川遊びのためにできること
安全に川遊びをするためにできることを覚えておきましょう。危険なリスクはありますが、安全に川遊びを楽しむことができればキャンプのいい思い出になりますよね。安全な川遊びをするためのポイントをみていきましょう。
安全な川遊び①:天気を事前にチェックする
川遊びするなら、お天気チェックが重要です。天気予報だけでなく、リアルタイムで確認できるアプリなどを使って天気や川の状態をチェックしておきましょう。アプリなどのサービスでは、情報をメールで送ってくれるものもあるので、事前に調べて確認しておくことがおすすめです。
そして、天気予報などの情報だけでなく、現地で空の様子や空気の変化なども常に気にしておくことも大事。雨が降ってきたら、少しの雨であっても撤収するようにしてください。小雨であっても、突然ゲリラ豪雨になる可能性もあるため、早めの判断がキーとなります。
安全な川遊び②:ライフジャケット着用など適した服装
川遊びで命の危険から回避するには、ライフジャケットの着用が重要となります。気軽な川遊びだと考え、ライフジャケットなしで遊んでしまったため事故にあってしまったというケースはたくさんあります。ライフジャケットがあれば助かった命もあることを念頭に置いてください。
川では浮力があまりないため、自力で浮かぶことができずに命を落としてしまうこともあります。ライフジャケットがあれば、浮力によって頭を出すことができるため助かる確率が上がります。ライフジャケットを選ぶときは、サイズの確認と安全基準をクリアしているものを選ぶようにしましょう。
また、ライフジャケット以外の服装では、乾きやすい素材のものを着用することも大事です。乾きにくいものだと、体温を奪われる原因となるためです。
安全な川遊び③:キャンプ場で川の安全確認
キャンプ場に到着したら、川の安全確認をしておくことも重要です。管理人さんがいるキャンプ場であれば、管理人に教えてもらうのがおすすめです。現場に長くいる管理人さんであれば、詳しい情報を共有してくれるでしょう。
事前にインターネットなどで調べておき、現地での情報を得てから実際に自分の足でチェックするのがおすすめです。チェックと言っても、危険な場所に入り込むのではなく慎重にチェックすることが大事なこと。危険な場所を理解したら、お子さんにわかるように伝えましょう。
そして、伝えたから安心ではなく目を離さないように一緒に川遊びをすることも危険リスクを回避することにつながります。
川遊びの危険を理解して安全に楽しもう
キャンプでの川遊びを安全に楽しむ方法を解説しました。川沿いのキャンプ場で川遊びをすることはとても楽しいことですよね。ついつい、気が大きくなって深いところに進んでしまうということはよくありますが、とても危険なことだという意識を持って自分を制するようにしましょう。
川遊びには危険なリスクがあることを忘れずに、冒険よりも安全を優先する気持ちで遊ぶことが大事です。そして、特にお子さんがいる方はバーベキューなどに夢中になってお子さんから目を離さないようにしてください。自分には起こるはずがないと思わず、安全な川遊びをエンジョイしましょう。

この記事のライター
minak1
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