モーラナイフおすすめ13選!料理やブッシュクラフトにも使えて便利
モーラナイフについて解説します。バトニングやブッシュクラフト、調理など作業にも使えるモーラナイフの選び方や知っておくと役に立つメンテナンス方法・研ぎ方など詳しく説明。また、錆を防ぐ黒錆加工方法やおすすめ13選も紹介します。

目次
- モーラナイフおすすめ13を紹介!
- モーラナイフの特徴と選び方
- ナイフ初心者のも扱いやすいのが特徴
- 選び方①刃の素材
- 選び方②目的に合ったものを選ぶ
- 選び方③機能性を確認
- モーラナイフおすすめ商品13選
- モーラナイフ コンパニオン
- モーラナイフ ブッシュクラフト サバイバル デザート
- モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティ ステンレス
- モーラナイフ ガーバーグ マルチマウント
- モーラナイフ フィッシング コンフォート90
- モーラナイフ Hook Knife 162 Double Edge
- モーラナイフ エルドリス スタンダード
- モーラナイフ Garberg Black Carbon Leather Sheath
- モーラナイフ カンスボル マルチマウント バーント
- モーラナイフ コンパニオンMG カーボン
- モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティ(カーボンスチール)
- モーラナイフ Allround 731
- モーラナイフ PRO ROBUST
- モーラナイフおすすめ商品13選の比較表
- モーラナイフのメンテナンス方法と研ぎ方
- お手入れ①汚れを落とす
- お手入れ②乾燥させる
- お手入れ③油分でコーティング
- 研ぎ方
- 研ぐときのポイント
- モーラナイフの黒錆加工のやり方
- 準備するもの
- 手順
- モーラナイフに関するQ&A
- モーラナイフおすすめまとめ
モーラナイフおすすめ13を紹介!
キャンプなどに持参すると重宝するモーラナイフ。薪き割り、ブッシュクラフト、野菜や果物を切る時など様々な状況で活躍が期待できるナイフです。初心者から上級者まで人気のあり、種類が豊富にあるので、どれにしようか悩んでいる人も少なくないはず。
選び方のポイントや知っておくと便利なメンテナンス方法・研ぎ方を詳しく説明します。また、黒錆加工の方法を紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
モーラナイフの特徴と選び方
ナイフ初心者のも扱いやすいのが特徴
モーラナイフは、スウェーデン中部にあるモーラ地方で作られている、歴史のあるナイフメーカーです。伝統的な北欧ナイフ、スカンジグラインド形状が特徴。
2000円台から購入できるお手頃の価格、丈夫で切れ味が抜群なので、ナイフの扱いが初めての人からベテランまで人気があるナイフです。他のナイフと比較すると、割と研ぎやすいブレードの形状をしていので、初心者でも扱いやすいですよ。
選び方①刃の素材
ブレードは、ステンレス素材とカーボンスチール素材の2種類があります。
ステンレス素材は、錆びに大変強く、刃こぼれがしにくいです。汚れても水で洗いタオルなど乾いた布で水分をふき取りだけと、メンテナンスも簡単で、必要な時にオイルなどをに塗るのみです。ただ、慣れていないと刃が研ぎにくいです。特に頻繁に手入れをするのが面倒に感じる人におすすめです。
カーボンスチール素材は、なんと言っても刃の切れ味が抜群です。ストンレス素材よりも刃が研ぎやすく、切れ味が悪くなった時でも、研ぐことにより切れ味が元通りになります。ただ、水に濡れた状態のままにすると、確実に錆びます。頻繁に手入れが必要です。切れ味の良さをも求める人におすすめです。
選び方②目的に合ったものを選ぶ
様々なタイプがあるので、どんな目的で仕様するのかもナイフ選びのポイントになります。例えば、焚き火の際の薪割に使用したい人は、ブレードに厚みのある丈夫なナイフが最適です。
耐久性に優れたナイフを探している人は、刃を構成する金属の板が取っ手部分まで一体化しているフルタング構造のものがおすすめになります。
選び方③機能性を確認
焚き火をよくする人は、ファイヤースターター付きが便利ですよ。マッチやライターが無くても、ブレードの背部分をすり合わせることで簡単に火起こしが可能。
薪を割るバトニングから、薪の先端を細かく削るフェザースティック作りまで、1本のナイフで作業ができ大変重宝します。ハンドル部分に仕様している素材も選ぶ際の重要なポイントです。ラバー製のハンドルは、手にフィットしやすく滑りにくいので、作業がしやすいですよ。
モーラナイフおすすめ商品13選
モーラナイフ コンパニオン




