引き解け結びの結び方を解説！
引き解け結びという結び方を知っていますか？別名ランニング・ノットやスリップ・ノットとも呼ばれ、収納袋を縛る際のひもによく使われます。
収納袋を結んだひもが、ついついきつく片結びしてしまい、ほどくのが大変という経験をした方も多くいるのではないでしょうか。この記事では、引くだけで簡単に解ける引き解け結びの結び方を徹底解説していきます。
引き解け結びとは
■引き解け結びの特徴
引き解け結びの特徴は、結び方が簡単であり容易にほどける点です。日常的に誰もが使っている、片結びを解きやすくした結び方です。
蝶々結びと同じ原理で、ひもの先端を折り返して結ぶことにより残った先端をを引くだけで簡単に解けます。結ぶのが簡単で解きやすいので、多くのシーンで使える結び方です。
■引き解け結びの用途
引き解け結びは、様々な用途で活躍する結び方です。キャンプでテントを設営する際のロープに輪っかを作るときや、ポリ袋に野菜や調味料類などの小物類を一時的に入れておきたいときなどに使うことができます。
結ぶのが簡単で解くのが簡単という引き解け結びの特徴を活かして、アウトドアから日常の様々な用途で役立ちます。
引き解け結びの結び方
■結び方①ロープを使った引き解け結び
- ロープを交差させて輪っかを作ります。 ※重なる方はどちらが上でも問題ありません
- 先端を折り返して、折り返した部分を輪っかの中に通します。
- 輪っかに通した折り返した部分とロープのもと側を引っ張れば、引き解け結びの完成です。
折り返し部分を輪っかの中に通し、ロープのもと側を引っ張る際に強く引きすぎないようにしましょう。コブの形が崩れて解けやすくなってしまいます。
■結び方②ポリ袋を使った引き解け結び
- ポリ袋の口を細くする。
- 親指の付け根側に巻き付けて先端を表に出す。
- 先端の折り返し部分を親指が入っている所にいれると引き解け結びの完成です。
最初にポリ袋をできるだけ細くすることで、折り返し部分が親指を入れたところに入りやすくなります。また、巻き付ける指は他の指でもいいので、自分のやりやすい方法で実践してみてください。
■引き解け結びを動画で解説
結び方を覚えるには実際にやってみるのが一番です！実際にテントロープでやる前に、家にある麻ひもや靴ひもで動画を参考にしながら練習してみましょう。
ポリ袋は買い物や食材を冷凍保存する際によく使うアイテムですので、是非引き解け結びを活用してみてください。
引き解け結びの応用ロープワーク
■①ツーハーフヒッチ
ツーハーフヒッチとは、地面が砂利だらけでペグを打つことが困難な時に、石や木にロープを巻き付けるために使うことがあります 。
地物に結びつけた後にロープにテンションがかけると輪っかが縮まっていきますが、解けることはありません。結び方も簡単ですので、是非実践してみてください。
■②エバンスノット
エバンスノットとは、引き解け結びを2重にすることで、結び部の強度をよりあげた結び方です。ツーハーフヒッチ同様に地面が砂利だらけでペグが打てない場合に、石や木にロープを巻き付けるために使うことができます。また、輪っかを地物の大きさに合わせて変えることができます。
ツーハーフヒッチに比べると少し難しいですが、キャンプですごく役立つロープワークですので動画を参考にして挑戦してみましょう！
引き解け結びの結び方まとめ
引き解け結びと応用的なロープワークを紹介しました。最初は難しいと感じる方もいるとは思いますが、繰り返し練習すれば誰でも簡単に習得することができるはずです。
他にも多くの種類のロープワークがあります。この記事を見たことを機に、様々なロープワークを身に付けてアウトドアや日々の生活で活かしてみてください。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。