【冬キャンプ】オイルランタンの使い方は要注意!火事や一酸化炭素中毒の危険も
オイルランタンの使い方について解説します。オイルランタンは、キャンパーにとっては欠かせないアイテムです。しかしその使い方を誤ると、一酸化炭素中毒になったり、テントを焦がす事態にもなりかねません。オイルランタンを使う時の注意点をまとめました。

目次
- オイルランタンの使用は要注意!一酸化炭素中毒の危険も
- 秋冬キャンプに多いオイルランタン使用の事故
- オイルランタンを使用する際の注意点
- 注意点①:室内や密閉されたテント内での使用は禁止
- 注意点②:テント内で使用する際は換気できるようにする
- 注意点③:一酸化炭素チェッカーを使用する
- 一酸化炭素中毒や火事などの危険を避けるための対策
- 対策①:室内やテント内ではLEDランタンを使用する
- 対策②:燃料は正しいものを使用する
- 対策③:残ったオイルを残したまま移動させない
- 必須アイテム!おすすめの一酸化炭素チェッカー
- おすすめの一酸化炭素チェッカー①:iHouse all /一酸化炭素警報器
- おすすめの一酸化炭素チェッカー②: PTTech/一酸化炭素 キャンプアラーム 電池付き
- おすすめの一酸化炭素チェッカー③:VSTN/一酸化炭素警報器
- まとめ:オイルランタンは正しく使うことが重要!安全な使い方を覚えよう
オイルランタンの使用は要注意!一酸化炭素中毒の危険も

最近のキャンプブームの高まりで、多くの人がキャンプを楽しんでいます。キャンプというと夏のイメージですが、焚き火を囲んで過ごす冬のシーズンもおすすめです。冬場は、ぬくもりと灯りを灯してくれるオイルランタンの出番が多くなります。
しかし使い方を誤るとテントが燃えたり、一酸化炭素中毒になったりすることもあります。一酸化炭素中毒は、密閉された空間で練炭を燃やしランタンを長時間使用することで、炎から出る煙が発生する不完全燃焼が要因です。
冬場のテントは、寒さを感じるためしっかり閉めてしまうと、どうしても換気が不十分になります。一酸化炭素中毒に気を付けてオイルランタンを使いましょう。
秋冬キャンプに多いオイルランタン使用の事故
秋冬キャンプにおいてオイルランタンによる事故は、大きくわけて二例です。一酸化炭素中毒を起こすこと、そして火の不始末により火災が起きるなどが毎年報告されています。
一酸化炭素は、無味無臭で、発生してもすぐには気づきません。室内やテントを締め切っていると酸欠状態になり、頭痛や吐き気などの症状が出てきます。さらに症状が進むと意識の低下、けいれんなどに襲われます。
またオイルランタンに触って火傷をすることもあります。室内やテントでは不安定な場所にオイルランタンを置くと、倒れて火事になることもあるので注意しましょう。
オイルランタンを使用する際の注意点
キャンプの灯りとして、冬場の暖としてオイルランタンは欠かせません。ゆらめく炎を見るだけで癒されます。しかしオイルランタンの取り扱いを誤ると一酸化炭素中毒や火傷になりかねません。オイルランタンを正しく使って、温まりましょう。
注意点①:室内や密閉されたテント内での使用は禁止
オイルランタンは、一酸化炭素が発生するので、狭いテントの中で灯すことは 危険です。冬場のキャンプでは、防寒のためしっかり閉めている方が多いでしょう。
もしテントを締め切ってオイルランタンを灯すと、一酸化炭素の発生が懸念されます。テント内の酸素が不足してきて、不完全燃焼になると起こる現象です。
一酸化炭素は無味無臭、発生していても身体に異変が出るまで気づきません。細心の注意が必要です。オイルランタンは、やさしいぬくもりを感じさせてくれますが、安全なキャンプを楽しむためにはLEDランタンをおすすめします。
注意点②:テント内で使用する際は換気できるようにする
キャンプにはオイルランタンはあると便利なアイテムです。冬場は、テント内の暖房としても活躍してくれます。狭くて密閉するスペースでは、オイルランタンを使う時注意をしなくてはいけません。一酸化炭素は、気づきにくいことが難点です。
いつのまにかめまい、頭痛、吐き気が起こります。症状がひどくなると、意識低下といった重篤な事態になりかねません。たとえ外気温が低くてもこまめな空気の入れ替えが必要といわれています。オイルランタンを使う時は、テント内の換気をしましょう。
注意点③:一酸化炭素チェッカーを使用する
冬キャンプにはオイルランタンの出番が多くなります。しかし使い方を誤ると命にかかわる危険性もあります。そこでおすすめしたいのが一酸化炭素チェッカーです。
一酸化炭素中毒は、気づきにくいため知らないうちに具合が悪くなり、最悪の場合命にもかかわる事態になりかねません。一酸化炭素チェッカーは、テント内でオイルランタンを使用した時、テント内が酸素不足になっていないか知らせてくれます。
メーカーによって機能が異なりますが、危険が生じたときアラームが鳴ります。アラームが鳴ったときは、テントを開放して外気を取り入れるタイミングがわかるので安心です。
一酸化炭素中毒や火事などの危険を避けるための対策
キャンプにおいてオイルランタンをテント内に持ち込むことも多いでしょう。オイルランタンを使用するにあたっては、一酸化炭素中毒や火傷に注意が必要です。キャンプで危険をさけるための対策をまとめました。
対策①:室内やテント内ではLEDランタンを使用する
お子さん連れでキャンプの場合は、うっかりオイルランタンに触って火傷など危険性も考えられます。その点LEDランタンなら火傷の心配がありません。ホームセンターだけでなく、100円ショップでも様々なタイプのLEDランタンが売られています。
火を使わないので安心です。冬場は、寒さを防ぐためテント内や室内を締め切ってしまいがちです。LEDランタンなら密閉された空間でも一酸化炭素中毒の危険はないと言えます。
しかも電池式、充電式タイプは、手軽で交換にも手間がかからず、長時間使えます。LEDランタンは、オイルランタンに比べるとパワーが少ない印象ですが、明るさは変わりません。
対策②:燃料は正しいものを使用する
オイルランタンを使うとき、それぞれのタイプに適した燃料を使うことが必要です。一般的にオイルランタンの燃料として使われるのは、パラフィンオイルか灯油です。パラフィンオイルは、ろうそくに使われるロウが液体状になっています。
通常は、ワックスのような固形です。パラフィンオイルは、液状で販売されています。パラフィンオイルは、揮発性が低いので灯油より安心です。さらに純度が良いものなら煤(すす)や臭いが出にくくおすすめです。
一方灯油は、揮発性が高く点火が簡単というメリットがあります。灯油は、ガソリンスタンドで購入できるので便利です。パラフィンオイルに比べて煤が出やすいためお手入れの必要があります。
対策③:残ったオイルを残したまま移動させない
冬キャンプで楽しんだ後は、キャンプグッズのお手入れが必要です。使用したオイルランタンに、オイルが残っていることもあるでしょう。オイルが残ったままのオイルランタンは、移動のときこぼれることもあります。
ハリケーンランタンの場合、オイルを入れたままでもしっかり蓋をすれば次のシーズンまで問題ないと言われていますが、ランタンの種類によっては、オイルを残したままでは漏れて室内やテントで発火する恐れがあります。
オイルランタンをお手入れするとき、キッチンペーパーを棒状にまるめて、注ぎ口へ入れてオイルを吸い取りましょう。また100円ショップのロートを容器に取り付けランタンを傾けて中のオイルを出すこともおすすめです。
必須アイテム!おすすめの一酸化炭素チェッカー
テントや室内は、冬場になると寒さ対策のため締め切ってしまいがちです。オイルランタンを室内で使ってしまうと酸欠状態に陥る可能性があります。毎年冬になると密閉された場所での一酸化炭素中毒事故が後を絶ちません。
このような事故を未然に防ぐためにも、一酸化炭素チェッカーをぜひ準備してください。ここではおすすめの一酸化炭素チェッカーを紹介します。
おすすめの一酸化炭素チェッカー①:iHouse all /一酸化炭素警報器