コンパニオンは、低価格で初めて購入する人におすすめ万能ナイフです。2.5㎜とブレードの厚みが薄すぎず厚すないので、初心者でも扱いやすいです。調理時の野菜や肉なども良く切れます。
フェザースティック作りなどの細かい作業がしやすのです。細めの木でしたら、バトニングも可能です。ハンドル部分にはラバー製を採用、ナイフの扱いが初めての人でも滑りにくいので安全に作業ができますよ。
ブレードの素材 | ステンレススチール |
全長 | 約219㎜ |
ブレードの長さ | 約104㎜ |
刃厚 | 約2.5㎜ |
重量 | 約84g |

実用的です
評価:値段が安く、ステンレス製なので気兼ねなく使えます。初心者におすすめですよ。
モーラナイフ ブッシュクラフト サバイバル デザート




火起こしに便利なファイヤースターターが付いており、ライターなど持ち歩く必要がありません。刃厚が3.2㎜もあり丈夫で、バトニングがしやすいのが特徴です。火起こし用のフェザースティックも作れるので、この1本で事前準備が一通りできます。
よく焚き火をする人におすすめで、刃長が109㎜もあるので、野菜や肉などカットしやすいです。グリップ部分は、プラスチック製なので汚れに強く、ダイヤモンドシャープナーが備え付いてあるので、刃の切れ味が鈍った時にすぐ研げて便利ですよ。
ブレードの素材 | ステンレススチール |
全長 | 約232㎜ |
ブレードの長さ | 約109㎜ |
刃厚 | 約3.2㎜ |
重量 | 約123g |

ブッシュクラフトが初めての人におすすめ
評価:バトニングやフェザースティック用に買いました。ブッシュクラフトが初めての人には十分です。見た目がカッコよく気にっています。
モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティ ステンレス




低価格な上、構造もシンプルで、初めてナイフを購入する人におすすめです。フェザースティック作りなど細かい作業のブッシュクラフトに重宝します。付属のシースは、プラスチック製でナイフを収納するとホールドされ、ナイフ本体が落ちる危険性が少ないです。
ベルトに掛けアウトドア時などの持ち歩きに便利です。刃厚が3.2㎜と厚めなので、あまり太すぎない薪のバトニングも可能ですよ。
ブレードの素材 | ステンレススチール |
全長 | 約224㎜ |
ブレードの長さ | 約104㎜ |
刃厚 | 約3.2㎜ |
重量 | 104g |

お気に入りです
評価:バトニング用の初めの1本に購入しました。サクサク割れるので癖になりそうです。長く愛用したい1本です。
モーラナイフ ガーバーグ マルチマウント




ブレード部分の金属が取っ手の後ろまで一体化したフルタング構造なので、とても丈夫で、バトニング時など上から木材で叩いても衝撃に強いです。火起こしの際に便利なファイヤースターターは、取っ手の後ろに飛び出ている金属の部分でこするとでき、大変重宝します。
付属のマルチマウントシースは、ベルトやバックパックのショルダーハーネスなどいろいろなところに取り付けが可能。値段が他のモーラナイフに比べ、1万円を超す高めの価格設定のため、本格的にブッシュクラフトをする人におすすめです。
ブレードの素材 | ステンレススチール |
全長 | 約229㎜ |
ブレードの長さ | 約109㎜ |
刃厚 | 約3.2㎜ |
重量 | 約170g |

