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焼印を自作して自分だけのキャンプギアを作る!詳しい作り方を紹介!

焼印を自作して自分だけのキャンプギアを作る!詳しい作り方を紹介!

焼印を自作する方法や、必要な道具・材料について解説します。真鍮をリューターで切削する方法やエッチング液で腐食させる方法を詳しくまとめました。針金で作る簡単な焼印も紹介しています。カッティングボードやレザーに自作焼印を押して自分だけのキャンプギアを作りましょう。


焼印の自作方法を紹介!

おしゃれなガレージブランドのキャンプギアは、オリジナルロゴが焼印されており、大量生産の市販品にはない魅力がありますね。そこで、手持ちの木製やレザー製品に、自分だけの焼印を入れて自作したいと考えている人も多いでしょう。
焼き入れ模様をつけるだけなら、焼印が無くても、はんだごてで絵や文字を書くようにして自作できます。しかし、フリーハンドで複数のギアに書くのは大変な作業です。
専門業者に発注してオリジナルの焼印を作ることも可能ですが、費用がかかるため、気軽に挑戦するのは難しいでしょう。そこで、この記事では、焼印の自作方法を紹介します。市販の材料で簡単に自作できますので、ぜひ参考にしてみてください。

焼印の自作方法【リューター】

リューターを使った焼印の自作方法や、必要な材料・道具についてまとめました。リューターで自作するのに適した焼印の特徴も説明します。

リューターのメリット・デメリット

リューターは彫金などに使われる工作機械で、金属に細かな切削加工を施したり、表面を研磨したりするグラインダーの一種です。先端に取り付けるビットの種類によって用途が異なり、広い面積を削ったり、細かい模様を加工したりできます。
自動で回転するため、ハンマーとタガネと使わなくても、軽い力で簡単に作業できる点がメリットです。また、エッチングのように腐食液などが必要ないので、準備の手間がかからず自作可能です。
一方で、図案1つ1つを彫る作業は手を動かして行うため、大きな焼印を自作するには時間と労力がかかります。また、複雑な模様を彫るには熟練が必要なので、初心者はシンプルで簡単な図案から自作するのがおすすめです。

必要な道具①真鍮

真中角柱 30角×20mm厚

¥550

銅と亜鉛の合金である真鍮は、ステンレスより柔らかく切削加工におすすめです。融点は800℃前後なので、1,000℃以上になるガスバーナーやコンロの直火を使用するときは、熱し過ぎないよう注意しましょう。

サイズ30×30×20mm
木や革製品に使用する焼印を自作するなら、柔らかく切削しやすい真鍮を台に使うのがおすすめです。ホットケーキやどら焼きなどお菓子に焼印するなら、衛生的な管理がしやすいステンレスが一般的です。
ホームセンターなどで2cm角や3cm角といった角柱が販売されているので、自作焼印に必要な大きさのものを購入しましょう。

必要な道具②軟鉄丸棒

軟鉄磨丸棒 4x300mm

¥79

趣味や工作に使いやすい軟鉄丸棒です。ステンレスより軟らかく、金切り鋸で切断できます。

サイズ4×300mm
焼印の図案加工を施した真鍮と持ち手とを、軟鉄丸棒で接続します。ホームセンターなどで様々な太さの製品が販売されているので、自作した焼印に合うサイズを選びましょう
真鍮と持ち手に軟鉄丸棒の太さの穴をドリルで開け、開けた穴に差し込んで接続します。軟鉄丸棒と同じサイズのドリルビットも用意しておきましょう。

必要な道具③持ち手

味ごころ 親子鍋用 木柄

¥396

交換用の鍋の持ち手で、握りやすいよう加工されています。穴を開けやすい木製で、工作などにも使用できます。

素材天然木
熱して使用する焼印の持ち手は、安全に触れられるよう熱伝導率の低い木材などの素材を使用します。交換用の鍋の柄など加工された木材の他、直径2cm程度の太めの木の枝などでも代用できます。
サイズが合えば、市販の調理用串で焼印の持ち手を代用すると、簡単に自作できます。

必要な道具④トレーシングペーパー

トレーシングペーパー A4規格

¥506

デザインや工作で使いやすい薄手のトレーシングペーパーです。鉛筆でもはっきりした線がひけて、細かい図案のトレースにも対応できます。

サイズA4
内容量50枚

デザインした焼印の図案を真鍮の切削する部分に転写するために、トレーシングペーパーを使います。原画にトレーシングペーパーを重ねて写し取り、クレヨンやカーボン紙などを使って、焼印の真鍮に写すと簡単です。

用意する材料①リューター

ミニルーターMM100 No.28525

¥13232

コード式のリューターで、バッテリーが内蔵されていない分、軽量で使い勝手がよい製品です。回転スピードを無段階調節でき、作業内容に合わせて使い分けられます。ペンのように持って作業できるので初心者でも使いやすいでしょう。