日本企業と震災経験のある防災士が開発した警報器です。80db.の音量で発生する警報音がなります。取り付けはいたって簡単、ねじ式ですが、市販の両面テープでテントなどに貼るだけです。白色で見た目にもシンプルなデザインです。
重量 | 180g |
電源 | 単三電池 3本 |

念のため購入
評価:一酸化炭素中毒は、症状が出るまで気が付かないと言われているので事故防止のため購入しました。コンパクトサイズで取り付けが簡単でよかったです。
おすすめの一酸化炭素チェッカー②: PTTech/一酸化炭素 キャンプアラーム 電池付き




一酸化炭素警報器は、センサーが働くと85dbの大音量で危険を知らせてくれます。電池をセットした時、起動音がなりますのでご注意ください。
この警報器は、ランプが随時点滅するので作動していることが確認できます。メッシュタイプの袋付きで、袋に入れたまま壁にぶら下げられるので便利です。センサーは、約3年の寿命とされているので3年が過ぎたら確認をおすすめします。
重量 | 150g |
電源 | 単三電池3本 |
サイズ | 95×95×45mm |

思ったとおりの警報器でした。
評価:購入前に口コミをチェックしましたが、評価が高かったことが決めてになりました。乾電池もセットになっているのですぐ利用することができました。希望していた商品に出会えてよかったです。
おすすめの一酸化炭素チェッカー③:VSTN/一酸化炭素警報器









キャンプなど、テント内でランタンを使用する際に活躍する警報器です。中国で製造し性能については国内で管理販売しています。
見やすい画面に音と光と日本語で中毒の警報を知らせる機能は業界初です。乾電池を使用することで取り付けに手間がかかりません。この警報器にはメッシュの袋が付いています。キャンプだけでなく、車中泊やご家庭の室内でもぶら下げるだけとは便利です。
重量 | 約100g |
電源 | 単4電池×3本 |

冬キャンプの必需品
評価:テント内にはランタンやストーブを置くので購入しました。使い方も簡単、音声もはっきりしていて使いやすいと感じました。
まとめ:オイルランタンは正しく使うことが重要!安全な使い方を覚えよう

オイルランタンは、キャンプには欠かせないアイテムの一つといえるでしょう。しかし使い方を誤ると事故につながることもあります。締め切った室内やテントの中で、オイルランタンを灯していて一酸化炭素中毒になってしまう事例が後を絶ちません。
またちょっとしたことで、テントが焦げるなど火災の危険もあります。特に冬キャンプに慣れていない場合は、事故の危険を避けるための対策が必要です。オイルランタンは、種類によって使う燃料やお手入れの仕方も異なります。
オイルランタンは、キャンプには欠かせませんが、取り扱いには気を付けなければいけません。そんな対策の一つが、一酸化炭素チェッカーです。安全対策を万全にして、冬場のキャンプを楽しみましょう。

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この記事のライター
suzuki.suzuki117
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