冬キャンプで役立つテント内暖房器具は?選び方や種類・注意点も解説!
冬キャンプで役立つテント内暖房器具について解説します。テント内で暖房器具の選ぶ時のポイントやホットカーペット・電気毛布など寒さ対策に欠かせないテント内暖房器具の種類を紹介。また、テント内で暖房器具を仕様する際の注意点も説明します。

目次
- 冬キャンプで役立つ「テント内暖房器具」について解説!
- テント内の暖房器具の選び方
- 選び方①使用シーン
- 選び方②使用人数
- テント内暖房器具の種類
- 種類①ホットカーペット・電気毛布
- 種類②セラミックヒーター
- 種類③湯たんぽ・電気アンカ
- 種類④電気ストーブ・石油ストーブ
- テント内暖房器具と合わせて使いたいアイテム
- アイテム①野外用延長ケーブル
- アイテム②ポータブル電源
- アイテム③銀マット
- アイテム④サーキュレーター
- アイテム⑤一酸化炭素チェッカー
- テント内暖房器具を使う際の注意点
- 注意点①一酸化炭素
- 注意点②火災
- 注意点③漏電の可能性
- 注意点④電源サイトが必須
- テント内暖房器具を取り入れて快適な冬キャンプを!
冬キャンプで役立つ「テント内暖房器具」について解説!
冬キャンプは、防寒対策などが難しく、初心者キャンパーに避けられていましたが、暖房器具などの寒さ対策の用品も増え、最近人気があります。ホットカーペットや電気毛布など、テント内で暖かく過ごすための暖房器具の種類を紹介。
また、寒くて、ついテント内を締め切ったままにしてしまうと、一酸化炭素中毒や火災などの危険があります。テント内で暖房器具を仕様する際の注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
テント内の暖房器具の選び方
選び方①使用シーン
安全性を考えると、テント内で使う暖房器具は、電化製品が適しています。例えば、セラミックヒーター、電気毛布、ホットカーペットがおすすめです。
テント内で薪ストーブや石油ストーブなどの暖房器具は、一酸化炭素中毒や火災などの危険性があるので、しっかりと注意点を踏まえ、使用するようにしましょう。
選び方②使用人数
テントを使用する人数により、最適なテント内暖房器具が変わってきます。ソロキャンプや少人数でのキャンプの場合、暖かさが弱いといった口コミもあるセラミックヒーターやガスヒーターなどコンパクトな暖房器具でもテント内が暖かくなり快適です。
ファミリーキャンプの場合は、テント内のスペースも広いので、薪ストーブや石油ストーブなどの暖房器具を使用しすることで、テント内全体がよく暖まります。テント内で薪ストーブや石油ストーブを扱う場合は、しっかりと換気を行いようにしてくださいね。
テント内暖房器具の種類
種類①ホットカーペット・電気毛布
電源を確保する必要があるので、電気サイトやポータブル電源の持ち込み可能な場合、テント内でホットカーペットや電気毛布があると、体温が奪われず、暖かく快適に睡眠をとることができます。
電気毛布は、コンパクトに折りたたんで持ち運びができたり、それぞれ、寝床を自分の好きな温度に調節可能。最近では、消費電力が少ない省エネのものも多くあります。
ホットカーペットは、広い範囲を温めができるメリットがあります。どちらも火を使わないので、テント内暖房器具で一酸化炭素中毒や火災などの危険がなく安心して使用できる魅力がありますよ。
ホットカーペット


左右半分のみ暖めることができたり、省エネモードが搭載されており、電気代の節約になります。中・高の温度調節付やダニ退治機能も搭載。折りたたんでコンパクトに持ち運びが可能です。大きさは、3畳なので、ファミリーキャンプにおすすめです。
他にも1畳や2畳サイズとソロキャンプや少人数用のサイズもありますよ。
サイズ | 約195×235×0.1㎝ |
消費電力 | 740W |
重量 | 約4.1㎏ |

暖かいです
評価:空気をきれいにしているかどうかは、よく分かりませんが、テント内はポカポカ暖かいです。クッション性がないので、下に厚手の銀マットを敷くのがおすすめです。
電気毛布




心地よい肌触りのポリエステル素材を採用、頭寒足熱配線機能で、冷えがちな足元をしっかりと暖めてくれます。3段階の温度調節ができるスライド式のコントローラー付きです。
キャンプで汚れてしまっても、自宅での丸洗いができ、いつでもキレイな電気毛布を仕様できます。ほかにも、ポリ袋に入れ、布団の間で挟んでおくとダニ退治ができる機能付きです。
サイズ | 約130×80㎝ |
消費電力 | 40W |
重量 | 約0.7㎏ |

