ルーフテントでオートキャンプを楽しもう!
ルーフテントを使用すれば、通常のテント泊と違い景色を楽しめます。なぜならば、ルーフテントは車両の上部に取りつけるテントだからです。
同じ車中泊でも、一風変わったテント泊になります。 幼い子供がいる家庭でルーフテントを使えば、秘密基地のような気分を味わえ喜ぶ子供も多いでしょう。
昨今人気のテントで、利用者も増えています。種類もさまざまで、ソロ用のルーフテントもあれば、広々と使えるルーフテントもあります。 つきましては、ルーフテントの特徴について深掘りしました。まだ、ルーフテントを使用したことがない人は、この機会にルーフテントの魅力に触れてみてください。
ルーフテントとは?
ルーフテントと一口でいっても、機能性や種類など詳しく把握している人も多くはないでしょう。こちらでは、ルーフテントのメリット・デメリットをまとめます。
■ルーフテントのメリット
ルーフテントのメリットは、設営・撤収が非常に簡単だということです。慣れてくれば自作のルーフテントも扱えます。通常のテント泊となると、設営や撤収に時間がかかってしまい、とくに初心者だとミスも起こりやすいでしょう。
また、ルーフテントの場合、一度車上に取りつけてしまえばそのままの状態にできるため負担がなくなります。且つ、荷台にテントを積み込むので、荷物が減り運搬の負担も軽減します。
さらに、車中泊の場合は車種によって広さが決まってしまうので、快適に過ごせないことも少なくありません。ルーフテントであれば、軽自動車だろうがお好みのルーフテントを取りつけることが可能です。 開放感のあるルーフテントや、ソロ用のルーフテントなど自身にあったルーフテントを選べます。
このように、車種に左右されない点もメリットです。ただし、軽自動車の場合ルーフテントを取りつけると、重心が高くなるので運転には気をつけてください。
加えて、ルーフテントは夏場も涼しく過ごせます。なぜならルーフテントの種類によっては、四方がメッシュになっているものもあるからです。通気性も確保できるでしょう。車中泊だとこもってしまう空気も、ルーフテントであれば、解消できます。
■ルーフテントのデメリット
ルーフテントのデメリットは、値段が高いことが挙げられます。通常のキャンプのほうが、費用は抑えられます。
また、車高が高くなるので、施設によっては駐車拒否されることもあるでしょう。 トンネルも通過できない恐れがあるので、車高はあらかじめ計算しておくのに越したことはありません。
さらに、ルーフレールがないと取りつけられないのもデメリットの一つです。もともと車両にルーフレールが搭載されているものならば、問題はありません。 しかし、搭載されていないのであれば、別途購入する必要があります。
加えて、ルーフテントは一度開放してしまうと車両が動かせないのも欠点です。 あとに、買い出しに行くのが難しくなります。ルーフテントの弱点を把握して後悔しないように、いかに快適に使うかがルーフテントを扱うコツになるでしょう。
ルーフテントの選び方はここを抑えよう
ルーフテントは多種多様にあるため、初めて使用する人はどのようなルーフテントを購入して良いのか迷うことも少なくありません。購入してから後悔しないように、ルーフテントを選ぶポイントを紹介します。
■ルーフテントは3種類
ルーフテントは数多くの種類があります。その中でも、テント型・タワー型・シェル型と大まかに分けると三種類になります。
テント型は最も大きいサイズで、タワー型は中型サイズ、シェル型がコンパクトなサイズのルーフテントです。主にサイズの違いになるので、利用人数によって選ぶ必要があるでしょう。
テント型 | タワー型 |
---|---|
シェル型 | 特徴 |
・大型のサイズのため快適感を得られる ・家族利用に最適 ・ルーフテントを使い本格的なキャンプを楽しみたい人に向いている ・設営が少々困難なため自動式がおすすめ | ・小部屋のような装い ・柱でしっかりと固定され寝るにはちょうど良いスペース ・大人が座れるほどの高さ ・自動で設営できるものもあるが手動でも比較的簡単に設営ができる |
・こぢんまりとしたサイズ ・2人だと若干狭く感じるのでソロキャンプにおすすめ ・ほかのタイプに比べ低価格 ・設営や撤収が手軽 | 収容人数 |
3~4人 | 2~3人 |
1~2人 |
■耐水圧は要チェック
