キャンプでおいしいコーヒーを淹れてみよう!
キャンプなどのアウトドアで飲むコーヒーは格別なものがあります。インスタントコーヒーでもいいのですが、せっかくなら自分好みのコーヒーを淹れてみたいと思いませんか。コーヒーの淹れ方は、何種類かあるので、それによっても道具が異なります。
初めての方は、何から揃えればいいのか、どんな違いがあるのかわからない方がほとんどでしょう。凝れば凝るほど楽しくなるコーヒーは奥が深いため、コーヒー好きは話し出したら止まらなくなってしまうほどです。
この記事では、初めての方にもわかりやすいコーヒーの道具について紹介しています。素敵なコーヒータイムを満喫するためにチェックしていきましょう。
知っておきたい基本のコーヒーの淹れ方と道具
キャンプでコーヒーを淹れるために、まずは基本のコーヒーの淹れ方と道具について紹介します。コーヒーの淹れ方はいくつかありますが、ここでは5つの淹れ方について触れていきます。それぞれの違いについてみていきましょう。
■コーヒーの淹れ方と道具①:本格派には「ドリッパー」
コーヒーフィルターにコーヒーの粉をセットしたものを入れる道具のことを「ドリッパー」と言います。ドリッパーの底には穴が開いているので、お湯を注ぐとその穴から抽出されたコーヒーが出てくるような仕組みです。
ドリッパーには、円錐型と台形型がありますが、初心者の方には台形型がおすすめ。円錐型はお湯の注ぎ方をコントロールしながら自分好みの味にしていくことに適しているため、慣れた方でないと使いこなすことが難しいためです。
コンパクトなものが多く、値段も手頃であることからはじめての方におすすめとなっています。
■コーヒーの淹れ方と道具②:初心者におすすめ「コーヒープレス」
コーヒープレスは、フランスで生まれたコーヒー道具で別名フレンチプレスとも言います。コーヒープレスも初心者におすすめできる簡単さが魅力です。挽いたコーヒー豆をコーヒープレスに入れて、お湯を注ぎプレスするといった手間が少ない使い方となっています。
コーヒープレスを使うメリットは、コーヒーオイルをしっかりと抽出してくれることです。そのため、コクのあるコーヒーを楽しめるなど味の安定を図ることができます。値段も手頃で、デザインがおしゃれなことも人気がある理由です。
■コーヒーの淹れ方と道具③:ケトルにもなる「パーコレーター」
パーコレーターは、ポットのような形が特徴で、蒸気圧を利用してコーヒーを抽出する道具です。パーコレーターのメリットは、お湯の循環によってコーヒーの濃度が変わっていくため、好みの濃度で淹れることができることです。
また、パーコレーターはキャンプなどのアウトドアにおすすめと言われています。ドリッパーやコーヒープレスの場合、フィルターなど他のアイテムが必要となるため荷物が増えることになります。
それに比べて、パーコレーターはこれひとつだけでコーヒーを淹れることができるため、荷物の負担が少ないことがメリットです。さらに、ケトルとしての役割もできることも便利な点となります。
■コーヒーの淹れ方と道具④:エスプレッソ好きは「エスプレッソメーカー」
エスプレッソメーカーは、電気式と直火式があります。キャンプで使う場合は、直火式が便利。エスプレッソメーカーも、蒸気を利用してコーヒーを抽出する機械です。本場イタリアでは、電気式よりも直火式の方がよく使われています。
構造はシンプルなので、初心者の方でも簡単にコーヒーを淹れることが可能です。さらに、エスプレッソにミルクを足せば、おしゃれなカフェオレなどを作ることもできます。一体型の作りなので、キャンプへの持ち運びも負担がない点もメリットです。
■コーヒーの淹れ方と道具⑤:手軽さなら「ドリップパック」
一番手軽な方法は、ドリップパックを使うことです。ドリップパックは、さまざまなメーカーから販売されているので、自分好みのドリップパックを選べば手間なくおいしいコーヒーを楽しむことができます。荷物にもならないこともメリットです。
自分で作る点では劣りますが、失敗知らずで手頃であることが、ドリップパックのおすすめポイントとなります。
キャンプで使うコーヒー道具の選び方
キャンプで使うコーヒー道具の選び方を紹介します。さまざまな種類があるコーヒー道具ですが、自分はどれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。コーヒー道具をはじめて購入する際の選び方についてみていきましょう。
