オイルランタンはどんなものがおすすめ?
オイルランタンの魅力は単なる照明器具ではなく癒しがあることです。
オイルランタンの炎が揺らいでいるのをを見ているだけで自然と心が和みます。デザインもおしゃれなものから無骨なものまでありますが不思議とどんな場所にも溶け込むことも特徴。
ただしオイルランタンを選ぶ上で押さえておきたいポイントがいくつかあります。ポイントを押さえてオイルランタンを選べばさらに心癒されるキャンプになりそうですね。
これは知っておこう!オイルランタンを選ぶポイント
オイルランタンを選ぶ時には用途とデザインのバランスが大切です。
オイルランタンはデザインが魅力的なので目が行きがちですが、異なる用途の製品を選んでしまっては目的が果たせません。また用途ばかり気にしていても他のデザインの存在を知った時に後悔することになります。
ここではオイルランタンを選ぶ時のポイントを5つに分けて解説します。ポイントをつかんで自分に合うオイルランタン選びに役立ててください。
■オイルランタンの選び方①:燃料で選ぶ
- 灯油:手に入りやすい。単価が安い。ニオイが気になる。煤が出る。オイルランタンの手入れに手間がかかる。
- パラフィンオイル:煤(すす)をほとんど発生しない。ニオイが少ない。容器を選ばない。引火性が低い。手入れが簡単。値段が高い。(灯油の約10倍)
上記にまとめたようにオイルタンタンに使用される燃料には灯油とパラフィンオイルの2種類があります。2種類の燃料のうちキャンプ初心者や家族キャンプにおすすめの燃料はパラフィンオイルです。
パラフィンオイルは煤やニオイが少なく引火性が低いからです。実際に使う時にもオイルランタンの手入れがしやすく、引火性が低いため取り扱いしやすいことが魅力です。ただし値段が灯油の約10倍と高いことが欠点となります。値段のマイナス分を考慮してもキャンプ初心者にはパラフィンオイルを使用したオイルランタンがおすすめです。
■オイルランタンの選び方②:タイプで選ぶ

- ハリケーンランタン:ハリケーンでも消えないほどの高い防風性能。メインランタンとしても使用可能。
- テーブルランタン:キャンプだけでなく室内も想定。がラスや真鍮(しんちゅう)を使っておしゃれなデザインの物が多い。
オイルランタンの種類はハリケーンランタンとテーブルランタンに大きく分けられます。キャンプ用として初めてオイルランタンに挑戦するならハリケーンランタンが良いでしょう。
ハリケーンランタンは名前のごとくをハリケーンでも消えないほどの高い防風性能を備えています。キャンプでは屋外での使用が想定されるので風に強いことは魅力です。
一方でテーブルランタンはがラスや真鍮を使っておしゃれなデザインのものが多いのが特徴です。テーブルの雰囲気作りをしたいならテーブルランタンが向いています。
■オイルランタンの選び方③:燃焼時間で選ぶ

非加圧式のオイルランタンの燃焼時間の目安はタンク容量300mlで約20時間程度ですので、300ml以上のオイルランタンを選べば継ぎ足しなく1泊過ごせる計算となります。
オイルランタンのタンク容量は200ml程度の小容量から400mlの大容量のものがあります。見た目だけでなく宿泊の日数やスタイルに合ったタンク容量のオイルランタンを選びましょう。
■オイルランタンの選び方④:芯で選ぶ
オイルランタンの芯の種類は平芯・巻芯・棒芯3種類があります。3種類の中で1番よく使われているのが平芯で芯の幅が広いほどオイルランタンは明るくなります。
平芯の幅は3mmごとに1部芯2部芯と幅が広くなり一番広いのが7部芯です。2部芯で豆電球(4W)、7部芯で読書灯(15W)が明るさの目安となるので使用目的に合ったオイルランタンを選びましょう。
■オイルランタンの選び方④:デザインで選ぶ
オイルランタンの魅力は多くのデザインの中からお気に入りの一品が選べる点にもあります。美しくおしゃれなものから無骨なデザイン。サイズが豊富で味のあるビンテージまで種類が豊富です。
たとえ同じ種類のオイルランタンでもどの色を選ぶかでガラッと雰囲気が変わったりします。オイルランタンを選ぶ時には実際のキャンプを想像しながら色や素材などの細部までこだわりましょう。
おすすめのオイルランタン5選
ひとことにオイルランタンと言っても大きさからデザインまでまちまちです。無骨なデザインのものからあっと目を引くキレイなものまで5種類に絞って紹介します。用途に応じて明るさの違いもあるので参考にして下さい。
■おすすめのオイルランタン①:KAMEYAMAオイルランタン
サイズ | 115×150×270mm |
重さ | 340g |
タンク容量 | 約200ml |
使用燃料 | パラフィンオイル・白灯油 |
燃焼時間 | 約6時間 |