便利です
評価:冬キャンプで、底冷え対策のため、厚手の銀マットの上に電気毛布敷います。寝る時は、強にして、ほんのりあったかさが伝わり快適です。
種類②セラミックヒーター
セラミックヒーターも電源の確保が必須です。サイズがコンパクトで、かさばらずキャンプの際の持ち運びにも便利。薪ストーブや石油ストーブと比較すると暖かさは弱いですが、火災の危険性が少なく安全です。
あらかじめ長時間使用することを考えられているので、冬キャンプのテント内暖房器具としておすすめです。また、テント内は、乾燥しやすいので、濡れたタオルなどを干したりと、乾燥対策も忘れずにしてくださいね。
セラミックヒーター




転倒した際や持ち運びの時は、自動的に止まるので、テント内でも安心して使用ができます。オンとオフのみととてもシンプルなセラミックヒーターです。
コンパクトで小さめですが、電気毛布や電気カーペットと併用すれば、寒いテント内でも快適に過ごすことができます。寝ている間もヒーターの音がうるさくないのも魅力です。また、多少の結露も防いでくれますよ。
サイズ | 17×12.5×27㎝ |
消費電力 | 600W |
重量 | 1.4㎏ |

重宝しています
評価:荷物が多くなりがちな冬キャンプでは、小さくコンパクトで車に積むときに便利です。一酸化炭素中毒の心配もないので、寝ているときもつけっぱなしに出来きます。
種類③湯たんぽ・電気アンカ
湯たんぽは、お湯を入れるだけと使い勝手も良いテント内暖房器具です。小型の湯たんぽは、すぐに暖かさが長い間持続せずすぐに冷めてしまいます。大きめのサイズで、1人ずつ使用できるよう人数分準備してくださいね。素材は、金属、プラスチック、ゴムがあります。
電気サイト場合のは、消費電力の少ない電気アンカもおすすめです。座布団のように椅子に敷くものやシェラフの足元に入れるタイプなど、色々な形があります。冬キャンプで、椅子などに座って手軽に使えるテント内暖房器具です。
湯たんぽ


ウエットスーツ生地を仕様していて、手で触った時に柔らかく感じます。ゴム製なので、お湯を抜けば、コンパクトに収納でき、持ち運びに便利です。
また、低温やけどもある程度回避できるので安心です。どこでもソフト湯たんぽは、ロート付きでお湯の注ぎがしやすい魅力があります。
サイズ | 約23×16×8㎝ |
重量 | 約160g |
容量 | 約1ℓ |

あったかい
評価:あったかいです。氷点下までいかない環境では、寝袋の中が熱すぎました。よく眠れたので、これからも冬のキャンプで活用したいと思います。ただし、お湯を入れ、他の事をしていると湯たんぽの素材が柔らかく、動いてしまうので注意が必要です。
電気アンカ


ふんわり柔らかいタイプの電気アンカです。電気アンカソフトは、あんかの中でもサイズが大きいので、広い範囲を暖めることが可能、寝ている最中に寝返りをしても安心です。消費電力の少ないので、冬のキャンプで人気のあるテント内暖房器具の1つですよ。
サイズ | 幅26×奥行31×高さ3㎝ |
消費電力 | 20W |
コードの長さ | 約2ⅿ |

予想以上に暖かいです
評価:湯たんぽも好きなんですが、お湯を扱う手間を考えると、私的には、電気アンカがおすすめです。思っていたよりも暖かく快適です。電気アンカの暖かさは、あなどれませんよ。
種類④電気ストーブ・石油ストーブ
電気ストーブは、テント内で一酸化炭素中毒の危険性や火災になりにくいので、安全に使用できる暖房器具です。テント内に嫌なにおいがないのも特徴。電気ストーブは、テント内を温める暖房器具と言うよりも手や足などを体の末端を暖めるのに便利です。
石油ストーブは、テント内全体を温められ、持ち帰って自宅でも使用ができますが、灯油を入れたり、また抜いたりする手間がかかります。テント内で寒いからと言って、ずっとつけっぱなしにしておくと、灯油が切れてしまう可能も。
また、一酸化炭素中毒などの危険性もあるテント内暖房器具なので、一酸化炭素チェッカーを忘れずに用意をしてくださいね。
電気ストーブ





扱いがシンプル、軽くて持ち運びがしやすいのが特徴です。暖かさが3段階に調節可能、暖房器具を使用しているとテント内が乾燥しがちですが、加湿機能付きで乾燥対策もバッチリ。万が一倒れた際は、電気が自動的にOFFになるので安心です。
サーモスタットが内蔵されており、テント内の温度が一定以上になると電源が切れるようになっていますよ。
サイズ | 36.5×16×45㎝ |
消費電力 | 強990W、中660W、弱330W |
重量 | 2.5㎏ |

けっこいう暖かいです
評価:パワーが暖かいですよ。スチームがポコポコと音がするのが若干気になりますが、デザインも部屋と合っていていい感じです。
石油ストーブ


特殊ガラスコーティングで、炎の円形が7種類に美しく光るのが魅力です。約40Wの明るさがあり、停電の際にも活躍が期待されます。コンパクトなのでキャンプ時など、車の荷台に載せるとき便利。
消火の際に嫌なにおいがしがちですが、未燃ガスをゆっくりと消してくれるニオイセーブ消火を搭載。2重タンク構造を取り入れ、万一倒れた時にもオイルこぼれを防いでくれます。
サイズ | 474.5×388×388㎜ |
重量 | 約6.2㎏ |
タンク | 4.9ℓ |