ルーフテントは、通常のテントに比べ劣化しやすいです。なぜならば、雨や風の影響を受けやすいからです。
急な天候の変化で、大雨や突風を受けると不安感を煽られ、落ち着かないこともあります。ルーフテントを購入するときは、必ず耐水圧を確認してください。 耐水圧は1500ml以上のものだったら、安心して使えるといわれています。
安全に使用するためにも、耐水圧のチェックは怠らないようにしましょう。また、自作の場合はとくに気をつけるようにしてください。
■設営方法も確認しておこう
ルーフテントは、通常のテントとは設営方法が全く違います。通常のテント設営になれている人は、初めてルーフテントを設営する際にはまごついてしまう恐れもあるでしょう。
設営方法を早く覚えスムーズに行えれば、それだけキャンプが楽しめる時間も増えます。 また、先述した三種類のタイプによって、設営の難易度が変わります。一概には言えませんが、サイズが小さいほど設営は簡単です。
■所有している自動車に対応しているか
購入したルーフテントが、所有している自動車に対応していなければ本末転倒です。後悔しないためにも、必ずチェックをしてください。
不向きな自動車でも、新型のルーフテントならば取りつけられる可能性もあります。 ルーフレールが搭載されている自動車ならば心配はありませんが、通常の自動車に取りつける場合は購入前に確認をしてください。
■駐車場によっては高さ制限がある
ルーフテントを取りつけると車高が高くなります。その結果、駐車場を利用できないことも多々あるでしょう。とくに、立体駐車場を利用する際は注意が必要です。その他、施設の駐車場も場合によっては駐められないことも考えられます。
車高と、取りつける予定のルーフテントのサイズの確認は必須です。立体駐車場を普段利用する人は、車高は2.1m以内に収めるようにしましょう。立体駐車場の車高の制限は、おおよそ2.1m強だからです。車高をしっかりと計算した上で、ルーフテントを取りつけてください。
■後悔しないために実物を確認しておくことがおすすめ
購入の前に、ルーフテントの事前チェックは必要不可欠です。自身が求めている使い方ができないと、後悔する恐れがあるためです。
ルーフテントはアウトドア関連のイベントや、展示会などで実物を確認できます。利用人数や車高の問題など、目的に合わせて後悔しないように購入しましょう。
人気のおすすめルーフテント11選
ルーフテントは機能性や収容人数などを考えると、種類が豊富でどうのようなものを選べば良いのか迷うこともあります。こちらでは、人気でおすすめのルーフテントを11選ピックアップします。今後の参考にしてみてください。
■①ABSハードシェル 自動車用ポップアップ式ルーフテント:設営が簡単
サイズ | 190×130×112cm |
重量 | 62kg |
タイプ | タワー型 |
収容人数 | 2~3人 |
通気性も良い
評価:通気性が良く、空気の循環ができます。また、防虫もしっかりでき安心して使えます。
■②テプイ エクスプローラー クケナム 3:雨天時も濡れにくい
サイズ | (約)244×142×132cm |
重量 | (約)60kg |
タイプ | テント型 |
収容人数 | 3人 |
紫外線を抑える
評価:生地に紫外線を抑える効果があるので、日焼けを気にする人は夏場にも気兼ねなく利用できます。
■③スカイキャンプ2.0:気楽にルーフテントを楽しめる
サイズ | 210×218×110cm |
重量 | 75kg |
タイプ | シェル型 |
収容人数 | 3人(大人2人の場合子供2人までOK) |
生地の切り替えが可能
評価:ルーフテントの生地を、切り替えることが可能です。冬は通常の生地で利用し、夏はメッシュ生地に、変えることができるのでシーズン問わず使えます。
■④RUF CAMP SORAboxx:四方の生地がメッシュ展開
サイズ | 220×130×115cm |
重量 | (約)70kg |
タイプ | タワー型 |
収容人数 | 2~3人 |
高い耐水圧
評価:心配される防水面ですが、耐水圧が3000mmと非常に高いため防水性も良く安心して利用できます。
■⑤テプイ フットヒル:自転車も積める
サイズ | (約)213×119×101cm |
重量 | 49kg |
タイプ | テント型 |
収容人数 | 2人 |
収納時コンパクト
評価:広々と展開するルーフテントですが、収納時は非常にコンパクトです。そのため、扱いも楽で重宝できます。
