焚き火に火消し壷は必要?
キャンプなどでの焚き火は、思い出に残る素晴らしい瞬間を作りますが、その後の炭の片付けには労力がかかります。また火が残ったままになっていると、火傷や火事の危険も伴います。 こうした問題を解決してくれるのが、火消し壺。キャンプにはぜひ持って行ってほしいキャンプグッズです。
炭の火を安全かつ簡単に消すことができるだけでなく、炭の再利用にも役立ちます。これらのメリットについて詳しく解説していきます。
火消し壷が消火におすすめと言われる理由
キャンプといえば焚き火が楽しみのひとつですが、安全性も重要なカギとなります。火消し壺を利用すれば、炭の火が完全に消えるまで待機する必要がありません。キャンプにおすすめの火消し壺のメリットをチェックしてみましょう。
■火消し壷のメリット①:安全に消火できる
焚き火の後、炭の片付けは面倒な作業に感じがちですが、火消し壺を使うことで簡単かつセーフティーに炭の火を消すことが可能です。炭を入れ、付属の蓋を閉め、消し炭として次のキャンプなどで再利用することもできます。
一般的に、水をかけて炭の火を消すことが多いですが、この方法では炭が濡れてしまうため持ち帰ることは難しいですし、火が残ったままの炭をやたらに捨てると火災の危険があります。安全な消火というのは、非常に重要なポイントです。そのため、火消し壷を利用する大きなメリットは、消火の安全性にあります。
■火消し壷のメリット②:火消しの時間を短くできる
キャンプで焚き火をしたあとは、しっかり炭の火が消えるまで待たなければいけません。炭を自然消火させるには長時間かかってしまいます。しかし、まだ火が残った炭でも火ばさみを使って入れるだけで短時間で火が消せるのが火消し壷。
火種が残ったまま放置すれば、火傷や火事の危険があるため危険です。通常、炭火が自然に消えるまで、長い時間かかるので撤収で慌てたことありませんか。
バケツに水を張ってその中に炭を入れてはどうかと考えがちですが、実は危険なこともあります。一度にたくさんの炭をバケツの水で消そうとすると、水が沸騰して火傷などの危険が伴うこともあるためです。
安全に少しでも帰り支度をスムーズにしたい場合はおすすめと言えます。
■火消し壷のメリット③:炭をリユースできる
火消し壺は、バーベキューやキャンプなどで使用した炭を消火するために利用されますが、そのほかにも様々な役割があります。炭を入れて、蓋を閉めることで酸素の供給を遮断し、短時間で火を消火することが可能です。
消火後の炭は、あとでも火をつけることができる状態になっています。これにより、繰り返し使用することができるため常に新しい炭を購入する必要がなくなるというわけです。
これにより、使用回数が多くなり、新しい炭と比べても燃焼がより容易に。環境と資源に配慮することができ、節約にもつながります。
火消し壷の基本的な使い方
- 炭火が弱まってくるときに火消し壷を用意する
- 炭火を火消し壷に入れ、蓋を閉める
- 火消し壷の蓋がついているため、まだ火が残った炭でも短時間で火が消える
- 蓋を閉めたまま炭火が完全に消えるまで待つ
- 火種が残ったまま放置すると、火傷や火事の危険があるので注意する
火消し壺の基本的な使い方は、非常に簡単です。キャンプで焚き火をしたとき、炭はまだ燃焼しています。ここで火消し壺の出番です。蓋が付いているため、まだ燃焼中の炭でも短時間で火を消すことができます。
火消し壺に炭を入れたら、即座に蓋を閉めます。これにより、酸素が遮断され炭の火が消える仕組みです。焚き火を消した後も、炭を見て、火が完全に消えているか確認することが大切です。火消し壺を使うと、火傷や火事の危険を回避することができ、キャンプ場から帰る準備もスムーズになります。
火消し壷を使うときの注意点
使用する際には、必ず蓋を閉め、残りの炭が完全に消えるまで蓋を開けないことが大切です。また、置く場所にも注意し、適切な位置に置くこと、火種が残ったまま放置すると火傷や火事の危険があるなど注意が必要です。
■火消し壷の注意点①:火消し壷の使い方
火消し壷はキャンプや野外での焚き火を安全に終了するために必要な道具です。使い方を間違えると危険を引き起こすことも考えられるため注意が必要です。火消し壷は、焚き火の大きさに応じて選ぶ必要があります。
