張り綱結びの結び方と自在金具の使い方を紹介!
アウトドア初心者がテントを張ると、たるむことがあります。しっかりと張れても時間が経つとたるんでしまい、不具合を生じることもあるでしょう。張り綱結びを覚えると、たるむことなく風にも強いテントを設営することが可能です。
つきましては、張り綱結びの正しい結び方と、張り綱結びの特徴をあますことなく説明します。ぜひ張り綱結びの結び方を覚えて、キャンプライフを満喫してください。
張り綱結びの特徴と結び方
■長さを調節できるのが特徴
張り綱結びの最大の利点は、結びつけて固定したあとも長さを手軽に調節できるところです。張り綱結びならば簡単にテントをピンっと張れるため、張り綱結びは長時間テントを張るのに適しています。
ペグのみに頼ろうとすると、突然の天候の変化があった場合にテントが崩れてしまうでしょう。最悪、破損したり突風で飛ばされたりすることもあります。正しい張り綱結びの結び方さえ覚えれば、不安なくアウトドアを楽しめるでしょう。
■張り綱結びの結び方①
- ロープをループに通す
- ロープで8の字をかたどったら下から上の円にロープの先端を通す
- 上から下の円にロープの先端を通す
- ロープの両端をひっぱり結んだら、結び目をループ側に移動させる
張り綱結びができれば、ロープの伸縮ができテントを張るのに重宝できます。張り綱結びをしたら結び目をスライドさせることで、長さの調節が可能です。自在金具を忘れたり破損したりした場合には張り綱結びは便利なため、覚えておいて損はないでしょう。
■張り綱結びの結び方②
- ロープを二つに折り、折った側を手元で交差させ輪を作る
- 作った輪に折った側の先端を入れて結ぶ
ポール側に固定する側の張り綱結びは、先述のテント内の張り綱結びよりも簡単に結べます。ポール側の張り綱結びは輪っかは小さすぎず、大きすぎずに結びましょう。輪っかを作ったらタープポールに引っ掛けて完成です。
自在金具の使い方
■種類
さまざまな形や色があるため、初心者はどの自在金具を選んで良いのか迷うことも多々あるでしょう。自在金具は穴の数が重要といわれています。穴の数が2つなのか3つなのかで、結び方が変わってくるからです。
穴が2つのタイプは、初心者向けで手軽に結ぶことが可能です。穴が3つのタイプは結び方が複雑になりますが、より強度が高い結び方ができます。張り綱結びができない際は自在金具を使うのがおすすめです。
■素材
テントを張っている間は、自在金具に長時間テンションがかかっている状態です。破損を防ぐためにも、素材は頑丈なものであればあるほど良いでしょう。好まれて多くの人に使用される素材は、アルミ製のものです。頑丈でサビにも強いからです。
軽さを重視するのであれば、プラスチックのものも良いでしょう。ただし、プラスチック製はアルミに比べ耐久性が低いので注意が必要です。手作りの場合は木製のものも多くみられます。加工がしやすく、自作がしやすいからです。
やはり、耐久性はアルミには劣りますが、こだわりがある人は手作りで自分好みのデザインに加工するのも楽しみの1つでしょう。
■使い方
穴が2つのタイプは、穴にロープを通したらもう片方の穴にもロープを通し、ロープが抜けないように先端に玉を作ってください。穴が3つのタイプは、少々複雑になります。
まず、裏側から穴にロープを通したら、そのまま隣の穴に通し、残りの穴に裏側からロープを通して玉を作り固定します。緩みにくいため、穴が2つのタイプよりしっかりとストッパーの役割を果たしてくれるでしょう。
ロープワーク張り綱結びを覚えてキャンプに役立てよう!
テントを張っても形が崩れたりたるんだりしてしまうと、キャンプの楽しさも半減してしまいます。とくに長時間設営するのであれば、張り綱結びは必須です。突然の天候の変化にも耐えられないと不安だからです。
張り綱結びができれば、テントの耐久性も高まりアウトドアも一層と楽しめるでしょう。ぜひとも、張り綱結びを覚えてキャンプに活用してください。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。