サイズ幅3.5×長さ23.0cm
重量260g
回転数8,000~18,000(回 ⁄ 分)
定格使用時間15分
真鍮を切削して図案に凹凸をつけるための電動工具で、ルーターとも呼ばれます。先端に取り付けるビットを取り換えて、広い面積の切削や精密な作業など使い分けができます
ホームセンターの他、100円ではありませんがダイソーでも取扱いがあります。

用意する材料②金切ノコギリ

金切鋸 ステンレス・一般金属用 250mm

¥3493

切断作業中に刃がねじれにくく、フレームが邪魔にならない構造です。握りやすいハンドルで、趣味の工作にもおすすめです。

サイズH310×W70×D15mm
刃渡250mm
素材バイメタル
焼印の図案を彫る真鍮や、持ち手を取り付ける金属製の棒を、適当な大きさにカットするために用います。真鍮をカットするときは、あて木をすると切りやすいです。
焼印など金属製のキャンプギアを自作・加工する際には欠かせない工具です。一般的に金切ノコギリは押すときに力を入れて使います。

用意する材料③ドリル

充電式ドライバドリル 14.4V MDF347DS

¥10780

DIYに適した14.4Vバッテリーのドライバドリルです。業務用のハードな使い方には不向きですが、木材・金属の穴あけや、ネジの締め付けに活躍します。

サイズ長さ198×幅83×高さ235mm
重量1.4kg
最大トルク30N・m

焼印本体となる真鍮と持ち手に、軟鉄丸棒を差し込むための穴を開けるのにドリルを使用します。真鍮に穴を開けるには、鉄鋼用のビットを取り付けます

自作手順①サイズに合わせてカットする

購入した真鍮ブロックが焼印の図案に対して大きいようなら、金切ノコギリを使って適当なサイズにカットします。
市販の真鍮ブロックは、表面に凹凸があります。自作する前に焼印の図案を彫る面を耐水ペーパーと水で磨きます。耐水ペーパーは金属仕上げ用途に適した600~1000番手を使いましょう。

自作手順②描いた原画を写す

自作する焼印の図案を真鍮に転写します。まず、焼印の図案の原画をトレーシングペーパーに写し取ります。次に、トレーシングペーパーの図案を描いた面にクレヨンを塗ります。
クレヨンを塗った面を真鍮の磨いた面に当て、図案を鉛筆で強めになぞります。なぞった部分のクレヨンが真鍮に付着して、焼印の原画が真鍮に転写されます
クレヨンの線が不鮮明な場合は、油性マジックなどで真鍮に直接線を書き足して、切削する部分が分かりやすくなるよう工夫しましょう。また、真鍮には元の図案が反転して転写されていることを確認しましょう。

自作手順③リューターで削る

精密作業向けのビットで図案の輪郭を彫ってから、太いビットで大まかに削っていくと簡単に自作できます。木材に焼印するなら1mm、革製品の焼印なら2mm程度の深さをつけて自作します。

自作手順④持ち手を付ける

焼印の図案を彫った面の反対側に、軟鉄丸棒を差し込むための穴をドリルで開けます。真鍮は軟らかく、簡単に貫通するので注意しましょう。持ち手にも同サイズの穴を開けて真鍮ブロック、軟鉄丸棒、持ち手を接続します。
持ち手がついたら端材などに、焼印を試し打ちしてみましょう。修正したい部分を、精密作業向けビットで少しずつ削って微調整すると、自作でもきれいに焼印できます。

焼印の自作方法【エッチング】

エッチング(Etching)は、腐食液で金属を部分的に溶かして凹凸をつける手法です。エッチングで焼印を自作するのに必要な材料・道具と作業手順について紹介します。

エッチングのメリット・デメリット

エッチングで焼印を自作するには、残したい部分をマスキングして保護し、露出した部分を腐食させるという手順で行います。保護した部分は腐食されず残るので、焼印を押したときに色がつきます。
腐食液に浸けることで、不要な部分を一気に除去でき、広い面積の加工も短時間で仕上がります。適切にマスキングされていれば、焼印の細かい模様も切削技術に関係なく自作することができます。
一方で、塩化第二鉄液などのエッチング液の多くは、皮膚刺激性があり、取扱いには注意が必要です。また、そのまま下水に流すと、配管を傷めたり水質汚濁の原因となるため、廃液処理剤で中和するなど廃棄に手間がかかります。

必要な道具

  • カッター
  • 金切ノコギリ
  • ドリル
  • 金属製以外の容器
  • 割り箸
  • マスキングテープ
リューターで自作する焼印と同様、真鍮ブロックや金属棒をカットするために金切ノコギリを用意します。また、持ち手を取り付けるドリルも同様に用意します。
エッチング液を入れるため、陶器やプラスチック製の容器が必要です。エッチング液は金属を腐食するのでアルミホイルの器など金属製は使えません。衣服や皮膚を防護するため、防水エプロンや作業用手袋があると安心です。

