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スキレットのシーズニングのやり方は?簡単な方法を覚えて長く使おう

スキレットのシーズニングのやり方は?簡単な方法を覚えて長く使おう

料理上級者の間で人気の調理器具のスキレットのシーズニングのやり方についてまとめました。スキレットを扱うのは難しいと感じている方もでも、簡単にシーズニングができるように詳しく解説。他にも、おすすめのスキレットや、シーズニング不要のスキレットを紹介します。


スキレットのシーズニングのやり方を徹底解説!

料理好きから人気のある調理器具「スキレット」を知っていますか?スキレットはどんな料理もおしゃれに見えたり、料理がおいしく調理できたりすることが魅力です。鉄製のスキレットはシーズニングを施さないと茶色く錆びてしまう恐れがあります。
この記事ではスキレットの失敗しないシーズニングのやり方、ダイソーやニトリなどのスキレットの比較、シーズニング不要のスキレットなどを紹介します。

スキレットの魅力とシーズニングの目的

スキレットの魅力①ゆっくり温まって冷めにくい

スキレットは鉄で作られているフライパンです。鉄は熱伝導率があまりよくありません。熱伝導率とは熱が高温から低温への移動しやすさを数値化したもので、数値が高いほど熱が移動しやすいということになります。
鍋の素材としてよく使われるアルミニウムに対し、鉄は約1/4程度の熱伝導率です。アルミニウムよりも鉄の方がゆっくり食材を加熱することが可能です。例えば厚みのある肉も、ゆっくりと中まで火を通すことができるのでジューシーに焼き上げられます
またスキレットは蓄熱性が高く、一度加熱されると温度が下がりにくいのも特徴の一つです。スキレットのまま食卓に提供しても見た目がおしゃれなだけでなく、温かい状態で食事を楽しむことができます。お皿も不要なので洗い物も少なくて済みます。

スキレットの魅力②加熱ムラができにくい

スキレットで使われている鉄は蓄熱性が高いのが特徴です。アルミ製のフライパンで食材を焼く場合、食材を置いた場所のフライパンの温度は下がってしまいます。温度が下がると均一に火が通らないので焼きムラや加熱ムラになってしまいます。
鉄製であるスキレットの場合、食材を置いても蓄熱性が高いためスキレットの温度はほとんど下がりません。スキレットは食材を均一にムラなく加熱することができ、料理に失敗しにくいです。

シーズニングの目的

一般的にスキレットを購入した段階では、錆止めのワックスなどが塗られています。この錆止めを洗い流し、スキレットが茶色く錆びてしまわないように新たに油で保護膜を作ることを「シーズニング」といいます。
茶色い錆が発生してしまうと、この茶色の錆を落としてからでないと調理ができません。シーズニング=茶色い錆を発生させないための油慣らしと覚えておきましょう。

スキレットのシーズニングのやり方

スキレットのシーズニングに必要な物

  • 食用油
  • キッチンペーパー
  • 菜箸
  • 野菜くず

野菜くずは購入後初めてのシーズニングの際にのみ必要となります。シーズニングに使用するのは香りの強い玉ねぎやネギなどの野菜がおすすめです。

スキレットのシーズニングの手順

  • (初回のみ)食器用洗剤を使ってスキレットに塗られている錆止めワックスや汚れを洗い流します
  • 軽く水気をふき取ります
  • スキレットを火にかけ、水分が蒸発して表面が乾いた状態になるまで空焼きします
  • 食用油をスキレットに入れ、再度加熱します
  • (初回のみ)野菜くずを加え、強火で炒めます
  • 油がスキレット全体になじめば、野菜を取り除きます
  • 少し油を追加し、キッチンペーパーで取手部分を含め塗り広げて十分になじませます
一番目と五番目の作業は購入後はじめてシーズニングをするときのみ行います二度目以降は水やお湯のみでスキレットの汚れを洗い落しましょう。中性洗剤は不要です。
五番目の作業はシーズニングの際に香りの強い野菜を炒めることで、スキレットの素材である鉄特有のにおいを軽減させる目的です。二度目以降は不要です。
最後の作業をしているとスキレットから煙が出てきます。煙が出てきても加熱を続けていくと次第に煙が収まります。煙が出なくなるまで十分にスキレットを加熱し、油をなじませのがシーズニングに失敗しないコツです。

IHクッキングヒーターで行う際の注意点

IH対応でないスキレットがあるので、IH対応と明記しているメーカーのものを使うのがよいでしょう。IH対応のものであれば、調理やシーズニングは問題なく行えます。この記事内で紹介するニトリやロッジのスキレットはIH対応となっています。
IH対応のスキレットであっても、スキレットの底面がIH非対応の大きさの場合は使用できません。使用しているIHの取扱説明書を読み、底面の対応可能サイズを確認しましょう。

