テントを防水スプレーで強化しよう!選び方やタイミングを解説
テントを防水するためのスプレーの選び方を詳しく説明します。また、テントに防水スプレーするおすすめのタイミングなどもわかりやすく解説しました。テントにぴったりの防水スプレーを種類別に紹介もしているので、ぜひとも参考にしてみてください。

目次
- テント防水は劣化する!防水スプレーでケアしよう
- テントに使う防水スプレーの選び方
- 選び方①:シリコン系かフッ素系か
- 選び方②:撥水剤タイプもある
- テントに防水スプレーを使うときのポイント
- ポイント①:防水スプレーのタイミング
- ポイント②:乾燥できるスペースを確保する
- ポイント③:防水スプレーする場所での配慮
- テントにおすすめのフッ素系防水スプレー3選
- フッ素系①:ロックタイト
- フッ素系②:強力防水スプレー
- フッ素系③:防水スプレー ギガバリア
- テントにおすすめのシリコン系防水スプレー3選
- シリコン系①:ブラックリップス防水スプレー
- シリコン系②:ネバーウェットネオ
- シリコン系③:スコッチガード
- 防水スプレーでテントをケアして雨キャンプも楽しもう
テント防水は劣化する!防水スプレーでケアしよう
雨のキャンプはおつなものですが、煩わしいことも多々あります。テントは基本的に撥水効果のある生地で作られていますが、使用し続けていると性能も低下します。その結果、雨漏りでテント内まで雨が侵入してしまうことも少なくありません。
また、キャンプギアが濡れてしまい、拭き掃除に時間がかかってしまうこともあるでしょう。防水スプレーがあれば、雨の日もストレスなくキャンプ時間が送れます。本記事では、テントの防水加工におすすめのスプレーを紹介します。
さらに、防水スプレーを使用するタイミングなども詳しく説明しているので、ぜひチェックしてみてください。
テントに使う防水スプレーの選び方
雨天時のキャンプでは、テントに防水スプレーを噴きかけると安心です。雨の中で快適にキャンプライフを送るためにも、防水スプレーは心強い味方になるでしょう。そこで、わかりやすく後悔しない選び方を解説します。
選び方①:シリコン系かフッ素系か
種類は大きくわけて、2種類あります。「シリコン系」と「フッ素系」です。「シリコン系」は、全体をコーティングするイメージです。持続性も高く安心して利用できますが、通気性が悪いので皮革製品には向きません。
また、革に使用するとシミになる可能性もあるので注意しましょう。「フッ素系」は、繊維の細かい部分をコーティングするイメージです。
フッ素は油汚れにも強く、油分も防ぐ効果があります。通気性があるので、皮革製品にも使用できます。持続性は低いですが、使い勝手は良いでしょう。
選び方②:撥水剤タイプもある
撥水剤タイプは、水分をはじく効果があり、スプレーに比べて、効果は若干薄いです。激しい雨を浴び続けると、染みてくる恐れがあります。
ただし、防水スプレーは、テント内が蒸す場合があるので快適感が損なわれる可能性が高いです。雨の状況をみて、撥水剤と防水スプレーを使い分けるのもおすすめです。
テントに防水スプレーを使うときのポイント
テントに防水スプレーを塗布することで、安心して雨天時のアウトドアを楽しめます。しかし、使用方法を誤ると思った効果が期待できません。テントに防水スプレーを使うときの、ポイントを詳しく説明します。
ポイント①:防水スプレーのタイミング

防水加工や撥水加工がされているものは、そこまで意識しなくても良いです。しかし、加工がされていないものは、早ければ早いほど良いです。購入したら、すぐにスプレーをするのが良いでしょう。
なぜならば、あらかじめ防水スプレーを塗布しておくことで、汚れが付くのを防いでくれるからです。防水はもちろん、テントの表面をきれいに保ちたいのであれば、防水スプレーは早めに塗布しておくのがおすすめです。
また、防水スプレーの水分が乾燥しないうちに、雨に降られると効果が得られません。成分が、雨によって流されてしまうからです。そのため、防水スプレーを使用するタイミングを逆算して、しっかりと乾燥した状態でテントを張りましょう。
ポイント②:乾燥できるスペースを確保する
先述しましたが、防水スプレーをテントに塗布したら乾燥させないと効果が得られません。テントは大きいので、乾燥させるためのスペースは確保しましょう。ベランダは非常におすすめです。床が乾いているので、効率良くテントを乾燥させることができるからです。
スペースが確保できない場合は、畳んで乾燥させても良いでしょう。その場合は、時折り畳みなおしたり、ハシを少し折ったりするなど工夫しましょう。また、乾燥させる際は、テントが風に飛ばされないように注意してください。
隅をしっかりと固定することで、飛ばされないのと同時に空気が中に入り、乾燥を早めることができます。
ポイント③:防水スプレーする場所での配慮
防水スプレーを使用する際は、場所選びも大事です。防水スプレーは、吸うと身体に悪影響を及ぼします。また、大量に吸い込むと中毒症状を起こすこともあり、大変危険です。防水スプレーを使用する際は、風通しの良い屋外で使うようにしてください。
屋内や、狭い場所では使用は避けたほうが無難です。スプレーの成分が、充満する恐れがあるからです。使用する際は、マスクをするのも良いでしょう。一度に大量に使用しないように、少量で調整しながら塗布するようにしてください。
テントにおすすめのフッ素系防水スプレー3選
テントに最適なおすすめのフッ素系防水スプレーを3選ピックアップします。比較的使いやすいフッ素系の中から人気のスプレーを選んでいます。
フッ素系①:ロックタイト