用意する材料

  • 真鍮
  • 軟鉄丸棒
  • 持ち手
  • エッチング液
  • カッティングシート
  • 重曹

リューターで自作する場合と同様に、真鍮ブロックを焼印の本体に使用します。エッチング液や腐食させたくない部分を保護するカッティングシートを用意しましょう。重曹は水に溶かし、腐食後の真鍮に浸して中和剤として使用します。

エッチング液の商品紹介

エッチング液 200cc

¥698

自作基板や版画などに使用する腐食液で、塩化第二鉄液銅が主成分です。アルミ、亜鉛などの腐食加工に適します。目や皮膚につくと炎症を起こすことがあるので、付着した場合は直ちに大量の水で洗い流します。
廃液は有害な塩化銅を含むので、廃液処理業者に依頼するか、中和剤で無公害化して廃棄しなければなりません。本製品は廃液処理剤付きなので、使用後の処理に困りません。

内容量200cc

自作手順①デザインを決めて真鍮を加工する

真鍮を腐食させる自作焼印は、エッチング液で一気に溶かすので、多少大きな図案でも手間なく仕上がります。細すぎる線などは溶けてしまうことがあるので、デザインのバランスに注意しましょう
真鍮が大きすぎると、焼印を押す前に熱する時間が長くかかるため、適当な大きさにカットします。リューターで自作するときと同様、押印面は耐水ペーパーと水で磨いて平らにしておきましょう。

自作手順②真鍮をマスクする

焼印の図案の形に切り抜いたカッティングシートを真鍮に接着してマスクします。まず、反転させてコピーした図案をカッティングシートに貼り付け、上からカッターで切り抜きます。
切り抜いたカッティングシートは、真鍮の平らな面に貼ってマスクします。さらに、マスキングテープで側面を保護すれば準備完了です。

自作手順③エッチング液につける

割り箸とマスキングテープを使って、真鍮の腐食させたい面を下にして、容器にぶら下げるように置くと、効率よく焼印を腐食させられます。準備ができたら、真鍮が浸かる深さまでエッチング液を容器に注ぎます。
温度が高いほど腐食が進むので、40℃くらいのお湯で湯煎すると早く仕上がります。腐食スピードは、気温や金属の種類によって変化しますが、真鍮なら6~8時間で1mm程腐食されるようです。
エッチング液から引き揚げたら、水:重曹を10:1で作った中和剤に入れて軽く撹拌します。最後に水道水で洗い流し、水気を拭き取っておきます。

自作手順④持ち手を付ける

リューターで自作する場合と同様に、ドリルを使って焼印の持ち手を取り付けます。真鍮ブロックと持ち手に、軟鉄丸棒の直径の穴をドリルで開け、軟鉄丸棒を差し込めば、自作焼印の完成です。

焼印の自作アイデア

真鍮以外の材料を使った焼印の自作アイデアを紹介します。リューター・エッチング液を使わない自作方法も要チェックです。

アイデア①アルミ材を使う

真鍮より軽く熱伝導率の高いアルミニウム合金を、自作焼印の材料にすることができます。リューターで切削する他、塩化第二鉄液のエッチング液で腐食させることが可能です。
アルミ材は真鍮より腐食スピードが速いので、こまめに様子を見て、焼印の図案まで腐食されないよう注意しましょう。また、アルミニウムの融点は660℃と真鍮より低いので、焼印するときに熱しすぎないよう気をつけましょう。

アイデア②針金を使う

手軽に焼印を自作したいなら、針金を使った方法が簡単です。1mm前後の太さのステンレス製針金をニッパーで曲げて好きな形を作ります。最後に針金の端を、焼印の持ち手として15cmほど残してペンチで切れば完成です。
針金の焼印は子どもでも簡単に自作できますが、線画の単純な図案に限られます。もっと複雑な図案の焼印を自作するなら、多量の針金をまとめた断面を、印面にした方法を試してみましょう。
焼印をつけない部分を奥に押し込んで凹凸をつける方法で、針金1本1本をドットに見立てて自作します。製作に根気が必要ですが、リューターや腐食液を使わない自作方法を試したい人は挑戦してみてはいかがでしょう。

焼印の自作に関するQ&A

自作に使ったエッチング液はどのように廃棄すればよい?

廃液処理剤が付属していない製品の場合、消石灰で中和した後、コンクリートで固めて不燃ごみとして廃棄します。消石灰は園芸店、コンクリートはホームセンターで購入できます。

焼印を押すときは、どの程度熱すればよい?

真鍮製の焼印をガスコンロで熱するなら、5分ほど熱してみて、表面の色が変色してきたら木片などに試し押しします。焼き色がつかない場合は、再度焼印を加熱します。赤くなるまで加熱すると焼印が溶けたり変形したりするので、過度な加熱は避けましょう。

焼印を自作して自分だけのキャンプギアを作ってみよう!

自作の焼印を作る方法として、リューターで切削する自作方法とエッチングで腐食する自作方法を紹介しました。
それぞれの手順を比較して、挑戦しやすい自作方法を選びましょう。自作の焼印を押せば、市販のキャンプギアも、一気にオリジナリティが感じられますよ。

この記事のライター

旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。

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