パーフェクトです
評価:ナイフのデザインや質感、重量、どれをとっても素晴らしいです。めんどくさがりな性格なので、手入れが楽なステンレス製にしました。開封後は、切れ味が今ひとつでしたが、研げば問題ないです。
モーラナイフ フィッシング コンフォート90




刃厚が約1㎜ととても薄いのが特徴で、釣りが好きな人におすすめのナイフになります。魚の下処理やさばきに重宝するナイフです。ブレードの素材は錆強いステンレス製を採用、繊細な作業向きの刃の形状で、小型の魚の下処理やデリケートな作業がしやすいです。
ハンドル部分にはラバー製を仕様、少しカーブがかかった構造で握りやすいように設計されています。
ブレードの素材 | ステンレス銅 |
全長 | 約200㎜ |
ブレードの長さ | 約90㎜ |
刃厚 | 約1㎜ |
重量 | 約62g |

使いやすいです
評価:魚をさばくときだけでなく、硬くて大きいもの以外は、このナイフで十分です。切れ味も抜群です。
モーラナイフ Hook Knife 162 Double Edge


一般的なモーラナイフとは異なり、彫刻刀みたいに木彫りを目的としたナイフです。シングルエッジと違い、 両方に刃が付いているので、押したり引いたりしながら削れるのが特徴です。
平らな形状を作成するよりも穴を彫るように、スプーンやカップなどブッシュクラフトにおすすめ。手袋や指サックなどして使うと、ケガをせず安全に使えますよ。
ブレードの素材 | ステンレススチール |
全長 | 約17㎝ |
ブレードの長さ | 約5.5㎝ |
刃厚 | 約2.0㎜ |
重量 | 約50g |

本格的に穴を掘り込みたい方におすすめ
評価:切れ味が抜群で、直径およそ40㎜の穴がきれいに彫ることができます。10時間彫っても切れ味はそのままです。
モーラナイフ エルドリス スタンダード


ブレードの長さが約59㎜と、とても短いのが特徴的なエルドリス。ブレードの中心から形状が変わっています。薪割の際のバトニングにも適しています。デリケートな作業のフェザースティック作りなど、多少力がいりますが、エルドリスは刃が短いので大変扱いやすいですよ。
小ぶりのナイフなので、箸作りなどのブッシュクラフトにも最適と使用する機会が多くあるナイフです。
ブレードの素材 | ステンレススチール |
全長 | 約143㎜ |
ブレードの長さ | 約59㎜ |
刃厚 | 約2.0㎜ |
重量 | 約80g |

使い勝手がいいです
評価:サイズ感がとてもいいです。何かと重宝します。
モーラナイフ Garberg Black Carbon Leather Sheath




ブラックコーティングされたブレードは、見た目もかっこいいナイフです。グリップ部分は、硬くても力が入れやすいよう設計。ブレードの金属版がグリップ部分の後ろまで一体になっているフルタング構造、丈夫でバトニングの際に重宝します。
細やかな作業のフェザースティック作りや調理時の野菜や肉などのカットもしやすいです。アウトドア時にガンガン使える、頑丈で切れ味がよいナイフを探している人におすすめです。
ブレードの素材 | カーボンスチール(ブラックコーティング) |
全長 | 約22.9㎝ |
ブレードの長さ | 約10.9㎝ |
刃厚 | 約3.2㎜ |
重量 | 170g |

渋くてかっこいい
評価:かっこよくて切れ味が抜群。よく切れるので、キャンプ時に出番が多く、重宝しています。
モーラナイフ カンスボル マルチマウント バーント


ブレードの真ん中部分までは刃厚で、刃先が薄くなっているのが特徴です。薄い部分では、細かい作業のフェザースティック作りや調理時に食材を切る時などに適しています。ブレードが厚めの部分は、バトニングに最適です。
ファイヤースターターを仕様し、ブレードの背部分のひっかきで火起こしもできますよ。
ブレードの素材 | ステンレススチール |
全長 | 約226㎜ |
ブレードの長さ | 約109㎜ |
刃厚 | 約2.5㎜ |
重量 | 約100g |