人気の防水スプレーで、多くのキャンパーも使用している「ロックタイト」です。優れた防水効果に、汚れの付着を防ぎます。通気性も高いので、皮革製品にも利用可能です。
また、色落ちがしにくいので、安心して塗布できます。普段からアウトドアをするのであれば、所持しておくと非常に便利な防水スプレーです。
容量 | 約420ml |
重量 | 約240g |

きれいに保つ
評価:防水に加え汚れも防いでくれるので、アウトドアにはぴったりです。油分に強いのも嬉しいポイントです。耐久性も良いので長い時間、張り続けるテントに向いています。
フッ素系②:強力防水スプレー


「強力防水スプレー」は名称の通り、強力なスプレーです。長時間、防水効果が続くのでアウトドアで使用するのにはうってつけでしょう。
通気性も同じく持続するので、透湿性の高いものにも使用でき非常に魅力的です。また、1本で大型ドームテント約1張り分に塗布できるので、計算もしやすいです。
サイズ | 約6.5×6.5×20.5cm |
容量 | 約420ml |

キャンプには必須
評価:何本か所持しておけば、テント以外のものにも使えて便利です。靴やウィンドブレーカーなどにも使えるので、雨の日のキャンプには大活躍です。
フッ素系③:防水スプレー ギガバリア


軽く吹きかけるだけで、水から守ってくれる「防水スプレー ギガバリア」です。防水以外に汚れの付着の予防のためにも役立ちます。汚れの付着の防止をするため、使用することでテントが傷みにくくなります。
そのため、テントを長期間使えることになり経済的です。雨による劣化を防ぐので、頻繁にアウトドアを楽しむ人に最適な防水スプレーです。
容量 | 約420ml |
梱包サイズ | 約20.2×6.1×6cm |

においが少ない
評価:においが、そこまで気にならないので使いやすいです。そのため、テント以外の複数のものにも気兼ねなく使えます。
テントにおすすめのシリコン系防水スプレー3選
フッ素系以外にシリコン系もあります。こちらでは、シリコン系防水スプレーを3選ピックアップしました。ぜひともチェックしてみてください。
シリコン系①:ブラックリップス防水スプレー


「ブラックリップス防水スプレー」は、雨や雪からテントを守ります。テント生地全体を覆うことができるので、防水効果も抜群です。
どのシーズンでも使えるので、アウトドア好きの人におすすめの防水スプレーです。テント以外にも、ウェアや雨具にも使用できるので使い勝手も非常に良いでしょう。
容量 | 約300ml |
使用可能面積 | 約5平方メートル |

持ち運びしやすい
評価:容量が300mlと比較的少量ですが、コンパクトなので携帯しやすいです。シリコン系は値段が安いものが多いので、複数本携帯するのも良いです。
シリコン系②:ネバーウェットネオ


高い撥水効果が期待できる「ネバーウェットネオ」です。水分をしっかりと弾くので、雨の日のテント泊では大活躍。持続時間も長く、安心して使用できます。
木製のものにも使えるので、1本あれば困ることはないでしょう。
容量 | 325ml |
サイズ | 約9.5×4.5×21.2cm |

においに注意
評価:性能の良い防水スプレーですが、使用する際の注意点があります。においが強めなので、使用する際は風通しの良い場所で使用してください。噴射範囲も広いので、かけすぎにも気をつけてください。
シリコン系③:スコッチガード


「スコッチガード」は効果が表れるのが早く、使いやすいことが特徴です。また、通気性も期待でき、テント内が蒸すことはあまりありません。このように、フッ素系の防水スプレーの良い点も味わえます。
さらに、日光によるテントの色褪せを防いでくれます。なぜなら、UV効果もあるからです。そのため夏の時期にも安心して使用できるでしょう。
容量 | 約170ml |
重量 | 217g |

汚れに強い
評価:汚れへの防止効果も高く、キャンプにはうってつけの防水スプレーです。いつも利用しているテントが、さらに使い心地が良くなります。
防水スプレーでテントをケアして雨キャンプも楽しもう
テントの防水加工について紹介しました。防水加工が落ちているテントを使用していると、雨の日のキャンプは大変ですよね。また、テントが汚れると、清掃して乾かすのに時間もかかるので防水加工は重要。実際に撤収する際も、汚れたテントを収納して積み込むのは負担がかかります。
あらかじめ、防水スプレーでテント全体をコーティングしておけば、水分を弾き煩わしさを解消できますね。もちろん、雨の量などで効き目の差は出るので汚れ防止やUV効果のある防水スプレーなど自身に合った防水スプレーを見つけて快適なテント泊を過ごしてください。

この記事のライター
永塚 学
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