オピネルナイフの研ぎ方や分解方法を解説!
オピネルナイフの研ぎ方
■必要な道具
- オピネルナイフ本体
- 荒砥石(#100~#600)
- 中砥石(#800~#1000)
- 仕上砥石(#2000~#3000)
- 超仕上砥石(#5000~#10000)
- 新聞紙または要らない布
- 水を溜める容器
- 要らない紙
荒砥石、超仕上砥石はなくても構いません。あまりにも錆や刃こぼれが多い場合は荒砥石を、さらに精密な仕上げを求める場合は超仕上砥石を使用してもよいでしょう。
■砥石の準備
- 砥石を水に30分~1時間程度漬け、吸水させる
- 新聞紙または要らなくなった布の上に、吸水済の砥石をセットする(研いでいる最中に砥石がずれるのを防ぐ)
- 水を溜める容器に水を汲んでおく
■オピネルナイフの研ぎ方
- 砥石を使って研ぐ前に、オピネルナイフの切れ味を確認する(要らない紙などで試し切りする)
- 砥石に対してオピネルナイフの刃の角度が15~20°程度になるように当て、研ぐ際は進行方向に対して45°の角度になるようにする
- 水をかけながら、10~20回程度前後にゆっくりとストロークさせる
- 研いだ部分の刃を目視で確認し問題なければ、刃先の方に向かって研ぎ進めていく
- 表面が研ぎ終わったら裏面(刻印のある面)も、表面と同様の研ぎ方で研いでいく
- 先ほどよりも細かい砥石(#の番号が大きいもの)で2.~5. の作業を繰り返し、研いだ箇所を仕上げる
- 1. と同様に、砥石で研いだ後のオピネルナイフの切れ味を確認し、問題なく切れていれば研ぎ作業は完了
■簡単に行いたい場合はロールシャープナーがおすすめ
サイズ | 158×58×57mm |
重さ | 65g |
材質 | 本体:グラスファイバー強化ポリアミド /砥石:ファインセラミックス |
簡単に研げて便利
評価:簡単に研げ、切れ味も復活しました。砥石と違い手も汚れる事なく、短時間で砥げるので重宝しています。
砥石の用意や研ぎ方が難しそう、と思う方はロールシャープナーがおすすめです。研ぎ方にコツもなく、初心者でも簡単に研ぐことができます。
オピネルナイフの分解方法
後述する黒錆加工やオイル漬けをする際に必要となってくるのが、オピネルナイフの分解です。分解の工程でも特に「ピン抜き」が難しいとされています。ピン抜きのコツも、詳しく解説していきます。
■必要な道具
- ハンマー
- ピンポンチ
- 金属ヤスリ
- ペンチ
サイズ | 1.5~7.9mm |
本数 | 9本 |
素材 | スチール |
持っていると便利
評価:ピンの抜取に使うことが多いです。あると意外と使う場面があるので、持っていて損はないです。
■オピネルナイフの分解方法
- ペンチでロックリング(ハンドルとブレードの間のクルクル回転する部分)を外す
- ブレードを固定するピンが出てくるため、金属ヤスリでロゴマークの無い側のピンの出っ張っている部分を削る
- ブレードカバーとピンとの境目がなくなるくらいまで、しっかりと金属ヤスリで削る
- ピンポンチを使い、ロゴマークの無い側から、ロゴマークのある側へ向かってピンを叩く
- ピンが抜けたら、ブレードと止め金具を取り外す
■抜けにくいピンを抜く方法
オピネルナイフのその他の手入れ①黒錆加工
■カーボンブレードに効果的な対策
■必要な道具
- 紅茶のティーバッグ 2~3パック
- 酢
- ピンセット(割り箸などでも可)
- エタノール
- 要らない布
- ビニール手袋
- 紅茶を煮出す鍋
- ブレードを漬けるバッド
■黒錆加工の手順
- 赤錆がある場合は砥石で研いでおき、ハンドルとブレードを分解しておく
- ビニール手袋をはめ、エタノールを染み込ませた要らない布でブレードの皮脂汚れを脱脂する(汚れが付着していると黒錆加工にムラが生じるので、しっかりと汚れをふき取る)
- 紅茶のティーバッグ3パックをお湯400mLで濃く煮出し、酢100mLを加える
- 紅茶液を熱いままバッドへ移し、指紋が付かないようにブレードを漬ける
- 1~2時間程度、浸漬し黒錆加工を施す
- ブレード全体が黒くなっていれば、紅茶液を水で洗い流す
- 必要に応じて上記の研ぎ方を参考に、ブレードを研ぎなおす
オピネルナイフのその他の手入れ②オイル漬け
■オイル漬けは賛否が分かれている
■方法は乾性油にナイフを浸すだけ
- 乾性油
- ビニール袋
- 要らない布またはキッチンペーパー
- サンドペーパー
- 木製ハンドル部分をヤスリで軽くサンディングする
- ビニール袋に乾性油とサンディングしたオピネルナイフを入れ、半日~1日程度漬け込む
- 乾性油からオピネルナイフを取り出し、要らない布またはキッチンペーパーでオピネル表面の油を拭き取る(ブレードを入れる隙間もしっかりと拭き取る)
- ブレードを閉じてセーフティーリングを下にして立てた状態で半日乾燥させる
- ブレードの隙間の油が落ちてきていればふき取る
- ブレードを開いた状態で1日乾燥させる
旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。