かっこいいです
評価:ブレードの素材や厚み、形状もとても気にっています。厚みのあるブレード部分で、かぼちゃやニンジンなどの硬めの野菜を切ると、キレイに切れます。
モーラナイフ コンパニオンMG カーボン




コンパニオンMG カーボンは、 刃の素材はカーボンスチールを採用、スカンジグラインドの形状で切れ味がとても良く、お手頃な価格で初心者から上級者まで人気があります。
ハンドル部分は、プラスチック素材を仕様、滑り止めが付いているので滑らず安心して使う事が可能です。多少耐久性が高く、針葉樹の薪ならバトニングもできますよ。錆びが気になる人は、黒錆加工がおすすめです。
ブレードの素材 | カーボンスチール |
全長 | 約21.8㎝ |
ブレードの長さ | 約10.4㎝ |
刃厚 | 約2.0㎜ |
重量 | 約77g |

狩猟の解体や初めての人におすすめです
評価:他のナイフに比べ、研ぎやすいです。刃持ちも良く、クマの解体もこの1本で1通りできました。錆びについては、購入後黒錆加工をしたので、今のところ錆び知らずです。初めての人にもおすすめです。
モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティ(カーボンスチール)



ブレードは厚みが3.2㎜あり、切れ味のいいカーボン素材。針葉樹の大きい木でもバトニングができる魅力があります。低価格で、モーラナイフの中でもコスパが高く人気のあるモデルです。
ブレードは、錆びやすいカーボン素材なので、錆び防止のために黒錆加工をおすすめします。
ブレードの素材 | カーボンスチール |
全長 | 約224㎜ |
ブレードの長さ | 約104㎜ |
刃厚 | 約3.2㎜ |
重量 | 101g |

コスパに優れている
評価:素晴らしいナイフです。この価格でこのクオリティーはすごい。キャンプで使っていますが、切れ味を維持しています。フェザースティック作りや調理に使え、とても便利です。
モーラナイフ Allround 731


他のナイフと比べ、ブレードが14.8㎝と長いのが特徴です。モダンなデザインと美しい形状で外見も魅力的です。一般的なモーラナイフは、ブレードの長さが10㎝ほどなので、場合によっては食材が切りにくく、数回刃を入れなければなりません。
しかし、このナイフはブレードが長いので、特に調理の際、食材がとても切りやすいです。また、カモなど動物の解体にもおすすめです。
ブレードの素材 | カーボンスチール |
全長 | 約27.5㎝ |
ブレードの長さ | 約14.8㎝ |
刃厚 | 約2.5㎜ |
重量 | 約120g |

切れ味最高
評価:さばくときに使用しましたが、すごい!切れ味が抜群です。長めの刃渡りで、とてもきれいにカモがさばけました。猪や鹿もこのナイフ1本でいけそうです。
モーラナイフ PRO ROBUST


カーボンスチール素材のブレードは、切れ味が抜群。小さめの薪を割る時のバトニングから細かい作業のフェザースティック作りまで、この1本で幅広く使用できます。平らなフットグラインの形状は、初めての人でもと研ぎやすいのが特徴です。
バンドル部分は、ラバー製を仕様、手にフィットしやすいです。錆びやすいカーボンスチール素材なので、黒錆加工をおすすめします。刃の先端が若干欠けていたり、背の部分に凹凸があるので、気になる人は研くことで改善しますよ。
ブレードの素材 | カーボンスチール |
全長 | 約206㎜ |
ブレードの長さ | 約91㎜ |
刃厚 | 約3.2㎜ |
重量 | 100g |

