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火起こし道具は自作できる!必要な道具や実際に火を起こす方法も!

火起こし道具は自作できる!必要な道具や実際に火を起こす方法も!

火起こしの道具を自作する方法をご紹介します。火起こしはライターや着火剤、キャンプに慣れた人でもファイヤースターターを使用するのが定番の方法です。しかし、ここではサバイバル度が向上する弓切り式発火法を詳しく説明。火を起こすための道具、手順、コツを解説していきます。


火起こし道具の自作方法を紹介!

火起こし道具には弓切り式ときりもみ式という発火装置があります。弓切り式発火法は長めの棒に紐を張った弓を前後して火きり棒を回し、火きり板上で摩擦を起こし火種を作る方法です。

そして、きりもみ式発火法は先端を丸くした火きり棒を火きり板の穴に合わせ、手の平で回し摩擦させて火種を作ります。どちらも原始的な方法なので、覚えればひと味違ったキャンプを楽しめるはずですよ。

自作の火起こし道具【弓ぎり式】

必要な物・作り方

  • 枝、棒(①Φ2×22cm、②Φ3×22cm、Φ1×50cm)
  • アジサイの枝(Φ1)
  • スギ板(厚さ1cm)
  • 綿の紐
  • たこ糸
  • 木工ボンド
  • ナイフ
    • まず火きり棒を作ります。
    • ①の枝の先端にあじさいの枝を差し込む穴(深さ2cm)を開ける。
    • 穴を開けた先端部にタコ糸を巻いてボンドで固着し割れないようにする。
    • アジサイの枝を➊で開けた穴にきつく入る程度に削る。
    • 差し込んだアジサイの枝がぐらつかないように①に差し込む。
    • 続いて、ハンドピースを作ります。
    • 火きり棒の太さに合わせ②の中心に穴を開ける。
    • 火きり棒の上端は滑らかに回転するように丸く削る。
    • 火きり板を作ります。
    • スギ板に60~90度の切り込みを入れ、その頂点から2~3mm奥に左右へ斜めの傷をつけて表面を削る。
    • 最後に弓を作って完成です。
    • ③の枝の両端に穴を開け、綿の糸を通し玉結びで固定する。
    • 紐の長さは火きり棒に2回巻いてさせて緩まないぐらい。

火を起こす方法

作った火種で焚き火に育てるための火口を用意します。火口とは綿やほどいた麻紐、枯れたスギの葉のことです。まず、火きり板の下に葉っぱを敷き、火きり棒をハンドピースで押さえ、弓を前後に動かして回転させます。

焦げた木粉が火きり板の切り込みに溜まるので、出来た火種を葉っぱの上に乗せます。火種を火口で包み込み、息を吹きかけると着火させることができます。

ポイント

弓切り式の発火装置を作成する際にポイントが3つあります。1つ目は、火きり棒はまっすぐの枝を選ぶこと。2つ目は、火きり棒が上手く回転しない場合は、ハンドピースの穴にワックスを塗ると、スムーズに回転させてあげることができます。

3つ目は、火口に使うスギの葉などは、よく乾いたものを選ぶことです。

自作の火起こし道具【きりもみ式】

必要な物・作り方

  • 枝、棒(Φ1×1m、Φ4×20cm)
  • 厚さのある葉
  • 枯れ葉、枯れ草(火口)
  • ナイフ
    • まずは、火きりぎねを作ります。
    • 乾いている1mほどの長さのまっすぐな棒が必要です。枝や葉を切り落とし、まっすぐにしましょう。
    • 次に火きりうすを用意します。
    • 落ちている太めの枝の表面を削り、板状にしましょう。切れ味のいいナイフだと作業がはかどります。
    • 板状にした表面の端から約2程度cm弱のところに2cm程度の丸いくぼみを作っていきます。
    • 端からくぼみの中心に向かって三角形の切り欠きを作ります。

火を起こす方法

地面に厚手の葉を敷き、上に火きりうすを置きます。そして、火きりうすのくぼみに火きりぎねを合わせてください。火きりぎねを両手で挟み、両手を前後させて回転させ摩擦を与えます。

摩擦を繰り返すと火きりうすの切り欠きから焦げた木粉(火種)が葉っぱの上に落ちてきます。火種を火口で包み込み、息を吹きかけて着火させます。

ポイント

https://twitter.com/c23ex0K7DRVbuO5/status/1482519740178661380

火きりうすにはよく乾いた針葉樹を選ぶようにしてください。また、火きりぎねを回転させる時は、上から体重をしっかりかけることで強い摩擦力を生み出すことが可能です。

火種を火口で包む時は外側から軽く圧力をかけ中心部の温度を高めましょう。さらに、火口から熱を感じ始めてから少し火口を開き空気を送り込みます。

火種はどのくらいの時間でできるの?

弓切り式やきりもみ式といった摩擦式発火は熟練のひとだと1分程度で火種ができます。しかし慣れていないと10~20分やっても火種ができないこともあるそうです。火種ができない、火口に着火しないなんて時は材料が湿っている、加える力が分散しているなどの原因があるので、見直しながらあきらめずにチャレンジしましょう。

自作の火起こし道具を使ってサバイバルを楽しもう!

便利な焚き火アイテムで気軽に焚き火を楽しむのもいいですが、自作の火起こし道具は普段の焚き火にサバイバル感をプラスしてくれます。

キャンプ場でいちから材料を探し、いちから道具を作ってできた火を消さずに安定させることができれば普段の焚き火の技術も向上しているはずです。ぜひ紹介した自作火起こし器で、新しいアウトドアの楽しみ方にチャレンジしてみてくさい。

キャンプで寝るときの焚き火の後始末は?安心して眠るために片付けはしっかり

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キャンプで寝るときの焚き火の後始末について紹介していきます。キャンプで焚き火を楽しんだ後は、安全に後始末をしなければいけません。焚き火の後始末に関する注意点などをまとめました。安心して眠るために、焚き火の片付け方をチェックしていきましょう。

焚き火のやり方を詳しく解説!知っておきたい注意ポイントについても

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焚き火のやり方を詳しく紹介しています。焚き火は正しく行わないと火事に繋がったり、火傷したりと危険なことが多いです。初心者やソロキャンプでは特に気を付けて行わないといけません。注意ポイントについてもまとめているので、焚き火に興味がある方はぜひ参考にしてください。

この記事のライター

旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。

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