スキレットのシーズニングで失敗しないための注意点

注意点①火傷に注意

一般的にスキレットは持ち手も鉄製のため、加熱すると熱くなります。スキレットを加熱した後はかなり熱くなっており、シーズニング中はそのまま触ることはできないので注意しましょう。
調理の際や、スキレットを移動させる際、シーズニングの際にあると便利なのがスキレットハンドルカバーです。スキレットの持ち手(ハンドル)の形をしたカバーで、各社様々なスキレットカバーを販売しています。
素材もコットン、革、シリコンなどあるので、自分好みのものを選べます。

一般的にスキレットは持ち手も鉄製のため、加熱すると熱くなります。スキレットを加熱した後はかなり熱くなっており、シーズニング中はそのまま触ることはできないので注意しましょう。 調理の際や、スキレットを移動させる際、シーズニングの際にあると便利なのがスキレットハンドルカバーです。スキレットの持ち手(ハンドル)の形をしたカバーで、各社様々なスキレットカバーを販売しています。 素材もコットン、革、シリコンなどあるので、自分好みのものを選べます。

スキレットの素材である鉄は加熱すると膨張されます。そこで水で急冷されると冷えた部分のみ急激に収縮します。このときにクラック(ひび割れ)が発生してしまいます。
加熱直後のスキレットを水に漬けてしまうと、急激に冷えて割れてしまう恐れがあるので注意してください。熱したスキレットはすぐに洗わず、荒熱が取れてから洗うようにしましょう。

スキレットのシーズニング後の注意点

台所用中性洗剤を使わない

中性洗剤を使ってスキレットを洗ってしまうと、せっかくシーズニングで形成させた酸化被膜を洗い流してしまうことになります。シーズニングでの酸化被膜がなくなってしまうと、スキレットが錆びてしまう原因となります。基本的には中性洗剤は不要です。
スキレットを適度に冷ました状態でたわしを使って擦り、お湯で洗い流すのがおススメです。軽い汚れなら、たわしとお湯で十分に落とすことができます。
焦げ付きがある場合はスキレットでお湯を沸かすと汚れも浮き上がってきます。ひどい焦げ付きやニオイが気になる場合は重曹を使って洗いましょう。

スチールたわしを使わない

スチールたわしを使うとシーズニングで形成させた酸化被膜を落としてしまいます。さらに強く擦ってしまうと、スキレット本体にも傷がついてしまいます
たわしはスチール製のものでなく、亀の子たわしのような素材のものを選びましょう。亀の子たわしで落ちないような汚れは、お湯や重曹を使って落としましょう。
茶色い錆がどうしても取れないときのみ、茶色い錆が黒くなるまでしっかりと加熱してからスチールたわしで擦ります。

人気メーカーのおすすめスキレット

【ニトリ】スキレット鍋15cm(6インチ スキレットナベ)

一時期「ニトスキ」という名前で人気になった、ニトリのスキレットです。 ニトリのスキレットは鋳鉄製で、15cmの他にも19cmの計2種類のサイズ展開がされています。
値段も手ごろで、15cmは499円、19cmは749円で発売されています。ニトリのスキレットは15cmのものならワンコインで買うことができますIHが使用可能なのも嬉しいポイントです。
15cmのものならアヒージョやフレンチトースト、19cmのものならパエリアやローストチキンを作ることができます。スキレットのまま提供でき、お皿も不要で洗い物が少なく済みます。ニトリにはハンドルカバーなどの周辺アイテムもあるのでチェックしてみましょう。

サイズ

幅25.5×奥行15.7×高さ3.3cm

重量

約720g

【ダイソー】スキレットM

100円均一のダイソーでもスキレットが手に入ります。ダイソーでスキレットが手に入るのには驚きますよね。
ダイソーのスキレットは100円商品ではないのですが、スキレットS/220円、スキレットM/330円の2種類の展開です。それぞれ通称「200スキ」、「300スキ」と呼ばれています。
ダイソーのスキレットMはしっかりと深さもあるので、アヒージョやグラタンを作るのにもぴったりです。ダイソーに売っているので気軽に買いに行けるので、スキレットを始めてみたい人におススメです。
ダイソーには他にもスクエアスキレットという四角形のスキレットも販売されています。気になる方はチェックしてみてください。

サイズ

内径15.1cm×深さ3cm

重量

約750g

【LODGE】スキレット 6 1/2インチ

創業100年以上の歴史を持つ、アメリカ・ロッジ社のスキレットです。ロッジのスキレットは鋳鉄を使用しており、食材が持つ本来の美味しさを引き出します。
使うほどに手入れが簡単になるので、キャンプだけでなく家庭での日常使いもできます 別売りの蓋(スキレットカバー)と組み合わせると、餃子やハンバーグなどが簡単に美味しくできます。  蓋をして加熱すると生焼けの失敗もありません。
サイズは6 1/2インチ、8インチ、9インチ、10 1/4インチ、12インチの5種類があります。使用人数や使いたい料理に合わせてスキレットのサイズを選びましょう。