とても優秀なナイフです
評価:今まで様々なナイフを見てきましたが、低価格にもかかわらず、切れ味が良くコスパが高いナイフです。切れ味だけでなく、刃持ちが大変良く、刃こぼれがしません。
モーラナイフおすすめ商品13選の比較表
ブランド名 |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
モーラナイフ |
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画像 |
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商品名 |
コンパニオン |
ブッシュクラフト サバイバル デザート |
コンパニオン ヘビーデューティ ステンレス |
ガーバーグ マルチマウント |
フィッシング コンフォート90 |
Hook Knife 162 Double Edge |
エルドリス スタンダード |
Garberg Black Carbon Leather Sheath |
カンスボル マルチマウント バーント |
コンパニオンMG カーボン |
コンパニオン ヘビーデューティ(カーボンスチール) |
Allround 731 |
PRO ROBUST |
特徴 |
・低価格で初めての購入する人におすすめ |
・バトニングやフェザースティック作りに最適 |
・低価格で構造がシンプル |
・フルタング構造で大変丈夫 |
・刃厚が1㎜と薄い |
・木彫り用のナイフ |
・刃が短く扱いやすい |
・ブラックコーティングしてあり、見た目にもかっこいい |
・ブレードの真ん中まで刃厚、先端は薄く、マルチに使える |
・カーボン素材で切れ味が抜群 |
・低価格 |
・ブレードの長さが14.8㎝と長く、食材が切りやすい |
・この1本で幅広く仕様できる |
商品リンク |
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モーラナイフのメンテナンス方法と研ぎ方
お手入れ①汚れを落とす
使い終わった後には、汚れを必ずふき取るようにしてください。汚れをそのままにしておくと、早いうちに錆びてしまったり、刃に匂い残る原因です。特に、油分を多く含んでいる魚や肉など切った後は、中性洗剤を油分をしっかりと洗い落しましょう。
木を切った時も同様、木のタイプによっては樹脂が付いてしまう事があるので、中性洗剤で洗い流すのが最適です。洗い流す時のお湯の温度は、60度くらいがベスト。油汚れがよく落ち、さらに効果的ですよ。
お手入れ②乾燥させる
水分がついたまま放って置くと、錆がこびりついています。汚れを洗い流し、乾いたタオルでよく水気をふき取りましょう。ステンレス素材は、濡れても錆びに強い特徴がありますが、少しも錆びないわけでないので注意してください。
お手入れ③油分でコーティング
カーボン素材は、よく乾燥させた後に油分でコーティングしましょう。油分でコーティングすることで、切れ味の良さを保ち、錆び防いでくれる作用があります。
油分は、刃物専用のものが最適ですが、もしなければ、自宅にあるサラダ油やリップクリームで代用しても効果があります。ただし、長い間使わずそのまま放置した状態では、コーティングをした油分が酸化し、逆に油分が錆びの原因になりかねません。
ナイフを使わない場合でも、最低月に1回はメンテナンスを心がけてください。ステンレス素材は、しっかりと乾燥させるのみで大丈夫です。
研ぎ方
間違った研ぎ方では、いい研ぎ石を仕様しても、鋭い刃にはなりません。はじめに、砥石を10分くらい水につけます。濡れた砥石をそのまま机に置くと滑りやすいので、砥石の下に濡れふきんなどの布を敷いて下さい。まず、荒削りに#1000の砥石を仕様。
砥石に対してブレードの部分が15度くらいになるよう当てるのが一般的な研ぎ方です。できるだけ角度を変えずに、押し時に若干力を入れ、両面を研ぎます。刃の歪みを防ぐためにも、研ぎ方は、刃の先端から根元部分までしっかりと研いでくださいね。
