キャンプやアウトドアで使えるナイフの正しい使い方を紹介!
キャンプなどアウトドアでのアクティビティにおいて、ナイフは多くのシーンで使える便利アイテムです。使用目的にあったものを選び、正しい使い方をすれば、アウトドアでの頼れる相棒になるでしょう。
一方、手入れや使い方や切り方を間違えるとサビたり、怪我をしてしまうことも。ナイフを正しく使って、自然の中で安全に料理や焚き火などを楽しみましょう。
サバイバルナイフの基本の使い方
■握り方
使い方をマスターすれば、気軽なデイキャンプから本格的なサバイバルまで、活躍してくれるサバイバルナイフ。握り方は、人差し指と親指は添えるだけ!3本でしっかり握ります。
ギュッと全ての指で握ってしまうと細かい動きを調整できなくて危険です。力を入れすぎずに固定しましょう。
■使い方①調理で使用する場合
外で料理して食べるというのはアウトドアでの楽しみの大きな一つですよね。サバイバルナイフの刃の根本から、全体を滑らせるように食材にあてて、なでるように切る「なで切り」をするのがポイント。いつも家で使う包丁とは使い勝手が違います。
小さいナイフもあるので、切り方に注意が必要です。 早く切ることには向きませんが、慣れればゆったりと自然を感じながら料理を楽しめるようになります。
■使い方②薪割りをする場合
サバイバルナイフがあれば、斧が無くてもナイフ一本で薪割りすることができます。これを「バトニング」といいます。 ポイントは、木目に沿ってナイフの根本をあてること。根本を食い込ませたナイフの背を、他の木材で叩くようにして割っていきます。
ここで注意したいのが、斧のようにナイフだけで振りおろさないこと。ナイフは軽量なので、刃が悪くなってしまいます。焚き火を起こすときは、まず細い薪から太い薪へ順番に火が移って、安定します。
火を付ける前に、ナイフで細い薪を十分に準備しておくことが、焚き火の基本です。
■使い方③木を削る場合
焚き付けの木を薄く削って作る「フェザースティック」を準備すると、着火剤が無くても安定して焚き火を起こすことができます。
ナイフを木の表面や角に当てて長く薄く削ると、丸くカールします。これを切り落とさずに、何層も重ねていきます。ナイフは親指を添えて、手前から押し出すように削っていきます。昔の鉛筆けずりと同じやり方です。
サバイバルナイフを使うときの注意点
■注意点①生ものを切った後は必ず洗う
サバイバルナイフを調理で使うとき、衛生面で注意が必要です。生ものである肉や魚を切った際には、使ったらすぐに洗いましょう。
サラダや果物など生でそのまま食べる食材を、肉を切ったナイフで切ると、食中毒を引き起こす原因になるからです。
野菜を切ってから生ものを切る、という順番を意識することと、生ものを切った後は必ず洗って消毒することをおすすめします。
■注意点②収納ケースに必ず入れる
ナイフは収納ケースに入れて持ち運び、取り扱いに注意しましょう。ケースに入れずに携帯していると、銃刀法違反とみなされてしまう可能性があります。
何かと荷物の多いアウトドアシーン。もしケースから外れていたり、簡易的なカバーだけだと、自分や誰かがケガを負うこともあります。楽しむためには安全第一。ケース付きのサバイバルナイフを選んだり、ケースを準備しておきましょう。
■注意点③水が付いたら拭く
使用後は早めにナイフを拭きましょう。水分が付いたまま放置すると、サビの原因になるからです。また、柄との継ぎ目は水が溜まりやすいので、乾いた布やキッチンペーパーでしっかりと拭き取りましょう。
錆びてしまうと切れ味が落ちるだけでなく、元の状態の刃に研ぎ直すのに時間と手間がかかります。いい切れ味をキープさせるために、使うたびにケアすることを習慣にしたいですね。
サバイバルナイフの使い方をマスターしよう!
サバイバルナイフの基本的な使い方を紹介しました。使い方を学んだら、キャンプなどフィールドで実際に使用していきましょう。回数を重ね慣れてくると、料理で食材を切るだけでなく、幅広い用途でナイフを活躍させることができます。
アウトドアでの必需品、アウトドア用のナイフを上手く使って、アウトドアライフをさらに楽しんでくださいね。
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。