鉄フライパンのシーズニング方法まとめ!普段のお手入れ方法も!
鉄フライパンのシーズニングや普段のお手入れ方法を解説します。鉄フライパンのシーズニングで使用する油の種類や、空焼きのやり方などの詳細をまとめました。シーズニングや普段のお手入れに必要な道具も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

目次
鉄フライパンのシーズニング方法を紹介

頑丈な作りの鉄フライパンは、キャンプでストーブや焚き火を使うアウトドア調理と相性抜群!鉄フライパンを導入してキャンプの食事を充実させたいと考えている人も多いでしょう。
一般的なフッソ樹脂加工フライパンと違って、鉄フライパンは使う前のシーズニングが必要です。この記事では、鉄フライパンのシーズニングのやり方や普段のお手入れ方法を紹介します。
きちんと手入れしてキャンプで長く愛用できる鉄フライパンを手に入れましょう。
鉄フライパンのシーズニング方法
鉄フライパンのシーズニングに必要な道具や手順を解説します。鉄フライパンを高温に熱する作業があるので、換気ややけどに注意して行いましょう。
シーズニングに必要なアイテム
- 鉄フライパン
- ガスコンロ
- 食用油
- オイルポット
- 金属タワシ
- 亀の子タワシ
- トングまたは菜箸
- キッチンペーパー
- 鍋つかみ
シーズニング作業では、高温で熱したフライパンでやけどしないよう鍋つかみや軍手などを用意しましょう。シーズニングに使う食用油は、サラダ油やオリーブオイルなど油膜ができるものであれば種類は問いません。
シーズニングのやり方①空焼き
新品の鉄フライパンは流通途中の錆を防ぐ塗装が施されているので、使い始める前に空焼きして塗装を焼き切ります。空焼き中は煙が多く出るので、換気の良い場所で行いましょう。
シーズニングでは、まず鉄フライパンを中火にかけ、軽く煙が出始めたら強火にします。底が青白く変色してくるので、色ムラがなくなるよう位置を変えながらまんべんなく空焼きしましょう。
全体が変色したら火を止めて粗熱を取り、お湯を流しながら金属タワシで残った塗装を取り除きます。最後にキッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
シーズニングのやり方②油ならし
鉄フライパンの約半分の量の油を入れて強火で熱し、煙が出始めたら火を止めます。粗熱が取れたらオイルポットに油をあけ、キッチンペーパーで拭き取って全体に油をなじませましょう。最後に野菜くずなどを炒めるとより油がなじみます。
シーズニングのやり方③最後にお手入れ
粗熱が取れた鉄フライパンを、水またはお湯を流しながら亀の子タワシでこすり洗います。全体を洗い終えたら水分を拭き取り、空焼きして残った水分を飛ばします。
最後にキッチンペーパーで内側に油を塗れば完了です。濡れたまま時間が経つととすぐに錆びてしまうので、なるべく早く水分を取り除きましょう。
鉄フライパンの普段のお手入れ方法
鉄フライパンは調理後に毎回お手入れすることで、使いやすさが向上します。焦げ付いてしまったときの対処方法も紹介します。
手入れ方法①鉄フライパン使用後
調理後の粗熱が取れてまだ温かいうちに、水またはお湯を流しながら亀の子タワシでこすり洗います。全体を洗い終えたら水分を拭き取り、火にかけて残った水分を飛ばします。
錆びやこびりつき防止のため、調理後は料理を入れたまま放置せず、すぐに洗いましょう。洗剤を使うとなじませた油が落ちるので、水またはお湯で洗うのがおすすめです。
手入れ方法②焦げ付きが酷い場合
タワシやヘラなどで落とせる汚れを取り除いたら、水またはお湯を入れて鉄フライパンを火にかけます。加熱して汚れが柔らかくなったら火を止め、やけどに注意しながらタワシなどでこすって焦げを落とします。
焦げがひどい場合は、焦げ部分に重曹をふりかけ、スチールウールで強くこすって焦げを落とします。焦げを落として洗った後は、水分を飛ばしてしっかり油ならししておきましょう。
手入れ方法③鉄フライパンを保管する場合
鉄フライパンをしばらく使わないときは、普段のお手入れの後、内側と外側に薄く油を塗り、新聞紙に包んで保管します。錆びを防ぐため、通気性のよい場所に置くのがおすすめです。
久しぶりに使用するときは、まず熱湯で表面の油を流し、油ならししてから使い始めます。保管中に錆びが発生した部分は、金属タワシで磨くときれいになります。
鉄フライパンのお手入れにおすすめのアイテム
東和産業/ステンレスたわし



鉄製調理器具の焦げや錆び落としに活躍するステンレス製金属タワシです。プロ仕様で耐久性が高く、強くこすってもへたりにくい点が特徴です。
手のひらサイズで握りやすく、フライパンの形状にフィットします。ステンレス製で水切れが早く、衛生的に使用できます。
サイズ | 高さ4cm×直径6.5cm |
重量 | 25g |
内容量 | 2個入り |
材質 | ステンレス |

鉄フライパンのお手入れにぴったり
評価:鉄フライパンのシーズニングや焦げ落としに使っています。何回か使っても型崩れせず丈夫で使いやすいです。
萬洋/竹製ささら


細く割った竹を束ねたささらは、鉄製中華鍋や鉄フライパンの焦げ落としに便利な台所用品です。タワシと違って形状が棒状なので、熱湯が手にかかることなくこすり洗いできます。
クレンザーや洗剤を使わなくても、お湯だけで焦げ落としができ、鉄フライパンの油膜を保護します。繊維が丈夫な竹製なので、強度が高く長く愛用できます。
サイズ | 外径3.5cm×全長21cm |
重量 | 70g |
材質 | 竹製 |

傷つきにくく様々な調理器具に使える
評価:金属タワシで落ちにくい焦げも落とせました。鍋底が傷付く心配がなく、キャンプで使うスキレットや鉄フライパンなど様々な調理器具に使えて重宝しています。
鉄フライパンのお手入れに関するQ&A
- 鉄フライパンの特定の部分だけがいつも焦げつくのはなぜ?
過去に使用した際についた焦げが落としきれていないと、加熱したときに焦げ部分に温度ムラができてさらに焦げ付いてしまいます。頑固な焦げ付きの除去には、クレンザーと金属タワシで磨いて手入れしましょう。
- 鉄フライパンの洗浄に洗剤を使ってもよい?
鉄フライパンの焦げ付きを防ぐ油膜が落ちるので、基本的には洗剤を使わずお湯だけで汚れを落としましょう。洗剤で洗ってしまったら、使用前に油ならしをして油をなじませてから使いましょう。
鉄フライパンは手入れ次第で長く使える!

鉄フライパンのシーズニングのやり方は、空焼き・油ならしの順に行い、塗装を除去して油膜を作ります。普段のお手入れでは、お湯とタワシで汚れを落とし、濡れたままにしないよう注意しましょう。
鉄フライパンはフッソ樹脂加工製品に比べて、シーズニングなどが面倒な印象がありますが、ポイントを押さえれば意外と手間がかかりません。きちんと手入れすれば長く愛用でき、使う度に油がなじんでキャンプ調理が楽しみになるでしょう。

この記事のライター
miyajimaworks
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