■コーヒー道具の選び方①:人数や量で選ぶ
コーヒーを淹れる道具を選ぶときは、コーヒーを一度にどれくらい淹れることになるかを考えて選びましょう。ソロキャンプが基本の場合なら、エスプレッソマシーンかコーヒープレスがおすすめです。グルキャンなど大人数の場合は、パーコレーターが向いています。
パーコレーターは容量が大きいので、5~6人くらいのキャンプなら1度にみんなでコーヒーを楽しむことができます。ファミリーキャンプなど3~4人の場合は、量を調節できる小さいサイズのドリッパーがおすすめです。
ただし、商品によってサイズなどが異なるため確認してから選びましょう。
■コーヒー道具の選び方②:コーヒーの味で選ぶ
コーヒー道具を選ぶ際に一番重要なポイントは、やはり味の好みだと言えます。なぜなら、コーヒーの抽出方法によって味わいが異なるためです。すっきりとした味わいを好むならハンドトリッパー、豆の味を楽しみたいコクを求めるならコーヒープレスがおすすめです。
さらに濃い豆の味を味わいたいならパーコレーター、濃厚な甘みやほのかな苦みを楽しみたいならエスプレッソマシーンを選ぶとよいでしょう。それぞれ淹れ方によっても味は変わってきますが、基本的な傾向となります。
■コーヒー道具の選び方③:収納などアウトドアに向いた物を選ぶ
キャンプで使うコーヒー道具は、持ち運びのしやすさも重要です。車での移動であれば、さほどサイズは気にならないですが、バイクなどの場合はできるだけコンパクトで軽量な方がおすすめです。ドリッパーには、折り畳みできるタイプもあるので持ち運びに便利です。
また、耐久性もチェックしたいポイントとなります。スチール製やステンレス製であれば、耐久性があるのでアウトドアでの使用におすすめです。
【キャンプでコーヒー】おすすめの道具8選
キャンプにおすすめのコーヒー道具を紹介します。多くのキャンパーさんが利用している人気のコーヒー道具をピックアップしました。ぜひ、お気に入りをみつけてください。
■①おすすめドリッパー:スノーピーク/フォールディングコーヒードリッパー「焚き火台型」
サイズ | 104(W)×104(D)×96(H)mm |
重量 | 140g |
材質 | ステンレス |
安定感があって使いやすい
評価:コンパクトに折り畳めるので便利です。今まで使ってた安物のドリッパーとは違い安定感があり満足しています。
■②おすすめドリッパー:ユニフレーム/コーヒーバネット
サイズ | 約110 x 70mm |
重量 | 約46g |
材質 | 18-8ステンレス |
使いやすいドリッパー
評価:予想以上にしっかりしていて安定します。軽くて持ち運びやすく、収納袋が付いてるので保管もラクです。
■③おすすめコーヒープレス:ハイマウント/プレス式コーヒーメーカー
サイズ | 9.5D x 9.5W x 12.5H cm |
重量 | 約220g |
容量 | 満水 約750ml(目盛1cup=約180ml、2cup=約360ml、3cup=約540ml) |
容量が大きいので便利
評価:思っていたより大きかったのですが、一度に作る容量が多いので逆によかったです。はじめてコーヒープレスを使ってみましたが、予想以上においしいコーヒーが作れています。キャンプでのコーヒータイムが充実しました。
■④おすすめコーヒープレス:ボダム/トラベルプレスセット フレンチプレス コーヒーメーカー
サイズ | 約幅8.0×奥行9.0×高さ18.5cm |
重量 | 約358g |
容量 | 約350ml |
手軽で洗うのも簡単
評価:手軽に使えて、パーツが少ないので洗うのもラクです。扱いが簡単なので、コーヒープレスをはじめて使う方にもおすすめです。自宅ではもちろん、オフィスにも旅行先でも愛用しています。
■⑤おすすめパーコレーター:キャプテンスタッグ/パーコレーター 12カップ
サイズ | (約)幅186×奥行163×高さ212mm |
重量 | (約)390g |
満水容量 | (約)1,840ml |
コスパに優れている
評価:アウトドア用に購入しました。使い方はとても簡単で、おいしいコーヒーを楽しめています。値段も安く使いやすいのでコスパに満足。ステンレス製という点でも、気兼ねなく使えるところが嬉しいですね。
■⑥おすすめパーコレーター:ペトロマックス/ニューパーコマックス
サイズ | 20.5×21×15cm |
重量 | 930g |
容量 | 2.1L |
小窓から様子をチェックできる