■⑥RIDGE BACK:テント内の高さを確保
サイズ | 256×136×72cm |
重量 | 85kg |
タイプ | シェル型 |
収容人数 | 1~2人 |
結露防止
評価:パネルが取り外せるようになっており、結露の発生を抑えてくれます。そのため、カビの心配もありません。
■⑦GRAVIS ルーフテント:ワンタッチで展開
サイズ | 200cm×136cm(展開時/上部)130×150cm(展開時/下部) |
重量 | 65kg |
タイプ | シェル型 |
収容人数 | 2人 |
開口部が安心の二重構造
評価:二重の開口部に防虫ネットを搭載しています。空気の入れ替えも可能で、快適感あふれるキャンプライフを送れます。
■⑧はしご付きルーフテント:居住性抜群
サイズ | (約)215×130×110cm |
重量 | (約)67kg |
タイプ | タワー型 |
広々と過ごせる
評価:天井が高く、広々とした空間を堪能できます。睡眠時もぐっすりと眠れます。
■⑨オーバーランダー XL:広々空間
サイズ | 310×193×130cm |
重量 | (約)60kg |
タイプ | テント型 |
収容人数 | 4人 |
無骨なデザイン
評価:アウトドアにぴったりな無骨なデザインです。とくに、軍幕テントが好きな人にはおすすめです。
■⑩INTREPIDOR1400:初心者向き
サイズ | 240×140×125cm |
重量 | 52kg |
タイプ | テント型 |
収容人数 | 2人 |
景色を見渡せる
評価:フルオープン可能なので、テント内から景色を楽しむのに向いています。
■⑪RUF CAMP SORAcube:快適なくつろぎ空間
サイズ | 214×145×140cm |
重量 | (約)70kg |
タイプ | シェル型 |
収容人数 | 2~3人 |
全窓がメッシュ展開
評価:全部の窓はメッシュに変えられるので、通気性が良く快適に過ごせます。暑い時期の利用にも、向いています。
軽自動車でもルーフテントの設置は可能!
軽自動車だとルーフテントの設置は、難しいと考える人も多いでしょう。しかし、軽自動車でもルーフテントは、設置はできます。
ただし、中型や大型の自動車に比べ注意も必要です。なぜなら、風の影響を受けやすくなるためです。
重心が高くなるので、風の影響はどうしても避けて通ることはできません。軽自動車にルーフテントを設置する場合は、少しでも軽めのルーフテントを設置することをおすすめします。
ルーフテントを使用する際の注意点
ルーフテントは、遊び心満載です。変わった車中泊を堪能できキャンプライフも盛り上がります。しかし、使用するにあたり気をつけなければならないこともあるので、注意点を解説します。
■大勢での使用には不向き
ルーフテントは、基本的に広さは期待できません。ものにもよりますが、平均的なサイズはセミダブルほどだからです。
記載されている収容人数も、大人子供合わせての人数と考えたほうが無難でしょう。大勢で使用するには不向きのため、なるべく少人数で楽しむようにしてください。
■マナーを守って気持ちよく過ごそう
車中泊の場合は、とくに意識が必要です。まず、ルーフテントの一部が、隣の利用者のスペースにはみ出ないように注意してください。
ほかに、音や臭いの問題もトラブルの原因になります。 自分も含め、利用者の皆が快適にキャンプライフを送れるようにしましょう。気を配れることは、なるべく意識し最低限のマナーを守るようにしてください。
ポイントをおさえて後悔しないルーフテントを選ぼう
ルーフテントは個性的で敷居が高そうですが、慣れてしまえば快適にテント泊ができます。たしかに人数や車高、費用の問題など考えないといけないこともあるでしょう。しかし、ルーフテントを使用することで、変わったキャンプライフを送れて違った楽しみを味わえます。
ルーフテントのメリットやデメリットをしっかりと把握し、自身に合ったテント泊ができれば入れ込むこと間違いありません。購入する前には事前にポイントをチェックし、後悔しないルーフテントを選んでください。
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旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。