チャークロスの作り方を紹介!
チャークロスを空き缶で作る方法
■用意するもの
- 布(綿100%)
- 密閉可能な蓋つきの空き缶
- キリ
- 穴を塞ぐ木の棒(爪楊枝など)
キリが無い方でもナイフなど空き缶に穴を開けれる物であれば何でも代用できます。そのため、材料は家の中や100円ショップで簡単に用意する事が可能です。
■チャークロスにおすすめの生地の素材
チャークロスは、安く簡単に材料の準備ができる事が魅力の1つです。しかし、良質なチャークロス作成には布選びが重要になります。おすすめの布は綿100%の生地です。化学繊維が入っている布は作成過程で燃え尽きてしまうため注意しましょう。
■作り方手順
- 空き缶の蓋に爪楊枝が入る程度の穴を開ける
- 空き缶に綿100%の布を入れる
- 焚き火の中に空き缶を入れる
- 空き缶の穴から煙が出なくなったら火から下ろす
- 空き缶の穴に棒で栓をし、冷めるまで待つ
空き缶の蓋はしっかり閉まっている必要があります。開けた穴が小さいとガスが逃げきれず缶の蓋が開く事があるため、薪やトングなどを乗せて蓋を押さえてください。また、逆に穴が大きすぎると中の生地に引火し失敗するため注意してください。
■ポイント
チャークロス作りのポイントは、2つあります。1つ目は空き缶を密閉し、小さな穴を開けること。2つ目は、火から下ろした空き缶が冷めるまで蓋を開けないことです。このポイントを疎かにすると、空き缶の中のチャークロスが燃焼し失敗します。
■すぐに使わない場合の保管方法
すぐ使わないチャークロスは、必ず密閉できるケースの中で保管してください。チャークロスは湿気を含むと使い物になりません。また、着火しやすいチャークロスを裸で保管することはとても危険です。火の元を避けて保管してください。
■ガスコンロでも作れる
チャークロスはガスコンロでも作る事ができます。ガスコンロを使う事で自宅でも簡単に作る事が可能です。しかし、煙に引火して火を噴く事があるため屋外での作業をおすすめします。作り方はガスコンロでも焚き火でも同じ方法です。
チャークロスのおすすめ自作キット
チャークロスの自作には自作キットを使う方法もあります。買ったキットをそのまま火にかけるだけの簡単自作キットを2つ紹介します。購入する際の参考にしてください。
■チャークロス自作キット商品紹介①
布のサイズ | 5×5cm |
缶のサイズ | 直径7.5×高さ2.5cm |
セット内容 | クロス15枚、缶、作成説明書 |
材質 | 厚手のヘビーウェイト帆布 |
面白い
評価:説明書には缶ごとそのまま火にかけると書いてありましたが、缶に少し穴を開けて焚き火に入れました。焚き火に入れて15分ほどでガスが出なくなり、無事チャークロスを作る事ができました。チャークロス自作は初めてでしたが、簡単に作る事ができました。
■チャークロス自作キット商品紹介②
布のサイズ | 約7×5cm |
缶のサイズ | 約10×6.5×2cm |
セット内容 | クロス10枚、缶、作り方説明書 |
材質 | 帆布 |
便利なキット
評価:チャークロス自作時にちょうど良い形の缶が欲しくて購入しました。これでチャークロスをたくさん作ります。
チャークロスの素材ごとの仕上がりの違い
アウトドアの火起こし時にとても重宝し、簡単に自作する事ができるチャークロス。素材の入手が容易なことも自作チャークロスの魅力の1つですが、素材選びで仕上がりに大きな差が生まれます。素材ごとの仕上がりの違いを自作する前に確認しておきましょう!
■チャークロスの素材①綿100%生地・タオル
綿100%生地やタオルを素材にチャークロスを自作した場合、綺麗に炭化したチャークロスを作る事ができます。また、生地の厚さにもよりますが手で千切りやすく、簡単に好みのサイズにする事ができます。
■チャークロスの素材②ポリエステルTシャツ
ポリエステルの含まれた生地を素材に使った場合、ポリエステルが熱で溶けて変形します。また、触るとボロボロと崩れるためチャークロスとして使い物になりません。チャークロスの素材には、化学繊維の含まれていない綿100%の生地をおすすめします。
■チャークロスの素材③デニム
綿100%デニムをチャークロスの素材に選択した場合、厚みのあるしっかりとしたチャークロスが作成できます。厚みがあるため重ねて入れた生地も1枚1枚綺麗に剥がす事が可能です。また、燃焼時間も長く安定した火起こしを行う事ができます。
チャークロスの使い方(火起こしの方法)
タオルやデニムなどの家にある素材で簡単に自作でき、キャンプで大活躍のチャークロス。実は作り方だけでなく使い方も簡単です。火起こしする時のチャークロスの使い方についてまとめましたのでチェックしてみましょう!
■用意するものと所要時間
- チャークロス
- 麻紐(ほぐしたもの)
- 火打ち石またはファイヤースターター
用意する物は火打ち石、チャークロス、麻紐の3つです。火打ち石やファイヤースターターで出した火花をチャークロスでキャッチ、チャークロスから麻紐に火を移して火種を作ります。火種は慣れれば5分もかからず作る事ができます。
■火おこしの手順
- ほぐした麻紐を鳥の巣のような形で広げておく
- 火打ち石やファイヤースターターで起こした火花をチャークロスでキャッチする
- 着火したチャークロスを麻紐で包む
- 手順3の麻紐に細く長く息を吹きかける
チャークロスの使い方はたったの4ステップです。チャークロスを包んだ麻紐は一気に燃え上がる事があるため注意してください。慣れるまではチャークロスを包んだ麻紐を火床の上に置いて息を吹きかける方法が安全です。
■うまく火をおこすコツ
チャークロスの作り方Q&A
- チャークロスにできる素材は?
チャークロスにできるのは綿100%の生地です。ポリエステルなどが含まれているタオルやTシャツだと化学繊維が炭化せず溶けてしまいます。
- 素材にする生地の厚さは?
チャークロス作成に生地の厚さは関係ありません。デニムなどの厚い生地は高い耐久性と長い燃焼時間が特徴です。薄手のタオルやTシャツの生地は手で簡単に千切れる使いやすさが特徴です。
- 空き缶に開ける穴の大きさと場所は?
穴は蓋の真ん中に爪楊枝が刺さる程度のものを開けます。開ける穴が小さいとガスが抜ける際に蓋を押し開けてしまう場合があります。しかし、逆に大きすぎると穴から中の生地に引火し、失敗してしまいます。
- チャークロスは自宅でも作成可能?
チャークロスはガスコンロでも作る事ができるため、自宅でも簡単に作成できます。しかし、火にかけている間は缶に開けた穴からガスが出るため屋外で作成しましょう。
チャークロスはキャンプの焚き火をしながら作れる!
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旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。