評価:安定感もあり使いやすい。小窓があるのが気に入っています。コーヒーの状態を確認できるので待つ楽しみもあります。
■⑦おすすめエスプレッソメーカー:ビアレッティ/直火式エスプレッソメーカーモカエキスプレス2カップ用
サイズ | 約8×14×14.5cm |
重量 | 約0.29kg |
本体材質 | アルミニウム合金 |
至福のコーヒータイム
評価:見ているだけでもうっとりしてしまうほど気に入っています。自宅用で使用していますが、アウトドアでも使ってみようかなと考え中。失敗せずに好みのエスプレッソを堪能しています。
■⑧おすすめエスプレッソメーカー:ロゴス/見える!エスプレッソメーカー300
サイズ | (約)幅20.5×奥行10×高さ18cm |
重量 | (約)700g |
容量 | (約)300ml(抽出量は約250ml) |
おいしいコーヒーを満喫
評価:このエスプレッソメーカーを使ってからコーヒーがおいしくなりました。後片付けも簡単なことも気に入ってる点です。
【キャンプでコーヒー】その他必要な道具4選
キャンプでコーヒーを作るために必要な道具を紹介します。自分好みのコーヒーマシンを選んだら、必要な道具もチェックしましょう。コーヒー豆を挽くためのミルとコーヒーマグのおすすめをピックアップしました。
■①厳選のコーヒーミル:キャプテンスタッグ /ステンレスハンディーコーヒーミルS
サイズ | (約)本体/Φ46×高さ135mm、ハンドル/28×113×高さ35mm |
重量 | (約):219g |
容量 | (約):120m |
メンテナンスが簡単
評価:挽きたてのコーヒーをキャンプで飲みたくて選びました。味のおいしさもさながら、メンテナンスの容易さに脱帽です。常に清潔に保管できるため、味も落とさずにコーヒーを楽しめています。
■②厳選のコーヒーミル:スノーピーク/フィールドバリスタミル
サイズ | 160×48×160(h)mm |
重量 | 225g |
材質 | ステンレス、鉄、セラミック、POM樹脂、天然木 |
軽くてかわいい
評価:デザインが気に入って購入しました。かわいい上に軽くて持ち運びが便利です。
■③厳選のマグカップ:ハリオ/メタルスタッキングマグ
サイズ | 8.7 x 11.6 x 8.5 cm |
重量 | 102 g |
素材 | ステンレス鋼 |
丈夫で使いやすい
評価:キャンプにぴったりの雰囲気が気に入っています。毎回、キャンプ場でコーヒーを淹れて使っています。何度か落としましたが、問題なく使えています。
■④厳選のマグカップ:スノーピーク /ステンレス真空マグ
サイズ | 直径73.4mm×90.3(h)mm |
重量 | 110g |
容量 | 300ml |
値段はするけどクオリティが高い
評価:結露もなく、ホットコーヒーを淹れても表面が熱くないので快適です。値段が少し高いのがネックですが、長い目で見ればお得な気もします。
100均のコーヒー道具は初心者にもおすすめ!
キャンプでコーヒー道具を揃えたいけど、コストを抑えたい方は100均を利用するのもおすすめです。100均のダイソーやセリアでは、さまざまなコーヒー道具を取り扱っています。
コーヒーを作りたいけど、はじめてで不安な方は、いきなり高価な道具を揃えるよりも、手頃な100均の道具で試してみるとよいでしょう。
値段の差がある分多少の違いはありますが、口コミをみると大きな問題はないようです。100均のコーヒー道具は、練習用に取り入れたり、サブとして使ってみたりするとよいでしょう。
キャンプでおいしいコーヒーを淹れて至福の時間を過ごそう!
キャンプにおすすめのコーヒー道具を紹介しました。キャンプなどのアウトドアでコーヒーを飲めば、非日常の時間をよりリラックスして楽しめます。手軽なインスタントコーヒーも悪くはありませんが、せっかくなら本格的なコーヒーを飲みたいものです。
コーヒー道具を揃えるとなると、なんだかんだお金もかかるものなので、最初は手頃な100均などで揃えてみるのもおすすめ。慣れてきたら、ステップアップするのもよいでしょう。
キャンプ場で、自分好みのコーヒーを楽しむためにお気に入りの道具を揃えてみませんか。最高のコーヒータイムを体験できるでしょう。
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旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。