コスパが最高
評価:初めてのオイルランタンなので日本のメーカーのものにしました。 値段が値段なのであまり期待していませんでしたが届いてみるとデザインもカッコよくてコスパ最高です。
■おすすめのオイルランタン②:CAPTAIN STAG UK-507
サイズ | 120×100×190mm |
重さ | 250g |
タンク容量 | 約120ml |
使用燃料 | パラフィンオイル・白灯油 |
燃焼時間 | 約10時間 |

レトロな感じに満足
評価:レトロな雰囲気のものを探していたので選びました。とても気に入り満足しています。
■おすすめのオイルランタン③:DIETZ D78 MARS ゴールド
サイズ | 150×265mm |
重さ | 470g |
タンク容量 | 約340cc |
使用燃料 | 灯油・パラフィンオイル |
燃焼時間 | 約20時間 |

真鍮がキレイ
評価:真鍮の色がキレイなので選びました。現状も気に入っていますが年数が経って味が出るのも楽しみです。
■おすすめのオイルランタン④:Petromax HK500
サイズ | 170×400mm |
重さ | 2.4Kg |
タンク容量 | 1L |
使用燃料 | 純粋なパラフィンオイル・灯油 |
燃焼時間 | 約8時間 |

前々から憧れていた
評価:前々から憧れていたPetromaxをついに買っちゃいました。見た目も明るさもサイコー。
■おすすめのオイルランタン⑤:FEUERHAND ベイビースペシャル276
サイズ | 150×260mm |
重さ | 520g |
タンク容量 | 340ml |
使用燃料 | 灯油、またはスターパラフィンオイル |
燃焼時間 | 約20時間 |

迷った挙げ句に
評価:せっかくだからと迷った挙げ句にど定番に。やっぱりこれにしてよかった。
おすすめのオイルランタン比較表
商品名 | KAMEYAMAオイルランタン |
---|---|
CAPTAIN STAG UK-505 | DIETZ D78 MARS ゴールド |
Petromax HK500 | FEUERHAND ベイビースペシャル276 |
サイズ | 115×150×270mm |
120×100×190mm | 150×265mm |
170×400mm | 160×260mm |
重さ | 340g |
250g | 470g |
2.4Kg | 520g |
タンク容量 | 約200ml |
約120ml | 約340ml |
1L | 340ml |
使用燃料 | パラフィンオイル・白灯油 |
パラフィンオイル・白灯油 | パラフィンオイル・白灯油 |
純粋なパラフィンオイル・灯油 | 灯油・スターパラフィンオイル |
特徴 | ・日本のメーカー ・手入れがしやすい ・部品調達が容易 |
・コンパクト ・レトロ ・おしゃれ | ・信頼性 ・カラーバリエーション豊富 |
・圧力式 ・明るい ・価格が高い | ・信頼性 ・無骨さ |
価格 | 2,750円 |
3,180円 | 8,668円 |
41,000円 | 5,720円 |
公式サイト | 楽天市場 |
いろいろなオイルランタンを紹介してきましたが初心者におすすめのオイルランタンはKAMEYAMAオイルランタンです。ローソクで有名な日本の老舗メーカーの商品なので安心感があります。
リーズナブルな価格にも関わらずオイルランタン特有の心が和む光を感じることができます。分解してお手入れがしやすいシンプルな構造です。パーツが入手しやすいところも初心者向きですね。
まとめ:おすすめのオイルランタンを比較してお気に入りをみつけよう
キャンプで注目が集まっているオイルランタンのおすすめ商品を紹介してきました。オイルランタンを選ぶ時には用途とデザインのバランスが大切にしましょう。
デザインばかりに注目しているとランタンとしての目的が果たせません。また用途ばかり気にしていても他のデザインの存在を知った時に後悔することになります。商品比較を参考に自分に合ったオイルランタンを見つけて下さい。
オイルランタンには単なる照明器具ではない魅力があります。炎が揺らいでいるのをを見ているだけで自然と心が和みます。ポイントを押さえてオイルランタンを選べばさらに心癒されるキャンプになりそうですね。

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旅行とアウトドアが好きです。2匹の猫とゆったり過ごしています。