サイズ

内径15.5cm×深さ3cm

重量

約880g

【CAPTAIN STAG】スキレット 16cm

牡鹿(STAG)をアイコンにしているアウトドアメーカーです。リーズナブルな価格設定なのに高品質なため、キャンパーから人気のメーカーです。
10cm、13cm、16cm、18cm、20cm、25cmと抱負なサイズ展開のため、使い方に合わせて選択が可能です。スキレットカバーやハンドルカバーなどの周辺ギアも充実しているので一式そろえてもいいですね。

サイズ

径18cm×幅28cm×高さ4.5cm

重量

約1kg

【Coleman】クラシックアイアンスキレット

日本で最も有名なアウトドアメーカーであるColeman。Colemanからもスキレットが販売されています。
この商品の特徴といえるのが、蓋裏にリベットと呼ばれる突起が付いていることです。リベットのおかげで加熱中に発生した水分が、食材に均等に落ちます
餃子や炊き込みご飯などの蓋を閉めて調理する料理も、リベットのおかげで失敗しにくくおススメです。直径27.5cmと大きめなので大人数での集まりの際や、普段の晩御飯に使うのにぴったりです。

サイズ

直径27.5cm×長さ41.5cm×高さ10cm

重量

約3kg

シーズニングが簡単・不要なスキレット

【LOGOS】取っ手がとれるスキレット S

アウトドアメーカーのLOGOSから販売されている、シーズニングレス仕様のスキレットです。このスキレットはシーズニングが不要なので、気軽にスキレットを使い始めることができます。底面はドット加工が施されており、焦げ付いて失敗することもありません
スキレットには珍しく、ハンドルの着脱が可能なつくりです。ハンドルが外せるので、オーブン調理をする際にも扱いやすいです。IHにも対応しています。

サイズ

幅30cm×径16.5cm×高さ8cm(取っ手含む)

重量

約1.2kg

【LE CREUSET】シグニチャー スキレット

鋳物ホーロー製品で有名なル・クルーゼのスキレットです。内側には熱に強い特殊なマットホーロー加工が施されています。ホーロー加工のおかげで焦げ付きにくく、油なじみが良いのでシーズニングも簡単で失敗しにくいです。
通常の持ち手とは逆側にも持ち手が付いてるため、両手で持てる作りで持ち運びも便利です。パンケーキや目玉焼きなどにおすすめです。 チェリーレッド、マリンブルー 、オレンジとカラフルな色展開も他のスキレットには無いポイントです。

サイズ

幅36cm×直径20cm×高さ4cm

重量

約1.5kg

スキレットのシーズニングのQ&A

シーズニングはどのタイミングでするのがよいですか?

シーズニングはスキレットを洗った直後に行うのが良いです。濡れたままの状態で放っておくと錆びてしまう原因となります。
もちろん調理後すぐは、スキレットが熱い状態なので洗えません。食後に他の食器を洗うタイミングなどで良いでしょう。

シーズニングが失敗しないか不安です…。

シーズニングは慣れてしまうと、洗い物のついでにできてしまうほど簡単です。それでも面倒だ、という場合はたまにスキレットでアヒージョや揚げ物(揚げ焼き)をすればシーズニングの代わりになります。揚げ物はシーズニングの失敗もなくおススメです。
それでもシーズニングへの不安がある場合は、シーズニング不要のスキレットを選ぶとよいでしょう。

ダイソーやニトリなどの安いスキレットもシーズニングは必要ですか?

ダイソーやニトリなどのスキレットであっても、素材が鉄である以上はシーズニングは必須です。逆に言えば、しっかりとシーズニングを行えばダイソーやニトリの安価なスキレットでも長く使い続けることが可能です。

シーズニング後のスキレットはどのように保管すれば良いでしょうか?

長期間使用しない場合は、湿気対策のために新聞紙に包んで保管しましょう。再度使用する際は表面を軽く洗って使い始めましょう。
もし保管している間に茶色い錆が発生していた場合は、茶色い錆が黒くなるまでしっかりと加熱してからスチールたわしで錆を落とします。

スキレットを買ったらまずはシーズニングをしよう!

スキレットを買ったら、すぐに使いたい気持ちを抑えてシーズニングをしましょう。また、調理後にはシーズニングも必ず行います。
少し面倒な気持ちもあるかもしれませんが、シーズニングする度にどんどん使い勝手がよくなるのもスキレットの魅力の一つです。茶色い錆を発生させないよう、しっかりとシーズニングを行ってスキレットを育てましょう!

セリアのスキレットは電子レンジOK!直火やオーブン調理は不可?

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セリアで販売されている電子レンジOKなスキレットについて解説します。キャンプやアウトドアだけでなく、自宅でもフル活用できる便利なセリアのスキレットについてまとめました!セリアのスキレットを使って作るおすすめメニューのレシピも紹介しています。

スキレットの取っ手が熱い!100均アイテムを使った持ち手カバー自作法も

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スキレットの取っ手が熱くなるという難点の解決法を解説していきます。また、100均で購入できるスキレットの取っ手の持ち手カバーになるアイテムを紹介します。持ち手カバーの自作法も紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

この記事のライター

旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。

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