使い勝手がいいです
評価:テント内がしっかりと温まります。石油ストーブの上で鍋など調理もでき、使いやすいです。電気を使わないし、コンパクトで持ち運びしやすいです。
テント内暖房器具と合わせて使いたいアイテム
アイテム①野外用延長ケーブル
キャンプで延長ケーブルを使う際は、自宅で使用している延長ケーブルでは、雨に濡れるとショートする可能性があり、とても危険です。野外用の延長ケーブルは、防水・粉塵仕様なのため、ケーブル自体しっかりと防水対応がされています。
プラグ部分も濡れるのを防ぐため、カバーが付いているので、安心して使うことが可能です。
アイテム②ポータブル電源
電気が利用可能のキャンプサイトであれば、電源は確保できますが、電気の利用不可能なキャンプサイトでもポータブル電源を持参することで、テント内で電源が確保でき、ホットカーペットや電気ヒーターなどの暖房器具の使用が可能です。
冬キャンプに出かける前に、電気不足にならないよう、ポータブル電源の利用可能時間をチェックしてくださいね。また、蓄電タイプは、使いやすくファン音が少ないのでおすすめです。
アイテム③銀マット
冬キャンプの場合、テント内の底冷え対策が必要です。銀マットは、床からの冷気を防止でき、大変重宝するアイテムです。厚めの銀マットは、底冷えを防止する上に、クッション性があるので、快適な寝心地が期待できますよ。
暖房器具とプラスして使用すると、床からの冷気をしっかり防止できおすすめです。
アイテム④サーキュレーター
テント内では、空気の循環がしずらく、こもりがちです。サーキュレーターは、空気の循環をよくする、扇風機のような役目をしてくれます。また、テント内の結露を少なくしてくれるメリットも。
テント内でストーブなどの暖房器具を使用する際、ストーブの前にサーキュレーター設置することで、ストーブから遠い場所にも暖かい空気が循環しますよ。電気式やモバイルバッテリー式、乾電池式などいろいろなタイプがありますよ。
アイテム⑤一酸化炭素チェッカー
一酸化炭素は無臭です。そのため、テント内でストーブを付けたまま換気が不十分だと、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性が考えられます。安全を考え、キャンプ用の一酸化炭素チェッカーを持参して、テント内で濃度を測定が必要です。
テント内暖房器具を使う際の注意点
注意点①一酸化炭素
テント内を締め切ったままの換気が不十分な状態でストーブを燃焼し続けると、酸素不足状態になり、通常通り燃焼できず一酸化炭素が発生。
一酸化炭素を吸い続けてしまうと、頭痛やめまいや吐き気などの症状を引き起こし、最悪の場合は、死に至り深刻な状況になります。
注意点②火災
テントの素材は、綿やナイロン・ポリエステルなどの化繊です。火がテントの生地に着火すると同時に炎が広がります。2018年には、69歳の男性がテントが全焼し、死亡した事故がありました。
原因は、シェラフのそばで、カセットボンベを使用するガスストーブを仕様。知らない間に燃え移り、テントの影も形もなくなってしまったそうです。
冬のキャンプは、防寒対策のための敷物など、化繊素材で燃えやすいものが多く、テント内で暖房器具を仕様すると、火災の危険性も増すので注意が必要です。
注意点③漏電の可能性
キャンプ場に備え付いてる電源を利用する場合には、電源はテントの外にあり、そこからテント内に電源を取り入れなければなりません。
キャンプ場で使用する際は、自宅で使用している電源タップでは、雨や雪など濡れると、漏電の危険があるので注意が必要です。
注意点④電源サイトが必須
防寒対策が必須の冬キャンプは、電気サイトをおすすめします。電気サイトなら、テント内でホットカーペットや電気毛布やセラミックヒーターなどの暖房器具の使用ができ、一酸化炭素中毒や火災の危険性も少なく安全です。
テント内でホットプレートや暖房器具など電力を気にせず使用してしまうと、キャンプ場のブレーカーが落ちてしまう可能性もあります。電源サイトを利用する際は、上限を確認するようにしてくださいね。
テント内暖房器具を取り入れて快適な冬キャンプを!
夜に輝く星空を見ながら、焚き火をし、のんびりと静かに過ごせる冬キャンプは魅力がいっぱいです。そんな、冬キャンプ、テント内を暖かく過ごせすためにも暖房器具などでの寒さ対策が欠かせません。
テント内の使用人数やテントの広さにより暖房器具の種類が変わってきます。銀マットと合わせて暖房器具を仕様すると、底冷えがしっかりと抑え快適です。
また、薪ストーブや石油ストーブなどの暖房器具をテント内で使用する際は、一酸化炭素中毒や火災などの危険性もありますので、注意点もしっかりと抑えてくださいね。

この記事のライター
Kalimiki
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