サイズ選びを間違えてしまうと、炭が入りきらないなどという事態にもなりかねません。そのため、炭を入れすぎないように注意してください。炭が満タンになってしまうと蓋がクローズしないことがあります。
そして炭を入れたら、すぐに蓋をクローズしましょう。炭の火がまだ残っている場合、蓋をクローズすることで炭火が消えやすくなります。
■火消し壷の注意点②:蓋の閉め方に気を付ける
火消し壷を使用する際には、蓋のクローズ方法にも注意することが大切です。炭を入れ、蓋を閉めることで炭の火を消すことができますが、蓋がしっかり閉まっていないと本来の結果が得られません。また、炭の火が蓋を開けて炎を上げる危険性もあるため蓋をしっかり閉めることは重要です。
蓋を閉める際には、蓋がしっかり閉まったか確認し、炭火の漏れに注意すること。全て消えるまで、蓋を開けないようにしてください。消えたら、蓋を開けて確認し全て消えさせるまで待つようにしましょう。
■火消し壷の注意点③:置く場所に注意する
利用する場合、置く場所にも注意が必要です。火傷や火事を引き起こすリスクのあるものから遠ざけ、広い空間で置けるような場所が望ましいです。
また、置く場所は平らで風向きに注意をして場所を選んでください。風の状態によっては、火が壷から外れて火事の原因になってしまうことも考えられます。炭をセーフティーに消すためには、置く場所にも注意してください。適切な場所に置くことで、安心して焚き火を楽しめます。
残った炭はどうする?炭をリユースする方法
火消し壺に残った炭は再び使うことができます。炭の表面には細かな穴が開いているため、吸着性が高くなり、汚れや異臭などを除去することができます。ドラッグストアで売られている冷蔵庫用の活性炭と同様の効果をもたらす消し炭もありますので、おすすめです。
また、靴などの臭いが気になるときは、炭をガーゼやキッチンペーパーに包んで靴の近くに置くだけで臭いが解消されます。
庭やプランターの土が酸性になった場合も、消し炭はうまく中和する効果を発揮します。さらに、炭を肥料として庭木やプランターに撒いてみてください。植物の成長に役立つことになります。
どれを選べばいいの?火消し壷の選び方
効果的なタイプを選ぶためには、耐熱性や耐久性を考慮することはもちろん、使いやすさや収納性もも重要なポイントとなります。火消し壺の使いやすさや収納も考え、自分に合った火消し壺を選ぶためのポイントを紹介します。
■選び方①:素材をチェック
素材は、火消し壺の耐久性や使い勝手のよさに影響するため、選び方は慎重にすることです。鉄製の火消し壺は、耐久性があり長時間使用しても傷やヒビが入りにくく熱の伝わりに優れています。しかし一方で、鉄は重いため持ち運びが大変です。また使用後の扱いが悪いと腐食する可能性があります。
ステンレス製は、耐久性があり、使う頻度が高くてもお手入れ簡単で、腐食の心配はありません。一方、こちらも重いため持ち運びが大変です。またどうしてもステンレスの素材は、他の素材に比べて高価です。
陶器製の火消し壺は、耐熱性に優れていて、使う回数が多くても破損の心配がありません。また熱伝導率が低いため表面が熱くなりにくく安心です。しかし陶器製は、ハンドル付きの物が少なく重いため、移動が困難です。
■選び方②:持ち運びやすいかどうか
火消し壺は、アウトドアシーンでの使用を想定して設計されていますが、持ち運びやすさは商品によって異なります。 持ち手が付いているタイプが持ち運びに便利で、初めて購入する方にはおすすめポイントです。
火消し壺を初めて使う場合、持ち運ぶのが面倒なものは避けましょう。また、耐久性も選ぶときの重要なポイント。金属製は持ち運びには便利な一方、耐久性に劣ります。
それに比べ陶器製の火消し壺は耐久性に長けていますが、重さがあり持ち運びには苦慮します。それぞれの火消し壺の特徴を調べ、自分の好みに合ったものを選びましょう。
■選び方③:初心者は火起こし機能がおすすめ
火消し壺を選ぶ際に、初心者は火起こし機能を考慮すると良いでしょう。火起こし機能付き火消し壺は、焚き火などで火を起こすことができる機能が搭載されています。そのため、火消しの手間がなく、火を起こす時のあらたな道具もいりません。