仕上げには、#3000~#4000くらいの砥石を仕様し、同様の研ぎ方で研ぎます。
研ぐときのポイント
研ぎ方のポイントは、砥石とナイフを頻繁に濡らしながら水分がなくならないようにしましょう。水分が不足したまま研いでいると、摩擦により熱が発生し、ナイフが歪む原因です。また、研いでいると、粒子を含んだ黒っぽい色のとぎ汁が出てきます。
ナイフなど研ぐ時は、このとぎ汁を使い研ぐので、洗い流さないようにしてくださいね。荒研ぎだけでは、刃に傷が多く、切れ味もそれほどよく状態です。仕上げに、3000~#4000の砥石で研ぐことで、見た目にもきれいな刃で切れ味がよく仕上がります。
モーラナイフの黒錆加工のやり方
準備するもの
カーボン素材のナイフは、使用すると赤錆びが発生してきます。使う前にあえて黒錆加工をすることで錆の発生を防いでくれるのでおすすめです。黒錆加工をする際は、紅茶のティーパック、レモン汁またはお酢、500mlのペットボトルを用意します。
紅茶などに含まれている成分のタンニンが黒錆加工に欠かせません。また、紅茶と混ぜるためにレモンを使いますが、結構大量にレモン汁を使用するため、レモンを絞る手間がいらない市販のレモン汁の方が便利ですよ。また、レモン汁がない場合は、お酢でも黒錆加工が可能です。
ペットボトルは、ナイフがしっかりと溶液に浸り黒錆加工ができる高さに切ってください。
手順
- 食器用の中性洗剤をぬるま湯に溶き、ナイフを約15分つけ、ブレード部分の脱脂をする。
- スポンジを使い、ナイフをよく洗い流す。
- 水を入れた鍋を沸騰させ、沸騰したらティーパックを5個くらい入れ2,3分煮出し、加工液を作る。
- 煮出した紅茶にレモン汁あるいはお酢を入れる。(紅茶とレモン汁またはお酢の割合は、8:2)
- ペットボトルに加工液を入れ、その中にナイフを3時間くらい浸ける。
- ナイフをしっかりと水で洗い流し、その後よく乾燥させる。
- オイルを塗る
洗剤液に浸け、きちんと脱脂ができれば、ムラもなく黒錆が定着します。念入りに脱脂したい人は、パーツクリーナーなどの脱脂剤がおすすめです。加工液につけ、30分くらい経過すると刃の表面に小さい気泡が浮かんできます。
時間が経過すればするほど、加工液が茶色から濁ったドブ水のように濁ります。3時間ほど経過し、加工液から取り出した後、まだ刃には触らないようにしてくださいね。黒錆が定着するのは乾燥してからです。加工液をよく洗い流します。
黒錆加工の仕上げの重要なポイントは、乾燥です。自然乾燥でもドライヤーを使用してもかまいませんが、しっかりと乾燥させましょう。黒く光るかっこいいナイフに仕上がりますよ。
モーラナイフに関するQ&A
- モーラナイフを購入しました。研ぐ回数や研ぎ方の注意点を教えてください。
ナイフは、使えば使うほど切れ味も悪くなります。研ぐ頻度は、2~3回くらい使用したごとに研ぐようにしましょう。ただし、モーラナイフのエルドリス特殊な刃の形状をしているので、研ぎ方が異なります。
一般的な研ぎ方ですると切れなくなる恐れがあります。
- ハンドル部分はどのように手入れしたらいいでしょうか?
ラバー製のハンドルの場合、油分が付くとグリップが滑りやすくなります。そのような場合は、中性洗剤を使い洗いましょう。熱湯で除菌を行うと、ラバーが変形する可能性があります。洗剤やアルコールでの除菌がおすすめです。
モーラナイフおすすめまとめ
モーラナイフは、クオリティーが高く、キャンプなどのアウトドアで大変活躍が期待されてるナイフです。性能が高いだけでなく、価格も安いので、ガンガン使える魅力があります。
薪割のバトニング、フェザースティック作り、食材を切ったり、魚の下処理など、1本あるだけで色々な場面で使え大変便利です。メンテナンスや研ぎ方を知っておくことで、長い間愛用できます。
自分に合ったモーラナイフを選び、キャンプをより快適にしてはいかかでしょうか?

この記事のライター
Kalimiki
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