また火起こしが簡単に行えますし、持ち運びにも便利です。またタイプによっては、折りたたんで保管もできます。各ブランドの火消し壺を比較して自分に合った火起こし機能付き火消し壺を選んでください。
キャンパーおすすめの人気火消し壷5選
火消し壺の特徴やメリットを調査しましたが、実際にどのような火消し壺があるのでしょうか。キャンプ初心者の方にもおすすめの火消し壺を5つ紹介します。
■おすすめの火消し壷①:大型火消しつぼ・火起し器セット
サイズ | 火消しつぼ:21.5×20×高さ29(cm)火起し器:外径18×高さ20(cm) |
重量 | 約 1.7kg |
素材 | 本体、ふた:アルスター鋼板 火起し器:亜鉛めっき鋼板 |
丈夫で使いやすい
評価:火起こしと火消しがうまく合体しています。消し壺は、炭を入れると熱くなり、地面や芝生へのダメージを与えてしまいがちです。しかしこの火消し壺はスタンドがついているので熱を放出してくれます。少し大き目サイズですが、たくさんの炭を詰めることができます。
■おすすめの火消し壷②:ポータブル火消しつぼ
サイズ | 約幅21.8×奥行17×高さ17cm |
総重量 | 約1.5kg |
素材 | アルミニウム |
ロゴスの品質は安心です
評価:火を扱うため品質に信頼がおける火消し壺を選びたいと思ったとき、ロゴスを迷わず選びました。入れて蓋をすれば火は勝手に消えるし、自然と本体が冷めていました。熱で変形などはしないと思いました。現在キャンプで2回使用しましたがとても使用感が良いです。
■おすすめの火消し壷③:チャコール缶
サイズ | 直径18.5(取っ手含まず)×高さ27cm(取っ手含む) |
重量 | 0.94Kg |
素材 | 本体/表面処理鋼板、ハンドル/フェノール樹脂 |
YouTubeでの紹介がきっかけ
評価:youtuberを真似て購入しました。ちょっと本体が薄いかと思いましたが、使っていくうち気にならなくなりました。なんといっても従来の火消し壺よりも軽いので使いやすいです。
■おすすめの火消し壷④:火消しつぼ
サイズ | Sサイズ:直径16.5cm×高さ16.5cm |
重量 | 本体 667g・帆布袋 85g |
容量 | 約3L |
材質 | ステンレススチール |
品質に安心
評価:最近バーベキューやキャンプをやることが多く炭を捨ててしまうのが勿体無いので購入しました。以前は袋状の火消しを使用していたのですが、灰などがもれてこないか心配でしたのでこちらの商品は、3点がっちり固定で酸欠消化もできますし水を溜めて炭を消すこともできます。 サイズ感もちょうど良く袋も付いてくるので車に積み込む際も楽ちんです。 説明書もわかりやすく書いてあり不具合などの対応も親切に記載されており品質にこだわっているのを感じました。
■おすすめの火消し壷⑤:アルスター 火消しつぼ
サイズ | 205×195×高さ220mm(本体:外径175×高さ165mm) |
重量 | セット640g |
素材 | アルスター鋼板 |
これは傑作
評価:今までは、残った炭はキャンプ場の炭捨て場に捨てていました。火消し壺を見つけて炭を捨てないようにしています。軽くて持ち運びも便利、それでいて容量は大きく使い勝手も抜群です。
火消し壷を使って安全な焚き火を楽しもう!
火消し壷を使うことで、安全な焚き火を楽しむことができます。火消し壷は、炎を完全に封じ込めることができるため、周囲に火が広がらず、火傷や火事のリスクが低減されるのでおすすめです。
使い方は簡単ですし、火消し壷を使うことでより安全で快適な焚き火を楽しむことができます。キャンプの楽しみとなる焚き火を楽しんだ後、安全な消火をするために火消し壺を役立ててみてください。
火消し壷を取り入れるだけで、キャンプの片づけもスムーズになります。お気に入りをみつけて、焚き火を満喫しましょう。
焚き火の後片付け方法は?手間をかけずに安全に火を消すポイントを紹介!
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アウトドア好きの主婦です。今は忙しくてキャンプに出掛けられないので、自宅でキャンプ飯作りに挑戦しています。